ガールズ&パンツァー

登録日:2012/11/14(水) 22:21:39
更新日:2020/04/09 Thu 13:47:28
所要時間:約 23 分で読めます




概要

『ガールズ&パンツァー』(GIRLS und PANZER)は、2012年10月より放送された日本のオリジナルアニメ作品。
監督は水島努。アニメーション制作はアクタス。キャラクターデザインは『 ストライクウィッチーズ 』などでお馴染みの島田フミカネ先生。
ちなみに、水島努監督としては初のオリジナル作品。略称は「ガルパン」「GuP」。

タイトルの“パンツァー”(PANZER)はドイツ語で「戦車」のこと。パンツではない。
“und”は英語のandに相当し、ドイツ語で「ウント」と読むが、本作では英語読みの「アンド」と読んでいる(PVやラジオより)。

茨城県大洗町が物語の舞台で、サンクスや大洗リゾートアウトレットなど一部実名で登場する。
放送前から大洗町や茨城県も色々力を入れており、痛バスが走ったり、イベントに声優たちが参加している。

そのタイアップは概ね上手くいき、ガルパン目当てで行って地元住民の暖かさに惚れ込んで移住したファンまでいる。
『ナニコレ珍百景』にて『美少女アニメで町おこしする町』として大洗町がガルパンと共に紹介されたこともある。

ちなみに戦車の作画が大変なためか、本放送は10話(12月)で一時中断し、3か月後に残り2話を放送した。

BD/DVDではOVAも収録され、本編では描けなかった水着回、プラウダ戦中の1コマ、あんこう音頭、打ち上げ会など様々なエピソードが盛りだくさん。
さらに、本編ではダイジェスト映像で突破が示唆されたアンツィオ高校との第2回戦を映像化したOVA『これが本当のアンツィオ戦です!』が制作され、劇場公開を挟んで発売。

2015年11月21日には、本編のその後を描く『ガールズ&パンツァー 劇場版』が劇場公開開始。
アニメ・OVA等に登場したメイン・サブを問わない多くのキャラクターたちの他、魅力的な新キャラも登場している。
さらに、劇場版の大ヒットを受けてか、2016年2月頃から全国の4DXシアター(映画のシーンに合わせて動く座席や風が吹くなどの特殊効果が特色の映画上映システム)でも上映された。

そしてその劇場版のさらにその後を描く『ガールズ&パンツァー 最終章』も全六話予定で制作。
2017年12月には第一話、2019年6月に第二話が劇場公開された。

その他、同一世界観を舞台にした外伝作品としてコミック版に『リトルアーミー』シリーズ、『リボンの武者』、『激闘!マジノ戦ですっ!!』が発表されている。
他にもギャグ満載の『もっとらぶらぶ作戦です!』、本編に登場した戦車やいろんな戦車が登場する『戦車道ノススメ』がある。

《あらすじ》

戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子の嗜みとされている世界。
県立大洗女子学園に転校生の西住みほがやってきた。
戦車道が嫌いで、戦車道がない大洗女子を選んだみほ。ところが転校早々に生徒会長に呼び出され、必修選択科目で戦車道を選択し、戦車道全国大会に出場するよう強要される。
しかも、集まったメンバーは個性派ばかり。
華道家元の娘の五十鈴華、恋に恋する武部沙織、戦車マニアの秋山優花里、朝に弱い優等生の冷泉麻子。友達と普通の女子高生活を夢見るみほのささやかな願いは叶うのか?(公式サイトより)


《戦車道》

「戦車道、それは伝統的な文化であり、世界中で女子のたしなみとして受け継がれてきました。
礼節のある、淑やかで慎ましく、そして凛々しい婦女子を育成する事を目指した武芸でもあります。
戦車道を学ぶ事は、女子としての道を極めることでもあります。
鉄のように熱く強く、無限軌道のようにカタカタと愛らしい、そして大砲のように情熱的で必殺命中。
戦車道を学べば、必ずや良き妻、良き母、良き職業婦人になれることでしょう。
健康的で優しく、たくましい貴女は多くの男性に好意をもって受け入れられるはずです。
さあ、皆さんも是非に戦車道を学び、心身共に健やかで美しい女性になりましょう」(戦車道入門より)

