ノブナガ四五〇事件(名探偵コナン)

登録日:2019/07/21(日) 16:43:25
更新日:2019/08/21 Wed 13:47:44
所要時間:約 9 分で読めます




こんな時こそのヒーローです!


『ノブナガ四五〇事件』とは、『名探偵コナン』において江戸川コナンが解決した事件の名称である。
原作がないアニメオリジナルエピソードで、第871話として2017年9月2日に放送された。
岐阜市信長公450プロジェクトとタイアップした特別編。
今回は旅情ミステリーのように、信長公ギャラリーや岐阜市歴史博物館など、実在する観光地が多く登場している。
本作の放送の少し前には、高山みなみと諏訪道彦によるスペシャルトークショーも開催された。


※以下ネタバレが含まれますので、未視聴の方はご注意ください。


【ストーリー】
織田信長岐阜入城450年記念イベントを見るため、コナン達少年探偵団と阿笠は岐阜市を訪れる。
岐阜市内を観光した後は、阿笠の知人の鵜匠・鳥羽山巌と知り合い、長良川で鵜飼の様子を見学した。
次に光彦の提案で、ご当地ヒーロー「折紙戦隊ノブナ・ガイザー」のショーを見学。ご当地ヒーローマニアの光彦はショーの後のノブナ・ガイザーとの交流に歓喜していた。

旅館「十八楼」に戻ろうとした時、光彦はノブナ・ガイザーのサインを貰い忘れていた事に気づき、1人で会場へと戻っていく。
だがなかなか帰って来ず、心配したコナン達が会場まで行くと、控室テントの中で光彦のリュックが落ちていた。

光彦が何かの事件に巻き込まれたと考えたコナン達はすぐに警察に連絡。
岐阜県警の松代為吉刑事が捜索を開始するが、光彦の行方が分からないまま朝を迎えた。
そんな時、岐阜市歴史博物館で信長にまつわる展示物が奪われる強盗事件が発生。防犯カメラには犯行に及んでいるノブナ・ガイザーの姿が映っていた。
この後、乗り捨てられたノブナ・ガイザーのワゴン車が見つかり、車内には光彦の信長バッジが落ちていた。
警察はノブナ・ガイザー役の俳優達5人を強盗容疑で指名手配。光彦はノブナ・ガイザーに人質に取られていると考えられたが……


【事件関係者】

  • 鳥羽山巌(とばやま いわお)
CV:岐部公好
鵜匠。55歳。
阿笠の昔からの知り合いで、信長岐阜入城450年で沸く岐阜市にコナン達を招待してくれた。
十八楼でコナン達と会った後は、長良川で行われる鵜飼をコナン達に見せていた。
光彦が行方不明になると、知人に協力を求めるなどして捜索に協力していた。

  • 赤星健吾(あかほし けんご)
CV:古川慎
ノブナ・ガイザーレッド役の俳優。28歳。
短く刈った髪が特徴のイケメン。

  • 青戸鉄平(あおと てっぺい)
CV:桐井大介
ノブナ・ガイザーブルー役の俳優。26歳。
垂れ目でクールな印象の男性。

  • 緑山浩二(みどりやま こうじ)
CV:三輪隆博
ノブナ・ガイザーグリーン役の俳優。23歳。
茶髪で明るい印象の青年。

  • 黒谷卓郎(くろたに たくろう)
CV:永田昌康
ノブナ・ガイザーブラック役の俳優。30歳。
角刈りで男らしい顔つきの男性。メンバーでは最年長。

  • 百地くるみ(ももち -)
CV:原奈津子
ノブナ・ガイザーピンク役の女優。22歳。
メンバーの紅一点で茶髪の美人。

  • 大藪公房(おおやぶ きみふさ)
CV:乃村健次
イベント主催者。45歳。
イベントを終えた赤星達に、明日の打ち合わせをするから事務所へ集合してほしいと言う。
ノブナ・ガイザーの車が発見された現場に駆けつけ、ノブナ・ガイザーが強盗事件を起こしたと知ると、「何がヒーローだ、とんだ迷惑だな」等と吐き捨てていた。


【レギュラー陣】

ご存知主人公。
光彦がノブナ・ガイザーのサインを貰い忘れ騒いでいると「そんな簡単に諦めていいのか?」と言い、1人で会場に向かわせる。
事件が起きると、光彦を1人で行かせた事に責任を感じ、事件の真相を暴いて光彦を救い出す事を決意する。

ご存知哀ちゃん。
ノブナ・ガイザーに会えてはしゃぐ光彦を、親のような目線で見守っていた。
コナンと同様に、光彦を1人で行かせた事に責任を感じていた。

ご存知天才発明家。
鳥羽山の招待を受け、コナン達を連れて岐阜市を訪れる。

ご存知純真小学生。
歴女や戦国女子がどういうものかは分かっていないが、今回のイベントはそれなりに楽しめた模様。
ノブナ・ガイザーが強盗をしたと知ると「許せない!」と怒りを露にしていた。

ご存知探偵団団長。
飛騨牛ステーキ等色々な物を食べながら岐阜観光を満喫していた。

ご存知天才小学生で今回のメイン。
今回でご当地ヒーローマニアである事が発覚。ヒーロー達の情報を収集し、アルバムまで作っている。
ヒーローショーの後でアルバムにノブナ・ガイザーのサインを貰い忘れた事に気づき、急いで会場へと戻る。
だがそこで何かを目撃し、犯人に拉致されてしまう。


【その他の人物】

  • 松代為吉(まつしろ ためきち)
CV:堀本等
岐阜県警捜査一課刑事。38歳。
『愛と幽霊と地球遺産』から13年ぶりの登場。前回と違い言葉が訛っている。
阿笠の事は、小五郎に勝るとも劣らない推理力で難事件を解決している人物として認識している。
阿笠の通報で駆けつけ光彦の捜索を開始、直後に起きた歴史博物館強盗事件も担当する。


