登録日:2025/7/26 (土) 22:24:00
更新日:2025/08/17 Sun 00:24:04
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イセゴイ/ターポンとはカライワシ目イセゴイ科に属する魚である。
名称
学名(属名)はMegalops。「大きな眼」を意味するとされるが、「大きなElops」と解釈される場合もある。Elopsの詳細は近縁種の項目を参照。
イセゴイM. cyprinoidersの種小名は「
コイに似た」という意味。
漢字表記は伊勢鯉で、伊勢湾で捕られた(即ち海に棲む)コイに似た魚、という意味合いとされる。
漢名は海鰱で、日本で鰱は「たなご・はす」と読まれるが、中国での本来の意味はハクレンHypophthalmichthys molitrixやカワヒラChanodichthys erythropterusといったコイ科の大型種のうち、体に目立つ斑紋がなく概ね銀白色一色のものの総称である。
古い文献では、海鰱の福建語(閩南語または台湾諸語ともされる)読みであるハイレンの名称で書かれているものがある。
英名はIndo-Pacific Tarponで、アフリカ大陸の東海岸のインド洋からミクロネシアやオーストラリアなどの西部太平洋に掛けて分布することに由来する。また、 Bigeye HerringやOxeye Herringなどの地域名もある(どちらも「大きな眼のニシン」のような意味)。
ターポンM. atlanticusの種小名は「大西洋の」という意味。
英名のTarponはネイティブ・アメリカンがこの種に用いた名称に由来するとされる。また、釣り人の俗称として、その外見に由来するSilver Kingという俗称もある。
Indo-Pacific Tarponに対応して、ノースカロライナからブラジル周辺までの南北アメリカ大陸沿岸及びセネガルからアンゴラまでアフリカ大陸沿岸の大西洋に産することから、Atlantic Tarponと呼ばれることもあり、タイセイヨウイセゴイの和名もある。
本項目ではそれぞれの種名としてイセゴイ・ターポンを用いることとする。
形態
両者ともに共通する主な特徴を以下に挙げる。
- アロワナのような、上向きで目の後ろまで切れ込むほどの大きな口を持つ。
- 下顎の中央に喉板という骨の板を持つ。。
- 銀色に光り輝く大きな円い鱗を持つ。背中の鱗はやや青みがかかる。
- 背鰭は軟条のみからなり、最後の鰭条が後ろに向かって糸状に長く伸びる。
- 臀鰭も軟条のみからなり。基底(付け根)の長さは背鰭のものよりも長い。
- 尾鰭は明確な二叉型で、黒みがある。
- 鰾(うきぶくろ)は有気管型で、内壁からガス交換が可能で空気呼吸が出来る。
イセゴイとターポンを形態で区別する場合は、以下の特徴が参考になる。
イセゴイ
- 最大全長は1.5mで、通常は80㎝以下
- 腹鰭の起点は、背鰭の起点とほぼ同じ
- 背鰭鰭条数は16〜20
- 臀鰭鰭条数は23〜31
- 側線鱗数は30〜40
- 脊椎骨数は66〜70
ターポン
- 最大全長は2.5mもしくはそれ以上で、1.5mを超えるものもごく普通
- 腹鰭の起点は、背鰭の起点よりも明らかに前にある
- 背鰭鰭条数は13〜16
- 臀鰭鰭条数は22〜25
- 側線鱗数は53〜57
- 脊椎骨数は53〜57
一見するとイワシやニシンの仲間に似ているが、これらの魚との類縁関係は全くと言っていいほどなく、
系統上で最も近縁なのはウナギの仲間である。
その証拠として、これらの魚はヤナギの葉のような薄く細長い形をしたレプトケパルス(Leptocephalus レプトセファラスとも言う)幼生という発生段階を経る。この時のイセゴイやターポンは、二叉型の尾鰭を除けばウナギのそれと酷似した姿である。
ちなみに、レプトケパルス幼生は
