ラオG(ONE PIECE)

登録日:2025/07/26 Sat 22:10:00
更新日:2025/07/27 Sun 09:01:47NEW!
所要時間:約 5(GO) 分で読めるの「G」ィ〜〜!!!







このドレスローザはのもの!!! 国にいる全ての者は奴隷!!

貴様らは一生この「鳥カGO」から出られやせんのじゃあ!!! の 「G」ィ~~~!!!


ラオGとは漫画ONE PIECE』の登場人物。







【プロフィール】

通称:ラオG
年齢:70歳
身長:157cm
懸賞金:元6100万ベリー*1
所属:ドンキホーテ海賊団・『ディアマンテ軍』幹部
所属船:ヌマンシア・フラミンゴ号
悪魔の実:なし
誕生日:10月7日(ジG=10、アルファベット7番目)
星座:天秤座
血液型:F型(現実だとB型)
初登場:単行本69巻・第682話・『黒幕』
出身地:北の海
好物:熟成肉のステーキ
笑い声:『ファファファ』
CV:後藤哲夫


【概要】


王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴを首領とするドンキホーテファミリーの幹部(ディアマンテ軍)で、同海賊団最高幹部のディアマンテの部下の老人。

血管の浮き出た禿頭と口髭を生やした厳ついに加え如何にも年相応なぽっこりお腹にビッチリしたコスチュームを着用しており、同僚のセニョール・ピンク程ではないにしろかなり色物独特な装いをしている。
ファミリーが北の海で活動していた時代(13年前)はうさミミの帽子をつけていた。

格闘集団「ディアマンテ軍◆」に所属するコロシアムの大スターの一人でドンキホーテファミリーでは最年長。
作中では意外と少ない麦わらの一味と敵対した老人キャラの海賊の一人でもある*2



【人物】


台詞にガ行の言葉があると終わりに「~のG()~!」と決めポーズと共に掛け声するユニークな癖を持つ。

加えて御年70歳なだけあって挙動もかなり老人臭く、眼前まで飛んできた小人を老眼鏡をつけるまで認識出来なかったり、呆けて配置場所を間違えたり、あまつさえ戦闘中に寿命で魂が抜け始めて勝手に自滅しかけるなどコミカルな言動が目立つ。

その一方でファミリーへの加入を志願した少年時代のロー何をされても血の掟は忘れるな、幹部の権威を傷つけてはファミリーはなりたたんと忠告していたり、ドレスローザ編中盤でシュガーの護衛に失敗する失態を犯した最高幹部のトレーボルに対しても、それにしても非力…まだ幼い少女一人守れんとは、トレーボル…。と苦言を呈すなどファミリー最年長である年長者らしい一面もある。

頭領であるドフラミンゴへの忠誠心も非常に高く、ドレスローザやファミリーは全てがドフラミンゴの奴隷であるという苛烈な思想の持ち主。その為同僚のベビー5に対しても『何でも言う事を聞く便利な女』と評しており、ベビー5もこの発言にはショックを受けたのか、後にサイと結ばれ戦意喪失しファミリーを離反する一因にもなっている。


【戦闘能力】


幹部陣のほとんどが超人系悪魔の実の能力者が占めているドンキホーテファミリーの幹部では、数少ない非能力者で悪魔の実の能力は持たないが、その分格闘術に長けており老いれば老いる程強くなる格闘術地翁拳(じおうけん)の使い手。海賊にしろ海兵にしろ老いによって衰えたキャラが非常に多い本作に於いては非常に強力な武術と言える。


その実力は高く、万全ではなかったとは言え元懸賞金5億以上を懸けられた錐のチンジャオを圧倒したり、素早いトンタッタ族をいとも簡単に制圧するなど相当な手練である。また六式の剃のような高速移動をしたり、サイの長刀を人差し指一本で止めるなど老齢ながら身体能力も高い。
また王下七武海になり30億以上の懸賞金がかけられることになるトラファルガー・ローの少年時代の武術の師匠を務めていた事もあり、現在のローの基礎戦闘力の基盤を作った人物の一人と言えなくもない。

