《本編》
校内模擬線(第2話・第3話)
大洗チーム全車によるバトルロイヤル形式の模擬戦。
とりあえずカメさんチームについていき、特に砲撃もされていないのに逃げようとして石にぶつかり、そのまま後退もせず前進し続けた結果履帯が切れ、リタイア。
カメさんチームを撃破する絶好の機会だったのだが、誰も思いつかなかったのだろうか…。
練習試合(第4話)
聖グロリアーナ女学院との練習試合。 戦車をド派手なピンクに染めて参戦。
待ち伏せ戦法のため崖上へ移動して待機、敵が来るまでの暇つぶしに トランプで 大富豪をしていた。
だが相手の砲撃にビビって逃亡、無人となった所を撃破されリタイアとなる。
砲撃戦やってる中で外に出るのは危険すぎる気がするのだが……。
その後は木によじ登って大洗市街地での戦闘の様子を見ており、試合後みほに謝罪、これからは真面目にやると宣言した。
また戦車の色を元の茶色に戻した。
全国大会一回戦(第5話・第6話)
強豪 サンダース大学付属高校との試合。
森の中で偵察を務め、発見した敵戦車を何とかしておびき出そうとするが、敵の通信傍受で作戦が筒抜けとなっていたことで包囲され、慌てて逃走。
あんこうチームたちと合流してからは、みほの指示に従って包囲を狭める敵戦車に突撃し、どうにか脱出することに成功。
みほが通信傍受に気づいてからは、カバさんチームと一緒に草叢に隠れ待ちぶせを敢行、
敵戦車を主砲の射界に収めるも命中せず、逃走を許してしまう。
最終局面では、敵フラッグ車を追撃しつつサンダース主力に追撃されるが、
アヒルさんチームと一緒に後衛を務める。
その際に 「今度は逃げないんだから!」と決意を顕にしている。
しかし直後に ファイアフライからの砲撃が直撃し、砲弾によると思われるクレーターに突っ込んで戦闘不能となってしまう。
全国大会二回戦(第7話/OVA)
アンチョビ率いる アンツィオ高校との試合……なのだが、 TV放送ではカット。
その全貌はOVA「これが本当のアンツィオ戦です!」で明らかになった。
みほの指示で斥候を務め、街道に待ち構える敵部隊を発見する。
数がアヒルさんチームの報告と違っていたことで敵の偽装と発覚し、機銃で偽装看板を破壊した。
その後、敵戦車と遭遇するが、偽装看板と認識したあやが機銃と副砲を発砲。
しかし今度は本物であり、そのまま追撃を受ける羽目になる。
桂利奈の操縦で何とか攻撃を回避し続けるも、どうにかして反撃に転じる事は難しい状況であった。
そんな中、アヒルさんチームに次々と味方戦車を撃破された事で焦ったアンチョビが、フラッグ車の周囲に戦力を集結させるよう指示したことで、
敵戦車が追撃を中止して急行した為、今度はこちらが追撃戦を開始する。
しかし行進間射撃は難度が高く、「今の射撃の腕では無理だ」と悟った梓は思い切って停車を指示。
そして2つの砲を活用した誤差修正を交えての砲撃により1両を撃破、
更にフラッグ車と合流を試みて崖から転落したもう1両も撃破した。
この時の梓の指揮が的確だったので、優希から「西住隊長みたい」と称された。
劇中で行われた全試合で、唯一ウサギさんチームが撃破されなかった試合である。
全国大会準決勝(第8話・第9話・第10話)
前年度優勝校 プラウダ高校との試合。
前回のアンツィオ高校戦が圧勝のためか強気(悪く言えば油断)。
樹上のリスを見つけて喜んだり、ノリノリで「ぶっころせー」と敵戦車を追撃したりしていた。
しかし勢いに乗って突っ込んだせいで敵の包囲作戦に嵌り、他チーム共々、村落の教会跡に逃げこむことになる。
降伏勧告の猶予時間終了後、他の戦車とともに全速で包囲を脱出。
カモさんチームと一緒にフラッグ車であるアヒルさんチームを護衛し、主力を引きつける役を担うことになる。
この際、「私達はいいからアヒルさんを守ろう」と発言して「自ら進んでフラッグ車の盾になる」という、 当初では考えられないような著しい成長ぶりを見せている。
本来その指示を出すべき梓は地味に無視されたが。
しかし ノンナの激しい追撃により後部に直撃弾を受け、戦闘不能に陥る。
幸いにして乗員への損害はなかった。 あやの眼鏡は割れたが。
その後、勝利確定時は戦車回収車の上でカモさんチームと一緒に歓喜した。
全国大会決勝戦(第10話・第11話・第12話)
試合前夜では、ハムカツパンを食べながら戦車関係の映画を鑑賞。
その内容に全員が涙を流すほどハマっている。
そして迎えた 黒森峰女学園との試合。
川渡りの最中、戦車が動かなくなってしまうが、チームの勝利の為に自身を置いて先に進むようみほに進言する。
しかし、 トラウマを乗り越えた西住隊長に救われ、そのまま市街地まで同行する。
その恩を返すかの如く、試合前夜に見ていた映画をヒントに エレファントを細い路地に誘い込み、紗希の助言で撃破。
続いてヤークトティーガーと相打ちになり、勝利に貢献した。
第二次世界大戦中の戦車としては比較的旧式であるM3で、
大戦中屈指の重戦車であるエレファント1輌撃破、ヤークトティーガー1輌相討ちという戦果は大金星と言って差し支えない。
これ以降自信を付け、「 重戦車キラー」を自称するようになる。