変態後の幼魚よりも体高や全長が大きいことが普通で、成長すると縮むと言う珍しい特徴がある。
また、レプトケパルス幼生期がある硬骨魚類はかなり祖型的(原始的)なグループであり、所謂
古代魚と呼べる。
生態
両者とも生態はよく似ており、熱帯から亜熱帯の沿岸域から、やや沖合の水深50m前後の表層に生息している。
環境としては、岩礁帯やサンゴ礁、河川の河口域で多く見られ、時には完全な淡水域にも侵入する。イセゴイの幼魚は潟湖(せきこ)や水田のような、流れが殆どないような場所でもよく見られる。
游泳力は強く、特にターポンは跳躍力も凄まじく、垂直方向に3m、水平方向には7m近く跳んだという記録がある。
極めて稀なことではあるが、釣り人が跳び込んできたターポンに当たり、首の骨を折って即死したり、ボートから転落して溺死したという事故さえある。
前述の通り、鰾を用いて直接空気中の酸素を取り込むことが可能であり、高い運動能力を支えるだけでなく、他の魚類が生存するのには厳しい低酸素の水中でも長時間耐えることが出来る。
餌は主に小魚やエビで、その大きな口で丸呑みにして捕食する。
繁殖については、ターポンでは多少の知見があり、5〜9月にかけて沖合の岩礁域で行われる。産卵数は非常に多く、雌1匹が1200万粒も産卵したとされる報告もある。
かつて、レプトケパルス幼生は海中の有機物を皮膚から直接吸収するという説もあったが、現在は動物プランクトンを食べて成長するという説が有力である。
卵や幼生、幼魚はメキシコ暖流に乗って、時にポルトガルやフランス沿岸にまで到達することもある。レプトケパルスは全長10㎝程度にまで成長し、変態後の幼魚の全長は5㎝程度。
イセゴイについての知見は乏しいが、大同小異と考えられており、こちらは対馬海流や黒潮に乗って
新潟県や東京湾に辿り着くこともあり、ごく少数だが、
岩手県や
青森県で捕獲されたこともある。
性成熟には少なくとも7年、場合によっては10年以上要するとも考えられており、寿命も非常に長く、ターポンは野生下で50年以上生きる個体もいると推定される。飼育下での記録は後述する。
人間との関係
食用
不向きである。特にターポンは。
何故ならば、肉がかなり臭いからである。
実際に食べた人によれば、何故か金属のような匂いがするようで、生は勿論のこと、文字通り煮ても焼いても匂いが落ちず、とても食べられたものではなかったという。
一方で、イセゴイに関しても同じように臭くて食べられたものではないという声もあるが、こちらは身そのものは不味くはなく、その気になれば食べられないこともないようで、ポリネシアやパラオ、フィリピンなどでは干物やスープに加工されて実際に食用にされることもある。
但し、祖型的な魚にはよくあることだが、小骨が多く肉はやや水っぽいので、美味しく食べるには手間がかかる方の魚である。
観賞・ペット
ターポン・イセゴイのどちらも
ペットとして流通、飼育されることがある。
多くの熱帯魚のような華美な色彩や模様はないものの、眩しいほどに光り輝く銀の鱗は、それだけで充分に美しく、肉食魚らしい精悍な顔付きは、魚好きには堪らないものがある。
しかしながら、ターポンは古代魚としてはかなり成長が早い上に遊泳力も高い。その上個人レベルの観賞魚として最大級のサイズになることは理解しなければならない。
水槽内では多少成長が遅くなるものの、120㎝水槽程度では到底間に合わず、最低でも180㎝水槽以上、出来れば10数㎥以上の容積があるタタキ池のようなものを用意すべきであろう。それに見合う濾過装置と保温設備も必要なのは言うまでもない。
一方、イセゴイは水槽で飼育すると30㎝を超えた辺りからかなり成長が遅くなるため、120㎝水槽程度でも騙し騙し飼うことは出来る。
