ロクロウ・ランゲツ

登録日:2017/05/04 (木曜日) 09:40:00
更新日:2024/04/13 Sat 11:47:35
所要時間:約 10 分で読めます





斬捨御免…



テイルズ オブ ベルセリア』の登場人物。


プロフィール

年齢:22歳
性別:男性
身長:180cm
戦闘タイプ:二刀剣士
ブレイクソウル:因果応報
出身:???


概要

着崩した着物のような服装と背中の大太刀が特徴の男。
戦いの鬼神「夜叉」の業魔と化した凄腕の剣客で、業魔としての特徴は右眼に現れている。

物語開始当初は監獄島に収監されており、脱獄を試みていた所でベルベット・クラウとシアリーズに遭遇。
ベルベットから「命の太刀」として大事にしていた名刀・號嵐の保管場所を聞き、その恩返しとしてその後の旅に同行するようになる。


最強の剣術流派・ランゲツ(嵐月)流を継承するランゲツ家の六男坊。
ランゲツ家の家訓「借りたものは必ず返す。命を使ってでも」に従いベルベットに協力する。
兄のうち、長兄のシグレ・ランゲツを除く4人はこの家訓を遵守した結果死亡している。

本編開始より数年前にランゲツ当主の名「シグレ」と当主のみが継承する名刀「號嵐・真打」を狙って長兄を襲撃するが、圧倒的な格の差を見せつけられた上で敗北を喫する。
この時に感じた悔しさと勝利への渇望が穢れとなり、業魔と化した。
業魔となったことをまるで悲観しておらず、むしろ剣を極めることに利用している。

ランゲツ流は表芸の大太刀一刀流の剣術が知られているが、これを極めたシグレに対抗するため敢えて裏芸の小太刀二刀流を鍛えている。
なお、シグレを襲撃した際は大太刀一刀流を用いたのだが、シグレは小太刀二刀流でロクロウを圧倒した上に號嵐・影打を圧し折った。
己の未熟さを戒めるため、折られた號嵐を「命の太刀」として戦闘に使わないものの常に携帯している。


性格は普通にしていれば明朗快活な好青年。
突っ走りがちなベルベットや、当初意思を持っていなかったライフィセット、立場が悪いエレノア・ヒュームらに対してフォローを行ったり、細かく気を配ったりと面倒見が良い。
パーティメンバーの中では大人の男同士ということもあってアイゼンと仲が良く、出会って直ぐの頃から盃を交わしたり、男のロマンを語り合ったりしている。しょうもないことで張り合うことも多いが。

平時こそ好青年であるものの、業魔としては剣術バカの戦闘狂。
己の戦いを邪魔されることを嫌い、劇中では自分を助けようと横槍を入れたライフィセットを本気で殺しに掛かったことも。
この時はベルベットに「止めないなら先にお前を殺す」と言われて素直に謝罪し引き下がったが、一瞬で気持ちを切り替える二面性から業魔としてのクレイジーさが垣間見える。

人間の時から記憶と人格はそのままだが、業魔になってからは感情が一部欠落し思考形態が変化している。
「斬ること」を存在意義として定義しているらしく、あらゆる物事を斬ることに繋げて考える節がある。
現状を指して本人曰く、「業が無くなったら俺でなくなる」「人間のロクロウからすれば今の俺は間違いなく化物」と言う程に人間時からかけ離れた状態になっている。

ベルベットと違って味覚は無くなっておらず、心水(酒)が好物。
アイゼンやアイフリード海賊団のクルー達と度々晩酌している様子が語られる。


キャラクター性能

ベルベットと同じく前衛特化型。
装備は二刀小太刀。
後述のブレイクソウル「因果応報」の性能が凄まじく、ハマれば恐ろしい速度で敵をスタンさせソウルを奪いまくることができる。
ソウルが多い=ブレイクソウルをその分使える=体力とBGを大量に回復できる=秘奥義をその分撃てる、ということになるのである意味ベルベット以上に攻撃に特化した性能を持つ。

ブレイクソウル「因果応報」
カウンターの構えを取り、続く攻撃のスタン率が上昇する。
因果応報中に攻撃を受けると追撃の「応報・裂」が発動する。
レベルアップによりノーダメージで「裂」を連続成功させるとより強力なカウンターを行う「応報・絶」、特定条件達成で「絶」中に更に追撃を行う「応報・滅」を習得する。



劇中での活躍

監獄島で受けた恩からベルベットの旅に同行することを宣言。
先輩剣士として武器の取り扱いについてアドバイスをすることもあった。

導師暗殺に失敗し、地脈を通って逃走した先で業魔となった刀鍛冶・クロガネと出会う。
號嵐を超える刀・征嵐を目指して数百年に渡り刀を打ち続けている姿に感銘を受け、自身の新たな刀の製作を依頼。
因縁あるシグレに対しその刀で立ち向かうが、圧倒された上に見逃される屈辱を受ける。

その後、地脈点探しで釣りを行った際に偶然手に入れた金剛鉄(オリハルコン)を大太刀に鍛えてもらうが、今度は復活したカノヌシが振るう細剣で簡単に折られてしまう。
クロガネは悩みに悩み抜き、自分そのものを刀に打ち直したクロガネ征嵐を製作する。俺自身が征嵐になることだ。

キララウス火山にてシグレと盃を酌み交わした後、最後の戦いに挑む。
圧倒的な力を振るうシグレに押されるものの、小太刀二刀でシグレの號嵐を弾き飛ばし、クロガネ征嵐による一閃で致命傷を与え遂に勝利。
三刀流という解答を以て兄超えを果たした。

ロクロウの最大の目的は果たされたが、ベルベットの行く末を見届けたいこともあり最終決戦まで同行する。


最終決戦後、聖主となったライフィセットの白銀の炎で人間に戻る可能性を得たが、人間に戻る気が無かったため効果は無かった。
その後はシグレから受け継いだ號嵐・真打とクロガネ征嵐の大太刀二刀流を駆使し、更に強い奴を求めて業魔の群れと戦う様子が描かれた。


余談

ランゲツ家は元々ミッドガンド王国の家ではなく、祖先は異大陸のアルベイン大陸から渡ってきた。
国王の懐刀と言われるキャスパリーグ伯爵家に恩を受けた祖先の遺言に従い、キャスパリーグ家を主君として汚れ仕事を請け負うようになる。
なお、キャスパリーグ家は当主のランスロット卿が業魔と化して一族郎党を喰い殺したため断絶してしまい、そのランスロットもサブイベントでロクロウに斬り殺されることになる。

ランゲツ流は1000年後の『TOZ』の時代になっても継承されており、ロゼが双剣の暗殺術として使用する。
『TOBe』の資料集によると気が向いた相手に剣術を教えていたらしい。
よってロゼに暗殺術を教えたブラドがロクロウの子孫という訳ではない。

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』では監獄島の一件がアニメ化されたが、ロクロウについては特に変更点は無かった。




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最終更新:2024年04月13日 11:47