テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス

登録日:2017/02/19 (Sun) 23:20:00
更新日:2024/02/10 Sat 16:50:32
所要時間:約 11 分で読めます




それは、未来でクロスする


2016年7月から放送のアニメ。2017年1月より2クール目が放送。
テイルズオブシリーズの1つである『テイルズ オブ ゼスティリア』のアニメ化作品。
製作はゲーム版OPムービーや序章を描いた同梱アニメ『導師の夜明け』を担当したufotable
OP1:風ノ唄/FLOW
OP2:illuminate/Minami
ED1:calling/fhana
ED2:White Light/Superfly(5話のみ、ゲーム版OP)
ED3:BURN/FLOW(6話のみ、『TOBe』OP)
ED4:INNOSENCE/FLOW


概要

シリーズの原点回帰を謡いながらもストーリー展開やキャラクターの扱い、曖昧な設定・矛盾等で賛否両論を巻き起こした『TOZ』を再構成し、分割2クールのTVアニメに落とし込んだ作品。
アニメオリジナルキャラクターも多数登場する。
当時のシリーズ最新作『テイルズ オブ ベルセリア』とのクロスオーバーが行われ、こちらも部分的にアニメ化された。

ちなみにシリーズのTVアニメ化としては2008年の『テイルズ オブ ジ アビス』から8年振りとなる。

用語やあらすじはゲーム版と共通のためそちらを参照。


登場人物

主にゲーム版との差異を記述する。
  • スレイ
CV:木村良平
本作の主人公。今代の導師
ゲーム版と違い強い意志を持ち、他者の意見に簡単には流されない主人公然としたキャラクターになった。
世界を見回って見聞を広め、見た物や感じた事について真剣に考え、自分なりに導師として成長する事を心掛けている。
その事がゲーム版以上の成長を促しているという事なのか、従士契約を行っても身体に大きな負担はかからず失明しない。
アリーシャとロゼによるサポートもあり、ゲーム版では絶対に不可能とされていたドラゴンの浄化を成し遂げる等、その成長振りは導師の名に相応しいものとなった。
言葉を交わす事すらできなくなったヘルダルフを浄化する為、地水火風を全て合わせた神依を成功させる。
それでも完全な浄化に至る事はできず、地脈の奥底に自分ごとヘルダルフを封印し、長い年月をかけて浄化する手段を取った。
ゲーム版のエピローグでは匂わされただけだったが、本作のエピローグでは復活した事が明確に描写され、ミクリオと新たな旅に出るシーンで物語の幕が降りる。

  • アリーシャ・ディフダ
CV:茅野愛衣
ハイランド王国の王女兼騎士。
直属部隊の追加、彼らとのやり取りを始めとした掘り下げが行われた。
また、王家の末席の分家出身だったゲーム版と異なり、王の側室の娘となっている。
ゲーム版では従士契約に伴う負担でスレイの足手まといになるという判断から自ら一行から離脱しその後長らく橋工事をする事になるが、本作では戦争終結後の事後処理を自ら進んで引き受け、従士契約をした上で離脱。
その後ハイランドに襲来したドラゴン浄化の際に一行に復帰し、最終決戦に同行する。
また、ゲーム版ではロゼとの関係はあまり好ましいものではなかったが、本作では何度か殺されかかるものの、互いの考えや覚悟を理解した事で認め合う対等の間柄に。
本来のメインウェポンはゲームと同じく長槍だが、専守防衛を自身にも課しているせいか積極的に武装している事が少なく、大抵は護身用の短剣や襲ってきた相手から咄嗟に奪った剣で応戦している。そしてその状態でもやたらと強い
ゲーム版では神依はできなかったが、21話でデゼルの提案でエドナとの神依を試すも失敗、一時的に動けなくなるが、22話で特訓の末、遂に神依に成功。
エピローグではハイランド王国の女王に即位し、スレイが望んだ人間と天族が共存する世界を実現する為に尽力する様子が描かれた。

