登録日:2025/08/18 Mon 21:54:54
更新日:2025/08/18 Mon 22:43:53NEW!
所要時間:約7分で読めます
<概要>
怪しい路地裏は
妖怪ウォッチのさくら住宅街に存在するマップの一つである。妖怪ウォッチ1〜3まで魚屋 魚良の裏近くの入口から足を運ぶことが出来た。
<妖怪ウォッチ1 体験版>
このマップは妖怪ウォッチ1の体験版から入ることが出来た。行く目的はお姉さんから課せられる「悪い妖怪を3匹倒す」という任務を遂行するため。
路地裏へ入ると「くろかみ店員」が立ち尽くしているので、その周りをサーチすると「ネガティブーン」が見つかる。倒すとミッションクリア完了だ。
また、マップ内には他に二人の人物がいる。それは「ちゃぱつ店員」と「なぞのおじさん」の二人だ。(なぞのおじさんはエラベールコインや廃屋のカギを貰えたり、ポールイベントで屁をこくあの「なぞのおじさん」とは別物なので注意。)
ちゃぱつ店員は話しかけると「あ あいつ あんなところでサボってたのか。いつもは 真面目で良いやつなのに急にどうしたんだ?」と言う。普段と異なる様子のくろかみ店員を気にかけているようだ。
なぞのおじさんは話しかけると「こんなすみっこまで来てくれてうれしいよ。何かごほうびをあげたいなぁ…」と言う。ボロン…とはならない。その後、「…… やっぱり体験版だからやめておくよ。」とメタ発言をかます。まるで、主人公がメニューを開けないという仕様を把握しているかのようだ。
ちなみに、ネガティブーンの他に同マップのゴミ捨て場には「みちび鬼」が出現する。前述した通り本作ではメニューが使用不可なので、もし仲間になってもパーティに編成して共闘することは出来ない。
その他に、ゴミ捨て場からは「にんじん」「銅のこけし」「小けいけんちだま」も拾える。これらも依然として使えない。まあ、ゴミに紛れたにんじんを与えられても嬉しくないだろう。
最後に、製品版ではウォッチロックCが掛かっているドアは存在しない。しかし、その先にあるはずの「さびしげな水路」には行くことが不可能。見えない壁に遮られてどうやっても進めないのだ。
<妖怪ウォッチ1>
妖怪ウォッチ1で一番初めにここへ行くのは、
ジバニャンが元々大事にしていたエミちゃんの写真をある野良妖怪から取り返すためであろう。
そして、この野良妖怪に話しかける前に探索欲求が強いプレイヤーが取る行動がヘンな「C」と書かれた扉の詳細確認だ。先程もチラッと触れたようにこのヘンな扉は「ウォッチロック」と呼ばれるものである。妖怪ウォッチのランクが扉に書かれたランク以上になると開放できる、という不思議な扉だ。この時点で主人公はウォッチランクEなので当然開けることは出来ない。
また、マンホールの中が気になるプレイヤーもいるかもしれないだろう。マンホールに近づいて梯子を下ることで桜町地下水道に行ける。このとき出る地点は方角にして南東にある入口だ。現時点では桜町地下水道のどのドアも開けることは出来ず、黄色宝箱から「さびたゆびわ」を入手できるのみ。でも、ドアの向こうに何が待ち受けているのか気になった人も多いだろう。
さて、ウォッチロックの説明をウィスパーから受けた後に出会うであろう野良妖怪の正体は「グレるりん」だ。主人公は交渉を進めるもジバニャンを「ダサ猫」と罵倒したり、エミちゃんを「マブいオンナ」と呼んだりして写真を中々返してくれない。そこでいよいよ戦闘することになる。倒すと「グ グレてやるー!」と言い放ち消え去る。ケータが「とっくにグレてるし…」と冷静にツッコむシーンが面白い。
その後、主人公が路地裏から退散しようとすると御用田さんに足止めを食らう。指名手配妖怪についての説明を一通り受けた後にやっとジバニャンのもとへ行けるぞ。
次に、本作の怪しい路地裏に登場する妖怪を紹介する。出現するのは計7体だ。
その内エンカウントで出現するのは「ネガティブーン」と「じめりんぼう」の2体。両者ともEランクであるため、ストーリー序盤にプレイヤーに確保されるも更に強いキャラが手に入り大辞典行きするのが現実的だ。
残り5体は「ちからモチ」「ズルズルづる」「だるだるま」「ひも爺」「くいい爺」。彼らはウォッチマップで出現する。このラインナップの中で特に異彩を放っているのは「くいい爺」だ。妖怪ウォッチ1のくいい爺はレベル進化で入手可能な妖怪だったためこのマップに普通に出てくる。(2からは合成が必要なので野生の個体はいない。)
