サバイバー(デュエル・マスターズ)

登録日:2013/10/03 Sun 22:09:59
更新日:2024/10/23 Wed 20:33:46
所要時間:約 12 分で読めます







背中の球は生存の証。




サバイバーとは、TCGデュエル・マスターズ」の特殊種族の一つである。


【概要】

DM-05「漂流大陸の末裔(リターン・オブ・ザ・サバイバー)」及びDM-06「闘魂編(インビンシブル・ソウル)第1弾」で登場した特殊種族。
5文明全てに点在し、必ずサバイバー以外の種族を持っているのが特徴。

それぞれの名前にはルールがありクリーチャーは名前の後ろに必ずレアリティに応じたギリシャ文字が付き(コモンはα、アンコモンがβ、レアがγ、ベリーレアはδ)*1、進化クリーチャーは「(片仮名表記のギリシャ文字)・トゥレイト」と言う名前になっている。

イラストには必ず「球」の様な物がクリーチャーに埋め込まれている。
また、背景ストーリーに合わせてか、ヒューマノイドリキッド・ピープルなどの人型の種族は存在していない。

元ネタはTCG「マジック:ザ・ギャザリング」の「スリヴァー」。
後のコラボでは本家から《スリヴァーの女王》と《筋肉スリヴァー》がデュエマのカードとして収録されている。


【能力】

サバイバーの最大の特徴、それは「能力共有」である。
これはサバイバーのアイコン*2が入った能力を、他のサバイバーと共有することが出来ると言うもの。
例えば相手の攻撃をブロックできる「ブロッカー」のサバイバー能力を持つ《鉄壁の守護者 ガリア・ゾールα》と、攻撃された時にバトル後に攻撃してきたクリーチャーを破壊する「スレイヤー」のサバイバー能力を持つ《ギガリングα》がフィールドに並んでいた場合、フィールド上のサバイバーは全て「ブロッカー」と「スレイヤー」の能力を持つ事が出来るのだ。この二つの能力を併せ持ったクリーチャーの厄介さは言わずもがな。

ただし、共有できるのはあくまで「サバイバーアイコン」の付いた「サバイバー能力」だけであり、《シグマ・トゥレイト》の「クルー・ブレイカー:サバイバー」や、《シータ・トゥレイト》でサバイバー種族を付与した非サバイバーが元から持っていた能力は共有できない*3

このように「場に集まれば集まるほど力が増す」という他にはない独自のギミックは中々面白く、愛好家や根強いファンも意外と多い。

超サバイバー

瞬速のアタカマイトβ P 光/水/自然文明 (6)
クリーチャー:ロスト・クルセイダー/サバイバー 3000
【サバイバー能力】S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
超サバイバー(すべてのゾーンにある自分の他のサバイバーは、このクリーチャーのサバイバー能力を得る)
「超ブラック・ボックス・パック」で登場したサバイバーの上位能力で、バトルゾーンだけでなくすべてのゾーンのサバイバーに能力を付与する。

これを持つのはバトルゾーン以外で機能するサバイバー能力を持つサバイバーで、能力を共有するという基本の部分は変わらない。


【デュエルにおけるサバイバー】

かつては対ビートダウンから対コントロールまで幅広く調整が行え、その隙のなさからあの《アストラル・リーフ》入り青単に対抗しうるデッキとして注目を集めたサバイバーであるが、実際は数多くの難点を内包した玄人向けのカードである。

最大の難点はカードプールの少なさ。なにせDM-05とDM-06の2エキスパンションにしか収録されていない上、背景ストーリーでは既に全滅してしまった為これから新規に収録されることはおそらくまずない(一応《究極男》というサバイバー持ちは登場したがアレは例外中の例外である)。
意外と拡張性が広く、組み合わせ次第で様々な事が行える為、完成されたカード群というと聞こえが良いが、新能力が渦巻く環境ではどうしても置いてけぼりをくってしまうというのが現状である。

デュエルに於ける弱点としては「全体除去に恐ろしく弱い」という点が上げられる。
サバイバー達はその性質柄、場に数を並べてナンボの種族であり、一度壊滅させられると立て直しは非常に難しい。一応、墓地からサバイバーを手札に戻す手段も無いことは無いのだが、やはり一度崩されるとそのまま一気に押し切られるというパターンが多い。
ガリア・ゾールα》を出した状態で《クリムゾン・ワイバーン》を出されたら泣いて良い。