本作品内の日本では、数年後に世界大会が開かれることから再興の機運が高まり、文科省から全国の大学・高校に注力させることが要請されている。
大洗女子学園でもかつて廃されていたものが復活して必修選択科目の一つとなる他、
生徒会が戦車道の成績優秀者に対して特典や優遇策を約束するなどして特に力を入れている。

1台の戦車に必要な最低人員は車長、砲手、操縦手の3名
人数が増えるごとに装填手や通信手と役割が細分化され各員の負担軽減と同時に砲撃の精度や速度と合わせて総合的な戦闘能力が向上する。

公式戦となる全国大会は相手チームの全ての車輌を戦闘不能にすれば勝利となる“殲滅戦”
相手チームの車輌の中から予め1輌が指定されるフラッグ車を先に戦闘不能とした側が勝者となる“フラッグ戦”
の2種類があり、日本戦車道連盟によって指定される。

戦車道に用いる戦車は競技者保護のため乗員室は連盟公認の装甲材で覆うことが義務付けられ
砲弾は連盟公認の実弾の使用が規定されており、弾頭や装薬の加工は認められていない。
車内は特殊なカーボンコーティングが施されおおむね安全が保たれるが、着弾で火災が発生することもあり絶対ではない。

また参加可能な戦車は1945年8月15日までに設計が完了し試作されていた車輌と、それらに搭載される予定だった部材を使用した車輌のみ。
この条件を満たしていれば、実在しない部材同士の組合せは認められる。
設計段階の車輌に関しては部材が調達出来ず再現が困難な場合は連盟と個別協議を行い、許可された範囲内での改造が認められている。


《登場人物》

県立大洗女子学園

あんこうチーム(主人公チーム)

使用戦車:Ⅳ号戦車D型→Ⅳ号戦車F2→Ⅳ号戦車H型
主人公チームだけあり、安定した活躍を見せる。

またメンバーは戦隊の名乗りの中でも1・2を争う難度の五星戦隊ダイレンジャーの名乗りを完全再現できる。

西住みほ(CV:渕上舞
主人公。2年生。戦車長兼隊長。
由緒ある戦車乗りの家系・西住流戦車道の後継者の一人。
とある出来事から戦車道を避けるようになり、戦車道の授業のない大洗女子学園に転校するが、同学園の戦車道復活に伴い身元を知る生徒会から、戦車道の選択を強制される。
一度は拒否するものの、友人の沙織と華の影響もあり再び戦車道と向き合うこととなる。
その経緯から仲間たちと楽しんで戦車道ができればいいと考えていた為、周囲の考えに流されることもあったが、廃校の危機を知るとそういった面は無くなった。

由緒正しい家で育ったためか礼儀正しく優しい性格をしており、的確な指示も合間って『頼りになる隊長』として信頼されている。
ただ、引っ込み思案な性格からかスキンシップは苦手で、ケイに抱きつかれた時にテンパった表情で固まってしまったことも。
雨で増水した川にダイブしたり、オリンピック選手も真っ青の立ち幅跳びを見せるなど何気に超人的身体能力の持ち主。

武部沙織(CV:茅野愛衣
2年生。みほの大洗での初めての友人その1。通信手。
何事も色恋沙汰に繋げる節があり、戦車道へと参加したのも男子にモテるため。しかし実際に男子と付き合った経験は無い。
あんこうチームのムードメーカーで、その性格は要所要所で大洗を支えた。面倒見がよいのもあって、後輩(女子)や小さな子供たちからは慕われている。
家庭的スキルも高く何度かあんこうチームのメンバーに手料理を振舞っており、ぶっちゃけ性格的にも能力的にも最早おかんである。
戦車道にも積極的で、通信手として出来ることを探した結果アマチュア無線技士免許を取得している。
なお、MF文庫Jより出版されている小説版「ガールズ&パンツァー」は沙織視点で描かれている。

