テイルズ オブ グレイセス

登録日:2012/03/14 Wed 00:16:30
更新日:2025/04/26 Sat 18:36:09
所要時間:約 6 分で読めます





「俺は皆を守る!」

「私は…アスベルを守りたい!」


『テイルズオブグレイセス』(以下TOG)とは、2009年12月10日にバンダイナムコゲームスから発売されたWii用ソフト。テイルズオブシリーズの1作。
テーマは「守る強さを知るRPG」
2010年には続編シナリオを収録したPlayStation3版『テイルズオブグレイセスf』(以下TOGf)も発売されている。
また、2025年1月16日(木)にHDリマスター版の『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』が発売された。
対応ハードは、Nintendo Switch/ PlayStation5/PlayStation4/Xbox Series X|S/Xbox One/ STEAM

CERO表示は暴力と暴言という理由でB。


【ストーリー】

ウィンドルのラントに住む主人公のアスベル・ラント(当時11歳)は弟のヒューバートを連れて行き、裏山の花畑に行った。その花畑で謎の少女と出会う。
街に連れて行き、シェリアも加えてラントの町中で聞き込みをするが、身元が分からない。仕方ないので父アストンの反対を押し切り、少女の面倒を見ることにしたアスベルだった。
少女はソフィと名付けられ、更に王都バロニアから来た王子リチャードとも最初は上手くいかなかったが仲良くなり平和な日々を過ごしていた。
その後王都に帰ったリチャードに会いに行き、街探検をする。ところがバロニアに来ていた父とヒューバートに見つかってしまう。その後許してもらい夜に城を案内すると約束したリチャードと分かれ、宿屋に帰った。
アスベル、シェリア、ソフィ、ヒューバートはアスベルの案で先に聖堂に向かったが、いつまでもリチャードが来ないので先に行って驚かすために地下を進むことにした。
しかし、その王都地下での事件により彼は大切な者を失い「強くなりたい」と騎士学校に入学した。

あれから7年後…
18歳になったアスベルは一人前の剣士として成長した。実地任務の後帰ったバロニアでシェリアからアストンの死を聞かされてしまう。

一旦ラントに戻ったアスベルだったが、ラント領は敵対する隣国フェンデルに攻め込まれていた。
フェンデルを追い詰めようとするが逆に追い詰められたその時…なんとソフィそっくりの少女が現れる。
その後何とかフェンデルを退けソフィ似の少女のことが気になるアスベルだった。
父親の跡を継ぐことにしたアスベルは学校を卒業間際に中退し、領主になった。
フェンデルに反撃するために奇襲に向かうがフェンデル軍に裏をかかれてラントの街に侵攻されてしまう。
その後とある援軍のおかげで危機は回避出来たが、その後の出来事でラント領を追い出されてしまう。
しかし、その後アスベル達は世界を脅かすような大事件に巻き込まれる…



【パーティキャラ】

パーティキャラはTOGとTOGfの本編共通。
リチャードは本編中は一時加入のみ。
詳細は各項目参照。




【用語集】

●エフィネア…アスベルたちが暮らす世界の名前。原素(エレス)が豊富な自然豊かな星である。以下の3つの国が存在する。
  • ウィンドル…アスベル達が住んでいる緑豊かな風の国。ラントや王都バロニアがある。
  • ストラタ…砂漠が大半(というよりほとんど)な国。それでも生きていけるのは世界一発達した輝術と水の大輝石のおかげ。輝術研究の町セイブルイゾレや蒼生の首都ユ・リベルテなどがある。
  • フェンデル…一年中雪が降っている国。国民の貧富の差が激しいが軍事力が強い国(時々ラントに侵攻するのは資源確保のため)。寒村ベラニックと帝都ザヴェートなどがある。
  • 闘技島…三国間のほぼ中心にある中立を貫いている島「ライオットピーク」。ここでは強さこそが正義という暗黙のルールがある。勝ち進んでいくと黒衣の番人との対決になる。
●原素(エレス)…微粒子単位のエネルギー。風・水・火が存在。
●輝石(クリアス)…原素が閉じ込められている。輝石のおかげで原素を持ち歩いたり原素をエネルギーとして利用出来る。
●大輝石(バルキネスクリアス)…アンマルチア族が作った巨大な輝石。地表から見える部分はバナナみたいな形をしているが、全体の一部でしかなく、全体は地殻を貫通して星の核にまで達している。
  • 大翠緑石(グローアンディ)…ウィンドルの風の大輝石。
  • 大蒼海石(デュープルマル)…ストラタの水の大輝石。
  • 大紅蓮石(フォルブランニル)…フェンデルの火の大輝石。原素が暴走しやすいので他の大輝石よりも扱いが難しい。
●アンマルチア族…幻の技術者一族。各地に遺構をたくさん残している(例:ウォールブリッジ地下遺跡)。フェンデルに技術提供を行っている。
●星の核…読み方は惑星によって異なる。ちなみにアスベル達の住んでいる世界では「ラスタリア」と読む。大輝石に原素を送っているところ。