また、混色が基本であるため事故が起こりやすく、プレイングが難しいのもネック。それぞれの色に有用な能力を持つカードが点在しているため、「デッキを強くするために色んな色のカードを加えると加えた分だけ扱いが難しくなる」というジレンマを内包している。

ここまでデメリットをあげたが、サバイバーデッキは回してみるとその独自のギミックから非常に面白い動きが出来、使っていて楽しいカードである事には変わりはない。デッキ作りの難しさもカードゲームにおいては一種の醍醐味である。
かつてメタ環境の一角を張った実力は伊達ではなく、デッキの組み方次第で様々な相手と立ち回れるカード群である為、もし興味があれば一度手にとって欲しい。


【新規サバイバー】

本家本元のスリヴァーも妖術めいた技術で復活させられたり、別の土地で生き残りが発見された。
そのためサバイバーもいつかは再登場する事が期待されていた。

そして…2015年8月8日。
DMD-26 マスターズ・クロニクル・デッキ「サバイバー進化論 α to Ω」発売。
12年もの時を超え、サバイバーは復活したのであった。
この内電磁星樹アマリンαに関しては背景ストーリーで重要な展開を表している。(後述)

そこから更に6年半、パラレル・マスターズにて再び新規サバイバーが大量収録された。
  • 奇石 アゾールα
  • サイバー・B・フィッシュα
  • 暗黒鎧 ギガリンα
  • 無礼な刃 ラッシュα
  • 育ち盛りのホーンα
  • 《スリヴァーの女王》
「α」サイクルは通常セットでは存在しなかった種族で構成されており、自身と同じ文明のクリーチャーにサバイバーを追加する能力を持つ。
そのためサバイバーデッキの出張カードに各種サバイバー能力を共有したり、もしくは自身が出張して能力を付与するシステムクリーチャーとして運用したりすることが可能。
加えて、なんとモチーフ元である本家スリヴァーから《スリヴァーの女王》が殴り込み。
効果もスリヴァーのみならずサバイバーを対象としてくれており、非常に心強い。
背景ストーリーにおいても6年前に展開されたサバイバー達の結末が描かれている。


【主なサバイバー】

シェル・ファクトリーγ R 自然文明 (6)
クリーチャー:コロニー・ビートル[サバイバー] 2000
【サバイバー能力】このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見る。その中からサバイバーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
サバイバー
自分のデッキから好きなサバイバーをサーチ出来るサバイバーデッキの核とも言える存在。
お世辞にもコストは軽いとは言えないが、一度場に出してしまえば場にいる限りサバイバーが出るたびサバイバーをサーチ出来るので、如何にこのカードを素早く場に出し、このカードを生かし続けるかがサバイバーデッキの肝といえる。
かつてはサバイバーでデッキを組むならこのカードの四積みは基本であったが、
環境が高速化するにつれ6マナの重さが響いて必須とは言えなくなった。

シグマ・トゥレイト R 火文明 (6)
進化クリーチャー:サバイバー 9000
進化−自分のサバイバー1体の上に置く。
クルー・ブレイカー:サバイバー
サバイバーデッキのフィニッシャー。
ステータス自体は特にこれといって際だった所もないが、特筆すべきは能力の「クルー・ブレイカー:サバイバー」。
場にいる自分のサバイバーの数だけシールドをブレイクできるこの能力は、場に大量のサバイバーを並べることが基本であるサバイバーデッキと非常に相性が良い。《シェル・ファクトリーγ》でサーチしたサバイバーを大量展開し、このカードで一気にシールドを削り取ってフィニッシュするのがサバイバーデッキの主流である。
ただ、前述の通りクルー・ブレイカーはサバイバー能力ではないため共有できない。

上記二枚が初期のサバイバーデッキに於けるキーカードであり、この二枚を有する火・自然文明を中心にプレイヤーの好みに応じてカードを加えたりするのが基本であった。

詳しくは個別項目を参照。

ブレイズザウルスα C 火文明 (2)
クリーチャー:ロック・ビースト[サバイバー] 1000
【サバイバー能力】パワーアタッカー+1000
サバイバー
威嚇するスマッシュ・ホーンα C 自然文明 (3)
クリーチャー:ホーン・ビースト[サバイバー] 2000+
【サバイバー能力】バトルゾーンにある間、このクリーチャーのパワーは+1000される。
サバイバー
サバイバーデッキの核となる軽量クリーチャー二体。彼らも基本四積み必須であり、火・自然文明である。
大量展開するも良し、進化サバイバーの元にするも良しと様々な用途で使用できる。

