登録日:2025/07/26 Sat 01:30:58
更新日:2025/07/27 Sun 15:45:25NEW!
所要時間:約 65 分で読めます
Make Up Future
「これから」を奏でていこうよ!
─O.N.G.E.K.I.─
ずっと、夏!
─SUMMER─
いい波きてるよ!
サマ───!
─SUMMER PLUS─
私たちは…負けない!
─R.E.D.─
刹那を超えて…
─R.E.D. PLUS─
「これから」も奏でていこうよ!
─bright─
心躍る季節!
咲かせようメロディ!
Wake UP Fever!!
─Re:Fresh─
『オンゲキ』とは、セガ(セガ フェイブ)制作のアーケードゲームである。
2018年7月26日より稼働開始。
2025年3月より最新バージョン『オンゲキ Re:Fresh』として稼働中。
『
maimai』『CHUNiTHM』に続く、セガのAC音ゲーシリーズ第3弾。
3作まとめた通称である「ゲキ!チュウマイ」の「ゲキ」担当である。
ところで「!」はどこから来たんだろう
概要
本作の特徴を大雑把にまとめるなら、「音ゲー×STG(+ソシャゲ要素)」。
以下、各特徴をそれぞれ掘り下げる。
音ゲー×STG
基本システムは音ゲーのそれに準じているが、一方で「キャラの移動による敵弾回避・フィールド変化への対応」という要素を盛り込んでいるのが最大の特徴。
また2つのジャンルを混ぜ合わせているだけあってスコア計算も2種類存在し、音ゲーお馴染みの「どれだけ譜面通りに叩けたか」を示すテクニカルスコアに加え「どれだけ敵にダメージを与えられたか」を示すバトルスコアとが併記される。
ゲーム上における「楽曲クリア」の基準も一般的な音ゲーとは異なり、「『対戦相手』のキャラクターを撃破した上で最後まで演奏する」ことが条件というもの。
敗北(いわゆる「閉店」)条件も「敵弾を喰らいすぎてHPが尽きる」のみであり、「音ゲーの上手さ」そのものはクリア成否には全く関わらない。
すなわち、「どれだけ音ゲーが上手くてもパーティが弱くてはクリアできない」「逆に全く叩けていなくても、攻撃力さえ足りていれば『クリアだけなら』何とかなる」。
このように「プレイヤースキルこそ全て」な風潮の強いAC音ゲーの傾向とは逆行したシステムを採っており、むしろソシャゲ型のスマホ音ゲーに近いシステムと言える。
”キャラ売り”によるメディア展開
本作は『ゲキ!チュウマイ』の中でも一際「キャラの魅力」を前面に押し出した作風となっている。
もちろんチュウニ・maimaiにも魅力的な容姿・バックストーリーを持つキャラクターは多数いるが、それらは言ってしまえば「音ゲー」という主題に添えられた”フレーバー”であり、単一、あるいはいくつかの楽曲の世界観を深める存在ではあっても、それぞれのゲームそのものには深く関わってこない。
オンゲキに登場するキャラクター達はその点で大きく異なっており、下記ストーリー面の特色にもある通り本作のキャラは全て『オンゲキの物語』を形作る存在として位置付けられている。
主題たる音ゲー部分にもこの点は色濃く現れており、その代表例が「楽曲とキャラクターの関連」。
本作には対戦相手という概念が存在しており、どの楽曲にも必ず1名のキャラクターが「対戦相手」として紐付けられている。
すなわち収録楽曲の数々は各キャラクターの「持ち曲」となっており、オリジナル楽曲はもちろん、既存楽曲までもが「そのキャラクターの構成要素」になるのだ。
そしてゲキ!チュウマイそれぞれのオリジナル楽曲にはボーカル曲もインスト曲も多数存在しているが、そのうちの「オンゲキオリジナルのボーカル曲」に関してはほぼ必ずオンゲキオリジナルキャラ自らの声で歌われる。これはチュウニ・maimaiにはない特徴である。
このためにAC音ゲーでは異色と言える作品単独でのリアルライブイベントの開催をも実現可能となっており、事実定期的に出演声優によるリアルライブ・ファンミーティングが開催されるさまは最早アイドルコンテンツのようである。
”ストーリー付き”AC音ゲー
明確なストーリーパートがあるというのもAC音ゲーとしては非常に珍しい特色。
メインストーリーでは中高一貫校「奏坂学園」を舞台に作中世界で人気を博しているスポーツ「オンゲキ」のプレイヤーである「シューター」、その頂点に立つ者に贈られる称号「プリメラ」を目指す少女達を描く。
……と書くと真っ当な青春スポーツもののような筋書きに見えるし実際そういう面もあるのだが、どちらかと言えばトンチキ展開が通常進行のカオスなコメディと言うべき内容なので細かいところに突っ込んでいたらキリがないのはご愛敬。
一応ストーリーパートは一部除き選曲時間中に選択することで任意再生する方式を取っているため、ガン無視して音ゲーのみを楽しむこともできる。ぶっちゃけちゃんとストーリーまで読み込むシューターは少数派
強制再生のストーリーもスキップできる上、一度視聴した話も後から何回でも見返せるため後ろに待ち列ができていてゆっくり読みづらい……なんて時でも安心。
というか『R.E.D. PLUS』終盤までのストーリーは全編公式YouTubeチャンネルで配信されているので、実のところそっち見た方が早いし便利
カード収集・育成要素
こうした「キャラクターコンテンツとしての『オンゲキ』」を支える要素の一翼を担っているのが、サポート筐体『CARD MAKER』との連動機能によるリアルカードの収集およびそれによるデッキ構築・キャラ育成システムである。
『CARD MAKER』はそもそも『オンゲキ』のために生まれたマシンであり、その経緯もあってゲキ!チュウマイ3作の中でも特にカードの収集を前提としたゲームシステムが構築されている。
本作では、ゲーム内で直接獲得するかCARD MAKERでガチャを引くことで入手できるカード3枚で「デッキ」を編成して「対戦相手」に挑むこととなる。
カードにはそれぞれLv.に応じて成長する「攻撃力」と各カード毎に固有の「スキル」、そして「属性」が設定されている。
スキルには自身や編成内の攻撃力を上げるものや被弾時のダメージを軽減するものなどがあり、譜面傾向や敵の強さに応じて取捨選択することとなる。
属性は
「FIRE」「AQUA」「LEAF」の3つで、キャラクター毎に固定。
FIRE→LEAF→AQUA→FIRE……というオーソドックスな3すくみの
属性相性となっており、有利属性に対しては1.1倍のダメージ補正が入る。
ただし、ゲーム内で入手したカードはそのままでは真価を発揮できない。
というのも入手時点ではLv.上限が10と低く、いわば「お試し版」のような状態だからである。
ゲーム内で入手できる「解花チケット」を使用するか、CARD MAKERで1回印刷を行うことでそのカードが解花し、Lv.上限が50(+40)まで上昇するため、主戦力として使うカードはこの「解花」が必須となってくる。
なお、ガチャで入手したカードについては最初から解花済であるため、絵柄が気に入ってコレクションしたいというのでもなければ印刷する必要はない。
さらに同一のカードを2枚以上獲得すると「限界突破」し、そのカードのLv.上限が1枚につき「5」増える。
特殊なレアリティである「N」カードを除き、限凸で増やせるLv.上限は70まで。
そしてLv.70まで育てたカードをもう一度「解花」すると超解花となり、攻撃力・スキル性能がさらに強化される。
なお、カードを印刷できるのは1枚につき1回。同じカードを獲得するごとに、CARD MAKERでそのカードを印刷できる上限回数が1つ増える(ただし、上述の「超解花」で必要になるため、カードをLv.70まで育てるとその時点で1回追加される)。
そして2回目以降の印刷では表示されるテキスト類の編集が可能となり、カード名や属性表示、スキル説明欄などを全て消して絵柄鑑賞に特化した仕様にすることも可能になる。物理カードを筐体で読み込むにはQRコードを用いているが、これすらも消すことができる。もちろんその場合、筐体で使用することはできなくなるので注意。
……とは言っても、筐体にはカードの挿入スロットこそあるものの、物理カードを持つ理由は上記の「解花」以外には存在しない。
ゲーム中でも印刷をせずに解花ができる「解花チケット」が定期的に入手できるため、主力デッキを揃える程度であれば一切CARD MAKERを通すことなく最大強化もできる。
所持しているカードは全てプレイデータから呼び出せるため、印刷したカードを持ち歩く必要はほぼない。
稼働初期こそ印刷は必須という扱いだったが、数度のバージョンアップを経た現在では基本的に「コレクション要素」としての趣が強いシステムとなっている。
譜面の自由度
音ゲーとしての本作最大の特徴。
下記のシステムによって本作の譜面は非常に自由度が高い仕組みになっており、特に高難易度であるMASTER・LUNATICの譜面はそのビジュアル性の高さが話題に取り上げられることも多い。
ノーツの色や配置で元ネタの要素を表現するといった他機種でも見られるものもあるが、中でも特筆すべきは本来はノーツの来るタイミングや場所を予告する「ガイド線」で絵を描くというもの。
こうした「曲の難易度とは関係ない、ビジュアルだけの演出」は譜面ネタと呼ばれ、攻略wikiではこのネタ演出をまとめたページまで作られるほど。
外部版権曲では必ずといっていいほどこの「譜面ネタ」で原作要素をふんだんに表現しており、コラボをきっかけにオンゲキに触れた原作ファンを感嘆させている。
初版現在でもプレイできる譜面のうち、特に評価の高いものとしては
- 原曲PVで見られた「ガンガー走り」を譜面配置でプレイヤーにやらせる『星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲』MASTER
- 原作ストーリーの流れを想起させるカラー演出とメンバーアイコン、パート割りに合わせたノーツ配色の『DEEPNESS(ReC ver.)』MASTER
- 原作での戦闘を忠実に再現した『MEGALOVANIA』LUNATIC
- 物語の「結末」を彩った曲に相応しい、歴代テーマソングから引用した譜面配置と登場キャラ・ユニットを振り返る演出でプレイヤーの涙腺を刺激する『STARRED HEART』LUNATIC
などが挙げられるか。
また、現在は配信終了しており遊べないが、初期に配信されていた楽曲『流星』では
「超高速で多数の赤レーンを流す→レーンが消えた一拍後、その軌跡をなぞって弾幕が降る」
という
原作の印象的な描写である「
弾道予測線」を見事に表現した演出がなされていたのは語り草。
ゲームシステム
プレイの流れ
GP
本作は『艦これアーケード』や『Fate/ Grand Order Arcade』などに見られる「GP制」を採用しており、「1クレジット○曲」を標準とする一般的なAC音ゲーとは異なるため注意。
ただ音ゲーというジャンルの性質もあって、上記作品のような「1GP=1秒」の時間貸しというわけでもなく、「1曲プレイ40GP」「選曲時間延長10GP」といったように用途ごとに消費GP量が固定されている。
ゲーム開始時に、まずこの「GP」を任意の量だけクレジットを支払って購入する。
その後、「チャプター」の選択画面に移行する。