五十鈴華(CV:尾崎真実)
2年生。みほの大洗での初めての友人その2。砲手だが、操縦もある程度はできる。
華道の家元の出身。アクティブな事に興味があったことから、戦車の砲撃に惹かれて戦車道を選択する。
何気に登場人物中でも屈指の胆力の持ち主であり、母親から勘当されようとも自分の意思を貫いた。
お淑やかながら芯は強く、外せば敗北確定の砲撃を慌てることもなく行い、命中させたことも。砲撃前の集中力は流石の一言に尽きる。
また、細い見た目に反してかなりの健啖家であり、初登場時から『定食(ご飯山盛り)+ラーメン』と見ているだけでお腹いっぱいの昼食をとっていた。

秋山優花里(CV:中上育実)
2年生。装填手。
重度の戦車マニアで、豊富な知識をもつ。普段は慎ましいが戦車が稼働するとハイになる。
以前から、みほの事を知っており、憧れをいだいていた。シミュレーターの経験者ゆえか砲手もこなせる。実家は床屋。
戦車道が始まるまでは趣味が合う人間がおらず、ぼっちだった。それ故か戦車道の友人を大切にしている。
みほを慕い、敬っていることから視聴者からは忠犬扱いされている。また、それを示すかのような「にしずみどの~」という呼称から、本人を「秋山殿」と呼ぶファンもいる。
ちなみに現在は肩あたりまで伸びた髪が天パなのかフワフワしている髪型だが、昔はパンチパーマだった。もしかして戦車以前にそっちがぼっちの原因だったのではなかろうか。
BD/DVDの特典映像では『不肖、秋山優花里の戦車講座』で毎巻視聴者の皆さんに戦車の解説をしてくれる。
なお、最終章ではBC自由学園戦で大洗女子が苦戦する原因をつくった。

冷泉麻子(CV:井口裕香
2年生。沙織の幼馴染。操縦手。
学年主席の成績で、学習能力が高い天才。低血圧のため、朝に異常に弱く遅刻常習犯。
進級も危ぶまれることから、恩赦特典のある戦車道を選択した。
幼い頃に両親を事故で亡くし、それからは祖母に育てられたおばあちゃんっ子。よく叱られているようだが仲は良い様子。
普段は無愛想でぼんやりしているが、お化けが怖いので暗い場所にいくと死ぬほどビビる。
操縦手としての腕前は確かで、不言実行とばかりに時に無茶な要求を頷きひとつで実現させる。
しかし所謂天才的な感性で操縦しているため、他人に教えるのはかなり下手。


カメさんチーム(生徒会チーム)

使用戦車:38(t)戦車B/C型→38式軽駆逐戦車ヘッツァー
当初は会長がサボっていたため目立った戦果は無かったが、後に単騎で敵をかき回すようになる。

◇角谷杏(CV:福圓美里
3年生。生徒会長。戦車長兼通信手(実際は9話まで何もしていなかった)。9話以降は砲手。
小柄でよく干し芋(大洗町の特産品)を食べている。
みほに対して自己の権限を盾に問答無用で戦車道の履修を強要し、強引に引き込んだ張本人。
その割には「プレッシャーをかけずにノビノビとやってほしかったから」と廃校の危機を一向に伝えなかった。そして窮地に。
海外では干し芋が何かわからなかったことと、横暴な態度から「糞を食べてる糞女」と酷評された。まあ中盤以降は評価変わったけど。
自由奔放で飄々とした性格だが、かなり危険な囮役を買って出たり、罰ゲームをさせる際に連帯責任として自分も含めてみんなでさせたりと、彼女なりの責任感や優しさをみせることも。
本音をなかなか表に出さないタイプらしく、スタッフいわく、12話の彼女が一番本音を出しているとかなんとか。
なんだかんだでチートスペックで、9話以降はみほに単独行動を任されることが増えた。

◇小山柚子(CV:高橋美佳子
3年生。生徒会副会長。操縦手。
おっとりとした性格なためか2人によく振り回され気味。巨乳。
強引な会長や少しきつい性格の桃とおとなしいみほの間に立ち、取り持つこともあった。
桃に対して時々ナチュラルに毒を吐くが、仲自体は良く、ヘタれた時はよく慰めてやっている。
大洗女子のメンバーでは家族構成が多い。

