ラストミッション(run for money 逃走中)

登録日:2021/04/12 Mon 11:13:00
更新日:2021/05/10 Mon 18:02:10
所要時間:約 15 分で読めます






ゲームマスターの月村サトシです



現在ゲームが乗っ取られています



ハンターの数を正常な数に戻すためこのミッションを送ります





『ラストミッション(run for money 逃走中)』とは、フジテレビ系列で放送されている番組『run for money 逃走中』の2012年4月8日に放送された回である。

未来ドラマの第6話にあたる今回は、クロノス社の者たちによる逃走中の運命を賭けた最終決戦を描いたストーリーとなっている。念のため言っておくが、番組最終回というわけではない。
第1話から進行していた『ハンターX計画』を阻止するべく、果敢に立ち向かう月村。そして、黒幕による策略で信頼関係が崩壊する逃走者たち。そこにあるのは友情か…それとも裏切りか…
遂に明かされる黒幕の正体。そして異常事態によって迫るゲーム崩壊の危機。そこから月村と逃走者による逆転劇など、最終決戦に相応しい内容となっている。



【スターティングデータ】


逃走者…17人(男12人・女5人)
逃走エリア…エリア01
ゲーム時間…120分
ハンターの数…3体(01KR・06TT・08TG)
賞金…1秒200円ずつ上昇 逃走成功の賞金は144万円(ミッションで変動なしの場合)





【オープニングゲーム】


お馴染み、サイコロを振る方式である。
ルールは一人ずつ順番に前に出て、サイコロを振らなければならない。2~6を出せばその数だけハンターボックスが前進し、合計16マス進めばオープニングゲームクリアとなり、ハンター放出まで1分間の猶予が与えられる。
しかし、途中で『ハンターの目』を出せばその時点でハンターが放出され、ゲームスタートとなる。

オープニングゲームの結果
1番手 荒川静香 4
2番手 ピエール瀧 2
3番手 岡本夏生  ハンターの目

激動明治の大事変』以来となるハンターの目が出てハンターが放出された。





【これまでのエピソード】


エピソード1 ~ハンター誕生~
時は2900年、巨大企業クロノス社の若き天才科学者『月村サトシ』は、ハンターを開発し、逃走中を開催。大勢の人々を熱狂させていた。
そして今回、念願であった第一回逃走中が開催された。しかし、助手の『望月ミレイ』がゲームを妨害。更に、彼女の口から月村の知らないところで、謎の計画が進行している事が明かされたのだった。


白雪姫と野獣王子
ゲームを無事に終えることのできた月村であったが、ゲーム終了後ハンターの機密ファイルが何者かによってコピーされてしまった。そして、コピー経路を探っている中で、彼の知らないところで進行している謎の計画『ハンターX計画』のファイルを発見したのだった。


狙われたハンター
月村は上司の『高月ハンゾウ』、そして亡き母の親友であった『竹取カレン』の協力のもと、『ハンターX計画』のファイルを開くことに成功。そこには、人々をハンターに改造し、月面のコロニーを侵略するといった恐ろしい計画であった。
月村は、『ハンターX計画』の協力者であり、ゲームを妨害してきたクロノス社の幹部『有明リョージ』を追い詰めたものの、あと一歩のところで有明に逃げられてしまった。


『沈黙の巨大迷宮』
エリア内に謎の人物が侵入したとの情報を聞いた月村は、竹取のサポートのもと、自身もエリアに侵入。
侵入者を確保し、『ハンターX計画』黒幕を暴こうとするも、あと一歩の所で取り逃がしてしまい、黒幕の正体はつかめなかった。
ゲーム終了後、侵入者がクロノス社に戻ってきて、変装を解いた。侵入者の正体は高月であった。
その頃司令室では竹取がエリアで悩みこむ月村を見つめて呟いた。

高月「空振りだったか…」


竹取「ハンターの起動方法、いつまで隠せるかしら? サトシ君…」


『大江戸シンデレラ』
ゲーム終了後、月村は竹取に総裁に会ったことがあるかと聞くと、竹取は、

竹取「勿論ないわよ、でもまぁ表面上はね…」

と意味深な言い方で答えた。
実はクロノス社の総裁は人に会う時はマスクをかぶり、普段は身分を偽って社内にいるとの噂がある。なので意外と月村の身近にいる人物である可能性も高い。
そして、竹取はある記録を月村に見せた。それは高月のアクセス記録であり、彼はここ数日月村のコンピューターに何度もアクセスしていたことが明かされた。それも不正な方法でアクセスしていたらしい。これで疑惑の目は一気に高月へと…

その頃、高月はサーバールームで再びアクセスしており、遂に核心へとたどり着くことが出来た。

高月「やはりそうか…これで全てがわかったぞ……」




様々な展開が交差する中、遂に今回『ハンターX計画』をめぐる争いに終止符が打たれる…!!