なお本作では1曲プレイし終える毎にコンティニュー確認画面が出るため非常に勘違いされやすいが、これはGP(=プレイ権)が残っていても関係なく出る表示である。
いわゆる「交代台」であってもGPが尽きるまでは遊び続けて問題ないため、特に止める理由がなければ安心して「続ける」を選ぼう。
チャプター
チャプターとはmaimaiの「ちほー」、CHUNiTHMの「マップ」に相当する概念で、選択したチャプターによって獲得できる報酬(称号やカードなど)が変化するほか、一部の楽曲は選択したチャプター専用となっており、そのチャプター内で条件を満たし「マイリストに追加」しないと他のチャプターで選曲できない。
執筆時点での最新バージョンである『Re: Fresh』では以下のようにカテゴリ分けされている。
なお遊ぶチャプターはプレイ中自由に切り替え可能。
- ショップ
他のチャプターで入手した「メダル」や「しずく」の交換専用チャプター。
文字通りショップ機能のみで楽曲プレイ等はできない。
オリジナルボーカル楽曲のソロバージョン等が収録されている「ボーナストラック」は、原則ここの「メダルショップ」内で引き換えることでのみ遊べるようになる。
- イベント
ソシャゲの「期間限定イベント」を思い出して貰えれば大体合ってる。大きく分けて、- 2週間程度の短期開催で、累計獲得ポイントや課題曲のスコアを競う「ランキングイベント」
- 3ヶ月程度の長期開催で、ランキング要素等は存在しない通常イベント
- 特に終了期日がアナウンスされておらず、終了告知が出るまではいつでも遊べる無期限開催イベント
の3種類が存在。なお、通常イベントは開幕2週間のみランキングイベントも兼ねている場合もある。
- アドベンチャー
『Re:Fresh』の目玉コンテンツ「オンゲキアドベンチャー」専用のチャプター。
チャプター内で得たポイントを使ってマップを探索することで、楽曲やカードなどの各種報酬や「しずく」が獲得できる。
- オリジナル
メインストーリーが収録されているチャプター。各種報酬で獲得できる「第5章ジュエル」と「オールマイティジュエル」はここのショップで使用できる。
ぶっちゃけストーリーに興味がないなら優先度は低いが、各章に初めてアクセスすることでNカードが無償獲得できるため、一度は入っておこう。
また第5章チャプターでは「デイドリーム・フェアリーズ」「デイドリーム・エンジェルズ」シリーズのカードが入手できるが、これらの獲得には相当量のプレイが要求され、本作におけるエンドコンテンツのひとつとなっている。
- Memories of O.N.G.E.K.I.
『bright MEMORY』で新設された、それまでの過去バージョンを振り返るチャプター。
メインストーリー各章のウラ話が聞けるほか、ここでは「Make Up Future!」シリーズなどの強力なカードが入手できる。
難易度
常設の難易度はCHUNITHMと同じで、下から順に「BASIC」「ADVANCED」「EXPERT」「MASTER」の4段階。
なおbright MEMORYまではMASTER譜面の解禁には「同楽曲のEXPERT譜面でテクニカルスコアランクS以上を取る」か「10GP支払って一時的に解放した上で、一発で規定スコアを出す」という手順が必要だったが、Re:Fresh移行にあたってその制限が撤廃。初見の楽曲もいきなりMASTERからスタートできるようになった。
そのほか、特殊難易度として以下の2つが存在する。
なおこれらは厳密には「特殊ジャンル」という分類で、同一楽曲の通常難易度版とは別枠の扱い。選曲画面においても専用に与えられたジャンルから選ぶ形となっている。
一部の楽曲に存在している「第5の難易度」で、他の楽曲と同様の譜面レベルが設定されているものと「Lv.0」という特殊な譜面レベルで一括管理されているものとが混在している。
前者はMASTER譜面の延長・発展版といった趣のものが多いが、問題は後者。
チュウマイプレイヤーなら「Lv.0」という難易度に嫌な予感を抱いただろうが、
まあだいたいその通り。
maimaiの「宴」・CHUNiTHMの「WORLD END」に相当する、レーティングに反映されないことをいいことに好き放題やり尽くした
開発公認ク○譜面の数々が雁首揃えて列を成している。
中にはLUNATIC以外の難易度自体が存在しない
LUNATIC Lv.0専用楽曲というものすら存在し、それらはもはや
「俺の知ってるオンゲキと違う」「全体的に様子がおかしい」「こんなの音ゲーじゃないわ!ノーツの付いた弾幕STGよ!」「だったら避ければいいだろ!」と言いたくなる譜面ばかりが並んでいる。
ここの楽曲でNO DAMAGE・ALL BREAK・FULL BELLを同時達成してクリアすると、楽曲毎に固有の特別な称号を入手できる。
bright Memoryで新設された「第6の難易度」。ただし難易度表記上はLUNATICと同じ扱いとなっている。
LUNATICは(新曲・課題曲フォルダを除き)専用フォルダに隔離されているのに対し、こちらはそうでない。すなわち「『LUNATIC』フォルダ以外に並んでいる難易度LUNATICの曲」がこのRe: MASTERとなる。
立ち位置はチュウマイのそれと概ね同じで、LUNATICのような「開発がお遊びで作ったネタ譜面」というよりは「もうひとつのMASTER」という趣がより強く、過去に人気を博したMASTER譜面をより強化・バージョンアップさせたものが多く並ぶ。
そのためきちんと譜面難易度も設定されており、レーティングにも反映される。
ちなみに、正式に区分分けされる以前から『ネ!コ!』などND(ノーツデザイナー:譜面制作者)欄の名義で「Re:MASTER」を名乗るLUNATIC譜面があったりした。
これらの「自称Re:MASTER」譜面はbright Memory稼働(=Re:MASTERジャンル開設)と同時にこちらに移籍している。
プレイ報酬
チャプター内で楽曲をプレイし、プレイ結果に応じて以下のような報酬が獲得できる。
- ジュエル
- チャプターごとに固有のショップで各種アイテムの交換に使用。
原則として獲得したチャプター内でのみ有効で、別のチャプターのショップでは使用できない。
例外は「オールマイティジュエル」と「第5章ジュエル」。それぞれ「メインチャプター第1〜第4章」「同第5章」内で使用できる。
- マニー
- 本作におけるゲーム内通貨。こちらはチャプター問わず共有。
主にカードの育成やキャラクターとの親密度を上げるために使う。
- mp
- ミッションポイント。「マンスリーミッション」の進捗ポイント。
チャプター問わず1曲プレイするごとにポイントが貯まっていき、進捗ゲージが埋まるごとに各種育成アイテムや過去のイベント報酬カードなどが入手できる。
これらの報酬は、楽曲プレイ時に「ジュエルブースト」のオプションをONにすることで増やすことができる。
これは「通常の2倍/3倍/9倍のGPを消費する代わりに、その倍数分だけ各種報酬を倍化する」というもの。
要は周回のための時短要素だが、報酬の獲得量は対戦相手のLv.やデッキなどに左右されるため、使う際はなるべく美味しい「稼ぎどころ」を見極めて使いたい。
ゲームを終了したい場合、次の方法で終了画面を呼び出せる。
- 楽曲プレイ後のコンティニュー画面で「ゲーム終了」を選ぶ
- 選曲画面で筐体左側の小さな赤ボタンを長押し
- 残りGP30以下の状態で(※GPが40以上あると普通に曲が始まってしまう)どの楽曲でもいいので「バトルスタート!」まで進む
ゲーム終了を選ぶと今回のプレイで得られた報酬を確認でき、その後称号・プレート・アイコンの編集画面に移行する。
特に変更したい要素がなくなったら、右端の「ゲーム終了」を選択すればプレイ終了となる。
クリア条件・スコア関連
上述した通り、本作における「クリア条件」は対戦相手を撃破したうえで、相手からも撃破されずに曲を完走すること。
そのためスコアも「相手に与えたダメージ量」と「譜面の完走率」という2つの基準が存在しており、それぞれ「バトルスコア」「テクニカルスコア」と独立している。
さらに『bright Memory』からは新たなスコアシステムとして「プラチナスコア」が増設された。
これはノーツひとつひとつの「精度」を視覚化したスコアとなり、プラチナスコアとは別基準から音ゲーの上手さを示す要素となる。
楽曲クリア報酬など、ゲームの進捗に関わる基本的に「与ダメージ量」を基準に算出される。
一方でオンゲキというゲームの腕前を示す「レーティング」の算出はバトルスコア・テクニカル(&プラチナ)スコアそれぞれで行われている。
とはいえ、バトルスコアは基本的に「強いデッキでたくさんの曲をこなせば自然と上がる」もののため、オンゲキで「レーティング」と言うと概ねテクニカル・プラチナスコア基準のものになる。
「対戦相手にどれだけダメージを与えたか」を示すスコア。
「より高Lv.の対戦相手に」「より難しい譜面で」「より多くのダメージを」与えてクリアするほどバトルスコアレーティングが上がっていく。
そのためこれを上げるには音ゲーの腕も重要ではあるが、それ以上にデッキの育成が必須になる。
要は「突っ込んだ100円の量」がモノを言うため、バトルスコアレーティング上位のバッジはオンゲキ廃人の証。
敗北時は「不可」、引き分け時は「可」と出るほか、撃破成功時はOVER DAMAGE100%刻みで「可」「良」「優」「秀」「極」とランク付けされる。
ちなみにそのプレイデータで初めて「極」評価を出すと称号が取得できる。
「各譜面をどれだけ正確に叩けたか」を示すスコア。
理論値は全譜面共通で1,010,000点。ここから下位の判定を取る毎に、譜面ごとの規定量だけスコアが差し引かれてゆく減点方式となっている。
必然的に、総ノーツ数の多い譜面ほど1ミスあたりの失点が少なく、逆に総ノーツの少ない譜面ほど1ミスが大きく響きやすくなっている。
bright MEMORY以降のMASTER・LUNATIC譜面に追加されたスコア。Re:Fresh以降は全難易度に実装されている。
テクニカルスコアとは違い加点方式で、PLUTINUM CRITICAL BREAKで2点、CRITICAL BREAKで1点、BREAK以下は0点として各ノーツを処理する毎に加点されていく。ただしBELLを取りこぼす・敵弾に当たるとそれぞれ1回につき-2点(0点以下にはならない)。
そのため譜面毎に理論値が異なるが、理論値に近い点数を取る程に最大5つの「⭐︎」がつけられる。
操作デバイスとノーツ種別
手元には左から赤、緑、青の3色に色分けされたボタン(以下「鍵盤」)が左右に1組ずつ、その奥には左右にスライドできるレバーが1本、そして筐体壁面に配された「サイドアタックデバイス」と呼ばれるボタン(以下「壁ボタン」)が1対。
この8ボタン1レバーを主に使用する。
なお、いかにも「左右移動用」という風体のこのレバーだが、楽曲プレイ以外には一切使用しないので要注意。
選曲などのメニュー操作は全て鍵盤と壁ボタンでこなすので、画面下側の案内をよく見て操作しよう。
タイミング評価は、上から順に「CRITICAL BREAK」「BREAK」「HIT」「MISS」の4種。