その為か、ファミリーの平幹部の中では元懸賞金も6100万ベリーと一番高く設定されている。


◆技

技名の殆どは更年期障害など老人関連用語が元ネタである。

  • 腰痛の構え
腰を落とし上半身を前に突き出した地翁拳の基本となる構え。

  • ()突枯(つかれ)
目に連続突きによる目潰し攻撃。

  • 型氷(かたこり)
肩に連続突きを叩き込み肩を破壊する。

  • 冷重衝(ひえしょう)
アニメオリジナル技。
相手の腹に強烈な掌底を浴びせる。

  • 菊栗腰(ぎっくりごし)
アニメオリジナル技。
相手の腰に蹴りを叩き込む。

  • 不死武士(ふしぶし)痛巳(いたみ)
相手の全身に攻撃する拳打のラッシュ。

  • 戦闘保拳(せんとうほけん)
地翁拳奥義。
若い頃から筋力を積み立て保管しておき、解放すると全盛期の如き筋骨隆々の巨体になる気功術。

  • 「G」の刻印
「G」の文字を作った腕による突進。命中すると腹や地面に「G」の文字が刻み込まれる。

  • 満鬼解焼(まんきかいやく)
アニメオリジナル技。
全身からオーラと化した超サイヤ人のような気を纏い、放出させつつ掌底を繰り出す。


【作中での活躍】


ドンキホーテファミリーの主催するコロシアムにドフラミンゴサイドから剣闘士の一人としてコロシアムに参加し、後にドフラミンゴの命令でおもちゃの家の門を護衛につくよう命じられたが、ボケからかエレベーターを乗り間違えて同じく王宮に向かうエレベーターに乗ってしまった事で偶然片足の兵隊と小人達と居合わせ戦闘に。
終始圧倒していたものの、小人達の決死の制止により結局は雷兵と小人二人を王宮に侵入を許してしまった。

「鳥カゴ」発動後は王宮に向ってくるコロシアム組を迎え撃ち、ラオGはチンジャオやサイの八宝水軍の面子との戦闘になる。
対チンジャオ戦では大物相手に終始優位に立っていたのにもかかわらず寿命で魂が抜け始めて勝手に自滅しかけるというワンピース史上前代未聞の負け方を喫しかけるも共闘していたベビー5の呼びかけを遠い耳で聞き逃がした為聞き直そうとした事で魂が戻り事なきを得た。

その後戦闘保拳を発動し不意打ちでチンジャオを撃破、更にはサイを血祭りに上げようとする*3が、必要とされるなら命すら捨てるベビー5を『便利』呼ばわりした事で彼の怒りを買い、覚醒したサイの『錐龍錐釘』を脳天に喰らい台地ごとかち割られて敗北。

「クソ……若猿……バカ猿GA~~~~!!の『G』~~…」

最後にそう毒づきながら、部下諸共瓦礫の中へと墜落し脱落。

最後は頭領ドフラミンゴがルフィに敗れた事で、幹部であるラオGも他の幹部共々インペルダウンに連行された。


【余談】

  • 便利な女発言
上記の通り最終決戦のサイ戦にて唐突に仲間のベビー5を便利と評した事で彼女を傷つけた上にオマケに読者からも嫌われ、結果としてラオG自身もその身を滅ぼす結果となった「便利な女」発言であるが、そもそも「ファミリー全員はドフラミンゴの駒」と考えるラオGにとってはこの発言は侮辱でもなんでもなく、寧ろ「(若にとって)便利な女」である彼女への賛辞だったのではないかと推測できる。事実作中では「国にいる全ての者は奴隷!!」と語った上で上記の発言をしており、その後もサイからベビー5を救出しようとしていた。
尤もその思想と発言はベビー5当人には理解される事は無く、彼女がファミリーを離反する一因となってしまった。


追記・修正は、同僚の若い娘を道具扱いしない方にお願いします。

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最終更新:2025年07月27日 09:01

*1 頭領・ドフラミンゴの七武海加入前の額。

*2 他はシャーロット・リンリンシュトロイゼンぐらいである

*3 アニメでは尺の都合により少々サイとのバトルが追加されサイを追い詰めた。