  • ミクリオ
CV:逢坂良太
スレイの幼馴染で親友の水属性の天族。
ゲーム版と違い仲違いイベントは発生せず、一度スレイと別れて水の神器を一人で取りに行った。
ミケルの甥でヘルダルフへの呪いの為の生贄となった赤子の転生体という出生の秘密があるのだが、特に触れられないまま流された。
第24話にてアリーシャとの神依を披露する。
エピローグでは、ゲーム版同様成長した姿となっており、復活したスレイと再会、新たな旅に出る。

  • ライラ
CV:下屋則子
「湖の乙女」として祀られていた火属性の天族。
ゲーム版ではスレイの行動を静止する発言が多かったが、本作ではスレイが主人公らしい意志を身に着けた事に伴いあくまで助言の一つに留まっている。
また、ゲーム版では「先代導師とマオテラスについての話を口外しない事」を代償に浄化の炎の力を得る事を誓約としていたが、本作では代償が「始まりの村カムランで起こった事を口にしない事」に変更されている為、自ら先代導師について口にした。
従士の神依が失敗すると従士・天族共に命を落とす可能性のある危険なものとなっており、もし従士のアリーシャとロゼが神依に失敗してライラが命を落とした場合、導師であるスレイは浄化の力が使えなくなってしまう為、神依はスレイとのみ行っている。
エピローグでは新たな導師と共に旅に出る様子が描かれた。
なお、ミクリオとの陪神契約が続いている為、主神としての導師との契約は複数人と行える模様。
ゲーム版での声優は松来未祐だったのだが、彼女が2015年に亡くなった事に伴い、本作では下屋則子に変更になっている。

  • エドナ
CV:福圓美里
常に傘をさしている地属性の天族。
本人のキャラにはあまり変化はないが、兄アイゼンとの回想描写やアリーシャとの関係性がより深く掘り下げられている。
第22話にてアリーシャとの神依を披露する。
エピローグでは供え物の林檎を食べながら、アイゼンと暮らしている様子が描かれた。

  • ロゼ
CV:小松未可子
商人ギルド「セキレイの羽」兼暗殺ギルド「風の骨」の頭領。
殺人に対する覚悟を持つ事はゲーム版と共通だが、過去が丁寧に掘り下げられ、罪悪感や葛藤もしっかり感じている。
「届かない理想より目の前の正義」という養父ブラドの信念の再認識、スレイ達から教えられた穢れの存在がその信念を貫く上で障害となると判断し、「見えないことから逃げるのはもうやめる」とスレイに自ら「商談」を持ちかけ、従士契約に至る。
ゲーム版では従士契約後にあっさり神依を使用できたが、本作では一度試しただけで死にかけており万能振りは鳴りを潜めている。
その後、22話で特訓の末デゼルとの神依に成功、24話ではエドナと神依。
アリーシャとは当初思想の違いから衝突するが、彼女の信念を垣間見て次第に友情が芽生え、従士契約後は次回予告で漫才を繰り広げるなど良好な関係を築いている。
エピローグでは引き続きセキレイの羽として活動している様子が描かれた。
女王となったアリーシャとの交流も続いており、端から見ると百合ップルに見えなくもない。

  • デゼル
CV:小野大輔
他者との交流を拒む風属性の天族。
過去が整理され、風の傭兵団を一人で見守っていた事になった。
それに伴い復讐の対象がサイモンではなくコナンになっている。
ロゼの意志を最優先とする一方で「ブラドの理想の傀儡」と表現する等、複雑な事情や感情が見え隠れしている。
ゲーム版では中盤で死亡してしまうが、本作ではサイモンとの関わりが薄い事もあり生存している為、最終決戦にも同行する。
しかし、キララウス火山で道を塞ぐドラゴンの群れを散らす為特攻し風になってしまった。

  • ザビーダ
CV:津田健次郎
上半身裸の風属性の天族。
『TOBe』でのアイゼンとの交流イベントを踏まえた台詞を吐露する。
ゲーム版ではアイゼンを殺す考えを変えないが、本作ではエドナへの攻撃を止めたアイゼンを見て今一度ドラゴン化の治療法の探索を許容。
殺すのはエドナが諦めた時の最後の手段として譲歩する事となった。
ゲーム版ではデゼル死亡後に一行に加わるが、本作ではデゼル健在の上で最終決戦に同行する。
エピローグではエドナとアイゼンの元を訪れていた。