◇河嶋桃(CV:植田佳奈
3年生。生徒会広報。砲手兼装填手(実際は9話まで会長がサボっていたので操縦手以外の全てを兼任)。9話以降は装填手1本に。
冷静な才女で、会長の豪腕を支える。砲手だが目標を外す事が多い。しかし装填の腕前はかなりのモノ。
隊長であるみほや生徒会長の杏が自分から動かないため、練習などでは彼女が仕切っていた。
普段は冷静なのだが本番では情緒不安定なことが多々あり、みほの指示を無視して攻撃をかけたり、絶望的な状況で泣いてしまったこともあった。
端的に言うと結構ヘタレ(ポンコツ)。『もうダメだよユズちゃん!』と柚子に泣きついたこともある。
家族構成は両親と弟がいるが、最終章では大幅に家族構成が変更されている。


アヒルさんチーム(バレー部チーム)

使用戦車:八九式中戦車甲型
大洗の中でも精神・能力共に高い部類にあるのだが、いかんせん『対人戦車』である八九式が戦車戦では貧弱すぎるため、マトモに戦う事が出来ない。
しかしそれでも敵の陽動など自分たちにできる事を懸命にやりぬいた。

◇磯辺典子(CV:菊地美香)
2年生。戦車長兼装填手。
バレー部を再興させるため、戦車道で活躍している熱血少女。バレー部で唯一の2年生であり、おそらくキャプテン。
バレー部ではセッターを務め、トスの練習を毎日欠かさず行っている。
背がバレー部で1番ちっちゃい。というか彼女だけ他の部員より色々と1回り以上小さい。
気合いと根性を叫ぶ一方で、適切な状況判断ができ、さらに乗員の士気向上もできると優秀な戦車長。

◇近藤妙子(CV:吉岡麻耶)
1年生。通信手で車載機関銃の射手も務める。
背番号3。バレー部のエースでジャンプサーブが得意。
バレー部屈指の尻と胸の持ち主。
家族構成が分かっているキャラの中では唯一の母子家庭キャラでもある。
「これが本当のアンツィオ戦です」では中の人がアンチョビと兼任していた事もあってアヒルさんチームでひとりだけキャストに名前がなかった。

◇河西忍(CV:桐村まり)
1年生。操縦手。
背番号5。バレー部ではアタッカーを務める。ぺったんこ。
序盤はそうでもなかったが、冷泉に指南を受けてからは機動力(というか全性能)で劣る八九式で
他の戦車にも勝るフットワークを見せるという何気にスゴイ操縦スキルを見せた。

◇佐々木あけび(CV:中村桜)
1年生。砲手。
背番号6。おっとりとして我慢強い。ブロックが得意。
対人戦車である八九式の豆鉄砲では零距離から撃っても敵の主力戦車にダメージが与えられないため、砲手としての活躍はほとんど無い。
砲手として唯一の活躍の場となったのはアンツィオ戦でCV33を相手にしたシーンでみほのアドバイスを受けて的確にCV33のウィークポイントを撃ち抜き、CV33部隊を壊滅させた。
命中率は高く、砲手としての力量は高いが…彼女をはじめとしてこのチーム、乗り手は優秀なのに不憫である。
最終戦では典子と共に敵を煽った。
また、ガルパンおじさんこと蝶野正洋氏の推しメンでもある。


カバさんチーム(歴女チーム)

使用戦車:Ⅲ号突撃砲F型
終盤にポルシェティーガーが使用可能になるまでは大洗で最高…というか序盤では唯一マトモな火力を持っていた。
そのため、大洗の中では撃破数は多い。
一方で車高が低いという利点を持つ自分たちの戦車に旗を掲げ、それが原因で隠れているのを捕捉されて撃破されたり(この時点で大洗の火力では勝ち目は無くなったも同然)、
真っ先に突撃案を提案して結果的にチームをピンチに追いやったりとお調子者な面もある。

※メンバーは得意分野に因んだニックネームを名乗っており、本名ではないが他のチームメイトにもそのニックネームで呼ばれている。

◇カエサル(CV:仙台エリ)
2年生。装填手。
古代ローマ時代に詳しい。赤いマフラーを巻いている。
卦を使う事ができ、しかも的中率は非常に高い。
アンツィオ高校の副隊長、カルパッチョ(CV:早見沙織)とは仲の良い幼馴染で、彼女と話す時には普通の女の子になる。