ただし内部的には更なる上位評価の「PLUTINUM CRITICAL BREAK」が存在しており、これをどれだけ取れたかが上述の「プラチナスコア」に関わってくる。
全ノーツでHIT以上の判定を出せば「FULL COMBO」、全ノーツBREAK以上なら「ALL BREAK」となり、各楽曲欄にもそれぞれ「FC」「AB」のバッジが付与される。
いわゆる「理論値」についてはゲーム中における呼称は特にないが、相当する評価自体は存在しており達成するとナビボイスが通常のABとは違う反応を見せるほか、楽曲欄にも「AB+」のバッジが付く。
いきなりノーツ以外の話になるが、オンゲキ特有かつ最重要のシステムであるため最初に解説。
本作では各種ノーツが配置される「背景」のうち黒い部分を有効フィールドと呼称しており、それ以外のグレーアウトされた部分は場外判定。
そしてこの有効フィールドは曲の流れに応じて左右に動いたり幅が変わるようになっており、フィールド内に自キャラを置き続けないとFLICK以外の全操作が無効化されてしまううえ、場外判定されると各種ノーツまでグレーアウトされ識別不能になる。
これはたとえHOLDノーツ中であっても問答無用のため、キャラがフィールド外に飛び出さないようレバーで移動させる必要がある。
ただし部分的に「光の壁」がフィールド端に立っていることがあり、この地帯では操作せずとも自動的に壁に沿ってキャラが移動する。
主に両手が塞がる配置の箇所やFLICKが乱舞しレバーを激しく動かす必要のある箇所など正確なレバー操作が難しい部分はだいたいこの壁が立っているほか、この壁の向こう側にだけ「演出用の弾」が飛んでくることもある。
手元のボタンと同じ赤・緑・青のいずれかの色をしたノーツが降って来るので、対応したボタンを押す。なお同じ色のボタンが左右1組ずつあるが、どちらを押しても同じように反応する。
HOLDも他の音ゲーの長押しと同じで、終点の判定がないタイプ。ただし独自要素として「曲のBPMに応じた一定のリズム毎に判定が入る」点が上がり、長押し途中で指を離してもすぐに押し直せばコンボは繋がる。ただし指を離していた時間に応じてタイミング評価は下がる。
また同一色を複数HOLDする場合、最後に押したボタンでまとめて入力判定を行うため、始点さえ押せていれば片方を途中で離してもよい。
同時押しHOLDの場合はどちらを離しても繋がるが、時間差で押した場合は最後に押した方で判定されるため先に押したボタンを離すこと。
音ゲーマーなら見慣れているであろう通常ノーツ、いわゆる「鍵盤」。
ただし他機種と大きく違う点として、降ってきたノーツの「場所」ではなく「色」を見て適切なボタンを押す必要がある、という点が挙げられる。
すなわち「見たまま押す」のが正解とは限らないのだ。他機種から移行してきた音ゲーマーほどこの差違に引っかかりやすい。
高難易度譜面になるとこの特徴を最大限活かした譜面が現れるようになり、
- 左右目一杯にノーツを振り分けて視点を揺さぶったり、複数のノーツを組み合わせて構成をわかりにくくすることで見逃しミスを誘う「認識難」
- 両手で鍵盤を捌く必要のある「4鍵・6鍵配置」の中でも、『what color…』MASTERなどに代表される一見片手側1組のボタンで捌けそうに見えるが、実は両手で役割分担しないと捌くのが難しい配置
といったものが現れてくる。
こうした点から、オンゲキでは流れてくる譜面をプレイヤーが脳内で「押しやすい配置」に読み換えて捌く必要があり、こうした「脳トレ」傾向の譜面が多いのがオンゲキの特徴。
ちなみに、オンゲキでは空打ちに関しては特に何も反応しないほか、同時押しもただ単に「複数の単色TAP」としてしか処理していない様子であるため、他のボタンを巻き込んでいても正解のボタンさえ押せていれば問題ない。
この仕様を活かし、ノーツ配置が認識しきれない場合などは緊急避難的に「とりあえず全ボタン同時押し」で急場を凌ぐ、というテクニックも存在する。
「ぜーんぶ同時押し!!」「べちゃ押しパーンチ!」
ただしこれに頼り切ってしまうと高難度では意図しないノーツまで巻き込んでしまいHIT・MISSを量産するほか、譜面を読む能力が鍛えられないという無視できないデメリットもある。
加えて
台パンのような格好になりやすく筐体にも良くないためあくまでも緊急避難、いずれは譜面通りに押せるようになりましょう!と教える上級者プレイヤーが多い。
紫色の「D」のような形をしたノーツ。
大体はフィールドの両端に登場し、右側に降ってくる「R-SIDE」は右側の、左側に降ってくる「L-SIDE」は左側の壁ボタンを押す。ただし配置に関してはフィールド真ん中辺りに来るなどの例外もある。
HOLD版も存在する。長押しの仕様はTAPと同様だが、こちらは左右で判定が独立しているため見たまま押す必要がある。
なおこのノーツのみ、事前に紫色の「予告ライン」が現れる。フィールド両端いずれかが紫に光ったらSIDEが来る合図。
やや判定が甘めになっており、うっかり見逃しかけた時でもダメ元で叩いてみれば案外間に合うことも。
「壁ドン」の通称からも察せられる通り、ちょうど横壁を殴りつけるような格好で叩くノーツ。攻略wikiや掲示板ではさらに略した「壁」で大体通じる。
いわゆる「跳びポ」のような、その楽曲の中でも特徴的なポイントに合わせて配置されていることが多く、その壁ドンさながらの処理方法も相まって爽快感を得られる。時にはドガガガガッと乱打することも。
……ただ、筐体の方もこうした乱暴な押し方をある程度許容する設計になっているとはいえ、必要以上にボタンを強打して筐体に良い訳がないし、あんまり過度にやると手首を痛めやすい。
ボタン配置の関係上ついつい思い切り叩きがちだが、あくまでも軽く、できる限り優しいタッチを心がけよう。お店の人のためにも、なにより自分のためにも。
オレンジの横棒の上に、「>>>」あるいは「<<<」のような矢印が乗っているノーツ。
矢印の向きにレバーを勢いよく倒す。
こちらも上述のSIDEノーツに輪をかけて判定が甘く、特にFAST判定が存在しない。
そのため数cm動かしただけでもちゃんと反応する上、かなり早めに動かしてしまってもCRITICAL BREAKで通ったりする。
さらに処理成功時に敵に与えるダメージ補正率が全ノーツ中最高という特徴があり、上述の「譜面が全く叩けていなくてもデッキの攻撃力さえ足りていればなんとかなる」というのはこのFLICKがあるからに他ならない。
このため、明らかに自分の力量では手に余る譜面に当たってしまった時などはレバー操作だけに専念してしまうのも最終手段としてはアリ。
またFLICKの配置場所は判定に関係しないというのもポイントで、例えば「画面左端にある右フリック」を処理するときに「真ん中→右端」とレバーを倒してもOK。
なお、判定されるのは「キャラの移動距離」ではなく「レバーが動いたかどうか」なので、上述の「光の壁による強制移動」でFLICKノーツを通過するだけでは処理できないので注意。
黄色い球形の弾。
これに自キャラが触れるとLIFEを回復できる。
なお正確に位置を重ねる必要はなく、TAPノーツ1つ分程度まで近づけば吸い込んでくれる。
回復アイテムではあるがこれ自体にもスコアが設定されており、テクニカルスコアにはBELLの回収分まで含まれているため可能な限り全回収を狙いたいところ。
その譜面のBELLを全て回収して完走すると特殊評価「FULL BELL」として各種レコードに記録される。
読んで字の如く。触れると弾の種別に応じたダメージを受け、喰らいすぎて自キャラのHPが尽きると敗北となり強制終了してしまう。
なお被弾判定は「センターキャラ中心から伸びている黄色い線と判定ラインの接点」にしかないため、センターキャラの真正面にさえ貰わなければセーフ。なので3人編成と1人編成とで難易度に差が出たりはしない。
これも一発も喰らわずにクリアすれば「NO DAMAGE」という特殊評価になる……が、こちらはFULL BELLやFC・ABとは違いゲーム上では特に表示されない。称号取得条件などでその存在がわかる程度。
初心者向けの譜面では申し訳程度の量だったり、わざとでもなければ喰らわないような配置で賑やかしに飛んでくる程度だが、これも譜面によっては弾幕ゲーもかくやという程の弾避けを要求される。
……というか特殊難易度「LUNATIC Lv.0」専用曲の中には、「名作STGのボス面をオンゲキのシステムで再現しました!」という代物までも存在する。……音ゲーとは。
基本形は濃いピンク色のイクラみたいな球形弾だが、他にも楔形をしていることもある。
そのほか、より上位の弾種として
- 紫色で被弾時ダメージが2倍の「強化弾」
- 橙色でダメージ3倍の「危険弾」
- 事前に警告ラインが飛んでくる、超弾速or照射ビームの「ブラスター」「レーザー」
などがある。
特にMASTER以上の譜面では一度に複数発の弾が重なって降ることも多いが、どれか一発に被弾した時点で一瞬だけ無敵判定になる。そのため基本的には「一塊喰らっただけで閉店」といったことにはならないのでご安心を。
ただし、スキル名に(危)のついたデメリットスキルには被弾時のダメージが増加するものもあり、これを複数積んでいたりすると一発アウトになる可能性があるので要注意。
わざとオワタ式デッキを組んで弾幕譜面に挑戦する変態もいないことはない
また原則同じパターンでしか降ってこないため、音ゲーらしく一度覚えてしまえばあとはその通りに避けられるかどうかとなる。
……なのだが、bright Memory Act.3にて「ランダム弾幕」が登場。これが降ってくる譜面では単純な覚えゲーは通用しなくなってしまった。
とはいえ、その多くは「指定範囲の中でランダムに飛ぶ」という形で安置自体は設定されておりそこまで身構える必要のない譜面も少なくない。
それでも『Random Access Emotions』LUNATICなどは楽曲中ほぼ絶え間なくランダム弾幕が降り注ぐという無被弾完走は乱数お祈りが必須な鬼畜仕様だったりと、とんでもない物は本当にとんでもないのだが。
ストーリー
メインチャプター
第1章「出会い」編(オンゲキ)
ブドーカンでプリメラのオンゲキを目撃したあかり・葵・柚子はその勇姿に心奪われ、いつかは自分たちも彼女のようにオンゲキで人を感動させるシューターになることを誓い合う。
そうして、かのプリメラも藉を置いたという名門シューター輩出校・奏坂学園に3人が入学したのが1年前のこと。
2年生になったあかり達は、夢に向かって邁進───していたのは気持ちばかりで、成績はまったく振るわず補修常連の日々。
いつしか3人まとめて「ぽんこつトリオ」と呼ばれてしまっていたのだった……。
第2章「バイト」編(オンゲキ PLUS)
生徒会によるサポートと試練のおかげで、学祭最大の催し「奏坂シューターフェス」への切符をついに手にした「ぽんこつトリオ」改めASTERISM。
しかし、その過程のあれやこれやで茜達生徒会が学園の予算を好き放題使い倒した結果、学祭の開催そのものが危ぶまれる事態に。
そこで、有栖の発案で奏坂のシューター一同によるアルバイト作戦が始動するのだった。
一方、学園のためアルバイトに精を出すシューター達の裏で蠢く、なにやら(いろんな意味で)怪しい影が───?
