登録日:2012/06/13(水) 20:48:55
更新日:2024/06/17 Mon 21:22:08
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魔法都市ジオの魔法学園の教師だが、授業中はギャグを言ってばかりでまともに授業はしていない。
また、学生が言うには今では本当の召喚魔法を使える者はいないらしく、冒頭のセリフも本当かどうかは怪しい。
「ギャグはいいからマジメに授業してほしいよ」
生徒で
珠魅(じゅみ)であるエメロードの保護者役であるが、彼女を「クズ石」呼ばわりした事から同じ珠魅である瑠璃からキレられるなど、小物っぽい。
さらには見た目が魔法陣そのもの
…というか
丸い絨毯が中に浮いているような存在。
と癖の強いキャラの多い今作でもぶっちぎりの変な見た目。
上のことも合わせて今作での
ネタキャラと言えるだろう。
その正体は過去の戦争で活躍した歴史書にも名が出るほど高位の召喚士。
戦争の経験から、その原因となったマナの力を嫌悪しており、戦争を繰り返さないためにマナの木の復活を阻止しようとしていた。
その体は召喚魔法の使い過ぎで魔法陣に閉じ込められてしまったが、彼自身はそれを悲劇を引き起こした戒めと受け入れている。
過去に珠魅の核を買い求めたことがあり、その罪滅ぼしからか珠魅の運命には関心があるよう。
また、エメロードの事を「クズ石」呼ばわりしたのも、狙われやすい珠魅の核を周りに価値の無いものだと思わせるためであり、エメロードもこれに承知していた。
物語終盤、草人を夢に閉じ込めてマナの木の復活を妨げるヌヌザック。
そこに現れマナの木の必要性を説く賢人
ポキール。
この場面は哲学的な今作においても人気のある場合であり、力と愛について考えさせられる名場面である。
聞かずに外で待つこともできるが
「(もしマナの木を奪いあって戦争が起きるようなことになれば)、私は学生に、本当の召喚術を教えなければなりません。それこそ世は闇です」
間の抜けた感じの印象だった先生が実は本当に凄い人という展開や、最後のポキールとの会話から隠れた人気のあるキャラであり、今作での漢と呼ぶにふさわしいだろう。
ちなみに珍妙な姿であるがこれでもれっきとした人間である。
LOM世界での人間の定義は「頭と手足4本あれば人間」くらい大雑把であるが、それに当てはまらない彼も人間扱いされている。
そしてこの体は魔法生物ではないらしい。よくわからない存在だ。
なお本体は霊界に閉じ込められているとか。
- 手品師みたいなハト呼び出しばっかりしか作中ではしてないけど、本当の召喚術を披露することになったらそれこそどんな化け物を呼び出せるのやら -- 名無しさん (2022-04-23 09:19:20)
- 力は上手く使えば人を幸せにする、人間の力を信じよう!というポキールとの問答は大人になって眺めるとヌヌザックに同調するようになった。 -- 名無しさん (2022-05-05 18:50:04)
- 俺もヌヌザックに同調してしまうが、ポキールの語るような希望が羨ましくもある -- 名無しさん (2024-04-24 22:00:36)
- 人間は愚か者しかいないと諦めているが、善性を信じたいと願っている。マナの七賢人は益体も無い繰り言ばかり述べてる連中と愚弄したが、その知恵で人間を導いてほしいのが本音でもある。肉体的には人間辞めてるけど、とても人間らしい二面性のある人物だと思う -- 名無しさん (2024-06-12 21:48:15)
- 昔はよくわかってなかったけど、一応大人になって思う。絶対にヌヌザック派。過ぎた力があれば確実に闇の時代しか来ない。 -- 名無しさん (2024-06-17 20:40:49)
- 今の世の中、自分が生み出した悪いイメージと戦ってる人は少なくないだろうからな。ヌヌザックに共感する人の方が多いかもしれない。 -- 名無しさん (2024-06-17 21:22:08)
最終更新:2024年06月17日 21:22