◇エルヴィン(CV:森谷里美)
2年生。戦車長兼通信手。
第二次世界大戦、特にドイツ軍に詳しい。軍用ジャケットを着用しドイツ陸軍を模した軍帽を被る。
得意分野の関係もあってか優花里とは波長が合ったようで、彼女に「グデーリアン」のニックネームを送り、一緒に「雪の進軍」を歌いながら斥候に出たこともあった。

◇左衛門佐(CV:井上優佳)
2年生。砲手。
戦国時代に詳しい。弓道が得意で、常に左目を瞑っているが別に見えないわけではない。六文銭模様付きの赤い鉢巻を付けている。
水遁の術が使える。水着は紐水着。

◇おりょう(CV:大橋歩夕)
2年生。操縦手。
幕末に詳しい。紋付を羽織っている。
チーム内で唯一右利き。背が低い割に胸がデカイ。


ウサギさんチーム(一年生チーム)

使用戦車:M3中戦車リー
当初は敵戦車の砲撃に怯えて試合放棄するなど問題行動を起こすこともあったが、徐々にチームの中での責任と自覚を身につけ成長していった。
最終戦では徹夜で研究した作戦とガッツでもってドイツ屈指の重戦車2台を相手に奇跡とも言える大金星をあげた。
名前の由来は2011年サッカー女子W杯優勝メンバーから苗字と名前を別々にとっている(例:澤梓→澤穂希+岩清水梓)。

◇澤梓(CV:竹内仁美)
1年生。車長。
面倒見が良いまとめ役。
割と当初はやる気がなかったウサギさんチームの中で最初からやる気を見せていた。
数々の戦闘で車長として成長していき、最終戦ではみほを彷彿とさせる名指揮をみせた。

◇山郷あゆみ(CV:中里望)
1年生。砲手。
ボーイッシュでさっぱりとしている。 髪は青色のロングヘア。

◇丸山紗希(CV:小松未可子
1年生。装填手。
おとなしく、一人で物思いにふける事も多い。灰色の髪。最終話まで一言も喋らなかった(キャストが初めて明かされたのも最終話)。
マイペースなのか、何時も明後日の方角を見ている。みんなで喜んでいるカットでもよく見ると視線の先がおかしい。
最終話では効果的な砲撃目標を見抜く活躍を見せたが、視聴者の反応は『キェェェェアァァァァシャベッタァァァァ!!』ばっかりだった。

◇阪口桂利奈(CV:多田このみ)
1年生。操縦手。
考えるよりも先に行動するタイプ、アニメ鑑賞が趣味。髪は茶色のショート。
「あいー!」という舌っ足らずな返事が特徴的。

◇宇津木優季(CV:山岡ゆり)
1年生。通信手。
マイペース派で、辛抱強い性格。髪は黒色のショートボブ。

◇大野あや(CV:秋奈)
1年生。副砲の砲手。
ストラップ集めが趣味の眼鏡っ娘。ツインテールの髪型。
よくメガネにヒビが入っている。


カモさんチーム(風紀委員チーム)

使用戦車:ルノーB1bis
途中参加したチーム。直接的な交戦では戦果が無いが、盾役になったり偵察でチームに貢献した。
全員よく似た外見で声も同じ声優が担当しているが別に姉妹というわけではない。誰と組むのか楽しみにしていた中の人は膝から崩れ落ちたが。

◇園みどり子(そど子)(CV:井澤詩織)
3年生。車長兼通信手兼副砲手。
風紀委員のリーダー格。ミドルのおかっぱ。
遅刻魔の麻子に振り回される。視力が良い。

◇後藤モヨ子(ゴモヨ)(CV:井澤詩織)
2年生。操縦手。
ロングのおかっぱ。

◇金春希美(パゾ美)(CV:井澤詩織)
2年生。主砲砲手兼装填手。
ショートのおかっぱ。


レオポンさんチーム(自動車部チーム)