【用語】

  • 折紙戦隊 ノブナ・ガイザー
今岐阜市で大人気のご当地ヒーロー。モチーフは織田信長。
和風な戦隊ヒーローで、レッド・ブルー・グリーン・ブラック・ピンクがいる。
肩車から繰り出す「ガイザー三段倒し」が必殺技。
毎回ショーの後にファンと一緒にゴミ拾いを行っており、手伝ってくれたファンに美濃和紙で折った折り紙をプレゼントしている。

  • 長良川温泉 十八楼
岐阜を代表する老舗旅館。
実在する旅館であり、本エピソードの放送日には十八楼のホームページで『名探偵コナン』の番宣がされていた。


以下、事件の真相。さらなるネタバレにご注意ください


























仕方なかったんだ…

会社が傾いて、
借金した金融会社の連中に脅されて…


  • 大藪公房
今回の事件の犯人。
多額の借金により会社が倒産しかかっており、借金をしていた金融会社の社員達に脅され、今回の強盗事件を起こした。
歴史博物館の防犯カメラに映っていたノブナ・ガイザーは偽物で、中には彼を脅した金融会社の社員達が入っていた。

ショーが終わった後に赤星達を拉致し、そこに運悪くやってきた光彦も拘束。
その翌日に、他の犯人4人とノブナ・ガイザーの衣裳を着て(大藪はレッドの衣裳を着ていた)歴史博物館に侵入し、織田信長に関する展示物を盗み出す。
それらの品物をブラックマーケットで売り、全ての罪を赤星達に着せようとしていた。

強盗に入った後は他の犯人達と別れるが、会社で仲間と連絡を取り合っていた時にコナン達が登場。
最初はシラをきるが、博物館に現れたノブナ・ガイザーが偽物である証拠と彼が真犯人である証拠はちゃんと残されていた。
1つ、ノブナ・ガイザーの決めポーズで犯人達はこれを監視カメラの前で披露する事でガイザー達による犯行だと印象づけようとしていたのだが、犯人達のうろ覚えでポーズの構え方が本来のと左右逆になっていた事。
もう1つ、実は犯行時に指輪をはめていたせいで警備員を殴った時に手袋が破れてしまい、それによって被害者に傷をつけてしまっていた事である。
後者は阿笠(コナン)の推理で被害者の傷と指輪が一致すると断言されると、観念して自分が真犯人だと自供した。

だが、盗みに入ってすぐに仲間と別れたため、本物のノブナ・ガイザーや光彦が現在どこにいるのかは知らないと主張する。
それを聞いたコナンは、急いで見つけ出さないと光彦が口封じされると考え、岐阜市内を捜索して回るが……

  • 光彦達の脱出劇
犯人達に拉致された光彦と赤星達は、天地製紙会社の倉庫に閉じ込められていた。
犯人達は発火装置を作動させた後で逃走。そのすぐ後で発火装置が作動し、倉庫に火が放たれた。
光彦達はロープで縛られていたので、赤星達は「もうダメだ…」等と弱音を吐く。
だが光彦に「諦めないでください!ノブナ・ガイザーのファンが待ってます!」と言われた事でやる気を取り戻し、力を合わせて何としても脱出しようと決意した。

ロープを解いた光彦達は外に助けを求めようとするが、周囲には誰もおらず、窓も高い位置にあった。
赤星達は、ノブナ・ガイザーの必殺技「カイザー三段倒し」のように肩車をし、その上に光彦を立たせる。
そして倉庫にあった折り紙で紙飛行機を幾つも折り、それを外に飛ばして助けを求めた。

その頃、コナンはノブナ・ガイザーの車のタイヤに付いていたタールを手がかりに、午前中に舗装が行なわれた2箇所のうちのどちらかに光彦達がいると推理。
その2箇所を見渡すために、岐阜市を一望出来る岐阜城へと向かった。
天守まで登り岐阜市を見渡すと、2箇所のうちの片方で煙が上がっていたので、コナン達はすぐにそこへ急行した。

一方、紙飛行機を飛ばし続けていた光彦達だったが、助けが来る前に折り紙が尽きてしまう。
そこで光彦は「あれも使ってください!」と自分の宝物であるローカルヒーローアルバムを指差した。
その申し出に困惑する赤星達だったが、光彦が「こんな時こそのヒーローです!」と言ったので、彼の覚悟を無駄にしないためにアルバムで紙飛行機を折っていった。

その後、現場付近に到着したコナン達が紙飛行機に気づき、すぐに光彦達も発見される。
ほどなくして消防車も到着し、光彦達は全員無事に救出された。
光彦は救出されると、気が緩んだのか「怖かったです~」と腰を抜かし、それを見たコナン達はつい笑みを浮かべていた。


【その後】
光彦が救出された後、残りの犯人4人も逮捕され、信長の宝も戻ってくる。
そしてノブナ・ガイザーの汚名も返上され、再び開催されたヒーローショーには沢山のファンが集まっていた。
ショーの合間に光彦がステージに立ち、ノブナ・ガイザーから「君こそ俺達のヒーローだ!」と表彰される。
それを見ていた歩美と元太は「少年探偵団の誇りね!」と光彦を称え、阿笠は「探偵団ヒーローにコスプレしてみたらどうじゃ?」と勧める。
それを聞いたコナン達は「いち抜けた」「オレも」「私も」と冷ややかな反応をするが、ノブナ・ガイザープラスワンとしてノブナ・ガイザーに混ざっていた光彦はとても嬉しそうであった。




追記・修正は、本物のノブナ・ガイザーにお願いします。

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