第3章「シューターフェス」編(SUMMER・SUMMER PLUS)
とうとうやってきた奏坂シューターフェス決勝戦。※1回戦〜3回戦はナレーション送りになりました。
ぽんこつトリオなんて呼ばれていた過去はどこへやら、ここまで登り詰めてきたあかり達の前に立ちはだかったのは……先日のアルバイトで出逢った不審者柏木美亜と、彼女の所属する中等部ユニット・マーチングポケッツだった。
激戦の末マーチングポケッツを撃破し、ついに優勝を手にしたASTERISM。
しかし相手の一人だったつむぎが、負けたショックから会場を飛び出していってしまい……。
第4章「学園長選挙」編(R.E.D.・R.E.D. PLUS)
定例の生徒総会に突如乱入してきた、見慣れぬ生徒───皇城セツナ。
留学から帰国したという彼女は、苗字こそ違えど有栖の実姉……すなわち、有栖と並ぶ次期学園長候補なのだ。
そんなセツナは、今の奏坂を「堕落しきっている」と断言。かつての姿である「強い」奏坂を取り戻すべく、学園をディストピア化させてしまうような新校則を打ち立てる。
勿論、現生徒会メンバーをはじめとした在校生達がそんな改革を黙って見過ごすはずがなく、セツナと対立するが───
「負のオンゲキ」の理念を掲げるセツナの圧倒的な実力には、誰も適わなかった。
第5章「オンゲキbright」編(bright)
ブドーカン。
かつて、あかり達の夢が始まった場所。
ASTERISMの3人は、何者かからこの場所へと呼び出される。そこには、有栖の姿もあった。
ここに4人を呼び出した者───セツナは語る。
自らが見てきたもの……プリメラを目指すことが何を意味するのかを───。
作中用語
作中世界で人気を博している新感覚スポーツ。
作中では「音ゲーの進化系」「音楽ゲームとシューティングの融合」と説明されている
が、それ以外のことは一切分かりません!
各種UIなどで
「O.N.G.E.K.I.」とも表記されることから、何らかの
アクロニムであるものと思われるが、これもやはり何の略なのかは判然としない。
あかり達シューターには勿論、一般社会にも広く浸透しているスポーツのようで、またストーリー中ではふと思い立ったその場でバトルを始める描写があることから、その気になれば非常に手軽に始められるスポーツである様子。
それもあってか街中で突然オンゲキが始まっても特に騒ぎになるようなこともなく、むしろ路上ライブのようにギャラリーが集まり出すほど。
あかり達がオンゲキに際して纏う衣装はシュータードレスと呼ばれ、これがオンゲキのユニフォームとなっている。
ただし扱いとしてはフィギュアスケートのそれやアイドルのライブ衣装のようなものと思われ、練習時や私的なバトルでは私服のままでオンゲキに興じている様子。
オンゲキのプレイヤーのこと。
中でもトップに位置するシューターは音撃姫と呼ばれ、全シューターの尊敬の的であり目指すべき存在となっている。
あかり達奏坂生もまた、未来のプリメラを夢見て切磋琢磨する存在である。
「音撃姫」というその肩書きからオンゲキは女性限定、ないしは女性を前提としたスポーツのようにも受け取れる。
男性のシューターは全く(もしくは極小数しか)いないのか、あるいは男性には「男性版プリメラ」にあたる称号が別途存在するのか、そのあたりも全くもって不明。
なにしろこのゲーム、原則美少女しか登場しないので……。
物語の舞台となる、あかり達の通う学園。
中高一貫制を採用しており、基本的に物語は高等部で展開されるが中等部ユニット「マーチングポケッツ」にスポットが当たる回では中等部にも時折言及される。
過去多くのプリメラを輩出してきた有数のオンゲキ強豪校であり、現在のプリメラもまた奏坂の卒業生。
ASTERISMの面々はその実績を見て奏坂に進学してきており、同じように真剣にプリメラを目指すシューターが多く通っている。
ただ、「オンゲキ部」などのような「部活動としてオンゲキを行う」様子は全く見られず、通常のカリキュラムの一環にオンゲキが入っていたり、自由時間に生徒同士でオンゲキバトルを行っている描写がほとんど。
学園における成績や生徒会などの地位を決めるにあたっても「オンゲキの腕前」が関わっている様子すらあり、単に「オンゲキが強い学校」というより「シューター養成特化校」であることが窺える。
校則はかなり自由であるらしく、制服はあるものの生徒それぞれが好きに着こなしており、上着をパーカーで代用している生徒もいる……どころか平時に着ぐるみで校内を闊歩する生徒すらいる始末。……後者は少々(?)特殊な例だが。
というか他ならぬ生徒会長が突発的にトンデモ校則を追加しては副会長に撤回されたり利用されたりしている有様なので、ぶっちゃけ校則などあってないようなものである。
キャラクター
ASTERISM
あかり・葵・柚子の3人からなる、本作における主役ユニット。
中学からの友達同士で、性格こそバラバラな凸凹トリオながらも仲は良好。
オンゲキへの熱意やプリメラを目指す向上心こそ高いものの、物語開始時点では3人揃って補習常連。
「ぽんこつトリオ」と言われてしまうほどの落ちこぼれ達だったのだが……そのわりには何故かあらゆるユニットの注目の的でもあるようで、あるユニットからはライバル心を、またあるユニットからは期待の目を向けられていた。
そして知らず知らずのうちにとある人物により「計画」の中核人物として動かされた結果、急激にオンゲキの腕を伸ばしてゆくこととなる。
その急成長ぶりから見るに、「素質は悪くなかったのだが、努力が明後日の方向を向いていたために落ちこぼれの座に甘んじていた」というパターンで残念トリオ的な噂になっていたのかもしれない。
主人公ユニットというポジションや「元気でまっすぐな主人公気質の赤(ピンク)担当」「クールかつ堅実
でちょいちょい残念な青担当」「天才ゆえにマイペースな黄色担当」という共通点で、
他社のアイドルゲーにおける
信号機トリオを強く思い起こさせるユニットである。
また3人はそれぞれシュータードレス衣装時に持っている各武器がゲキ!チュウマイ3筐体をモチーフにしており、また誕生日もそれぞれモチーフ元となった作品のリリース日という共通点がある。
ある意味ゲキ!チュウマイ各作品の擬人化とも言える存在である。
星咲あかり
プロフィール |
CV. |
赤尾ひかる |
誕生日 |
7月26日 |
身長 |
157cm |
学年 |
2年生 |
属性 |
FIRE |
ピンクのボブカットが目印の、本作の主人公。
快活でまっすぐな性格の持ち主で、何よりオンゲキが大好き。
何事にもめげることのないポジティブさで、仲間達を引っ張っていくリーダー気質。
プリメラを目指す気持ちは本物なのだが、物語開始時点ではやる気ばかりが空回りしている「オンゲキ音痴」だった。
しかし多くのライバル達との出逢いを通じ、1年間で爆発的に実力を上げてゆくこととなる。
……と一見すると王道な主人公キャラのように見えるが、その実
「前向き」を通り越して「無敵思考」に両足突っ込んでる超絶ポジティブお化けにして
奏坂一のオンゲキバカ(公式公認)。
初登場からして
「補習を受ければもっとオンゲキができる」と上機嫌に補習を受けていたあたり、その思考のぶっ飛び具合は察せられよう。
加えてあらゆる物事をオンゲキに繋げて考える「デュエル脳」ならぬ「オンゲキ脳」の持ち主で、
「これってオンゲキなんだよ!」でだいたいの試練は突破してしまうし
不思議なことにそれでちゃんとオンゲキも上達してしまう。
その無敵すぎる思考回路に加え、公式でも稼働前から
「『ぜーんぶ同時押し!!』と言いながら両手で鍵盤、両肘で壁ボタン、そして顎の先でレバーを押さえる」「オンゲキ筐体を担ぐ梨緒共々カードメイカー筐体を両手で持ち上げる」といったパワープレイ(物理)の数々を見せたことから
「脳筋」「やべーやつ」扱いされることも……。
シュータードレスで携えている弓はオンゲキの筐体をイメージしたもの。
壁面にあしらわれている丸いパーツがわかりやすいか。
三角葵
プロフィール |
CV. |
春野杏 |
誕生日 |
7月16日 |
身長 |