CV:森川智之
霊峰レイフォルクを住処とするドラゴン。エドナの兄。
回想で聖隷(天族)だった頃の幼いエドナとの触れ合いが描かれた。
ゲーム版ではエドナやザビーダを認識できなくなっていたが、本作では僅かだがエドナを認識できているかのような様子を見せている。
彼との戦闘以降、スレイはドラゴン浄化の手段の模索を意識して行うようになる。
エドナの了解の下ヘルダルフの後に浄化される事になっていたが、スレイが捨て身の封印を行った為にお預けになってしまう。
しかし、スレイの浄化とアリーシャ達の活動で世界全体の穢れの量が適正値となった為徐々にドラゴン化が快方に向かっているらしく、エピローグの時点では自我を取り戻してエドナと共に暮らしている様子が描かれている。
この際に一言だけだが「エドナ」と言葉を発した。

  • メーヴィン
CV:西村知道
今代の刻遺の語り部。
ゲーム版から特に変更は無いが、語り部である事、それ故に100年以上の時を生きている事が市井に知られている。
ゲーム版ではスレイに大地の記憶を使って世界の真実を教えたために誓約の効果が無くなり死亡したが、本作では真実を知る過程がヘルダルフの浄化に伴う記憶の流入となったため生存している。

  • マルトラン
CV:小山茉美
ハイランド王国教導騎士兼軍顧問。アリーシャの師匠。
ゲーム版では憑魔と化していたが、本作ではそんな事は無くアリーシャとの関係も良好なまま。
アリーシャの出番が増えた事に伴いマルトランの出番も増加。
最終決戦後は、アリーシャの側近として女王となった彼女を支える。

  • セルゲイ・ストレルカ
CV:堀秀行
ローランス帝国軍白皇騎士団団長。
ゲーム版では超人的な力を発揮し見えない天族相手とも戦闘できたが、本作ではそのような描写はない。
終盤で災禍の顕主を倒す為の導師の遠征にグルードマンやローランス軍と共に同行。
最終決戦後は、ドランの側近としてハイランドとローランスの共同式典に出席している。

  • ミケル
CV:日野聡
先代導師。
「世界から全ての穢れを消し去ってしまいたい。それが自分の使命」であると常々語っていたが、一方で「人には良くない心が誰しも潜んでいる。その心を穢れと言うなら私にも穢れが存在する」とも語っており、「穢れとは何か」を追い求めていた。
天遺見聞録の作者で、一般に流通しているものとは別に「世界の真実」を記した「もう一つの天遺見聞録」を遺している。
ゲーム版と同じくヘルダルフに「永遠の孤独の呪い」をかけた張本人だが、その理由が納得できるものになっている。

  • ミューズ
CV:原由実
ミケルの妹。
ゲーム版から特に変更はない。

  • ジイジ/ゼンライ
CV:緒方賢一
イズチの長で、スレイやミクリオの育ての親的存在。
ゲーム版ではヘルダルフに力の糧として取り込まれ、自身が望んだ事もありスレイとミクリオに斃されるが、本作ではヘルダルフが決戦の為に北の大地に籠っていた事で生存している。

  • バルトロ
CV:仲野裕
アリーシャを追い落とすために暗躍する大臣。
スレイとの交渉では原作より多少余裕を見せる。
戦争後はアリーシャに国家反逆の罪を着せて追い回し、彼女を誘い出すためにマルトランを人質にしたりと妨害が悪どくなっている。
王宮に辿り着いたアリーシャに襲い掛かるが割り込んだハイランド国王を誤って殺害。
さらにアリーシャの策で自身の悪事を大勢の前で喋ってしまい、追い詰められた末に自害。アリーシャの理念に最後まで盾突き退場した。

  • コナン
CV:渋谷茂
ローランス帝国第二皇子。
ロゼの元婚約者だったが、縁談は嘘で影響力が大きくなった風の傭兵団を闇討ちし、暗殺ギルドに貶めた。
ゲーム版では物語開始時点で死亡しているが、本作では憑魔と化して生存しておりロゼによって仇討ちを果たされる。
ゲーム版のマシドラ教皇の役割を兼任しており、偽エリクシールの製造・密売を行っていた。

