スターライト・ツリー(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/01/28 Tue 16:57:55
更新日:2024/10/24 Thu 17:48:41
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天空をただよう木々は、汚れた空気から美しい光を作り出す。

スターライト・ツリーはデュエル・マスターズの種族である。

概要

光文明の種族で名前の通り光の柱型の構造物の形をしており「樹」のようにも見える、という種族。
他TCGではトラップやアーティファクト・クリーチャーなどとして登場しそうなものだが、デュエマには当時クリーチャーと呪文しかなかった(おそらく後に出すとしたらクロスギアや城なんかのテーマになったかも知れない)。光文明に侵攻してきた輩を迎撃するのが主な役割。
生物モチーフでないためか子供に人気はあまり出ず、いつのまにか登場しなくなっていた。所属するクリーチャーは数少ない(デューンゲッコーよりは多いが)。
ネーミングは漢字3文字をその英語で読むというものだが初期からすでにその命名ルールが守られていないクリーチャーが登場している。

初期に登場したうえに他の種族が特徴を早期から有していたのに対して、他の種族が持っていないようなものをとりあえず押し付けられた感が強く、しかもたいていは後のエキスパンションで優秀なクリーチャーが登場し取って代わられるという悲惨な種族。闇文明でパラサイトワームが似たような立ち位置になっていたが、あちらは後に《魔光蟲ヴィルジニア卿》《黒蟲奉行》といった優秀なクリーチャーが登場している。

クリーチャー

紅玉草(ルビー・グラス) 光文明 (3)
クリーチャー:スターライト・ツリー 3000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップしてもよい。
最初期のスターライト・ツリー。光お得意のタップ&デストロイにはもってこいか。しかしもっと軽いクリーチャーはいくらでもいる。そもそもタップ&デストロイ戦略はイニシエートでやるものである。
パワーが500低いものの《信心深きコットン》ちゃんが2マナにいるのが紅玉草にとっては痛い。

碧玉草(エメラルド・グラス) 光文明 (2)
クリーチャー:スターライト・ツリー 3000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
紅玉草と同じ問題がつきまとっている。やはりイニシエートでいい。
鎮圧の使徒サリエス》や《秘護精ラビリオン》など優秀な種族持ちが多い。というか2マナ3000の攻撃可能なブロッカーとか大体エキスパンションの枠埋めで作られる存在である(こいつもその1枚だろうが)。

翡翠樹(ジェイド・ツリー) 光文明 (3)
クリーチャー:スターライト・ツリー 4000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
最初期のスターライト・ツリー。悪くはないスペックだが《霊騎聖者キュルトス》や《電脳聖者タージマル》のほうが優先される(後者は多色だが)。今では3マナで4500のブロッカーも珍しくなく、種族も種族だけに活躍の場はない。

竜巻草(スパイラル・グラス) 光文明 (4)
クリーチャー:スターライト・ツリー 2500
ブロッカー
このクリーチャーをブロックのためにタップしたときは、バトルのあとでアンタップする。
無限ブロッカー。…なのだが《粛清者アイザク》で事足りてしまう。そもそも4マナ域で2500程度のブロッカーで何を防御したらいいというのか。一応《グランドクロス・カタストロフィー》に対応している点で他のスターライト・ツリーよりは恵まれてはいる。

線光花(スパークル・フラワー) 光文明 (4)
クリーチャー:スターライト・ツリー 3000
自分のマナゾーンにあるカードがすべて光のカードである間、このクリーチャーは「ブロッカー」を得る。
単色強化クリーチャー。しかし白単にはいるようなサイズでもない。
しかもパワー3000ブロッカーなら碧玉草で良かったりする。昔は攻撃できるブロッカーというだけでなんでかしらないがコストが大きく見積もられていたようである。《宣凶師パルシア》や《幻盾の使徒ノートルダム》という種族的に見ても上位互換となるクリーチャーがいる。特にノートルダムはコスト2イニシエートであり、線光花に比べて活躍できそうな場所が多い。

琥珀草(アンバー・グラス) 光文明 (4)
クリーチャー:スターライト・ツリー 3000
S・トリガー
トリガークリーチャー。初期のトリガーデッキには埋め合わせで入ったかも知れない。しかし現状わざわざこいつを入れてまで、というのも微妙である。スターライト・ツリーでは数少ない殴れるやつではある。