161cm |
学年 |
2年生 |
属性 |
AQUA |
黒髪ロングに青い瞳を持ち、落ち着いた雰囲気を纏った2年生。
普段はその雰囲気に違わず大人びた振る舞いをするが、その実は仲間達……というか奏坂生ほぼ全員の無軌道な振る舞いに対し次々に冷静かつ手厳しいツッコミを叩き込む、奏坂一のツッコミ担当。
その辛辣なツッコミは普段は心から敬っている上級生に対しても全く容赦なく、厳格キャラで通っている楓やセツナ以上に辛辣な発言も度々飛び出す。
あまりに突っ込みどころだらけの日常に染まり切ってしまったためか、最近ではツッコミを入れる相手がいないと物足りなく思い始めてしまった様子。完全に末期である。
珍しく一人っきりの放課後
ゆっくりと流れる穏やかな時間
ツッコむ相手がいなくてヒマ…………
なんて考えていないわ
ええ全く
これっぽっちも
1ナノたりとも
素粒子レベルにも、ね
オンゲキは座学に関しては申し分ないのだが、知識ばかり先行していて身体能力が追いついていないのか実技で遅れを取ってしまっている。
基本的には作中トップクラスの常識人ではあるのだが、唯一の弱点は趣味嗜好がちょっと……?残念なところ。
一応趣味自体はぬいぐるみやマスコットキャラのグッズ集めというよくあるものなのだが、肝心の好みに合うキャラが周囲が揃ってドン引きorたいへん微妙な顔をする代物ばかり。
中でもオンゲキネコやナビニャンに向ける愛には並々ならぬものがあり、彼?彼女?の前では普段の常識人ぶりはどこへやら、すっかり蕩けきってしまう。
補習常連なのも実力が足りていないせいでもあるのだろうが、それ以上にナビニャンに会いたいがためにわざと赤点を取っている疑惑すら浮上している始末。
シュータードレス衣装ではショルダーキーボードを持つ。
よく見ると鍵盤部分がチュウニズムのタッチスライダーになっている。
藤沢柚子
プロフィール |
CV. |
保科李沙(旧:久保田梨沙) |
誕生日 |
7月11日 |
身長 |
155cm |
学年 |
2年生 |
属性 |
LEAF |
金色のツーサイドアップにまとめた髪と緑の瞳が印象的な、天真爛漫な2年生。
天才肌で大抵のことは要領よくこなせ、オンゲキの腕前自体には目を見張るものがある。
が、極度の気分屋で中々やる気を出そうとせず、気が乗らないと駄々をこね出してテコでも動かなくなる(あかり・葵曰く「アメ切れ」)困ったちゃん。
自分に正直で裏表がまったくなく、好意を寄せる人物にはとことん甘えるが嫌いな人や警戒している人物にはストレートにその不満をあらわにする。
無類のお菓子好きで、中でも飴玉は専用の「アメちゃんポーチ」で大量に持ち歩くほどの大好物。
困っている人や落ち込んでいる人に善意であげることも多いのだが、彼女が集めている飴には時折変な味のものも混じっており、そうとは知らずに食べた人を悶絶させることも。「今日のアメちゃんは〜、ハバネロたこ焼き味〜♪」
かたや変なアメ好き、かたや変な飲み物好きということで椿とは妙なところで気が合うのだとか。
上述の「アメ切れ」状態でもアメさえあげれば大抵は機嫌を直してくれるのだが、ハッカ飴だけは嫌いで余計にへそを曲げてしまう。
シュータードレスは
魔法少女をイメージさせる装いで、リング状の飾りがついたステッキを武器とする。
このリング部分はよく見るとmaimaiの操作ボタンになっている。
他二人に比べてだいぶスケールダウンしているような……
声を務める久保田は2023年7月に声優業を引退したが、それに伴う声優交代等はなされなかった。
そのため過去の楽曲のボーカルこそ据え置かれたものの新規のボーカル参加が絶望的になってしまった
……と思われていたが、ちょうどRe:Fresh稼働直前となる2025年3月に名義を改めた上で声優業復帰、柚子役も続投すると発表。
このため名義こそ変わっているものの声は今まで通りである。
1年半ぶりのCV復帰を記念してか、同バージョン稼働と同時に『Individual on palade! -藤沢 柚子 ソロVer.-』が実装、無条件で解禁された。
同楽曲は「ボーナストラックの無条件解禁」「原曲参加メンバーでないキャラのソロVer.」と二重の意味で異例であり、柚子推しを歓喜させることとなった。
⊿TRiEDGE
メインストーリーにおける「最初の敵」であり、バンド物・アイドル物ではよくある「ライバルユニット」のテンプレとも言える構成のユニット。
ただ明確にASTERISMをライバル視しているのはセンターの梨緒だけで、他の2人はどちらかと言うと面白そうだから梨緒に付き合っている、という趣が強い。
そんな3人だがメンバー同士の結束はかなり強く、メンバーが行動を起こす際は「仲間のため」が動機であることがほとんど。
高瀬梨緒
超絶最強のオンゲキを
とことん見せてあげるんだから!
プロフィール |
CV. |
久保ユリカ |
誕生日 |
1月25日 |
身長 |
157cm |
学年 |
2年生 |
属性 |
AQUA |
藍色のポニーテールが目印の、「超絶最強ハイパーウルトラ美少女」を自称する⊿TRiEDGEのリーダー。
ただし「超絶最強〜美少女」の間の部分は名乗るたびにコロコロ変わる。
あかり達を「ぽんこつトリオ」と称して見下している生徒の筆頭……ではあるが、実際には「ライバル視している」と言った方が近く、何かにつけては3人(特にあかり)に勝負を挑む姿が見られる。
仲間2人と並んでかなりの負けず嫌い……ではあるのだが、実際に負けを突き付けられるとまさかのギャン泣きして椿たちに泣きついてしまうなど、なんというか残念。
ただそのリーダーシップは椿や莉玖からも信頼されており、有事の際は率先して行動するなど頼れる姿を見せることもまた多い。
ASTERISMの3人自体は憎からず思っている節が散見され、不器用な好意が隠せないツンデレ枠……のはずなのだが、ユニット仲間の椿がその枠を食ってしまっている向きも強く、結果的に残念担当としての印象の方が強いような……。
莉玖ほどではないが彼女も大概騙されやすく、特に調子に乗りやすい性格をうまいこと利用されて「乗せられる」ことも多い。
突拍子もない話を一応は疑うものの、それらしい理由さえつければ案外コロッと信じてしまうため周囲から「チョロい」「扱いやすい」とよく思われてしまっている……。
シュータードレスは某対○忍みたいなサイバー調のハイレグレオタードに大鎌という厨二全開な代物。
本人は「あの格好って結構恥ずかしいのよね……ま、カッコいいからいいんだけど」とコメントしており、概ね好みには合致しているものの露出の多さはさすがに少々気になっている様子。
結城莉玖
オレが相手なんて裁判だったな!
……あ、違う!災難だったなっ!
プロフィール |
CV. |
朝比奈丸佳 |
誕生日 |
5月5日 |
身長 |
149cm |
学年 |
1年生 |
属性 |
FIRE |
悪魔の翼をあしらったギターがトレードマークのギター娘。
シュータードレスも全体的に「悪魔っ娘」をイメージさせるもので、オレっ娘なところも含めどこかボーイッシュでもある。
ただしギターの擬音は「がおーん!」。他ではまず聞かない表現に中毒になるシューターが続出し、作中でも柚子などが『いちげき!』を中心にがおがお言っている。
作中における立ち位置はもっぱら「おバカキャラ」。
慣用句や難しい表現をよく使いたがる割にはそのほとんどがうろ覚えで、言葉に詰まった挙句に椿からの助け舟(……のように見せかけた嘘)に騙される……というのがお決まりのパターン。
またギタリストらしく「ロック」が信条……ではあるのだが、彼女が「ロックだな!」と認定するものはなんというか、「それちょっと違うんじゃ……」なものばかり。
とはいえ彼女なりの「ロック」の基準自体はちゃんとある模様で、いつものおバカムーブかと思いきや意外と深い発言をすることも……?
いつもノリと勢いで突っ走っているものの、その分一度こうと思ったことは躊躇せず行動するその真っ直ぐさがユニットの推進力にもなっている。
藍原椿
私に勝ったらご褒美をあげるわ
あら、
お仕置きの方が良かったかしら?
