冷泉麻子(ガールズ&パンツァー)

登録日:2017/08/17 (木) 12:18:25
更新日:2024/06/21 Fri 17:32:13
所要時間:約 3 分で読めます





酸素が少ない……。




冷泉麻子(れいぜいまこ)とは、アニメ「ガールズ&パンツァー」の登場人物。
主人公、西住みほが率いる戦車道チーム「あんこうチーム」の一員であり、同チームの武部沙織とは幼馴染である。


■プロフィール

所属校:県立大洗女子学園
学年:2年生
所属チーム:あんこうチーム
担当:操縦手
身長:145㎝
出身:茨城県大洗町
家族:祖母
誕生日:9月1日
年齢:16歳
血液型:AB型
好きな食べ物:ケーキ全般
嫌いな食べ物:なし
好きな教科:特になし
嫌いな教科:特になし
趣味:読書
日課:特になし
好きな花:オリーブ
好きな戦車:パンターG型
座右の銘:果報は寝て待て

■概要

大洗女子学園に通う女子生徒。
両親を小学生の頃に交通事故によって失っており、以降は祖母である久子の手で育てられた。
口うるさい祖母には頭が上がらないが、唯一の肉親として大切にも想っているおばあちゃん子。

クールな性格で、よほどのことが起きるかお化け(後述)が絡まない限り冷静沈着で無表情。
口数も多い方ではないが割と付き合いは良く、特にあんこうチームの面々とは一緒に夕飯を食べるなど仲が良い。

その中でも幼馴染である沙織とは親友を通り越して親子(沙織が母親)のような間柄になっており、ちょくちょく世話を焼かれている。
弱点なども見抜かれているため、嫌がっても弱みを衝かれて丸め込まれてしまうことも。

極度の低血圧の為寝起きは悪く、いつも遅刻ばかりしている。
風紀委員長の園みどり子(通称そど子)調べでは連続245日遅刻しているらしい*1
それ故に彼女とは衝突が絶えないものの、所謂「喧嘩する程仲が良い」関係となっている。
なお、背丈も同程度で麻子がタメ口で接しているため誤解されやすいが、そど子の方が先輩である。

そんな生活が祟っているのか、あんこうチーム内では背も胸も一番小さいが、
寝ボケた状態でも走行中の戦車に飛び乗ることができるなど、身体能力はやけに高い。

また朝が弱い分、夜は目が冴え活発的になる。

好物はケーキ類で、あんこうチームの面々で戦車カフェに行った時には一個だけでは物足りなかったのか何個も追加注文しており、
「朝まで生戦車!」で遅刻癖に対する「一週間ケーキ禁止」というお仕置きを提案された時には猛抗議していた。

■能力

学年主席を取る程頭脳明晰であり、マニュアルを一読しただけで戦車の操縦方法を理解・実践してのけただけでなく、
並み居る強豪校との戦いを通じて経験を積み、巧みな操縦テクニックを会得した。
だがそんな天才肌ゆえか、技術を他人に教える事は若干苦手である模様。
戦車以外にも乗り物は得意らしく、あんこうチームでは唯一最初から馬に乗れた。
操縦桿を握り続けたおかげかその細腕からは想像もつかないほどの握力も会得したようで、サメさんチームとの対決ではカトラスとの指相撲対決で圧勝した。

冷静沈着なことも強みであり、みほの時に無茶な指示も「おっけー。」の一言だけでこなしてのけたり、
指示通り操縦すると履帯が切れることを忠告しつつも、みほが指示を変えないと見ると動揺せずに指示通りの操縦をするなど、的確な操縦であんこうチームの活躍に貢献している。
また視力に優れ、ただでさえ視界不良の車内や雑木林に紛れる奇襲部隊に対しても的確に距離方向を把握できた。
基本的にみほの指示に従っているが本人のとっさの判断力も高めであり、借りた帽子に指を突っ込んで「銃」に見立て相手を脅したこともある。

半面、弱点はかなり多い。

前述の寝坊のせいで成績優秀であるにもかかわらず留年の危機に陥っており、
他にもお化けの類も苦手で、更には高所恐怖症持ちでもある。
これらの要素が絡むとクールさなど欠片もなくなり、ガクガクブルブルし始める。可愛い。

そんな彼女の最大の弱点ともいえるのが、祖母の久子である。
頭が上がらないというのもそうだが、唯一の肉親として大切に想っているが故に、本編中で久子が倒れたと聞いた際には、
普段の冷静さは消え失せ、顔面蒼白なまま「泳いで見舞いに行く」と無茶を言うほどに動揺してしまっている。