【ストーリー】



今回のゲームが始まる少し前、高月ハンゾウはサーバールームで、『ハンターX計画』に関する資料を集めていた。



高月「これで全てがわかったぞ… 早く月村に知らせなければ!」


しかし、その時…


総裁「何が分かったというのだ?」


謎の声と共に現れたのは、数名の兵士を連れたクロノス社の総裁であった。
高月は慌てて月村に通信するが、アクセスエラーとなり月村に声は届かない。


総裁「お前の通信機能はすべてシャットダウンした」


高月「総裁…あなたが『ハンターX計画』の黒幕だったんですね… まだハンターの起動方法を知らないあなたは、計画を実行に移すことが出来ないはずだ!」


断言する高月だが、総裁は


総裁「もう目星はついている」


と言い、高月を拘束しようとする。高月は間一髪転送装置で脱出した。


そして、ゲームがスタート。今回の舞台は第一回逃走中の時と同じエリア『エリア01』。
ゲーム中の司令室では月村が高月に連絡を取ろうとするも、返事はない。以前から連絡が一切ないことからやはり高月が黒幕ではないかと感じる月村。

丁度その時、エリアに何者かが侵入したとの情報が入った。しかし、こちらからは居場所が特定できないと竹取は言う。そして彼女はある提案を月村にした。


竹取「ハンターを設置して、おびき寄せてはどうかしら?」


竹取の提案に乗り、月村は最初のミッションを発動。その月村の横で竹取は何やら不敵な笑みを浮かべていた…
エリアに、2つの巨大風船が出現した。

そして月村はエリア内の住人を風船の破裂音に反応しないよう設定するなど、高月を特定するトラップを仕掛けた。


月村「今度こそ、僕がこの手で捕まえる…」


そして、月村もエリア内にワープした。



MISSION①『逃走エリアを拡大せよ!』

駐車場に巨大風船を2つ設置した
どちらか一方にエリア拡大装置が入っており
残り95分までに風船を割れば
エリアを拡大できる
ただし間違った風船を割った瞬間
ハンターが1体放出される



最初のミッションは、2分の1の確率となる超ハイリスクなミッションである。
正解すればエリアを拡大できるが、間違えればハンターが1体放出され、自分だけでなく他の逃走者の危険が増す。

濱口優、ゴリ、井岡一翔、そして遠藤章造の4人が青の風船を選択したが、中身はハンター。逃げ遅れたゴリが犠牲になった。

結果、ハンターが1体増えたことにより合計4体となったうえに、タイムアップでエリア拡大も失敗するといった最悪の結果となってしまった。


その頃、
ミッション①終了の2分前、総裁はクロノス社の中枢からハンターの起動方法を探るため、モニターで月村とハンターの様子を監視。


総裁「これでハンターの起動方法が分かる…」


ついにハンターの起動方法が明かされた。それは月村のペンダントに彼が右手にはめている指輪を合わすことだった。
月村がペンダントに指輪をかざすとペンダントが光だし、同時にハンターの起動が完了した。


総裁「これがハンターの起動方法! やはりペンダントだけではなかったか! フフフフフ…フハハハハハハハ…ハハハハハハハハハハハハ!」


総裁の笑い声がこだましていた。

その頃、月村は高月の捜索を続けていた。そして、風船の破裂音に反応した人物を発見。その人物が高月であることを確認した月村は高月の元へワープした。
黒幕を話そうとする高月を制し、高月が黒幕だと一方的に決めつける月村。


高月「お前…俺を疑ってるのか?」


月村「以前エリア内に侵入したことも、ハンターの起動方法を探っていたことも、全て分かってるんだ!」


高月「違う! 俺は黒幕を暴くために単独で動いてたんだ!」


しかし、月村は高月の話を聞かず、2人の兵士を呼び出し彼を確保しようとする。高月は慌てて逃げる。月村は兵士に追うよう指示するが、なんと2人の兵士に気絶させられペンダントと指輪を奪われてしまった。
2人の兵士が総裁にペンダントと指輪を渡しにきた。


兵士「ペンダントト指輪ハ確保シマシタガ、ハンゾウハ取リ逃ガシマシタ」


総裁は兵士に見つけ次第即刻捕らえろと命令する。


総裁「これでハンターは私のものだ!」


総裁は遂にハンターを手中に収めたのであった。
その頃エリアでは、高月が先ほどの場所に戻ると、月村のコントローラーが落ちており、彼は事態を察した…


高月「月村…」



そして、気絶させられた月村はエリア内の一部である観覧車ビルの空き店舗に監禁されていた。何とか気が付いた彼だが、ペンダントと指輪、そしてコントローラーがなくこれではハンターを起動することも、司令室にもどることも、ミッションを発動することもできないと焦る。

