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ママ(クレヨンしんちゃん)

登録日：2016/12/12 Mon 21:59:55
更新日：2025/04/27 Sun 08:59:02
所要時間：約 3 分で読めます





よろしくね坊や……！


ママとは映画『クレヨンしんちゃん 電撃！ブタのヒヅメ大作戦』に登場するキャラクター。事実上同作のラスボスである。
CV:松島みのり


◆概要

悪の秘密結社「ブタのヒヅメ」に所属する三幹部の一人、筋肉ムキムキのレスラー風な外見の大柄な女性。
見た目どおり典型的な脳筋パワーファイターであり好戦的で暴れるのが大好き。
加えて短気でキレやすい性格でもあり、子供染みた挑発に簡単に乗った挙げ句に失態を犯してしまう一面もある。
加えて部下の扱いも悪く、キレてたとはいえ平気で自分の攻撃に巻き込んだり戦闘不能になった者たちも邪魔なら容赦なく足蹴にする。


とはいえ純粋な戦闘能力ではブレードにこそ遅れを取るものの、クレしん映画キャラの敵の中では上位に位置すると思われる。
中でもタフネスさは折り紙つきでありブタのヒヅメアジトでの最終決戦においては、多数の相手を苦戦させている。
他の幹部が拳銃や暗器に頼る中、己の肉体一つで大暴れするパワフルファイターである。
見た目に反して俊敏性にもそれほど劣ってないようで、スピードで翻弄するお色気にもそこまで苦戦しておらず、後半戦ではお色気が消耗していたとはいえ優位に立っている。


因みにママと呼ばれてはいるものの、本人曰く結婚経験も出産経験も無いとのことで、飽くまでもコードネーム以上の意味は持たないと思われる。
最終的には子を持つ親の愛の力によって敗れたというところか。


……まあそんなこんなで彼女を形作っているのはその戦闘能力一点なので、
逆を言うと他の幹部2人が持っているインパクトに少々欠けるのも事実だったり。
(身長7cmアップのシークレットシューズとか、自分のダジャレで大爆笑するとか)
逆に言えばふたりのような付け入る隙が無いという事でもあり、他ふたりがしょーもない決着だったのに対し、彼女との決着は極めて壮絶な激戦の末ようやく成し得た名場面である。


◆劇中での活躍

冒頭から中盤までにかけては主にバレルやブレードが活躍するため、彼女に目立った出番は無い。
バレルのシークレットシューズやブレードのダジャレのくだりで呆れ顔を見せるくらい。


飛行船が中国上空辺りに来た際にはバレルに対してお色気と遊んでいいか尋ねるなど、その乱暴さの片鱗を見せている。
この時はバレルにアジトに着くまで我慢しろと返されるも直後にお色気たちが脱走。
脱出ポッド格納庫で一悶着あった後、バレルの指示によって遂にお色気と対決。


当初は自分に勝てればガキども(かすかべ防衛隊の面々)は逃がしてやってもいいとか言っていたが、
対決開始直後にちょこまか動き回るお色気に苛立ちを見せた挙げ句に、女ゴリラ呼ばわりされてブチギレる。
しかも、完全に我を失っていた所為で隙をついて逃げようとしていた防衛隊を捕まえようとした部下をぶっ飛ばした挙げ句、
脱出ポッドの降下スイッチを叩いてしまって防衛隊の脱出を手助けする形になってしまう。
直後にお色気をこれでもかとボコボコにするが、お色気を殺したら一巻の終わりなため*1バレルによって中断させられた。


その後はそのままブタのヒヅメアジトに到着。
当初は他の幹部や部下たちと共に侵入して来た筋肉、ひろし、みさえの迎撃に乗り出すも、すぐさま単独で引き返してくる。


お色気に倒された部下たちを邪魔だと言わんばかりに外部に除けた後、お色気との第2戦を開始。
息を切らせながらもお色気を圧倒し、勇気を振り絞って立ち向かってきた防衛隊たちの攻撃にもいいマッサージだと高笑い。
直後のしんのすけのいなりずしネタに呆れながらも、これまた軽く一蹴。


直後に筋肉たちが到着し、彼らとも戦闘を開始。
どっちかといえば殴り合いの方が好きだとやる気満々の筋肉さえも軽くいなす実力を見せる。
更には大袋博士開発の関取スーツ装備のみさえにも多少押されたものの、すぐさま押し返して一撃で撃破している。
(一応言っておくとこのスーツ、マシンガンの弾を弾き返し成人男性数十人を纏めて押し退けるようなパワーを発揮する代物である)
あと自身の臭い靴を武器に立ち向かってきたひろしもぶっ飛ばしている


連戦でも消耗を見せずに最早敵無しと思われたが、そこに来て愛用の武器であるフライパンを装備したお色気が登場。
子供を産んで育てたことはあるかと尋ねるお色気に対してそんなもんねえと返し、第３戦を開始。
流石にここまでの疲労が溜まっていたのか、お色気と一進一退の攻防を繰り広げるも、
フライパンの連打を食らって朦朧としたところに強烈な踵落としをお見舞いされ、遂に力尽きる。


ボスのマウスが自爆装置を作動させた後は、気を失ったまま筋肉に抱えられて共にアジトを脱出したと思われる。



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最終更新：2025年04月27日 08:59

*1 お色気が背負っている装置は機密保持のため彼女の心臓の鼓動が途絶えると爆発する仕組みだった。