詳しくはそれぞれの個別項目を参照。

流星魚(スターブルー・フィッシュ)α C 水文明 (6)
クリーチャー:フィッシュ[サバイバー] 3000
【サバイバー能力】このクリーチャーはブロックされない。
サバイバー
コストは重いが、ブロック不可能力を付与するサバイバー。
ブロッカーを多用し、場を制圧する事を主体とするデッキにとってブロック不可のクリーチャーは非常に厄介な存在であり、こいつはそれを味方全体に付与できる。
そのため場合によってはこれが出た瞬間に勝負が決まる、といった事態も普通に起こりうる。
Wブレイカーのサバイバー能力をもつ《ブレイドラッシュ・ワイバーンδ》と組み合わせるとサバイバーが全てブロック不可のWブレイカー軍団に変貌するという地獄絵図が見られる。

詳しくは個別項目を参照。

死縛虫グレイブ・ワームγ R 闇文明 (5)
クリーチャー:パラサイトワーム[サバイバー] 3000
【サバイバー能力】このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の墓地からサバイバーを1体選び、自分の手札に戻してもよい。
サバイバー
墓地に送られたサバイバーをサルベージする事が出来るサバイバー。
除去に弱いサバイバーにとってサルベージ能力は非常にありがたい存在であり、サバイバーデッキを組むならまず視野に入れるべき一枚。
シェル・ファクトリーγ》と組み合わせればバトルゾーンに出た瞬間にデッキと墓地からサバイバーを一枚ずつ回収することが出来る。

オメガ・ゴライアスδ P 自然文明 (8)
クリーチャー:ジャイアント・インセクト[サバイバー] 5000+
このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
【サバイバー能力】このクリーチャーのパワーを+5000し、「W・ブレイカー」を与える。
サバイバー
「サバイバー進化論 α to Ω」で登場したΩを冠するサバイバーで、サバイバーの新たなフィニッシャー候補。
詳細は個別項目で。


【漫画版での活躍】

漫画「デュエル・マスターズ」では、不亞幽の力を借りて勝舞への復讐を目論む邪藩牛次郎が使用。勝舞にとって未知の能力である能力共有によって彼を追い詰めた*4
このデッキを使っていたときの牛次郎は額にサバイバーの球を埋め込み、パワーアップしていた。…尤もそれが原因で後に死にかけるのだが。
また、牛次郎はサバイバーの珠が埋め込まれた為なのかDMEX-15にて「サバイバー」としてカード化されている
鬼・牛次郎 P 水文明 (2)
クリーチャー:サイバーロード [サバイバー] 2000
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
サバイバー能力は持っていないが、軽い事と相手の妨害ができる事は利点だろうか?
もう1つの種族がサイバーロードヒューマノイド(人間)ではない事に深い意味はないだろう。たぶん。


【背景ストーリーでの活躍】

元々、彼らサバイバーは闇文明の地下都市よりもさらに地下深く、惑星のマグマに近い深部の未知の空間にて生活していた種族であった。
その未知の空間を漂流する大陸「漂流大陸」で暮らしていたようだが、この大陸の正体は誰も知らない。
サバイバーがそのような過酷な環境で生活していた原因は、彼らは基本セットから数千年も昔の時代に各文明からはぐれた流浪者だったためである。

初期の資料によるとサバイバーの球体は何者かが不思議な光る球体として彼らに授けた経歴が語られており、要はサバイバーは人造的に作られた種族の可能性が示唆されている。
五つの文明よりも遥かに過酷な環境で生活する彼らは、生き抜くために文明や種族の垣根を越えて自らの能力を仲間と分け合い、助け合う能力を発達させていた。

基本セット~闘魂編

ある日突然起こった大爆発の影響や水文明の大量破壊兵器の起動によって*5未知の空間と地上を繋ぐ巨大な穴が出現。
サバイバー達はこれを機に豊かな地上への侵攻を開始した。

奇しくも地上では大爆発以来続いていた大戦がひとまずの決着を迎え、各文明は戦後の復興に力を入れていた。
しかし突如現れたサバイバー達の侵攻と、それに乗じた闇と水文明の暗躍により再び地上は戦乱へと突入する。
各文明が憎んで策略を巡らせる世界で文明の壁を持たないサバイバーの力は希望を抱かせたが、当のサバイバーははぐれ者だった境遇の煮え湯を飲みながら現行の超獣世界に対する巻き返しの機会を狙っていただけだった。(漂流大陸の末裔)