プロフィール |
CV. |
橋本ちなみ |
誕生日 |
12月31日 |
身長 |
153cm |
学年 |
1年生 |
属性 |
LEAF |
藍がかった灰色のボブヘアに赤い瞳、どこか達観しているひねくれ者。シュータードレスで纏う和服と狐の面も印象的。
よく「くすくすくす……」と含み笑いをしている。
首に巻いたマフラーがトレードマーク……だが、何故か人前では決してマフラーを外さない。真夏はもちろん、入浴中でさえ。
首に何か秘密があるのかと疑いたくなるが、その理由すらも誰にも明かしていないとか。曰く、「言ったら秘密にならないじゃない」とのこと。
Sっ気が強く、他人を弄ってからかうのが趣味。
特におバカで騙されやすい莉玖は絶好の遊び相手で、椿がわざと莉玖に間違いを教える→椿の予想通りの行動を見せる莉玖に梨緒からツッコむ→その様子を見て「ぷーくすくすくす……」と椿が笑う、というのが⊿TRiEDGEの日常である。
ユニット仲間以外にも隙さえあればイタズラを仕掛けており、有栖に彼女の好きそうなハンバーガー味のポテチ……に見せかけた激辛ポテチをお見舞いし悶絶しているところに水と称してわさびソーダを飲ませるという外道コンボをかましたことも……。
負けん気の強い性格でもあり、屈辱を味わわされた相手にはとにかくやり返さないと気が済まない。
それは仲間内であっても例外ではなく、たとえ遊びであっても椿を負かしてしまうと彼女が納得いくまでリベンジを挑まれ続けて泥沼に……なんてこともしばしば。
そんな彼女であるが、決して表には出さないものの仲間達には確かな情愛を抱いており、友達想いな一面を見せることもある。
上記のイタズラ好きも彼女なりのコミュニケーションの一環。梨緒もそのことを理解しており、「素直じゃないだけでホントは優しい」と評している。ぶっちゃけ公式で「ツンデレ担当」として扱われている梨緒を食ってしまっている気が
仲間のためと思えばどう考えても地雷案件でしかない美亜の企画に乗ることさえもあり、普段の様子からは想像もできない身体の張り方をしたことすらある。
一応は作中でもかなり常識人寄りの人物ではあるのだが、そんな彼女にも飲み物のチョイスが変という弱点(?)がある。
「たい焼きコーラ」だの「牛タンラムネ」だの、それは飲み物としてアリなのか……というかそれどこで売ってるんだと言いたくなるレベルの不思議な一品ばかりを持ち歩いており、同じく「変なアメ」をよく集めている柚子とは割と気が合うらしい。
bitter fravor
ゆるふわママ系お姉さん・春菜と優しいギャル系お姉さん・彩華という組み合わせの大人っぽさ溢れるデュオユニット。
ユニット間の仲も良く、お互いに「さーやちゃん」「ハル」と呼び合い抜群のコンビネーションを見せる。
……ただ、「お姉さんユニット」というイメージ自体に間違いはないのだが、料理だけは(本人以外)誰もが認める壊滅ぶりを見せる春菜・あまりにウブすぎて恋愛トークすらまともにできない彩華という、それぞれのキャラでやっていくにはかなり致命的な弱点を抱えた2人同士の組み合わせでもあったりする。
ちなみに、なぜか2人が受け持つ版権曲はエロゲー関連曲が妙に多い傾向がある。
……「ソッチ系の需要」はある意味公認なのかもしれない。
早乙女彩華
プロフィール |
CV. |
中島唯 |
誕生日 |
2月14日 |
身長 |
163cm |
学年 |
3年生 |
属性 |
AQUA |
茶髪を複雑にアレンジしたヘアスタイルにやや崩した着こなしの制服など、いかにも
ギャル然とした出で立ちが特徴。
その見た目通りのギャルではあるが、一方で面倒見の良い性格でもあり、困っている人を見かけたらとりあえず相談を持ち掛けてくれる「オタクに(というか誰にでも)優しいギャル」。
葵と並ぶ作中トップクラスの常識人で、ツッコミ役……というよりは「フォロー役」としての立ち回りが多い。
特に相方である「ハル」こと春菜に対しては、定期的に料理関連でやらかしたり自己管理を怠ったりするため、心配半分で見守っている様子。
そしてそんな彩華が風邪を引くと、春菜お手製のお粥が待っている
大体の相談事には気軽に乗ってくれるが、唯一恋愛ネタだけはNG。
というのも、彩華が凄まじくウブ……というか妄想逞しすぎるせいであらゆる物事が「ソッチ方面」に結びつけられてしまい、ちょっとしたことで「え、えっちだよーー!!」とパニックになってしまうため会話が成立しなくなってしまうのだ。
具体的に何がダメなのかというと、「異性と手を繋ぐ」ことすらえっち判定。もはや男の話すらマトモにできそうにない……。
彼女のシナリオを流すとゲーセンで大音量でえっち連呼するため滅茶苦茶いたたまれない
そんな彼女だが、シュータードレスは
へそ出しの燕尾バニー風+二丁拳銃という作中でもトップクラスに煽情的なシロモノ。梨緒と違ってこの格好を恥ずかしがるような台詞も特にない。
露出はOKで手繋ぎはNGとは、彼女のえっち判定はどうなっているのだろうか……。
桜井春菜
おいでおいで〜♪
お姉ちゃんとい〜っぱいオンゲキしよ♪
プロフィール |
CV. |
近藤玲奈 |
誕生日 |
6月12日 |
身長 |
158cm |
学年 |
2年生 |
属性 |
FIRE |
全体的にふんわりとした雰囲気を纏ったお姉さん。
その雰囲気に違わず自分にも他人にも甘い性格で、困っている人がいたらひたすら甘やかしてくれる。
その優しい性格からか柚子から「ママ」と呼ばれるほどで、本人もママ呼びを受け入れている。
ただ自分のことにもついつい甘くなりすぎてしまうようで、度々体重オーバーしてはダイエットする羽目になっているのがたまにキズ?
……と、ここまでなら誰もが甘えたくなる理想のお姉さんで済んでいたのだが……
へぇ〜納豆って
健康に良いんだ〜
今度ケーキに
入れてみようかな〜
彼女、
とんでもないメシマズ属性持ちなのであった。
具体的には「途中経過はマトモなのに、
無い食材の代用や思いつきで普通その料理には絶対入れない食材をぶち込んで滅茶苦茶にしてしまう」タイプ。
入れるのは大抵「健康に良い」と聞いた物なので不味い以外の実害は
たぶんないのが唯一の救い……だけどせめて相性というものを考えてほしい。
このために食べ物が絡む話の場合、ほぼ確実にオチ要員と化す。
彼女と面識のある間柄でその料理の出来を知らない者はまずおらず、
「できることなら食べたくない」というのが作中における共通認識。しかし優しく思いやり溢れる彼女を裏切れず、押しに負けて食べてしまう……というのが鉄板パターン。
イベント「Hotch-Potch⭐︎鍋パーティー」にて鍋パ(しかも
闇鍋)に春菜が参加することが確定した際は、巻き込まれた葵が『いちげき!』にて
遺書を残していた。
……が、そのメシマズ属性が一周回ってか、実は
元々美味しくないものを作ろうとすると奇跡が起きてプロ級の一品が出来上がることが同イベントにて判明。無事(?)葵は生還を果たしたのだった。
ちなみに、メシマズ属性でありがちな「味見はしないのか?」というツッコミに対しては、
「しているが、した後に手を加え始める」という素敵な回答が用意されているのだった。
シュータードレスはなんとウェディングドレス風。武器として持っているのはフラワーブーケ風ステッキ。ある意味オンゲキシューターズ中随一に重い(重量的な意味ではなく……いや、ソッチの意味でもそうかも……)。
7EVENDAYS⇆HOLIDAYS
面倒見の良いオカン気質の咲姫と見るからにぐーたらで面倒臭がりな小星という、一見すると凸凹コンビのような組み合わせ。
しかし実際には隠れてないアニヲタでコスプレイヤーな咲姫と生粋のゲーマーな小星という超オタクユニットであり、持ち曲もお互いの趣味を全開にした電波ソングが並ぶ「濃い」ユニットである。
柏木咲姫
あなたを倒すのは、この私よ!
……一度言ってみたかったのよね、この台詞
プロフィール |
CV. |
石見舞菜香 |
誕生日 |
3月3日 |
身長 |
166cm |
学年 |
3年生 |
属性 |
AQUA |
ドイツ人の祖母譲りの銀髪が目を引くクォーター。
その日本人離れした容姿に加え、品行方正な優等生タイプという非の打ち所のない人物で、周囲からは高嶺の花的に見られることもあるとか。
……が、その正体は重度のアニメヲタクにしてコスプレイヤー。
オンゲキが好きな理由も、シュータードレスと称して堂々とコスプレできるからという何ともアレなもの。
実際にシュータードレスとして纏っている姫騎士風のコスチュームも何らかのコスプレであるらしい。
ただ、「オタク趣味がバレるのは恥ずかしいこと」と思っているある意味「古き良きアニヲタ」であり、「元々オタクとして」付き合っている友達以外には本当の趣味を隠している。
今度、聖地めぐ……りょ、旅行に行こうと思うの!
お、お土産期待しててね♪
なんで私のコスの写真持ってるの!?
あ、違う!それは私じゃない!
けどそれ渡しなさーい!!
……ただ、本人はそうしているつもりなのだが、実際のところはまったく隠し通せていない。
被弾敗北すると割とノリノリで「くっころ」をやり出すし。
伊之原小星
プロフィール |
CV. |
もものはるな |
誕生日 |
11月23日 |
身長 |
152cm |
学年 |
1年生 |
属性 |
LEAF |
テキトーに伸ばした風の髪やダボッとしたパーカーなど、全体的にゆる〜い雰囲気を纏ったぐーたらゲーマー。
その雰囲気の通りに好きな事以外に関しては全くやる気を見せず、ギリギリまで追い詰められない限り決して本気にならない。
そのため、真面目な咲姫に引っ張られながら日々を送っている姿がよく見られる。
しかし一度好きなものが絡むと凄まじいやる気を見せることもあり、またゲームは好きなだけでなく腕前も相当に上手い様子。
実際、オンゲキも「虹レ」到達済みである模様。
シュータードレス姿はなんというか独特で、
謎の生物(ぬいぐるみ?抱き枕?)に乗り、浮遊するコンテナ状のパーツから攻撃を飛ばすというもの。ちょっとだけ
デンドロっぽい。
R.B.P.