すると、月村の元に総裁がモニター越しで現れ、奪ったペンダントと指輪を見せた。
『ハンターX計画』の黒幕が総裁と確信した月村に対し、総裁は


総裁「一刻も早く、月の領土を広げなければ、この狭いコロニーの中で我々は滅んでしまう お前も子どもたちが駆け回る広い大地を目指しているのだろう?」


と、諭すが月村は反論した。


月村「僕は侵略なんか望んでない! 少しずつでも環境を良くできれば…」


としかし総裁は月村の言葉を


総裁「お前は…本当に甘いな」


と一蹴し、遂にマスクとフードを取り、素顔を見せた。その素顔に月村は驚愕した。





ね?




サトシ君…






月村「…竹取さん!?」


そう、総裁の正体は竹取カレンだったのだ。




月村「…じゃあハンゾウさんは!?」


竹取「ハンゾウは良い道化になってくれた 私の正体を暴こうと、危険を冒して頑張る彼を、お前は私の口車に乗せられ、疑ってくれた」


月村「…!!」


竹取「早く計画を始めなければ、我々のコロニーだって狙われているかもしれない 人間とは、手に入れたいものの為なら、なりふり構わぬ生き物だからな」


月村「そんなことはっ…!」


竹取「ならば逃走者に聞いてみようではないか! 安全を選ぶのか、それとも欲しいもののためにリスクを厭わないのか…」



竹取がミッションを発動。逃走者に究極の選択を迫る。


MISSION②『ゲーム難易度を決定せよ!』

これよりゲーム難易度を決める重要な多数決を行う
『賞金単価が100円上がりハンター1体放出』か
『賞金単価が100円下がりハンター1体消滅』か
エリア3ヵ所にある装置で投票せよ



竹取の言う通り、『安全を選ぶか欲しいもののためにリスクを厭わない』というまさに究極の2択であった。
ピエール瀧、中岡創一、武藤敬司、嗣永桃子、遠藤章造は『賞金単価が100円上がりハンター1体放出』に、水木一郎、濱口優、コカドケンタロウ、荒川静香、井岡一翔は『賞金単価が100円下がりハンター1体消滅』に投票。これで同数となり、残るデヴィ夫人がどちらに入れるかで確定する。

結果、夫人は『賞金単価が100円下がりハンター1体消滅』に投票。
これによりハンターが1体消滅し再び3体に、そして賞金単価は100円に減額し、逃走成功の賞金は99万円となった。
逃走者たちは欲しいものよりも安全の方を優先したのあった。


その頃、竹取はミッションの結果に不満気味であった。

竹取「欲の無い人間たち… でも結局こういう奴らは気休めを塗り重ねることに満足し、本当の脅威には気づけない… まるで今のお前の様に」


月村と逃走者を罵倒し、竹取はさらなる恐ろしい策を実行。



通達①

キミたちの中に裏切り者がいる
その者はボーナス獲得のために
他の逃走者の居場所を
電話で通報している
気をつけたまえ



この情報に確保された者も含め、逃走者たちは一斉に動揺し始める。そして、次第に他の逃走者たちを疑い始める。竹取の策により、逃走者たちの関係は増々悪化していく一方であった。


遠藤「逃走中でこんなんありですか裏切り者とか!? アカンよそんなの、そんな人おんの?」



その頃竹取は月村に、彼の才能を買ってることを明かす。そして、


竹取「『ハンターX計画』に加われ! 手段が違うだけで、お前と私の目的は同じだろ?」


と、彼を『ハンターX計画』に勧誘させようとする。しかし月村は、


月村「僕はハンターに侵略戦争なんかさせない!」


と断固拒否する。しかし竹取は続ける。


竹取「人間は欲しい物を目の前にして欲望を抑える事はできないんだよ それが、いかに他の者を省みない選択だとしてもね」


そして、竹取はエリアにいる1体のピエロを操り、逃走者にさらなる仕掛けを実行する。



通達②『裏切り者の正体を暴け!』

これより時計台の屋上を開放する
そこに行けば裏切り者の正体を知ることが出来る
ただし屋上に上がれるのは
先着1名だけだ



逃走者に与えられたのは、裏切り者の正体を暴くチャンス。しかし、裏切り者が時計台で待ち伏せしてる可能性もある。
結果、ピエール瀧が屋上に上がり、裏切り者の正体をあかすレバーを上げた。
すると、駐車場のトレーラーが一斉に動き出し、隠されていた文字が出てきた。