使用戦車:ポルシェティーガー
同じく途中参加のチーム。しかし最初期から存在の言及はなされており、メンバーが戦車道を始める前から戦車の整備を行っていた。
脅威的技術力の持ち主であり、20年間無整備で放置されていた戦車を、中には野ざらしだったものや完全に水没していた戦車すら完璧に修復してみせた。
大洗の戦車は、試合でどれだけ破損しようと彼女たちの手にかかればあっという間に修復される。
元々ドライビングテクニックもあるためか戦闘面でも活躍し、最終戦が初陣ながら試合のキーパーソンとなった。
「ゆっくりでいーよー」
因みに、登場した自動車部は4人だけ=人数不足で部として認められていないバレーボール部と同人数でありながら『自動車部』である事から、他にも劇中未登場の自動車部員がいる可能性がある。
と言うかいなかったらむしろ怖いからいて欲しい。
名前は著名な日本人ドライバーから。

◇ナカジマ(CV:山本希望)
3年生。戦車長兼通信手。
通称「雨はナカジマ」。
搭乗中で揺れる車内や、車上でもポルシェティーガーのエンジンを稼働させたまま整備できる化物。
なお、本編ではレオポンチームとしては唯一、担当声優が兼ね役をしていない。
(※OVA『これが本当のアンツィオ戦です!』以降は、山本氏はナカジマに加えてアンツィオ高校のアマレットを兼ね役で演じている)

◇スズキ(CV:石原舞)
3年生。装填手。
褐色肌に茶髪のくせ毛。

◇ホシノ(CV:金元寿子)
3年生。砲手。
つなぎを腰に巻き、タンクトップ姿でいる。

◇ツチヤ(CV:喜多村英梨)
2年生。操縦手。
通称「ドリキン」。「燃えるねぇ!」が口癖。
一人だけ学年が低いが、他のメンバーに敬語を使っている様子はなく、対等の立場で接している。


アリクイさんチーム(ネット戦車ゲームチーム)

使用戦車:三式中戦車
途中(略
最終戦直前に三式中戦車が見つかったのを期に加入。ゲームとリアルの操縦の違いに戸惑う。
TVアニメでは出番は少なかったが、劇場版では凄まじい、そして斜め上の急成長を遂げる。

◇ねこにゃー(CV:葉山いくみ)
2年生。戦車長兼通信手。
苗字は猫田、下の名前は不明。
ぐるぐる眼鏡に猫耳カチューシャ。メガネを外すと美人のステレオタイプ。
実はみほと同じクラスで、彼女に話しかけるタイミングをストーリーの初めの方から伺っては逃していた。

◇ももがー(CV:倉田雅世)
1年生。操縦手。
桃の眼帯をつけている。

◇ぴよたん(CV:上坂すみれ)
3年生。
灰色の髪に巨乳。


ライバルたち

聖グロリアーナ女学院

ダージリン(CV:喜多村英梨
大洗女子学園が練習試合を行った聖グロリアーナ女学院の隊長を務める少女。金髪碧眼でも日本人
常に紅茶を携えており、『激戦の中にあっても紅茶を零さない』として戦車に乗っている時も紅茶を持っている。波紋修行か。
当初は無名校である大洗を侮り、余裕綽綽で対戦していたが、みほの采配で次々と仲間の戦車を行動不能に追い込まれて態度を改める。
最後はフラッグ車同士の一騎撃ちの末に勝利するも、たった一騎で数に勝る聖グロリアーナを翻弄し、こちらを追い詰めたみほの実力を認め、試合後親愛の証として紅茶を贈った。
それ以降は解説役となるが、毎回毎回オレンジペコーと場違いなアフタヌーンティースタイルで紅茶を飲みながら諺や格言を語りつつ解説しており、その光景はなかなかシュール。
「こんな格言を知ってる?」

サンダース大付属高校

◇ケイ(CV:川澄綾子)
大洗と全国大会で戦ったサンダース大付属高校の隊長。金髪でグラマラスな美人。
ノリがよく、潜入捜査をしていた秋山殿の名乗りを聞いて爆笑し、会場で秋山殿と会った時は責めることなく『いつでもウチに遊びにおいで』と誘った。
フレンドリーな性格であり、まるで旧知の仲のように杏に話しかけたり、試合後にみほの健闘を讃えて抱きついたりした。
戦略は数で圧倒して相手を追い詰める、まさにアメリカ的な物量作戦を展開する。ただし練度が低いということもなく、個々の戦力も高い。
反則行為を副隊長がしていたことを知って怒り、数に劣る相手に合わせて少数精鋭で戦う方針に切り替えたりと、フェアプレイの精神も持ち合わせている。