奏坂学園生徒会長の茜・同じく副会長の楓・学園理事長の娘である有栖の3人からなる、通称生徒会チーム。
しかし生徒会という単語のお堅い響きとは裏腹に、その正体は破天荒でやる事なす事滅茶苦茶な茜、堅物だが残念美人な楓、超マイペースな不思議ちゃんの有栖という奏坂きっての芸人集団である。
メンバーそれぞれは稼働時点から登場しているが、ユニットとしては『PLUS』からの参戦。
逢坂茜
プロフィール |
CV. |
大空直美 |
誕生日 |
4月1日 |
身長 |
155cm |
学年 |
3年生 |
属性 |
FIRE |
赤い髪とマントがトレードマークの、人呼んで奏坂の赤き天災。
とにかく派手好きで、やることなすこと全てが破天荒。
夢は「世界征服」で、何かにつけては「征服」したがるほか、その尊大な口調など全体的に「悪の親玉」を気取った振る舞いをする。
そんな彼女の個性を反映してか、持ち曲もボーカル・インスト問わず「ラスボス感」を重視したようなものが多い。でも各チャプターで実際にラスボスだったことはないんだけどね
何かと悪役ムーブや自由奔放さが印象に残る人物ではあるが、あくまで悪役「っぽく」振舞っているだけなのでその行動目的自体は純粋な正義感や周囲を気遣ってのものであることが多い。
また自らに課したことは決して曲げず、成すべきことを見定めたら必ず成し遂げる強い精神性も持ち合わせている。
ゆえに問題行動の多い人物ではあるが確かなカリスマ性も備えており、楓もその本質的な面を尊敬し付き従っている。
ただ「学園の制服をメイド服に指定する」など単純な悪ふざけで行動することも多いほか、理由あってのこととはいえ中学生相手に詐欺同然の手口で金を巻き上げるなど洒落にならない問題行動を取ることもしばしばあり、「人格者」とは口が裂けても言えないのもまた事実。
もっとも、そうした問題行動に関しては副会長たる楓が常に目を光らせており、あまりに度が過ぎた行いをすれば即制裁が飛ぶため大事に発展することはないのだが。
セツナとの和解後は彼女も生徒会に関わるようになったため、「監視の目が二倍になった」と好き放題できないことを嘆いている様子も見られる。残念だが当然
シュータードレスは軍服を思わせる真っ赤な衣装で、やはりマントを纏っている。
派手好きな彼女らしく、武器も4本のロケットランチャーを愛用する。
……あかりの弓や彩華の二丁拳銃もそうだが、当然ながら実弾は入っていないのでご安心を。
九條楓
プロフィール |
CV. |
佳村はるか |
誕生日 |
10月1日 |
身長 |
163cm |
学年 |
3年生 |
属性 |
LEAF |
奏坂学園生徒会副会長。
眼鏡の奥に覗く切れ長の瞳に炭色のロングヘアという、見るからに冷静で厳格な人柄を思わせるクールビューティー。
シュータードレスもその怜悧なイメージそのままのような侍を思わせるもので、武芸百般の達人かのような雰囲気を纏っている。
基本的にはその印象通りに、極めて冷静な性格の持ち主。
特に放っておくと何をしでかすかわからない茜には常に目を光らせており、彼女が暴走し始めると即座に飛んできては制裁を下している。そのため茜にとっては特に頭が上がらない相手。
一方で「厳格一辺倒で冗談の通じないタイプ」かと思えばそうでもなく、茜の行動も多少のイタズラ程度なら見逃している節があったり、ちょっとした茶目っ気を見せることもしばしばある。
また目的のためなら多少の卑怯・卑劣も許容している節もあり、茜の指示が正しいと判断したならばある程度の強硬策も辞さない姿勢も見受けられる。
そんな彼女だが……
はて『爆アゲ』とは、
どのような揚げ物でしょうか
美味しいものだと良いのですが
汚れたスマホを水洗いしたら
動かなくなってしまいました……
現代っ子にあるまじき超アナログ人間という一面を持ち、
電子機器や若者言葉が関わると途端にポンコツと化す残念美人でもある。
おおよそ
カセットウォークマンが最新機器だった時代で時が止まっているらしく、それ以降のテクノロジーに関してはてんでダメらしい。
あんた何歳だよ。というかオンゲキ世界って近未来のはずじゃ……
珠洲島有栖
プロフィール |
CV. |
長縄まりあ |
誕生日 |
9月6日 |
身長 |
147cm |
学年 |
1年生 |
属性 |
AQUA |
生徒会書記を務める1年生。
ただし、学園においては学園長の親族=未来の学園長候補にして珠洲島財閥の末裔としてその名を知られている。
そのため名家のお嬢様でもあり、その大人しそうな性格とは裏腹に茜に次いで学園内で好き放題している人物でもある。
普段は青いアライグマのような着ぐるみの姿で活動しており、尊大なのじゃロリ口調で話す。
その着ぐるみの下は青い髪と童顔が印象的な姿で、常にぼーっとした表情のマイペースな性格。
シュータードレスは両者の折衷といったところで、着ぐるみパーカーから顔が覗いている。
そのどうやって着ぐるみの中に収まっているのか謎なほど横に広い髪型は作中でもツッコまれており、どうやら本当にあの髪の上から着ぐるみを被っているらしい……。
そして、その小柄な見た目からは想像できないが作中屈指の健啖家。
好物も二郎系やファストフードといったジャンキー系のようで、学食でどんぶりの山を築き上げている姿もよく見られる。
掴みどころのない人柄ではあるが、学園と深い縁のある立場ということもあってか単なる一生徒では知り得ないような深い情報まで知っているらしく、特に着ぐるみモード時は何かと訳知り風に喋るためどこか怪しい雰囲気を纏っている。
実際、陰で何か企み事をしているらしい、のだが……?
無印バージョンのラスボスを務めたキャラでもあり、第1章チャプター9では課題曲のどれもが最難関曲であり当時の課題システムは楽曲クリア(=対戦相手の撃破)でしか突破できないという仕組みであった。
譜面難易度の高さはEXPERTやADVANCEDに落とせばいいとして、問題はボスLv.の高さ。
特に最後の関門となる『Titania』はLv.70という最強仕様の彼女が待ち構えており、生半な育成状況では例え理論値を出したとしても彼女は倒せない。
エピローグに至るには音ゲーの腕前だけでなく完凸した属性有利キャラでデッキを固めることが必須となるため多くのシューターが彼女の前に膝を折り、メインチャプター1章のトラウマとして焼きついている古参勢もちらほら……。
マーチングポケッツ
『SUMMER』より登場。
中等部2年生のシューター3人で構成されたちびっこユニット。
しかしその実力は高等部のシューターとも渡り合える……どころか並の高校生をヒネるほど高く、実際初登場でもあるシューターフェス編では並み居る高校生を押しのけ決勝まで上り詰めてきた。
実力派ユニットではあるがメンバー同士の仲も良好で、お互いを「なっち」「みゃー」「つむりん」とあだ名で呼び合い、プライベートでもよく一緒にいる。
そんな3人だが、それぞれ1人ずつASTERISMのメンバーが気になっている様子。
私たちは、尊敬するセツナ様に言われて……
ずっとASTERISMをマークしてきました
あかり先輩……ごめんなさい
それが千夏たちのミッションだったの
アタシたち、もともとあのくまが
学園長になるのを邪魔するのが目的だったから
その正体は、後述するセツナの指示により現生徒会を妨害すべく送り込まれたスパイ。
上述した実力の高さもセツナに師事していたためで、彼女からは懐刀として全幅の信頼を置かれている。
ASTERISMに接触したのもその一環で、セツナの障害となりうるユニットを偵察するよう指示されてのもの。
シューターフェスを通してあかり達が築いた友情は、偽りだったのだ。
そう、私たちもそう思っていたんです
でも思い込みなんかじゃなかった
なに?
直々にオンゲキを指導してくれて
強くしてくれたセツナ様には感謝してる
けど、ASTERISMのオンゲキは
アタシたちをつなげてくれたんだよ
しかし、あくまでも「任務」としてあかり達と接していた千夏達だったが、その「任務」をこなす中でその気持ちが徐々に変わり始めてゆく。
あかり達の見せる「楽しいオンゲキ」に、相手しているうち徐々に惹かれていった。
偽りだったはずの友情は、いつしか「本物」になっていたのだ。
先輩たちの楽しいオンゲキは
大切なことを教えてくれたってことだよ!
私たちは【負のオンゲキ】より
先輩たちのオンゲキのほうが好きなんです!
だからねっ!千夏たちねっ!
あかり先輩たちを助けに来たのっ!
そうして3人は、奏坂学園最大のピンチを前に現れた「最後の希望」となる───。
シュータードレスはユニット名が示す通りのマーチングバンド風。
千夏は指揮棒、美亜はトランペット、つむぎはスネアドラムを持っている。
日向千夏
ねぇねぇ千夏とオンゲキしよっ!
ねぇ、しよっ!しよーっ!
プロフィール |
CV. |
岡咲美保 |
誕生日 |
8月22日 |
身長 |
147cm |
学年 |
2年生 |
属性 |
LEAF |
マーチングポケッツのリーダー。あかりの事が気になっている模様。
いつも元気いっぱいで、疑うことを知らない純粋な性格の持ち主。あまりに純粋なので、中学生どころか小学生に見えるという意見もあるほど。
何においてもまっすぐ一直線!(※物理)な性分で、興味のあるもの・好感を持っている人にはとにかくストレートにその気持ちをぶつけてくる。
その最たるものが代名詞たる「千夏ミサイル」で、全速力での突撃ハグを様々な人物にかましている。
……が、あまりに元気すぎてやってることはロケットずつき。出会い頭にかまされることもあって、身構える暇もなく直撃してしまった被害者は数知れず。
そんな純真無垢な性格と「中等部ナンバーワンユニットのセンター」というその実力を表すかのように、彼女が対戦相手を務める譜面は認識難などの奇を衒った配置のあまりない、純粋な物量譜面の傾向が強い。
2つ収録されているソロ曲『まっすぐ→→→ストリーム!』『超前進!満点スマイル!!』はまさにその典型。
一方でオリジナルのインスト曲は全てMASTER13+以上と高難易度帯に集中しており、「高校生顔負けの実力者」は伊達ではないことが窺える。
柏木美亜
きたーー!シャッターチャーーンス!
にゃふふ、これで家宝がまた一枚……
プロフィール |
CV. |
和氣あず未 |
誕生日 |
8月8日 |
身長 |
148cm |
学年 |
2年生 |
属性 |
FIRE |
プレイアブルユニットとしては『SUMMER』からの登場であるが、ストーリー上では『オンゲキPLUS』から敵キャラクターとして先行登場していた。
銀髪を
猫耳のような形に纏めた髪型が特徴で、時折「ω」口になったり
「にゃふふふふ♪」「うにゃ〜……」といった鳴き声を発したりと、全体的に猫っぽい言動が目立つ。柚子が気になるらしい。
……が、そんな「猫キャラ」が半ば霞んでしまうレベルで「濃い」個性がもう一つある。
というか、そのせいである意味奏坂一の危険人物と評されることすらあるのが彼女である。
彼女の表向きの好物は「フルーツ」。
実際フルーツに関する造詣は深く、それは嘘ではないのだろうが……
はっ!?この近くから今、可愛い女の子───
いや、芳しいフルーツの匂いが!
こうしちゃいられない、今すぐ行かなきゃ!