戦歴345年、微妙な違和感を覚えさせるロスト・シティからの侵略者は超獣世界の住民から「サバイバー」と名付けられる。
そこから39年後の戦歴384年にはインビンシブル砲のプロトタイプがサバイバー戦で解禁されるなど、大きな混乱が起きた。

このように当初こそ各文明はサバイバーの侵攻に混乱したものの、いずれも体制を立て直しサバイバー達を迎撃。
五大文明の反撃によって窮地に陥ったサバイバー達は戦歴429年に残存勢力をラムリア海域に結集させて倒れた仲間達と融合、巨大な進化サバイバーとして反撃の一手を講じる。
《機神装甲ヴァルカイザー》が最後の対サバイバー戦を指揮する中で、サバイバー軍はガライド諸島でマナプラントを設立して抵抗する。

しかし彼らの奮戦虚しく進化サバイバーは各文明によって打ち倒され、結果サバイバー軍団は全滅したのだった。(闘魂編 第1弾)
サバイバーのマナプラントも後のバーニング・ビーストの前身となるビースト団とバーニング団の共同作戦によって破壊される末路を迎えた。
ところが全滅したかのように見えたサバイバーは元々劣悪な環境で進化してきたこともあって種の絶滅は逃れており、生き残った者は超獣世界で休眠することにしたのだった…。

また、サバイバーの脅威的な生命力を欲した基本セット時代のサイバーロードが密かにその力を再現しようと研究を始めており、当時から「アカシック計画」として始動していた。
これらの試験体は聖拳編十王篇の時代に度々登場しており、並行研究からあらゆるクリーチャーに変身可能な超生物も誕生する事になるが、それはまた別の話…。

サバイバー進化論 α to Ω

基本セット時代から永い時を経て、アウトレイジオラクルとの和解をもってエピソードシリーズが終結し、物語の舞台が既存の超獣世界から別の世界へと移った頃。
平和に終わったはずの従来の超獣世界はサバイバーによって再びの危機に脅かされていた。

事の発端は《電磁星樹アマリンα》が戯れに動かしたプログラム「O.V.E.R.Evo.」
水文明の禁じられた12プログラムの一つでもあったそれは休眠状態だったサバイバー達を急速に進化させ、プログラムを起動させたアマリンをも取り込み暴走を開始。
サバイバーが休眠して以降の超獣世界に誕生した様々な種族や能力、果てはレインボーの力までも取り込みながらアウトレイジとオラクルの連合軍を相手取って戦争を繰り広げ始めたのだ。

パラレルマスターズ

サバイバーの進化はますます加速していき、サバイバーでない者をもサバイバーとして塗り潰す新たな能力によってアウトレイジからも《無礼な刃ラッシュα》などサバイバーに取り込まれる者が出始めていた。
12プログラムの開発者である《サファイア・ウィズダム》の伴侶《サファイア・ミスティ》は、自身が監視者として送り込んでいた種族さえもサバイバーに侵食された事で事態を重く見て別世界の種族を送り込むが、それすらもサバイバーに汚染されてしまう。
生きがいである監視を妨害されたミスティはついに12プログラムの破壊を決意し、ヘブンズ・ゲートよりウィズダムの居城に侵入して存在しない「13番目のプログラム」で12のプログラムを書き換えた。
これにより「O.V.E.R.Evo.」含む12プログラムが破壊され、サバイバーの際限なき進化は一先ずの終わりを迎えた。

その後も連合軍との攻防は続き、並行世界に呼応して現れた新たな力である超GRをサバイバーが取り込もうとし、アウトレイジがそれを阻止するなどしていた。
しかし永い時の果てでついに決着が付き、サバイバーが再び撃退される形で終結して連合軍の勝利に終わった。

フレーバーテキストによるとこの戦争は数百万年に及んでいたようだ。
ゼニスが神格化されるに至ったエピソード2からエピソード3までが1万年、世界の様子が一変した革命ファイナルから新章デュエル・マスターズまでが10万年なので、超獣世界史で見てもとてつもない規模である。

王来篇

DS世界では未登場だったが、新章世界を舞台にした今章ではまさかの再登場。
禁時混成王 ドキンダンテXXII》が引き起こした滅亡現象の中で出現した《超神星ブラックホール・サナトス》と《超神星ビッグバン・アナスタシス》。
一瞬で対消滅を起こした彼らの光に呼応する形で休眠状態より覚醒したようで、地中より姿を現し地上に侵攻した。