塩分の必要性に関しては諸説あるようで、ターポンは純淡水で飼育可能だが、イセゴイは無理という声がある一方、逆にイセゴイは淡水でも飼えるが、ターポンは一時的ならばともかく、長期的には急死するリスクが上がるといった声も挙がっており、最近では後者の説が有力視されている。安全を取るならば海水の15〜25%、あるいは50%以上の
汽水で飼育するのが無難。
また、多くの古代魚に共通して空気呼吸への依存が高く、飼育水槽の水を一杯にしてしまうと呼吸できずに溺死してしまうため、それも注意点である。
餌はどちらも活き餌を好むが、魚の切り身や浮上性の肉食魚用人工飼料なども慣らせば食べるようになる。
ちなみに、ターポンに関しては何故か顔面に腫瘍が発生しやすいという厄介な性質があり、折角の顔立ちが醜く崩れ易いのが厄介である。
水槽の壁面やレイアウトでぶつけたり擦ったりする事が原因ではないとされ、どれだけ広い水槽で飼っても出来るときは出来てしまい、プロである水族館ですら完全に防ぐことは出来ないという。何らかのウイルスや原虫に起因するとも、ミネラルやビタミン或いはアミノ酸の欠乏によるものとも言われているが、原因は定かでない。しかも生命力が強い魚であるため、その状態でも中々斃死しないのが、飼育者として心苦しい。
そして、日本で個人が合法的に飼育可能な魚類の中では最長クラスの長寿を誇り、上手く飼うと数十年以上の長い付き合いになるかもしれない事は覚悟すべきである。
釣り
ターポンはその巨体もさることながら力が非常に強い…即ち引きが強いため、釣り魚としても人気がある。フロリダ湾ではターポン狙いのボートやクルーザーが浮かんでいるのは日常茶飯事。
一方で、生態の項目で記したような事故もあり、また、資源量の回復に時間がかかるとされているので、フロリダ州やアラバマ州などでは特別な許可がない限り、故意に殺すことを禁じ、キャッチアンドリリースを原則としている。
イセゴイについては、ターポンほど有名ではないものの、日本の南西諸島で狙う人もいる。
宝飾品
ターポンの鱗は時に直径8㎝にもなり、硬骨魚類の中では最大のものの一つである。
真珠と似たような層構造があるため、有史以前からネックレスやイヤリングなどに利用されてきたようである。
また、適度な丸みと硬さがあることから、爪ヤスリとしても利用されており、この辺りの事情は
最大の淡水魚であるピラルクにも通じるところがある。
象徴
バチカン市国のシスティーナ礼拝堂のフレスコ画にはミケランジェロ・ブオナローティによってターポンが描かれている。キリスト教では信者を魚に譬えることがあり、本種の立派な体格は敬虔な信者の暗喩とされる。
画が描かれたのは1510年頃とされるが、それから300年以上後の1847年にフランスの動物学者のアシル・ヴァランシエンヌによって、この画をタイプ標本としてターポンは学術記載されたのである。
現代では、アラバマ州がターポンを州の魚として制定している。
その他の利用
アメリカ合衆国やメキシコ、コスタリカなどでは野生のターポンに少量の餌やりの許可や、生息地をダイビングスポットとして整備している場所もあり、観光資源となっている場合もある。
ブラジルではターポンの鱗や骨を砕いて生薬の一種として用いている例もある。どちらも燐酸カルシウムが主成分であり、鎮痛や解熱などに一定の効果は期待できる。
展示している(していた)水族館
海外の魚ということもあり、ターポンを飼育展示している園館は多くはなく、過去の飼育実績や閉園・閉館した施設を含めても7ヶ所程度である。
2025年現在は、池袋のサンシャイン水族館や新潟県の新潟市水族館 マリンピア日本海、
岐阜県の世界淡水魚水族館 アクア・トト ぎふ辺りで展示されている。マリンピア日本海の個体は35年以上飼われており、アクア・トト ぎふではコンゴ川の淡水魚と混泳飼育に挑戦している。
一方、イセゴイに関しては日本産の種であることも関係して、少なくとも20ヶ所以上での展示歴がある。
中でも