【隠しダンジョン

本編クリア後に隠しダンジョン「ゾーオンケイジ」が出てくる。
サブイベント「空の攻防戦」開始時に出現しシャトルで行くことが出来るようになる。デュアライズが重要な鍵を握っているダンジョン。
なお、後述の未来への系譜編では進入不可。


【PS3版(TOGf)】

テイルズオブグレイセスは発売当初から人気であり、他ハードへの移植を希望する声も多かった。
そこで発売して1年後に特に要望が多かったPS3にただ移植するだけでなく補足シナリオ(続編)を追加して移植した。
これがPS3専用ソフトTOGfである。2010年12月2日に発売された。
ちなみにWii版はバンナムサイドが無償交換をするレベルにバグが多く(しかも対策版でも別のバグが発生)、「有料β版」とも言われている。
ぶっちゃけユーザーからの要望抜きでも最初から移植は計画されていた・・・というか最初からPS3に照準を合わせていたのではとも疑われている。

【未来への系譜編】

TOGfで追加された、本編クリア後にプレイ出来るシナリオ。
未来への系譜編クリア後は未来編で獲得したもの(称号・武具・レベル等)を持ち越したうえで本編に戻る事ができる。
本編クリア後の追加シナリオながら、隠しダンジョンのゾーオンケイジが未来編ではプレイ不可なため、本編クリア→未来編クリア→本編に戻ってゾーオンケイジクリアといった流れを辿るのが一般的というやや変わったゲームデザインとなっている。
(ゾーオンケイジクリアに未来編クリアが必須な訳では無いが、未来編で手に入る各種要素*1がないとクリアの難易度は上がるし、ゾーオンケイジをクリアできるレベルになると未来編が簡単になりすぎる。)

〔序盤のストーリー〕
世界の大輝石から原素が無くなる大事件から半年後、アスベルはラント領主として慣れないなりに仕事をしていた。
そんな時、リチャードからアスベルに頼みがあるという内容の手紙が届く。
早速バロニアに行ったアスベルはリチャードと他のかつての皆と再開する。
リチャードが言うには最近各地で暴星魔物が暴れており、その巣を見つけたので叩きに行くので手伝って欲しいという内容だった。
アスベルはリチャードの頼みであることと最近ラント領付近で暴星魔物が増えていることもあり手伝う。

〔登場キャラ〕

ネタバレも含むので各項目参照。

【HDリマスター版】

2025年1月16日発売。
シナリオの追加等は特にないが、画面が高画質化したうえ、当時のDLCの大部分を初期収録。
また、一周目からグレードショップが開放され、全特典を獲得できるだけのグレードも用意されている、シナリオ上の目的地表示機能の追加・エンカウントON/OFFを切り替えできる機能の追加等、全体的に快適性が増している。

【余談】

ディスカバリー「大きなオケ」におけるナットウ関連のイベントは印象深いものなのだが、現実世界に置き換えて考えるとかなり危ない状態である。
また、トウフナットウ→ミソの様な形で大豆繋がりではあるものの、よく分からん変化を遂げてしまう。
放置することでこんな形態変化は起きないのであくまでもゲーム上の物質だと考えること。
真似というか似た様な状態のブツを目にした時は警戒するように。




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最終更新:2025年04月26日 18:36

*1 アクセル称号を含む未来編限定の称号等