《劇場版》
他チームの指揮を離れて独自行動・単独行動する事が多くなる。
エキシビションマッチ
大洗市街地への撤収後、ノンナの IS-2の足止めを買って出て小道で対峙、
全国大会決勝でヤークトティーガーと戦った時と同様に密着して攻撃させない戦法に出るも、一瞬の隙を突かれて射角を取られてしまう。
ここで再び紗希が何か言おうとしたため、エレファント撃破時と同様に状況打開の方法に気付いたのかと一同期待するも、
彼女から出たのは 戦車の近くを蝶が飛んでいた事の報告だった。
結局そのまま至近距離でIS-2の砲撃を受け、跳ね飛ばされて近くの旅館「大勘荘」の看板をへし折りながら横転、撃破された。
この間ノンナはキューポラから上半身を乗り出していたが台詞は無いどころか眉一つ動かさず、
ウサギさんチームとの戦闘でカチューシャ車との合流が遅れている事について怒鳴られてもなお「何でもない」と報告していた。
ノンナにとっては 戦闘ですらないという認識だったのであろうか……。
大学選抜戦
サンダース、知波単チームに同行、森の中でアズミ中隊の攻撃を受けた際は反撃どころか抵抗すらできないまま突破されてしまう。
何故か全員アリサがタカシに片思いしている事を知っており、彼女をおちょくっていた。
廃遊園地跡に移動後、大学選抜チームが園内に侵入して来た事により大洗チームが退避する中、方角を見誤って皆とはぐれて迷子になってしまう。
その間に指揮を執るあんこうチームとジェットコースターレール上で観測を行うCV33を除く味方の殆どがYO地点で包囲されてしまい、
ウサギさんチームもその様子を高台から目視確認する。
1輌で応援に行く訳にも行かず、どうしたものかと悩む中、再び紗希の助言をヒントに観覧車を狙撃して敵陣に突っ込ませる『ミフネ作戦』を実施、
大学選抜チームに大混乱を招き、大洗連合の窮地を救った。
その間にウサギさんチームも大洗連合と合流、勢いを失いよたつく観覧車を「観覧車先輩」と呼んで見送った。
その後、「自分達の身の丈に合った戦法とは何か」、かつて自称した重戦車キラーは何か違うのではないかと自問する。
その結果か、今度は「軽戦車キラー」を自称し、コースターレール上でCV33を追い詰めていたチャーフィー2両を撃破する。
だいぶスケールダウンしてしまったものの、その戦い方は「見せた地に足をつけた上で、しっかりと狙って撃つ」という基本に忠実なもの。
何だかんだ彼女たちなりに身の丈に合った戦い方を見出したようである。
……が、直後に愛里寿の センチュリオンに撃破された。
突然の事態故に全員何が起こったのか分からない様子であった。
試合後、帰りのフェリーではぐっすり眠っていた。
……が、よく見ると紗希だけは目が開いている。
《最終章》
新規加入した サメさんチームによく脅されて怖がっていたが、
彼女らが試合中、かつての自分達の様に渡河中に立ち往生した際、後ろから押し出す事で助けてあげた。
試合中盤はレオポンさんチームと共に、カモさんチームの欺瞞作戦開始時に相手の注意を引き付ける役目を担い、
策が割れた後に戦闘で撃破された。
試合後は大洗港で釣りしているサメさんチームの怒りを買って凄まれる。
試合後半でフラッグ車の護衛に随行。
フラッグ車と別れた後、カバさんチームとアリクイさんチームと一緒に敵戦車を追うが、
相手の急襲により両チームが撃破されたことで追撃される形となる。
この時、相手が挟み込む形で至近距離で砲撃しようとしていることに気付いた梓は、
「上の砲塔を下の固定砲塔とは逆に180度回転した位置に砲身を向け、タイミングを計って90度回転させて停車」と指示する。
そして挟み込もうとした敵戦車を前後で同時に砲撃、1両は撃破するが、
仕留め損なったもう1両と相討ちになる。
試合後、サンダース大学付属高校と継続高校の試合に観戦に訪れる。
試合序盤からあんこうチームが撃破されると大きく動揺してしまう。
戦況の立て直しのため一旦集結すると、 元会長の指揮で高台に雪の塹壕を掘る。
その最中に澤梓が地図に表示された標高からダム穴がある事を発見すると、3話で視聴した大脱走のワンシーンを思い出し脱出を提案。
かくして あんこう破鍋作戦が決行されると、突破口をM3中戦車リーが榴弾で拓き、 サメさんチームが足場を踏み固めて盤石にするため先行する。
作戦は上手く行き次々脱出路へ入っていくが、完遂前にミカに作戦を看破された上、指揮を取っていたカメさんチームが狙撃を受け大破してしまう。
直前に元会長から指揮を託され全車長からの推挙を受けたのもあり、ここから臨時ではあるが 初の隊長車として活動を開始。
西住みほからの薫陶を受けてきた甲斐もあって、待ち伏せの強行突破やスナイパー狩りを手際良く行っていく。
高山からの滑落中にはフラッグ車を守るために自ら盾になったり、最後の最後まで諦めず一矢を報いようとしたが雪崩に巻き込まれ白旗を上げる。
試合の経緯を見ていた沙織とみほは安心し、次代の隊長に澤梓の内定が決定した。
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