  • ルナール
CV:子安武人
風の骨のメンバー。狐顔の憑魔。
ゲーム版では人間としての素顔が不明だったが、本作で判明。モブ顔
アリーシャと交戦して敗北後に憑魔化し、執拗につけ回すようになる。
また、ゲーム版で喰い殺した天族のマイセンは力を吸われただけで生存している。
アリーシャについてもつけ回しているものの、喰う事を目的としていないらしく、むしろアリーシャを守る様な動きを見せる事もある。
どうやら本音は「良い事」がしたかったらしく、人知れずドラゴンの群れに立ち向かい死亡した。
亡骸はアリーシャ達に発見されメイルシオで埋葬される。
なお、ゲーム版ではDLC追加エピソードのラストシーンで意味深な生存シーンが描かれたが、その後音沙汰が無いまま『TOBe』のリリースに移ってしまった。

  • サイモン
CV:五十嵐裕美
ヘルダルフに従う謎の天族。
ゲーム版ではヘルダルフに完全に従属していたが、本作ではスレイ達を焚きつけたり、成長を期待するような素振りを見せる等立ち位置が異なっている。
結局はヘルダルフに心酔していた事は変わらなかったようで、彼に絶望を望み、自ら進んで穢れに飲まれドラゴンとなった。
その後、デゼルの特攻の影響で浄化されたかのようなシーンがあるが詳細不明。

  • ヘルダルフ
CV:菅生隆之
今代の災禍の顕主
ゲーム版では旧カノヌシの神殿「聖主の御座」こと「アルトリウスの玉座」でスレイ達と戦ったが、本作では地脈湧点のキララウス火山で待ち受けている。
なお、決戦当日は「緋の夜」になっており、スレイ一行が火山に入るシーンは『TOBe』にてベルベット一行が特等対魔士を殺しに向かうシーンのオマージュ。
ゲーム版では「ハイランド軍の侵攻からカムランを守らなかった」というある種の逆恨みでミケルから呪いをかけられたが、本作ではカムラン焼き討ちの張本人に変更されている。
他者と深くコミュニケーションを取ろうとすると呪いによって意識を封じられるという描写が追加され、サイモンやスレイの呼びかけが届かない場面がある。
スレイとミクリオの出生について触れられず、またマオテラスの「この何十年かの間に」というセリフがあるため、呪いに苛まれた期間が17年と微妙に短かった原作と比べて伸びている模様。
最終的にゲーム版では「殺す事が救い」という結論に至ったスレイに殺害されるが、本作では地脈の奥底に封印され長い年月をかけて浄化された。
数年後にスレイと共に復活し、別の街で人生を一からやり直すとの事。

  • アタック
CV:進藤尚美
ノルミン天族。
ゲーム版と異なり憑魔化しておらず、森の中で憑魔に追われているところを神器を携えたミクリオに助けられ彼と一時同行。
マーリンドでドラゴンパピーと交戦していたスレイ一行に合流した。
その後はロハンの加護を手伝う為、マーリンドに残った。
終盤で災禍の顕主を倒す為の導師の遠征に大勢のノルミン天族を引き連れ同行する。

  • ブラド
CV:大塚明夫
ロゼの養父で、風の傭兵団の団長。故人。
村を襲撃した野盗に攫われそうになっていたロゼを助け、傭兵団の一員に加えた。
「届かない理想より目の前の正義」を信条としていたが、コナン皇子の言葉に理想が叶うと思って手を貸した結果、彼に騙され命を落とす。

  • ドラン
CV:糸博
ローランス帝国皇帝。
ゲーム版では物語開始時点で既に故人だが本作では存命している。
ペンドラゴの止まない雨を解決する為にペンドラゴを訪れたスレイ一行を手厚く出迎え、数百年前に刻遺の語り部から伝えられた穢れをはじめとする世界の秘密についての伝承をスレイに伝えた。
その後、スレイ一行と共にペンドラゴの教会に同行、皇帝の権限を以って教皇マシドラに立ち入り禁止となっていた教会の扉を開けるよう命じる等、スレイを援護した。
エピローグでは、ハイランド女王アリーシャと共にスレイが望んだ人間と天族が共存する世界を実現する為に尽力している。