王来MAX

「鬼の王の歴史」から十王世界に侵略してきた鬼レクスターズの一員として《シグマ・トゥレイト》を配下に置いた《バクエン変怪 <シグマ.鬼>》の存在が確認されている。
ここから察するに、鬼の歴史においてもサバイバーは生息していたようだ。

デュエキングMAX 2022

ミスティによって12のプログラムが機能しなくなり、その影響でサバイバーの故郷だった漂流大陸が現世に復活を遂げる。
活動を休止していたサバイバーは漂流大陸の復活によって三度活動を開始するが、以前のような他の種族までも取り込んでいく力を失っていたことからミスティにはその行動は注目されずに無視された。

また、エグザイル・クリーチャーもかつては漂流大陸の出身だったことが判明。
エグザイルは漂流大陸にて全てを取り込もうとするサバイバーの支配に抵抗した末に追放されて超獣世界に流れ着いたという経歴があったのだが、エグザイルの記憶からこの出来事は長らく抹消されていた。
要はオラクル・アウトレイジ連合軍とサバイバーの戦争は同郷者同士の戦いでもあり、リベンジマッチでもあったのだ。

大感謝祭 ビクトリーBEST

《神化設計図》のフレーバーテキストでサバイバーとオラクル・アウトレイジ連合軍の戦争が終結して一時的に超獣世界が平和になったことが語られている。
サバイバーの末路は現時点では不明だが、少なくともデュエキングMAX 2022における三度の復活から種族としての勢いを取り戻すことは出来なかったようだ。

デュエル・マスターズ プレイス

こちらでは設定が変更されており、TCG版における極神編の時期に登場している。
登場の時期はTCG版よりもかなり遅れる形になったが、サバイバー進化論 α to Ωに相当する出来事はかなり前倒しで発生したという流れになった。
いつの時期かは不明だがこちらの世界線でも未知の漂流大陸から出現した時期があったようで"禁じられしプログラム"によって封印されていたが、アマリンが好奇心で起動してしまう。

封印から解放されたサバイバーだったが、漂流大陸という居住地を失っていたサバイバー達は、超獣世界のエネルギーに注目する。
サバイバーは共鳴する力であらゆる場所から現れて地上を覆いつくすまでに増殖したことで各文明に対して大きな脅威となり、与え続けられる生命力が魂を現世に縛り続けられることで死が許されない文化すら持っていた。

「O.V.E.R.Evo.」に進化が促され続けた結果、サバイバーは周りの生命を初めとしてあらゆるものを取り込んで世界のエネルギーを吸い尽くす存在と化した。
サバイバーの進化力は《悪魔神バロム・エンペラー》ですら阻止に失敗し、怒りに溢れているその勢いで仙界のエネルギーを利用していた《至高無上神オービタル・アンダーワールド》を呑み込んでしまう。
しかし、《暗黒凰ゼロ・フェニックス》との決戦を控えていた《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》によって地上の軍勢が一瞬にして一掃されて成敗されるというオチを迎えた
O.V.E.R.Evo.仕様のサバイバーには悪魔神やアウトレイジですら対処できなかったというのに、ボルフェウス・ヘヴンがあまりにも強すぎませんかね…?

それでもボルフェウス・ヘヴンの一撃による完全な絶滅は辛うじて避けられたようで、戦国武闘会の時代には種の存続のために高度のテクノロジーを吸収したサバイバーが魔力の収集を行っていたようだ。



微妙な違和感。Wiki籠もり達は、サバイバーの項目に追記・修正してそれを表現した。

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最終更新:2024年10月23日 20:33

*1 《戦空の伝道士バルスβ》のフレーバー・テキストによると、サバイバーたちに抱いた微妙な違和感を示す為に人々がつけたとの事。

*2 このアイコンが「バイオハザードマーク」なのは「生物的災害」という事だろうか?

*3 仮にそのような事になった場合、「このクリーチャーはアタックできない」というブロッカーがいると全クリーチャーがアタックできなくなる。

*4 ちなみにサバイバーの元になったと思われるスリヴァーをMtG時代に両者とも使用している。

*5 長らく背景ストーリー上の設定では基本セット開始前後の大爆発の影響でサバイバーの居住空間に接続した設定だったのだが、DMEX-01版《エナジー・ライト》のフレーバーテキストでは水文明の影響という内容になっていることから、設定が改変された可能性がある。これを矛盾しないように強引に解釈するのであれば、漂流大陸との接続は大爆発も大量破壊兵器の起動もどちらも穴を作ることに影響したという複合的要因だったとでもすべきか。