神奈川県の新江ノ島水族館で飼育されているイセゴイは1984年に釣り人から寄贈された個体であり、それ以降40年以上生きていることになる。
当時は10cm程度しかなかったようだが、現在は50㎝もの大きな体格に成長しており、多少鰭先が痛んでいるものの、まだまだ元気に泳ぎ続けているとの事である。
保全状況
ターポンは資源管理は行われつつも、密漁や生息環境の悪化によって個体は減少傾向にあるとされ、IUCN(国際自然保護連合)レッドリストでは絶滅危惧種Ⅱ類(Vulnerble)に指定されている。
イセゴイについては、分布域の広さから網羅的な情報が少ないということを踏まえて情報不足(Data Deficient)とされており、日本の環境省のレッドリストには特に指定はない。
近縁種
イセゴイとターポンが属するカライワシ目Elopiformesは他にカライワシ属Elopsの7種が含まれ、全てを合わせても2属9種しかいない小さなグループである。
ただし、この数値は現存する種数のみを数えたものであり、化石分類群としては40属以上が記載されており、科や亜目のレベルで丸ごと絶滅してしまったものまでいる。
カライワシ目はジュラ期後期のオックスフォード期やキンメリッジ期辺りに出現し、白亜紀後期初期のセノマン期やチューロン期に多様化して、新生代に入ってから徐々に衰退していった遺存的なグループであると言える。
カライワシE. hawaiensis
属名のElopsはギリシャ語でチョウザメを意味していたとされるが、現在はカライワシの属名に用いられる。種小名は「ハワイ産の」という意味。
イセゴイと比べて体高が低く(標準体長に対する背鰭起点と腹鰭起点を結んだ体高は、カライワシが15〜17%に対してイセゴイは24〜26%)、鱗が細かい(カライワシの側線鱗数は93〜100)。また、背鰭基底長は臀鰭基底長よりも長く、背鰭鰭条は糸状に伸びることはない。
分布についてはイセゴイと同じでインド洋から太平洋までと広く、種小名の通り、ハワイ州やタヒチなどの中部太平洋からも記録がある。
レプトケパルス幼生や変態から間もない幼魚が河口域で捕らえられることもあるが、イセゴイやターポンほど淡水へは順応していない。
鱗は剥がれ易いが、矢張り小骨が非常に多く、肉質はゼリー状で柔らかく生食には向かない。
塩焼きや唐揚げ、ムニエルや摘入など火を通せば美味しく食べられるが、日本近海ではあまり数が獲れない魚であるので、市場には滅多に出回らない。
飼育もやや難しく、水族館での展示も多くはないが
沖縄県の美ら海水族館や
鹿児島県のいおワールドかごしま水族館、
和歌山県の県立自然博物館の付属水族館などで展示実績がある。
ちなみに、一文字違いのカワイワシHemiculter leucisculusという魚もいるが、これはコイ科の川魚であり、硬骨魚類という点を除いて類縁関係は全くない。
余談
台湾やフィリピン、インドネシアではサバヒーChanos chanosという魚が重要な水産資源の一つとして扱われている。
この魚も汽水域から沿岸域が生息域で、最大で全長1.5mになる銀白色の体色を持つため、少しイセゴイに似た雰囲気がある。
しかしながら、サバヒーはコイと同じ骨鰾上目に分類され、口も小さく藻類が主食であるなど、全く別の魚である。
適度に栄養塩を含む生活排水を用いて藻類を殖やしておいた養魚池を準備しておき、沿岸域や汽水域に大挙して押し寄せるシラスのような稚魚を捕らえてそこに放って育成・蓄養するという、やや粗放的な形式で長年養殖されている。
小骨こそ多いものの肉は美味で、スープ・粥・肉団子・燻製・ココナッツミルク煮の材料として前述の国々では親しまれており、日本でも
カツオや
マグロの釣り餌として利用されている。
そのサバヒーの養魚池にイセゴイは度々侵入し、稚魚や幼魚を食い荒らしてしまう為、現地でイセゴイは害魚扱いされて嫌われている。