■本編での行動

実は最初は選択授業は戦車道ではなく書道を選択しており、あんこうチームから戦車道に誘われるも一度は断っていた。

西住みほとの出会いは遅刻中の通学路であり、寝ぼけてフラフラだった所をみほに助けられる。
おかげで2人揃ってそど子に叱られてしまうが、「いつか借りは返す」と言って彼女に恩義を感じていた。

その後、選択授業中に何故かサボって戦車道の練習場内で昼寝をしており、たまたま通りかかったみほ達に拾われる。
その時恩を返すチャンスだと思ったのか、前述の操縦テクニックで彼女等の危機を救った。

その後、沙織からの説得と戦車道の特典に遅刻免除もある事もあり、戦車道を選択、あんこうチームに正式に加入する。
最初は練習試合で朝が早いことに文句を言っていたが、戦車道をやっているうちに低血圧が改善されたようだ。

全国大会でもみほの指示を的確にこなし、チームを支えてきた。
途中祖母が入院するというハプニングに見舞われるも、意外なところからの支援で事無きを得る。
そど子達風紀委員達(カモさんチーム)が新たに加入してきた時も指導したり助けてあげる等面倒見の良さを見せた。

そして迎えた決勝戦でも、履帯が切れるレベルの操縦(実際切れた)を冷静にこなし、勝利に貢献した。
そして大洗への凱旋中に元気になった祖母を見て、笑顔を見せるのだった。

劇場版では、エキシビションマッチ緒戦でお茶を淹れようかという話になった時にミルクセーキを強請るシーンがあった。
廃校が確定し引越しをする際は、それほど表立ってはいないが枕が変わるのを嫌がっていた。
風紀委員としての名誉を失って完全にグレていたそど子達に発破をかけ、彼女らが復帰するきっかけにもなっている。
また戦車の操縦免許を取得していた事が発覚。

最終章では、他と同じく浪人寸前だった河嶋桃のために協力。
新生徒会のメンバーには、あんこうチーム内では西住みほ以外で唯一加わっていない。
サメさんチームとBAR「どん底」で対決した時は、生しらす丼のカトラスを指相撲で勝利する。戦闘外ではハバネロクラブを飲んで悶絶し、アイスメロンソーダを飲んでいた。

最終章第2話では、対戦校の知波単が長期戦を仕掛けた事で昼過ぎに始まった試合が真夜中まで縺れ込む事態となり、
他のメンバーが眠気に襲われ精彩を欠きつつある(華など途中で口を開けたまま居眠っていた)のに対して彼女だけは目がギンッギンになっていた
続く第3話では試合時間が12時間超というかなりの長丁場になり、いよいよ各メンバーの疲弊が進んで行く中で彼女は逆にパンツァーハイ気味になっていた。
途中で彼女の視力の良さを買ったみほに頼まれ、一時的に彼女に代わって車長を務める場面も見られた。
車長としての彼女は抜群の視力と、普段操縦をしていることから敵のいる方向を瞬時に把握、どの場所に進行すればいいかを見事に見抜いていたのだが、肝心の指揮は「方向をアバウトに言うだけ」というものだった。(実際具体的な指揮はみほが装填しながら行っていた)。
だが彼女、そして方向を聞いて瞬時に操縦する秋山殿の力量もあり、数で劣る上悪路となったジャングルで知波単の猛攻を逃げ回った。
最終的には一歩及ばず撃破されてしまうもののフラッグ車を視界のいい場所に釣りだしたのが幸いし、大逆転劇に繋がるのであった。
試合終了直後に朝日が昇ると、それと同時に糸が切れるかの様に眠気に襲われていた。

その後の継続戦ではあんこうチームまさかの速攻撃破。ただしこれは相手の超長距離からの射撃に寄るものであり麻子の操縦ではどうしようもない相手であった。
その為に即座に退場し残された大洗の仲間たちの試合を見守った…と言いたいが画面に映るたびに何かを食べており終いには寝ていた為、多分第四章では兼役のピーチの方が喋っていたまである。

■余談

自分と同じ(というかそれ以上)の無表情キャラであるウサギさんチーム丸山紗希とは波長が合うようで、
OVAのキャンプでは仲良く昼寝をしていた。



人間が朝6時に追記、修正できるか!

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最終更新:2024年06月21日 17:32

*1 入学当初から遅刻し続けている計算となる