  • ハイランド王
CV:ふくまつ進妙
ゲーム版では幼君だったが、本作ではアリーシャの父。
かなり高齢で、老年になってから見初めた平民の女性を妻の一人として迎え、彼女との間にアリーシャが生まれる。
重病を患っているため車椅子を使用している。
実は穢れに侵されており、アリーシャが戦争の停戦の為に謁見した時は、従士である彼女の目には憑魔として映る程だった。
それでも理性やアリーシャと彼女の母への愛は残っており、バルトロの凶刃からアリーシャを庇って亡くなる。

CV:浅倉杏美
天族の最高位である五大神の筆頭。白いドラゴンの姿をしている。
ゲーム版と異なり、ヘルダルフとは繋がっていない。
カムラン焼き討ちにより穢れを纏ってしまい、浄化の力を湖の乙女(ライラ)に与え、彼女が新たな導師を誕生させる事を望んでいた。
穢れを纏った体でヘルダルフの行いを止めようと戦うが、人の孤独が生む強い穢れに拘束され敗れる。
残念ながらアイゼンやザビーダとは殆ど絡まなかった。

CV:佐藤利奈
『TOBe』の主人公。千年前の災禍の顕主
ベルベットの憎しみがこの災厄の時代の幕を開いたとされる。
アルトリウスとの戦いが、マギルゥによって名前と共に後世に伝えられている。「もう一つの天遺見聞録」では、彼女の姿絵が描かれており、左手の業魔手が強調されている。
2期終盤でスレイの夢に現れ、アルトリウスとの最後の戦いで導き出した「鳥はなぜ空を飛ぶのか」の答えと共に「自分を信じる道を進め」と彼の背中を押す。

CV:岸尾だいすけ
戦いの鬼神「夜叉」の業魔。
ゲーム版から特に変更はない。

CV:佐藤聡美
「魔女」を自称する年齢不詳の胡散臭い少女。
ゲーム版では当初監獄島に収監されていたが、本作では式神に乗って監獄島に飛んで来た上にドラゴンとの戦闘にも参加する。
つまりビエンフーとの契約が切られていない。
刻遺の語り部として長年活動し、誓約を解いてローランス帝国のドラゴニア家にベルベットとアルトリウスの戦いについて伝えた。

  • シアリーズ
CV:新井里美
アルトリウスの使役聖隷。
ゲーム版から特に変更はない。
強いて言うなら致命傷を負わされたのはドラゴンパピーではなく成体のドラゴン。

  • グリモワール
CV:平野文
ノルミン天族で、マギルゥの魔女としての師匠。廃墟と化したメイルシオに一人で住んでいる。
スレイの遠征に同行したノルミン達に「ノルミン天族にも未来はある」と説き、スレイ達を激励する。

  • オスカー・ドラゴニア
CV:前野智昭
一等対魔士。
監獄島でのベルベットとの戦いが素晴らしい作画で描写された。
ゲーム版と違い、アルトリウスがライフィセットを生贄にした事を知っている。
使役聖隷はドラゴンパピー化せず、ベルベットの反撃による左眼の負傷も無し。

CV:堀内賢雄
ベルベットの仇敵。
全生物から感情を取り上げる事で世界から穢れを根絶しようとした千年前の導師
ゲーム版と同じく公的な記録が抹消されたのか、ローランス帝国のドラゴニア家に伝わる伝承ではベルベットと異なり名前は伝わっていない。
「もう一つの天遺見聞録」には名前が記されており、おそらくミケルはマオテラスから詳細を聞いたと推測される。

  • ライフィセット・クラウ
CV:釘宮理恵
ベルベットの弟。故人。
降臨の日にアルトリウスにより生贄として殺害される。
アルトリウスの問い「鳥はなぜ空を飛ぶのか」の回答をベルベットに話していた事が示唆されている。
「もう一つの天遺見聞録」には「ベルベットの弟」と記されている。