裏切り者はいない


裏切り者はいなかった。
困惑するピエールの元に、『密告用電話』と1枚の紙を持った1体のピエロが現れ、ピエールに1枚の紙を渡した。
ピエールに与えられたのは、裏切り者になるチャンスであった。

裏切り者とは先ほどの通達の通り、他の逃走者の居場所をハンターに通報する者
その通報した逃走者が確保されれば、30万円の賞金ボーナスを獲得できる。
ただし、裏切り者もこれまで通り見つかればハンターに追われるため
確保されてしまえば賞金ボーナスも全て没収となる。


3分の選択の中、ピエールは裏切り者になるのを断った


ピエール「そうだよ! あそこにいる人(荒川)は、30万円じゃなくて、金メダルを獲った人だからね!」


この事は他の逃走者たちにもメールで知らされ、ピエールを賛同する声も。こうして逃走者たちは疑いを辞め、関係は修復した。


濱口「誰かを裏切らせようとした… おかしいな 月村くんぽくないね、このゲームは…」



その頃、月村のコントローラーを拾った高月は、クロノス社の研究室に戻っていた。そして、新ゲーム『戦闘中』のアンドロイドである『忍』を使って月村を救出することを決めるが、開発担当の『水無月ユリエ』からはまだ調整が必要のため使用不可と言われてしまう。


高月「直接届けるしかないか…」


高月はエリアに戻ってくるが、月村が監禁されてる空き店舗には2人の兵士が警備している。高月も未だ通信は使えない…


高月「ここは一つ、逃走者の手を借りるしかないか……」


高月が月村救出作戦を開始。エリア内の公衆電話の下に、月村のコントローラーを入れたジュラルミンケースを転送。更に公衆電話に電話をかけた。

偶然そこを通った荒川静香が電話を取り、高月の依頼を聞いた。


この電話に出た逃走者に依頼する
公衆電話の下にジュラルミンケースを置いた
それを残り40分ちょうどに
地図に記した部屋の中に入れて欲しい
その後この公衆電話に
お礼を用意しておく



荒川は依頼を承諾し、ジュラルミンケースを持って観覧車ビルに向かった。
そして、約束の時間が近づき、高月が再びエリアに現れた。そして、


高月「月村! 助けに来たぞ!!」


わざと兵士の囮になり、空き店舗の警備をなくした。
その隙に、荒川は月村の監禁場所のドアの下からジュラルミンケースを投げ入れた。
これにより、月村はコントローラーで脱出した。そこで月村は高月と再会。


月村「あの…あなたを疑ってすいませんでした……」


疑ったことを謝罪する月村に対し、高月は


高月「んなこと気にするな!」


笑顔で月村を許す。こうして2人は和解したのであった。


そのころ、月村を助けた荒川は高月からのお礼を受け取った。それは『冷凍銃用エネルギーパック』だった。これは冷凍銃に装着すれば、エネルギーが切れるまでの間、冷気を噴射し、ハンターを停止させることのできる代物であった。
偶然公衆電話の場所を通る際に冷凍銃を見つけた荒川は、早速エネルギーパックを冷凍銃に装着した。


一方その頃、月村に逃げられても知ったことではない様子の竹取は、大量のハンターを準備していた。



大量ハンタースタンバイ中



大量ハンタースタンバイ中



大量ハンタースタンバイ中



モニターに映る大量のハンターを見て、不敵な笑みを浮かべる竹取。
その様子は月村のコンピューターにも映し出された。月村は竹取の動きに備えるため、新たなミッションを発動。

エリアにいる2体のピエロを操り、エリアに数個の宝箱と、確保者の名前が書かれたルーレットを出現させた。


MISSION③『牢獄から救出せよ!』

牢獄の前に確保者の名前が書かれた
ルーレットを設置する
抽選で選ばれた者はゲームに復活できる
ただしルーレットを動かすには
エリア内の宝箱にあるカードが必要だ
最初に取ってきた逃走者には褒美を与える



発動したのは復活ミッション。エリア内5ヵ所にある宝箱の中の復活カードを牢獄の前に持って来れば3人救出でき、お礼も受け取れる。

結果、最初に持ってきたのは水木一郎。水木は荒川同様『冷凍銃用エネルギーパック』をピエロから受け取った。
そしてルーレットの結果、鈴木奈々、林家三平、中岡創一の3人が復活した。