最後に、怪しい路地裏が舞台のクエストを紹介する。それは「ネガティブ店員」というアッカンベーカリーで依頼を受けられるクエストだ。一回ミスをしただけで一人で落ち込んでしまう普段は前向きな店員の様子を偵察することになる。ネガティブーンを倒せばクリア…という至って単純なクエストだが、このクエストにはアハ体験するポイントがあるのだ。それは店員のビジュアルが妖怪ウォッチ1体験版の「くろかみ店員」と同一であること。名前は「店員のお兄さん」となっているが、それ以外は体験版のイベントが下敷きとなっているのだ。体験版の内容を覚えている人は鳥肌が立つだろう。
<妖怪ウォッチ2>
本作のストーリー,クエスト,妖怪スポットなどで怪しい路地裏に行く機会は無い。また、出現する妖怪の数も7→3体に減少した。登場するのは「ネガティブーン」「ヨコドリ」「かたづ家来」である。このうちかたづ家来はストーリーで必ず仲間になるし、残り2体もパッとしないので、あまりプレイヤーが積極的に出向こうとは思うまい。
しかし、そんな本作の怪しい路地裏にも心が弾むポイントがある。それはマップ内の黄色宝箱から入手できるアイテムの質が高まったことだ。前作の黄色宝箱から出るアイテムは「小けいけんち玉」だった。ゲーム序盤、妖怪のレベルが低い時はこれでも喜べるかもしれないが上位の経験値玉があることを知ってしまうと話は違う。しかし、2では黄色宝箱から「あいじょう天むす」が得られるようになった(ちなみに黄色宝箱の位置は微妙に変更されている)。あいじょう天むすはヨロズマートそよ風ヒルズ店限定商品なので、一つとはいえども手に入れられるのは嬉しい。
<妖怪ウォッチ3>
本作もストーリーを介して赴く機会は0。ただし、マップ内の変更箇所がいくつもある。
1つ目はマンホールから繋がる場所について。今作では「桜町地下水道」というマップが廃止された。その代わりに、おかしな名前が付いた一本道の地下水道に各ロケーションからアクセスすることが可能。怪しい路地裏のマンホールは「ネコの集会場」へと結びつく。ここではマイニャンパーツをくれる人がいたり、装備が手に入る宝箱があるぞ。
2つ目は黄色宝箱の中身チェンジ。前作では「あいじょう天むす」という豪華な食べ物を入手できたが、今作は「さびたゆびわ」に変更。何とも言えないチョイスだ。
3つ目はウォッチロックのランク変動。1,2ではランクCの鍵がかかっていたが、今作はBに上昇。怪しい路地裏から行ける「さびしげな水路」に登場する妖怪にBランクのキャラが選ばれたためだ。従来よりも開放するのに時間が掛かってしまうかもしれない。
また、マップに登場する妖怪も大幅増量。全10体が出現。ここでは10体の解説をする暇は無いので、特徴的な妖怪だけ説明する。まずは、「シロカベ」。見慣れない顔ぶれだが、妖怪ウォッチのランクをAにすると資材置き場に出る。守りのステータスが比較的高いので通信対戦等で壁役として活用できるかもしれない。次は「おくらいり」。敵から最初に受けた行動を封印するスキルが強力であるため、これも通信対戦に運用できると思われる。最後は「ちらかし家来」と「さかさっ傘」。ゴミに関連するから取りあえず入れとけ、と言わんばかりにゴミ捨て場から現れる。
そのほか、今作では怪しい路地裏が妖怪スポットの舞台にもなった。「ありがとうの声の主は…」という名前である。この妖怪スポットでは様々なダンジョン系マップにあるゴミ箱が対象で、その中に本マップも含有されているのだ。6体の妖怪がランダムで登場し、1つ星コインの欠片をくれる。バトルはなし。
<余談>
- 怪しい路地裏で流れているBGMは「ちょっと怪しい場所」。最近では様々なバラエティ番組のBGMとしても使われている。怖さの中に戯けたピアノの音色が入り混じった独特のリズムが耳に残っている人も多いだろう。
- 妖怪ウォッチ4にも魚良の裏近くに怪しい路地裏へ行けそうな空間があるが、見えない壁の影響だろうか、なぜか行けない。4にはこのマップ以外にも入れそうで入れない場所が至る所にある。(社員数の減少や費用の問題が嵩むから仕方が無い。)
- 路地裏の定義は「家と家に挟まれた細い通路」(Wikipediaより)。本作もその定義に準ずる形となっている。ここでは画像を貼れないが、確かに周囲に家が数件見られるぞ。
追記・修正は”怪しい場所”が何となく好きな人がお願いします。
最終更新:2025年08月18日 22:43