登録日:2025/07/26 Sat 22:13:44
更新日:2025/07/26 Sat 22:44:27NEW!
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概要
『輝』「レオの初恋!?荒水橋の怪」に登場した幽霊の少女。通称「おさよ」
幼い頃に両親を亡くし、弟の勘吉と共に親戚夫婦に引き取られ二人の下で暮らしていた。成人してからは夫婦の許を離れるが旅先で勘吉と離ればなれとなり、彼を探し回るがその道中で力尽き命を落としてしまう。
しかし霊界で勘吉の魂がいないことから彼の生存を確信、生き別れてから数年が経った現在で勘吉がいると思われる鶴亀の国に辿り着いた後、町に架かる荒水橋の上に地縛霊として留まり勘吉が橋を渡るのを待ち続けていたが、それが原因で本人の知らないうちに幽霊騒ぎを引き起こしてしまう。
そして、地元の住人から騒ぎの通報を受けた
ウル忍と出会い、事の事情を話し彼らに勘吉の捜索を懇願する。
その中で自身に一目惚れした
レオと、淡く切なくも儚い交流を深めることとなった…。
人物像
白い生地の着物に色白の長髪の見るからに幽霊然とした姿ながらレオがときめくほどの美麗な風貌の美少女。
旅先ではぐれた弟の勘吉を見つけられないまま若くして生涯を閉じてしまった経緯から儚げな雰囲気を感じさせるが、死んでもなお勘吉の身を案じ探し続けるなど非常に弟想いな優しい性格の持ち主。
関連人物
さよの弟。
幼い頃に両親を亡くした後、姉のさよと共に親戚夫婦に引き取られ二人の下で暮らしていた。
成人後はさよと一緒に夫婦の許を離れるが、旅先でさよとはぐれ、生死不明となる。さよの話によれば少なくとも生存していることは確かな模様。
外見的な特徴として尻に痣がある。
…で、捜索に応じたマンは鶴亀の町中の男性のケツを調べ上げるという強引な捜索もとい誰得なセクハラを行った
実はさよと生き別れてから数年後に鶴亀の国に流れ着き、町で和菓子屋を経営していた。
冒頭で和菓子を買いに来たマンたちに荒水橋に幽霊が出没するという噂を話すが、その幽霊が自分を探しているさよだと気づかなかった。
そして、マンたちが弟を探している中、その探している弟が自分であることと依頼主が姉のさよであること、そのさよが幽霊となった今でも自分を探し続けていることを知り、彼女がいる荒水橋へと向かいさよと数年ぶりの再会を果たす。
彼の生存と現在の生活を充実していることを安堵し昇天するさよを、レオと共に涙を溢しながら見送るのだった……。
さよと勘吉の親戚の夫婦で、さよが
タロウの誰かに助けられて二人の許に戻ったのではという推測に対して語る際の回想シーンのみに登場。なお、どちらが父方あるいは母方の縁戚かは不明。
両親を亡くしたさよたち姉弟を引き取って成人するまでの間二人の世話をしていたが、実際は彼女たちを厄介者として鬱陶しく思っており、さよたちが自分たちの許を離れてからしばらくして、さよがはぐれた勘吉を探す一環で夫婦宅を伺った際「二人のやっかい者がいなくなってせいせいしたねー」「どっかでのたれ死にしてんだろうなー」と嘲笑しながら陰口を叩いており、その姿勢から姉弟一家との折り合いが悪かったことが窺える。
さよからその実情を聞いたマンも、彼らの薄情さに顔をしかめて憤っていた。
地元住人から幽霊騒ぎの通報を受けて現場に駆けつけたウル忍年少組の一人。
現場で出会ったさよに一目惚れし、彼女の弟探しを引き受ける。
自身にも弟のアストラがいるというシンパシーから、ウル忍の中で誰よりも勘吉の捜索に精を出しており、勘吉が見つからずこれ以上の捜索は困難だと不安視するタロウと
ティガに対して彼だけはなにがなんでも見つけると意気込みを見せていた。
さよもまた、捜索の中で自身に会いに来てくれるレオに淡い思いを抱くようになる。
半月にも及ぶ捜索劇の末、さよは和菓子屋の店主として鶴亀の国に暮らしていた勘吉と遂に再会を果たす。
さよは勘吉を探してくれたウル忍…、その中でも一生懸命に探し続け、最も自身を気に掛けてくれたレオに感謝を述べ、彼にお礼の口付けをした後、星屑のように霧消し天へと昇っていた。
「ほんとうに…
ほんとうにありがとう…」
そして…、さよが旅立って行った夜空にレオの慟哭が木霊していた…。
レオ「お…おさよちゃ──ん!!」
荒水橋幽霊騒動…もとい、幽霊少女の弟捜索が一件落着し、
ゾフィーの屋敷に帰還したマンたちだが、その中にはレオの姿はなかった。
月光が照らす鶴亀の夜の町並でレオは一人、
荒水橋の上で勘吉の店で買った苦手だった饅頭を涙を浮かべて頬張りながら
初恋の少女・さよがいる星空を見上げるのだった……。
追記・修正は橋の上で生き別れた弟と再会してからお願いします。
最終更新:2025年07月26日 22:44