オオキダ・ソラト/ウルトラマンオメガ

登録日:2025/07/24 Thu 18:19:38
更新日:2025/07/25 Fri 22:53:28NEW!
所要時間:思い出した、約 6 分で読めるんだ






「俺の名は…オメガ!」

オオキダ・ソラト/ウルトラマンオメガとは、特撮番組『ウルトラマンオメガ』の主人公。
演:近藤頌利

概要

宇宙で怪獣と戦っていた謎の宇宙人。

冒頭に要塞のような星でヴァグセクトという昆虫型怪獣の群れと交戦。ヴァグセクトを蹴散らしつつ要塞のコアに向かって光線を放って脱出したが、その際に無防備な背中に攻撃を受け、制御を失ったまま地球まで飛来し墜落。
目覚めた時には全ての記憶を失っていた。

記憶を失って彷徨う過程で、ホシミ・コウセイの勤め先である倉庫に不法侵入。彼の昼食である焼きそばを勝手に食べ舌鼓を打ち、あれこれと質問を投げかける。
倉庫から出てもマイペースにコウセイを振り回している最中、熱線怪獣グライムが出現。咄嗟にコウセイを抱えて高く跳躍して難を逃れた。
そのままコウセイと共に避難所へ向かい、理不尽に怒る老人を叱責したり、親とはぐれて泣いている子供を保護したりする彼を「お前、『優しい』なんだな」と評する。
そこへ再びグライムが出現。人々を守るために赤い光の巨人に姿を変えて戦闘し、これを撃破する。
人間の姿に戻ってコウセイに名前を尋ね、そこで自身の名前を「思い出し」、項目冒頭のセリフで名乗った。

その後は秘密を知ったコウセイの元に居候し、失った記憶を取り戻すため、そして怪獣の脅威から人間を守るために戦っていくことになる。

人物

基本的に無表情で何を考えているのかわからない人物。地球の言語にも疎く、前述したような「〇〇なんだな」というどこかズレた喋り方をする。
一方で記憶喪失に加え、初めて見る地球の文化には興味津々であり、様々なものを指しては「これは?」と質問攻めにする。
また、怪獣に対する知識も徐々に思い出しており、それらを語る時は饒舌になる。
記憶喪失故に遠慮ない言動が多いが、基本的に正義感に強い人物であり、コウセイとの交流で人々を守るために戦うことを決意する。
ただし人的被害が及ばない時は、目の前で怪獣が出現しても「(変身すると)疲れるからヤダ」と拒否することもあるなどマイペース。
また、人間態のままでも身体能力は地球人を凌駕しており、成人男性を抱えたまま数十メートルの跳躍が可能。ただしやはり燃費が悪い。

危機管理能力が低く、尋ねられたことは何でもホイホイ答えてしまう。
生物学者のイチドウ・アユムに名前を尋ねられた際にもオメガと名乗ろうとしたため、コウセイによって咄嗟にオオキダ・ソラト(大木田 宙人)という仮の名前を与えられる。
また、人前で変身しようとした際には「正体をバラしたらカレーも焼きそばも作ってやらないからな!」とコウセイに叱責されたことで隠れて変身するようになった。

好きな物はカレーや焼きそばなどの味の濃い料理。一方で味の薄い生野菜はあまり好みではない模様。

ウルトラマンオメガ


「大きく…なれそうな気がする!」


「ショアッ!」

身長:50m
体重:50,000t
(公式サイトより)

額に手刀を当て、紙飛行機を飛ばす要領で腕を前に出すと赤い光が出現。赤い光を掴んで実体化したオメガスラッガーに首から下げているオメガメテオを装填し、下部を引っ張って翼のような形に展開させ、掲げることで変身する形態。
便宜上変身と書いたが、厳密には「元の姿に戻った」と言った方が正しい。因みに変身時には特に叫ばない。
前述したとおり変身するだけでも体力の消耗が多いらしい。小さい姿でいる方がキツイと言っていた先輩とは真逆である。

形態

基本形態

頭部形状は俗にシルバー族と呼ばれるウルトラマンに近いが、胸部のプロテクターや頭部のスラッガーなどレッド族の要素も強い。
特にその顔面はウルトラマンゼアスのように赤色の比重が多くなっている。

変身前後で、右手の平を相手に向けて伸ばし、じっと見つめた後拳を握る決めポーズを取ることが多い。(公式サイト曰く、この一連の動作には「オメガスコープ」という名が付けられている)

装備

  • オメガスラッガー
変身アイテム兼武器。基本的に飛ばすよりも逆手持ちで直接振るって戦うことが多い。
従来のスラッガー装備同様頭部に装着しているが、これまでは西洋兜の飾り羽のように「頭頂部から後頭部」にかけて装着されていたのに対し、「頭頂部から額」に装着されているのが大きな違いとなっている。

必殺技

  • レティクリュート光線
光線技。
カラータイマーに両手の指先を当て、腕を広げると前面に星空のような青い光が瞬く。腕を大きく振るってL字を象ると光も集束して正五角形の形状になり、腕を十字に組むことで発射。
記憶を失ってからは使い方も忘れていたが、体内に猛毒を含んでおり切り裂くと毒がバラ撒かれてしまうドグリドとの戦闘中に「思い出し」て使用。体内の毒ごとドグリドを焼却して撃破した。

余談

近年の主役ウルトラマンは地球人と融合したパターンが多く、人間に擬態した主役ウルトラマンは朝倉リクウルトラマンジード以来。
そのジードも出自が極めて特殊であるため完全な擬態型ではなく、完全な擬態型の主役ウルトラマンとしてはウルトラマンメビウス以来、M78バース出身でないウルトラマンではシリーズ初となる。
また、本作の舞台となる地球は防衛組織が存在していないこともあり、現時点では地球防衛組織に所属していない主人公ウルトラマンとなっている。

ミラーボールのように煌めく瞳の造形や、ギリシャ文字で最後の文字にあたる「Ω」から由来するものと思われる名前から、情報解禁時点より視聴者の間で「ウルトラマンゼットと関わりがあるのではないか?」と指摘されている。それともたまたま共通点が多いだけで無関係なのか、今後の展開に期待しよう。


「あ、思い出した。これが『追記・修正』なんだな」


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最終更新:2025年07月25日 22:53