かつて静岡県伊東市に『浄ノ池』と呼ばれる池があった。
元々は浄土宗の浄円寺(淨圓寺)の境内だったが、1703年の元禄関東地震による津波で寺は被災し、別の場所に寺院は再建されたものの、元の境内はそのままほったらかしで、いつの間にか水が湧き出て池になっていたという代物だったらしい。
ところが、先の震災の影響なのか伊豆という場所柄なのか、或いはその両方が上手く作用したのかは不明だが、湧き出た水は年間通じて水温が26〜28℃程に保たれる温泉であり、ミネラル分が比較的豊富で、相模湾と繋がる小さな川もあったことから、淡水でありながら低塩分に強い南方系の海水魚が何種も生息していた。
特異な生態系が形成されているということで、1921年に博物学者で貴族院議員でもあった黒田長礼(黑田長禮 くろだながみち)によって調査が行われ、翌年の1922年に「浄ノ池特有魚類生息地」として、天然記念物に指定された。
その中には、ハイレン(海奄)の名前でイセゴイも記録されており、生体のスケッチを含む報文が残っている。
浄ノ池は市街地にある池で交通の便が比較的良く、他の池では中々見られない珍しい魚がいるということで、ちょっとした観光名所となり、種田山頭火や室生犀星などの文人が訪問し、小説の舞台にもなったが、1958年の狩野川台風の被災や温泉水の枯渇などによって魚達が姿を消し、1982年には天然記念物の指定が解除されて、埋め立てられてしまった。
しかし2017年頃に伊東市北部を流れる鳥川と宮川の二つの川で調査を行った際に、在りし日の浄ノ池に生息していた魚が再発見されており、更に詳しく調べたところ同川には温泉が流入する事でかつての浄ノ池及と酷似した環境になっていた事が判明した。
あくまで一部からではあるものの、伊東市の市民や研究者からは地域活性化の一環として、浄ノ池を環境を再現したビオトープの創造案も挙がっているとのことである。
アメリカ海軍は、かつてターポンという名前の潜水艦を保有していた。
同名の潜水艦は2隻あり、1隻は1908年に就役したもので、後にC-3と名が改められた。
第一次世界大戦ではパナマ運河周辺の調査や防衛、戦闘訓練などを担い、1919年に退役した。
もう一つはポーパス級(なお、ポーパスはPorpoiseでネズミイルカを意味する)と呼ばれる小型潜水艦の一つで、1936年に就役し、
第二次世界大戦中の1943年には
日本の貨客船の伏見丸や龍田丸、ドイツの仮装巡洋艦ミヒェルなどを撃沈し、1945年に退役した。
釣り人の間で「有明ターポン」という通称で呼ばれている魚がいる。
標準和名はヒラで、学名はIlisha elongata。
銀白色の体色に側扁した体型、上向きの大きな口や二叉型の尾鰭など、外見はイセゴイやターポンによく似ている。
一方で、背鰭鰭条が糸状に伸びないこと、腹鰭が非常に小さいこと、臀鰭基底が背鰭終点直下から尾柄の手前まであるなど非常に長いこと、鱗が細かく剥がれやすいこと、腹面の鱗が稜(りょう)と呼ばれる突起を形成することなど異なる点も多く、事実、ヒラはニシン目ヒラ科に分類されるため、前述の通り類縁関係は薄い。
東アジア広域と赤道を挟んだ逆側のオーストラリア南部に分布し、日本では有明海や瀬戸内海などの塩分が低い海域や汽水域に多い。
最大で全長60㎝程度になり、やはり小骨は多いもののニシンの眷属であるだけに肉質は良く、刺身・酢の物・塩焼き・煮付け・唐揚げ・汁物などで非常に美味である。
追記・修正はターポンを釣ってからお願いします。
- 同種のヒラという魚は骨こそ多いが美味いらしい -- 名無しさん (2025-07-28 15:48:41)
- ↑ヒラはその見た目と生息地から釣り人からは有明ターポンとも呼ばれているとの事ですがこちらは正真正銘ニシンの仲間みたいです。 -- 名無しさん (2025-07-28 23:57:42)
最終更新:2025年08月17日 00:24