美亜がその言葉を使う場合、ほぼ間違いなく「瑞々しいフルーツ(意味深)をにゃふにゃふ(意味深)する」という文脈になる。
要するに彼女、JCの皮を被ったエロオヤジなのだ。業が深すぎる。
一応引くべき一線は弁えているらしく、発言こそ限りなくアウトに近いものの「フルーツ(意味深)達の仲睦まじい姿をストーキング遠くから眺める」「自前のカメラで遠くからフルーツ(ry)を激写する」「自らイベントを主催して参加者に私欲まみれの指示を出す」と言ったものに収まって……いや普通にアウトだこれ。
なおその視線は公式で気持ち悪いらしく、初登場となったメインチャプター第2章でもシューターズ一同に悪寒を走らせている。
「柏木」という姓が示すとおり咲姫の妹で、咲姫に妹がいることは登場前から示唆されていた。
レイヤーの妹かつ本人もしっかり美少女ということで、咲姫には「作ったコスの着せ替え人形」にされることもある……ようなのだが、美亜にその趣味はないらしく、姉のことは避けている模様。自分がフルーツとして見られるのは嫌らしい
そんなわけで、柏木家では「コスを妹に着せようと迫る咲姫」vs「姉から全力で逃げる美亜」という愉快な追いかけっこが度々起こるそうな。
そんな彼女だが、友達、特にユニット仲間に見せる情愛は本物。
自信を折られて泣き出してしまったつむぎを気遣ったり、純真すぎる千夏を心配したりする一面も見られ、ただのスケベ猫に留まらない思慮の深さを垣間見せることもある。
私欲で爛れきっていることさえ除けばユニット3人の中でも最も大人と言える。
東雲つむぎ
プロフィール |
CV. |
和泉風花 |
誕生日 |
10月27日 |
身長 |
144cm |
学年 |
2年生 |
属性 |
AQUA |
紫に近い黒髪をツインテールにまとめ、中等部組のなかでもひときわ小柄な印象を抱かせるが、その見た目とは裏腹にユニット中最も落ち着いた振る舞いを見せる。
葵のことが気になっている……そうなのだが、本人的には「負けたくない相手」として見ている様子。
「大人」に憧れており、自ら「大人」を自負する背伸びっ子。
ただ大人っぽく振舞おうとしてはいるものの、「理想の大人」になりたい気持ちが先行しすぎているきらいがあり、中身はまだまだお子様。
そのためカカオ99%の激苦チョコに手を出して後悔したり、飲めないコーヒーを頑張って飲もうとするなどの愛い失敗を繰り返したり、ぬいぐるみがないと寝れないといった「大人っぽくない」一面を恥ずかしがって隠そうとするなど、皮肉にもますます「可愛い子ども」そのまんまな印象になってしまう。
子ども扱いされることをとにかく嫌う彼女だが、そのわりには防犯ブザーを肌身離さず
(しかも何個も)持ち歩いて不審者と見なした相手に見せつけて脅すなど、無自覚ながらも
「子どもの立場」はちゃっかり利用している節も見られる。
防犯ブザーなんて中学生どころか小学生のうちからもう持たなくなると思うのだが……
ちなみに、『いちげき!』では本気でこのブザーを鳴らしたことがある。もちろん(?)相手は茜。
刹那
皇城セツナのみが所属するソロユニット。ソロユニットだからって、ユニット名自分の名前にしちゃったんスかセツナ様。
『bright』にてセツナがプレイアブル解禁されると同時に所属ユニットが公開された。
皇城セツナ
プロフィール |
CV. |
八巻アンナ |
誕生日 |
12月6日 |
身長 |
163cm |
学年 |
3年生 |
属性 |
FIRE |
『R.E.D.』より登場。
同バージョンにおけるキーパーソンで、シリーズ中唯一となる「ライバル」ではない明確な「敵」として登場したキャラクター。
そのため『R.E.D.』『R.E.D. PLUS』では敵専用キャラクターだったが、『bright』へのバージョンアップと同時にカードが実装されプレイアブル解禁となった。
銀の長髪と狼を思わせる真紅の瞳を持ち、「冷酷」という言葉が形になったかのような威圧感のあるオーラを放つ人物。
そして苗字こそ異なるが有栖の実姉であり、すなわち真の次期学園長。
長い間海外留学に出ていたが、メインチャプター第4章にて現在の「堕落しきった」奏坂を憂い帰国。
かつての「強い奏坂」を取り戻させるためと称して学園長選挙に名乗りを挙げ、独裁的な政策を掲げて現生徒会メンバーと真正面から対立することとなる。
【負のオンゲキ】なるオンゲキ哲学を掲げており、曰く「人間の悪感情を利用した力」によるオンゲキこそ「勝つためのオンゲキ」なのだと語る。
そう自負するだけのことはあり、実際に劇中で敵対したR.B.P.およびASTERISMという当時の奏坂最高戦力を一度は真正面から圧倒している。
さらに目的のためならば手段も全く選ばず、先述の通り斥候としてマーチングポケッツの3名を送り込んだのは序の口。
各ユニットの弱みを握って籠絡、操り人形も同然の状態にしてASTERISMへの刺客として差し向けるという所業を行い、それによってあかり達に悪感情を抱かせ、言葉巧みに【負のオンゲキ】に引きずり込もうとした。
だが、そこまでしても「楽しいオンゲキ」を目指すあかりの心を折ることはできず、そのことを悟ったセツナは自らの悪感情を持って彼女と直接対決に踏み切る───が、突如自らの敗北を認め、学園長の座を有栖に譲る。
後日、第5章にてあかり達に語ったところによれば、留学中に経験した海外のシュータースクールは自らが行おうとしたそれを上回るほどの苛烈な指導方針だったという。
それによってシューター候補生が次々と潰され蹴落とされていった一方で、その地獄を耐え抜いてきたセツナや他の生徒達は確実に実力をつけていた。
……それほどの苛烈さで、それほどの覚悟でプリメラを目指す者達がいる。それを知ったからこそ、セツナは真剣にプリメラを志す者が通う奏坂の現状に危機感を抱いたのだ。
……だが、真相はもう一つある。
それは、本来海外に行くはずだったのは、セツナではなく有栖だったということ。
それをセツナが説得し、自らが海外に行くようにさせた……すなわち、セツナが海外へ渡ったのは、妹を守るためだったのだ。
最終的にセツナはあかりに対し宣戦布告とも取れる言葉を残すが、あかりは彼女の真意を察し、セツナへの敵意を解いた。
こうして和解したことで、『bright』にて彼女も奏坂の一員として各種ナビやイベントストーリーに出演するようになったのだが……
「仲間」としてのセツナが見せる表情は、「敵」だった頃の冷酷さはどこへやら。
なんか4章の言動からは想像できないほど口調が柔らかいし、ナビボイスとしてプレイヤーに向ける言葉も割と優しい……というか甘い。
そして内心では妹・有栖を溺愛していることが窺え、その関係性が露わとなったイベント『有栖とセツナのチョコっとクッキング』ではそのギャップに撃ち抜かれるプレイヤーが続出。
かくしてセツナ様もその異様に肌色面積の多いシュータードレスも相まって既存のシューターズに引けを取らない人気を確立したのであった。
その独自の立ち位置はシナリオ中のみならずシステムにも反映されており、対戦相手として登場する際は楽曲ごとに異なる属性で登場し、プレイアブルカードでは一応FIRE属性ながらほぼ全てのカードに全属性特効が付与されている、まさしくラスボスに相応しい特別仕様となっている。
その他
ナビニャン/オンゲキネコ
学園内を徘徊している謎の生物(?)、通称「オンネコ」。
球体状の頭部に円錐形の「耳」が付いて……というか「浮いて」おり、その耳は頭上の電波で繋がりヘッドフォン形を成している。またそれとは別に手袋のような「手」が左右一対浮かんでいる。
人間並の知性を持っているらしく、会話もできる他に教師も兼任しているのか奏坂では補習番も務めている。
学園外にもその存在が認知されているらしく、ゲーム機などの「オンネコモデル」が販売される程度にはグッズ化も果たせるらしい。
ただ、葵は見つけ次第オンネコグッズを買い集めるほどお気に入りなのだが、彼女以外にはそこまでの人気はない模様……?
ゲーム中では、ボス登場までの前座・ザコ敵として「オンゲキネコ」が多数出現する。なお彼らはナビニャンと全く同じ容姿をしているが、両者がどう違うのかは不明。
ゲームシステム上一匹ずつ相手取る形になるが、ボスの登場タイミングは決まっているためどれだけ倒してもボスに交代するまでは無限湧きし続け、彼らを何回撃破できたかも勝利報酬の多寡に関わってくる。
ボスのLv.に応じてオンゲキネコ達も硬くなり、ある程度ボスが強い方が報酬も稼ぎやすいが、あまり強すぎると撃破数が足りず逆に稼ぎづらくなる。
そのため、ジュエル稼ぎを重視するなら程よいレベル帯を見極めて攻略することとなる。
基準としては、デッキメンバーが全員Lv.70なら対戦相手は概ねLv.40前後が最も稼げると言われている。
他方、一部の最難関曲には「あかニャン」「あおニャン」「みどニャン」がボスを務めているものがある。
このオンゲキネコ達、実は奏坂のシューター達をモデルにした思考AIが組まれているとか……?
余談
初代バージョンのみタイトルロゴに「音撃」という漢字表記がついていたのだが、『オンゲキPLUS』稼働時にひっそりと消されてしまった。
しかしCDジャケットなどに記載されるシリーズロゴとしては「音撃」の付いたものが現在まで使われ続けていたり、各種称号やボス曲『怨撃』『怨撃・真』などに当て字ネタ自体は残っているなど、黒歴史化したというわけでもないようだ。
A.N.I.W.O.T.A.
BATTLE START
Are You Ready?
Let’s
Shusei!
- 余談の話、某仮面ライダーと被るからカタカナ表記にしたのかな… -- 名無しさん (2025-07-26 11:05:56)
- 検索性に問題ありそうだもんね…>音撃 -- 名無しさん (2025-07-26 17:19:05)
- カタカナでもまぁあのヒーロー思い出すよね… -- 名無しさん (2025-07-26 18:13:09)
- 男子シューターがいるのかはともかく、少なくとも奏坂が女子校なのは公式で言及されてたはず -- 名無しさん (2025-07-26 20:11:14)
- ↑あら、そうでしたっけ。ひとまず明言を避ける形でそこの記述は削除しました -- 名無しさん (2025-07-27 10:00:41)
- 刹那の名誉メンバー式宮碧音さん -- 名無しさん (2025-07-27 12:53:16)
最終更新:2025年07月27日 15:45