広、ミクロ化!?の巻(地獄先生ぬ~べ~)

登録日:2019/12/10 Tue 23:58:54
更新日:2020/01/23 Thu 01:40:51
所要時間:約 5 分で読めます





漫画『地獄先生ぬ~べ~』のエピソードの1つ。単行本29巻収載。

地獄先生ぬ~べ~といえば少年誌とは思えぬ過激な読者サービスが多いことで知られているが、その中でもベスト10に入ると言われる回の1つである。
とはいえ単にドエロいだけの話でもなく、結末は切なく考えさせられるものとなっている。

【ストーリー】


夕暮れの理科室。実験中のフラスコが突如砕け散る中、「どうしてこんなことになったのか…」と何かから逃げるように走る

どこをどう走り回ったのか、ゴミ捨て場で目を覚ました広は自分の体が縮んでいることに気付く。小人のような体にはゴキブリも猛獣同然、バナナの皮も巨大なトラップと化して行動もままならない。

途中、まだ読んでいなかったジャンプに気を取られたりしつつも「こうなった以上ぬ~べ~に助けてもらうしかない」と思い、電柱の番地を見て郷子の家の近くだと気づき、学校へ連れて行ってもらうため彼女の家へ向かう。

辿り着いたころにはすっかり夜になっていた。この大きさでは呼び鈴も押せずどうしたものか…と悩んでいると、背後にいた猫にねこぱんちを食らい、たまたま開いていた窓に放り込まれてしまった。

だがその窓の向こうは浴室で、ちょうど入浴中だった郷子(当然全裸)と対面。

や やあ 郷子

飛ばされた勢いで郷子の顔にへばりついたものの振り払われ、胸にしがみつこうとするが、彼女の洗濯板みたいな胸には掴まるところがなくそのまま滑り落ちていき、座り込んだ郷子の股間にダイブというシャレにならない事態に。
もはや素股のように郷子の股間に挟まれたまま脱出しようともがいているうち、その感覚に耐えられなくなったのか郷子は泣きながら股間を押さえて立ち上がり、そのはずみで股間から押し出され猛烈な勢いで壁に激突する広。絵面は完全に潮吹きである。

その後郷子の部屋にて、散々恥ずかしい目に合わされ危うく性の目覚めを迎えそうになり赤面する郷子に広は事情を話す。
ひとまず今夜は郷子の家に泊まり、明日学校へ連れて行ってもらうこととなった。

心に余裕が出来た広は「小さくなったらやりたかったことがある」と今の状況を楽しむことに。

ショートケーキの中を虫みたいに食べすすむーー!

郷子「能天気なアホ…」

↑→↓→〇△□→↓ 百連コンボ!
200型超大画面TVゲーム!


100mフトンスカイダイビング――!

小さな体だからこそできる遊びを存分に満喫した広は床につく。
同じく眠りに着こうとしていた郷子に、


…なあ郷子
こうやって二人きりになるのって
あんとき以来だな

えっ

ほら 工事現場で穴に落ちて…
一晩中二人っきりでよ…
(単行本8巻収載「0時0分0秒の巻」より)


そんな前の事を覚えているのに驚くと同時に、何やら複雑な表情を浮かべる郷子。


そして翌朝。
学校へ広を連れてきた郷子は、箱の中に入ってほしいと頼む。
みんなを驚かすのだろうと思った広は言われるまま箱に隠れた。

教室から何やら不穏な会話が聞こえる中、郷子は箱を開け…



みんな


やっと…つかまえた(・ ・ ・ ・ ・)わ…



おおっ でかした!


状況が呑み込めない広に、ぬ~べ~は事情を明かす。


お前は…広じゃない


ホムンクルスだ


ホムンクルスとは15世紀に錬金術師が製法を編み出した人工の妖精のこと。
古本屋で文献を見つけた美樹がイタズラで作り出してしまい、放課後に逃げ出したのを皆で探し回っていたのである。

本人は否定したものの、目の前に本物の広が現れ、彼の血液で生み出されたから広そっくりのホムンクルスが誕生したことを話し、悩まなくていいようにぬ~べ~に鬼の手で記憶を消してもらうように促される。

だがホムンクルスはそんなウソ信じるか、と自分を捕まえていたぬ~べ~の手に噛み付いて逃亡。
一同は手分けして彼を探し出すことになるが、校舎裏を探すように命じられた郷子は複雑な思いを抱いていた。


あのホムンクルスは広のすべてをうけついでいる…
ぬ~べ~やみんながいうような ただの作り物じゃないのよ…
記憶をすべて消すなんてそんなこと…

とその時、物音がしたのに気づいてホムンクルスかと思い振り返るが、そこに居たのはゴミを漁っていたハゲオヤジ風の人面犬にしか見えない野犬。
野犬は郷子に襲い掛かろうとするが、そこに釘を武器にしたホムンクルスが突撃。


俺は広だぞ

郷子があぶなかったら俺は


顔を突き刺された野犬が逃げていった直後、郷子の悲鳴を聞きつけた本物の広が飛んできた。
泣きながら広に抱き着く郷子を見て、ホムンクルスは自分はここに居てはいけないと理解、ぬ~べ~に記憶を消してもらうことを受け入れた。

だが、ぬ~べ~が記憶を消そうとしたところで郷子はホムンクルスを奪い、


やめて!

これは広だよ!
本物と何も変わらない広だよ!
消していいもんじゃないよ!

先生だって自分の生徒を消すなんてできないでしょ

じゃあどうすれば…というぬ~べ~に、郷子は自分の血で新たにホムンクルスを作り出し、彼と共に自然に返す道を選ぶ。

「人間の記憶は邪魔になるぞ」とぬ~べ~は言うが、それでもかまわないという郷子。



なんかてれるよな 自分たちのコピーでも

ばか


さながらアダムとイブのように2人で生きていくホムンクルスたちを想像し、郷子は笑顔を浮かべるのだった。



追記・修正はホムンクルスになって想い人の股間にダイブしてからお願いします。


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