アンツィオ高校

◇アンチョビ(CV:吉岡麻耶)
全国大会2回戦で戦ったアンツィオ高校の『統帥(ドゥーチェ)』こと隊長。毛先がカールしたグレーの髪をツインテールにした、ドヤ顔が魅力的な美少女。
『勢いに乗れば強い』アンツィオのメンバーの気分屋っぷりに振り回されることもあるが、姐御肌で面倒見が良いため、メンバーからは慕われている。
やる気が出なければ弱いアンツィオ高校の隊長を務めているだけあって、メンバーの士気を上げる演説を得意としており、終わった後は『統帥!』コールがお約束。
戦車戦の後は相手チームを招待しての大規模な食事会を開くらしいが、メンバーのやる気は戦車戦<食事会のため、『もうちょっとこのやる気を戦車戦に出して欲しい』と頭を抱えているとか。
ちなみに製作サイドは当初アンツィオ戦を映像化しないと踏んで特徴的な髪型にしたそうで、OVA化でスタッフは彼女の動く髪に相当な苦戦を強いられたらしい。なお、この独特の髪はれっきとした地毛である。

プラウダ高校

◇カチューシャ(CV:金元寿子)
全国大会準決勝で大洗と対戦したプラウダ高校の隊長。金髪をショートボブにしたロリ。
暴君チックな言動が特徴で、大洗を完全に格下とみなしており、完膚なきまでに倒そうとしていた。
ただ言動は物騒だが如何せん見た目がちみっちゃいこととやることが子供っぽいこと(副隊長に肩車されている等)から、暴君っぽい割に可愛らしい。
ロシア語で歌ったこともあったが、副隊長のノンナの中の人がガチすぎた(CV:上坂すみれ)ためにちょっとたどたどしく聞こえてしまう。
でも可愛いからよし。というかロシア語があまり得意ではない設定なのでむしろそれが良い。
試合後は自分たちを負かした大洗をノンナの肩車の上から応援していた。ちなみにみほの実力は認めている様子。

黒森峰女学園

◇西住まほ(CV:田中理恵
みほの姉で黒森峰女学園チームの隊長。
西住流の後継者として頭角を現している有名人。常に冷静沈着な表情を崩さず、口数も多くない。
みほとはなんらかの確執があるようだったが…別にそんなことはなかった。
というか無口なだけで妹想いの優しいお姉ちゃんだった。
序盤のニュースでのインタビューでは家から逃げ出したみほを批難するかのような発言をしているが、最終回まで見終わった後に聞くとテレビを通してのみほへの激励のようにもとれる。

その他

◇蝶野亜美(CV:椎名へきる
大洗女子学園の特別講師で戦車道の教官。陸上自衛隊富士学校の富士教導団戦車教導隊より派遣された一等陸尉。
着任時はC-2改輸送機から戦車ごと学園の駐車場へLAPES(Low-Altitude Parachute Extraction System)で降下し、その際に学園長のフェラーリF40を大破させた。

未経験の生徒達に操縦方法を全く教えないまま、初日から本格戦闘の練習試合を行わせたりと実践主義。
擬音が多く大雑把な指導を行う反面、礼節を重んじる。
西住家とは親しく、西住師範(みほの母親)にはお世話になっているとの事。
その割に初登場時はみほを最初西住師範の娘だと知らなかったような言動をとったが、「もしかして」と前置きしているため、
みほのことを(写真や昨年の黒森峰vsプラウダの中継映像などで)間接的には知っていたが直接会ったことがなかった、もしくは幼少期のみほとしか会ったことがなかったという可能性がある。