アニメオリジナルキャラクター

  • クレム
CV:加隈亜衣
  • ガネット
CV:森永千才
  • ボルタ
CV:古城門志帆
  • タオ
CV:東内マリ子
アリーシャの配下であった女性騎士達。
アリーシャと共にグリエルに向かうが、そこで穢れによる災害が発生、それにより全員死亡した。

  • ドレイク教授
CV:てらそままさき
ハイランドの天文学者。
「世界は地脈で繋がっており、自然の力が地脈となって循環する事で世界の均衡が保たれているが、今はその均衡が崩れている」と考え、人が見えざるものを崇め、共に歩んだ事を忘れている驕りから災厄の時代が訪れたと嘆いている。
グリエルに異常な兆候が見られた為、アリーシャの命によりクレムの後を追うも、地脈の調査中にドラゴンが覚醒、ドラゴンが放った穢れに飲み込まれる。

  • ノルミン天族
CV:江原裕理
黄色い帽子に茶色の体をしている。
イズチへの隠し通路がある遺跡でアリーシャの行動を真似して遊んでいた。
直後に、遺跡から湧いて出て来た大量の虫から、天響術や体術でアリーシャを守った。

  • シレル
CV:田澤茉純
  • イアン
CV:江原裕理
アリーシャの現在の側近である女性騎士達で、互いに幼馴染。共にアリーシャを尊敬している。
シレルはスパイとしてバルトロ陣営に一時的に潜り込み、バルトロが兵にグレイブガント盆地への移動を命じた事、上位の者には開戦する旨を伝えた事を知らせた。
イアンは弓を得意とし、特大サイズのウリボアを一撃で仕留める等、腕は折り紙付き。
かなり饒舌で、噂の導師スレイに会えたうえ、握手できて感激していた。
終盤で、共に災禍の顕主を倒す為の導師の遠征に同行する。最終決戦後は、アリーシャの側近として女王となった彼女を支える。

  • ガスパーロ
CV:手塚秀彰
ラストンベルの教会の司教で、統治者的役割も果たす。
しかしその裏で、私腹を肥やしており、財産を聖堂の地下に隠していた。
それだけでなく、財産を奪った相手や私腹を肥やしていた事実を知った者を口封じに殺し、隠し財産の更に奥深くに遺体を隠していた。
風の骨の怒りを買い、ロゼに暗殺される。

  • グルードマン
CV:伊藤健太郎
ローランス教会直属の騎士団である青嵐騎士団の団長。
立場上、セルゲイとは折り合いが悪いが、根っからの悪人ではない。
教会による統治の安定を揺るがしかねない為、ガスパーロが暗殺された事実を隠蔽しようとしたり、聖堂の地下に繋がる下水路を封鎖したりした。
終盤で、災禍の顕主を倒す為の導師の遠征にセルゲイやローランス軍と共に同行。最終決戦後は、ドランの側近としてハイランドとローランスの共同式典に出席している。

  • ミン
CV:長谷川育美
  • リンダ
CV:鬼頭明里
始まりの村カムランの住民であった少女達。ミンはミケルに後で差し入れを持って来ると言い、リンダは果物が大きな実をつけた事をミケルに知らせていた。

  • ローランス将軍
CV:杉崎亮
ヘルダルフと共に、教会と手を組んで、ハイランドとの戦争開戦の為に、ハイランド軍をカムランに誘き寄せ、そこを焼き討ちする。
ヘルダルフの手腕を称賛する一方で、手柄に興味を示さない彼を「欲のない男」と評した。

その他


  • 浄化
本作では穢れを浄化する際に、導師がその穢れをその身に受け止める必要があるという設定になっている。
そのためよりリスクの伴う危険な行為として扱われている。
また人間の穢れを浄化する際は、同時にその記憶が流れ込むという現象が起こり、これが原作での瞳石による真相解明の代わりになっている。

  • 従士
役割はおおむね原作と同じ。導師への負担はあるがスレイの成長によって克服された模様。
メリットとして、導師が浄化のために受け止める穢れの一部を引き受けられることと、離れた場所でも導師と念話ができる設定が追加。
デメリットとして、導師が命を落とすと従士も連動して命を落としてしまうという代償が追加されている。



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最終更新:2024年02月10日 16:50