光柱樹(ライトニング・ポール) 光文明 (5)
クリーチャー:スターライト・ツリー 1000+
バトルゾーンにある間、このクリーチャーのパワーは、自分のシールド1枚につき+2000される。
相手がコントロールなら11000のクリーチャーになるかもしれない。だがそれなら無色だが《破界の右手 スミス》のほうが安定している。相手がビート系でシールドを減らされると悲惨なことになる。

藍電草(あいでんそう) 光文明 (3)
クリーチャー:スターライト・ツリー 3000
3マナバニラ。《弾丸の使徒イーレ》や《晴天の守護者レゾ・パコス》がいる以上強いとは言えない。
あとバニラビートに入れることも考えられなくもないが、現状バニラビートに光を入れる構成はちょっと考えにくい。考えられたところでイーレとレゾ・パコスの影が…。
何気に「インディゴ・グラス」みたいな読みではなく普通に「あいでんそう」なのが気になる。

光封樹(トラップ・ツリー) 光文明 (5)
クリーチャー:スターライト・ツリー 1000
自分のシールドが1枚ブレイクされる時、かわりにこのクリーチャーを破壊してもよい。
…要はシールド・セイバー。《天雷王機シルバー卿》に比べて種族も悪く、パワーは低く、といいことなし。初期はシールドを守れるだけでゲーム性が壊れると思われたのだろう。

日向草(ソーラー・グラス) 光文明 (5)
クリーチャー:スターライト・ツリー 3000
ターボラッシュ(自分の他のクリーチャーがシールドをブレイクした後、そのターンが終わるまで、このクリーチャーは次のTR能力を得る)
TR-このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかったとき、バトルゾーンにある、日向草以外の自分のクリーチャーをすべてアンタップする。
スターライト・ツリーではおそらく一番強い。
他のクリーチャーが攻撃を通せれば、こいつが攻撃してブロックされない時に全軍再突撃ができる。要はゲームエンド用クリーチャー。《スーパー・スパーク》などと組み合わせれば勝利を勝ち取れる。
しかしパワーが低く種族的にシナジーしにくいクリーチャーであるため使いこなせるかはプレイヤー次第。相手の《スーパー・スパーク》が来たら泣いていい。

電磁星樹アマリンα 光/水文明 (2)
クリーチャー:サイバーロード/スターライト・ツリー[サバイバー] 3500
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
11年半ぶりに新規登場したスターライト・ツリー。
サイバーロード、そして12年ぶりの復活となったサバイバーを伏せ持っての登場となった。
スペック的には準バニラだが、軽いコストとサバイバーの特色である能力の共有化を生かしていく運用方法となる。
ちなみに、スターライト・ツリーとサバイバーの両種族初の多種族と言う立場にもある。
そして本カードの存在によって、スターライト・ツリーの多色のでの冠詞が「星樹」であることが判明。
また、アマリンαは女の子なのでスターライト・ツリー初の女性型クリーチャーと考えられなくもないのか……?
背景ストーリーではサバイバー復活のきっかけを作り、結果的にサバイバーに取り込まれるという役割を果たした。

余談

デューンゲッコーパラサイトワームツリーフォークなどが登場以後も登場できておらず、開発陣に忘れ去られた可能性も大きい。
まあ実際作りにくいクリーチャーではあるが。
……と思っていたら上記にも記載した通り、アマリンαが新規スターライト・ツリーとして11年半ぶりに登場した。
とりあえず、開発側はこの種族の存在を忘れてはいなかった模様。しかし長い空白期間だった……

さらに翌年の革命ファイナルでは《O・HA・NA・P》と《P・M・O・M・Y》が登場。
イニシャルズに味方する光文明種族としてPのイニシャルズという形でまさかの登場を果たし、背景ストーリーでも活躍を見せた。
デザインで子供人気を得られなかったと分析されるこの種族だが、この2体のように光文明のお花であることを利用したかわいらしさという新境地を目指す模様。

……と思いきや、さらに翌年のデュエル・マスターズ(2017)にて《瑠璃樹》が登場。
革命ファイナル期のポップでキュートなスターライト・ツリーらと違い、闘魂編以前の硬派なデザインに戻っている。
かわいらしさが前面に押し出されるのはPのイニシャルズに限るようだ。


追記・修正は、空の掃除人の大事な養分となった。

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最終更新:2024年10月24日 17:48