◇西住しほ(CV:冬馬由美)
西住流現当主の女傑。厳格な性格。
冷酷非情を通しても勝利することこそが西住流という理念を貫き、情を優先して勝ちを逃したみほに失望していて、決勝前にはみほを勘当することすら示唆している。
チームの和を尊び、全員一丸となって勝利を掴む大洗女子学園でのみほの采配を「邪道」と嫌悪し、決勝戦ではまほに「西住流の戦術を持って叩き潰す」ことを求めた。
……と、なんとも黒幕な気配を漂わせていたがそれはあくまで西住流当主としての態度であり、みほが「邪道」を通してまほの指揮する黒森峰に勝利した時には笑顔で拍手していた。
また、蝶野亜美が直接面識がなかったみほの素性に気付いた理由が写真でなら見たことがあったためと仮定すれば、娘の写真をいつも持ち歩き、周囲に見せる子煩悩な一面も持っているのではないかという疑惑もある。
なんとライバルである島田千代とともにまさかの公式で抱き枕カバー発売。ソッチ方面ではトップクラスの人気を誇るコンビだが、公式もそれを理解していたようだ・・・


《余談》

軍事的な面でかなり忠実な描写が多々あり、アニメを見た海外オタの中には、
うぽって!!の二番煎じと思って見たらストパン以上にミリタリーしてたでござる」(意訳)
という感想を述べている人もいる。
かなり厳格なミリタリー監修がされており、実際にはあり得ない挙動や機能に関しては監修からのツッコミを受けつつもシナリオや作画の都合上、他の車輌との足並みや改造した車輌の作画の用意が難しい等の理由から、
「あえて」あり得ない状態にしている。

萌えアニメと侮っていた結果少年漫画の王道を突っ走るストーリー展開に魅了された視聴者も多かったようで、本作の特にBD各巻の初回限定版は長らく品薄状態が続いていた。
しかし2015年になんと初回特典もそのままの各巻の再販売が告知された。
ちなみに、萌えアニメではお約束のパンチラは監督の意向で禁止令が出されており、いくら動いても鉄壁のスカートがガッチリブロックしている。
この事はキャスト間でも話題になっており、パンツが出そうなタイトルなのに全く出ないとオーディオコメンタリーでネタにしていた。

作品内でみほ達への罰ゲームとして登場した『あんこう踊り』は、何故かしっかり振り付けがされている上に歌までついている力の入りっぷり。
踊っている時の全身タイツという衝撃的な衣装や西住殿のわりとおっきいアレ、とても楽しそうな会長等の面で視聴者の印象にも残った。
なお、本作品のキャストでも井口裕香が無茶振りで踊らされた他、高橋美佳子も自身のラジオでとてもキレのいい動きで踊っている。
ちなみにダンスとしてはかなりハードな部類に入り、しっかりと本来の振り付けで踊った高橋美佳子はかなり息が切れていた。

自衛隊広報制作の『よくわかる!陸上自衛隊~陸の王者!日本を守る戦車の歴史~』という、本作とは関連しなさそうな真面目なDVDに、秋山殿がコメンタリーゲストとして出演している。
内容は陸自の説明というよりは「10式スゲーだろ」という感じだが、秋山殿の語りもまさにそんな感じである。
このDVDは教養番組としては史上初のオリコンウィークリー1位を獲得し、さらに同シリーズの空自が5位、海自は7位とまさかの陸海空制覇を果たした。秋山殿スゲエ。
ちなみにもし戦車道で自衛隊の戦車を使えば、さおりんと秋山殿がリストラされるらしい。


また2013年12月27日より音楽配信サイト「e-omkyo music」にてアニメオリジナルサウンドトラックのハイレゾ音源(CD規格以上の情報量の高解像度音源)が
翌年2014年1月31日からは同じくe-onkyoよりエンディングテーマと各種キャラクターソングのハイレゾ音源が配信されている。
サントラはアルバム単位での購入、EDとキャラソンはアルバム単位と曲単位の選択が可能。
ファイル形式は全て48kHz/24bitのWAVおよびFLACであり、ハイレゾ配信に伴いリマスタリングが行われている。

ちなみに、アニメ版制作時には思うように取材ができなかったこともあったそうだが、
劇場版制作時の取材では国内外問わず「ガルパンなら歓迎」と取材先に概ね快く受け入れられたという。
なんと、
スタッフ「海外の●●の実物の資料写真がほしい」→海外のファン「オッケー、今から撮ってくる」
なんてやりとりもあったとか。





追記・修正は戦車部に所属していた人がお願いします。

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