その様子を見ていた竹取は、


竹取「今更どうあがいても無駄だ月村!」


そう言い、遂に大量ハンターをエリアに転送した。その数は30体

竹取はペンダントに指輪をかざした。ペンダントが光り、30体のハンターが一斉に起動した。





起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
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起動完了
起動完了
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起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了
起動完了





そして一斉にエリアへと放たれた。



こうして大量ハンターによりゲーム崩壊のカウントダウンが始まった…




月村「来たか…!」




大量ハンター出現に騒然とする牢獄の者たち。
そして、逃走者に通達が送られた。



通達③

ハンター30体を解き放った
回避する方法はない
ハンターの数は合計33体



あまりにも衝撃的かつ理不尽な通達に唖然とする逃走者たち。荒川が冷凍銃を使用したことで3体は停止したが、それでも残りは30体!



絶体絶命だ…!



ピエール「そんな回あった今まで? 33体無条件で、解き放つなんてことあった今まで?」


コカド「何これ? 『回避する方法はない』って何?」


濱口「月村くんのミッションじゃないぞこんなの! おかしいおかしい!   こんなんゲームじゃねぇよ!!



その頃、大量ハンター出現によりスタジアムも騒然としていた。その様子を見て、竹取は嘲笑った。


竹取「騒ぐだけ騒げ! ハハハハハハハ! これで逃走中はもうおしまいだ!」


そして竹取は先ほどの2人の兵士に総動員して月村と高月の確保を命じた。
ゲーム崩壊の危機に陥った逃走中。

しかし月村はまだあきらめていなかった。そして、ある作戦を考えた。


月村「ハンターを停止させれば、総裁は再びハンターを起動させる… その隙にペンダントを取り戻します!」


高月「にしてもこの数だ… どうする?」


月村「大丈夫です!」


そう言い、月村はミッションを発動しようとする…しかし、不安がよぎり、思いとどまる。


高月「…どうした?」


月村「もし…このミッションが失敗すれば、『ハンターX計画』が実行されてしまう… そうなれば、逃走中も全て終わり…」





月村「逃走者に運命を託します!」


高月「!?」


『ハンターX計画』は阻止しなければならない!
ハンターを侵略戦争に利用させない!
多くの命を犠牲にさせない!

何があっても逃走中は守り抜いてみせる! 母さんのためにも…!

月村は覚悟を決め、逃走者に運命を託した!









これが僕のラストミッションです!










月村によりラストミッションが発動。エリアに冷凍コンテナが出現した。

いよいよ、逃走中を賭けた最後の決着が始まる…!




逃走者たちにメールが送られた。それはなんと、上記の月村からのメッセージであった。衝撃的な展開に逃走者は驚く者もいれば、月村の仕業だと思って怒りをあらわにする者もいたが、彼のメッセージを読み、全員が状況を理解できた。
そして、ラストミッションの内容が送られた。



LAST MISSION『大量ハンターを冷凍せよ!』

ゲームマスターの月村サトシです
現在ゲームが乗っ取られています
ハンターの数を正常な数に戻すためこのミッションを送ります

エリアに冷凍コンテナを設置した
逃走者の1人がハンターを
コンテナの中におびき寄せ
もう1人がボタンを押し
冷気を放出させれば
複数のハンターを
同時に停止させることができる



ラストミッションは2人で行う協力系ミッションであった。しかし、1人は囮となり、大量ハンターをおびき寄せることになるため、ラストミッションの名に相応しい非常にハイリスクなミッションであった。

危険を顧みず、濱口と荒川の2人がミッションに挑み、5回という少ない使用回数の中、次々と大量ハンターを冷凍していく。
そして、冷凍銃を手にした水木の協力もあってか、結果33体中28体のハンターを停止させることに成功。
数としてはまだ少し多いものの、逃走者たちは見事ハンターの数を正常な数に戻すことに成功した。



その頃、ゲーム崩壊を阻止された竹取は、兵士に月村たちの確保を急がせる。すると、1人の兵士が司令室に現れて竹取に言った。


兵士「月村トハンゾウヲ確保シマシタ!」


そして、先ほどの空き店舗に閉じ込められた月村と高月の映像を見せる。竹取は安心し、


竹取「ではもう一度ハンター起動させて、ゲームを終わらせよう!」


そう言い、ペンダントに指輪をかざした次の瞬間!


カチャッ!


「動くな!」


竹取「!?」


兵士が竹取に銃を突きつけた。そして、変装を解いた。その正体は月村であった。
竹取は慌てて映像を確認する。今空き店舗に閉じ込められてる2人は彼女が送り込んだ2人の兵士だった。


月村「ペンダントと指輪を返してもらおう!」


もはやこれまでと悟った竹取は大人しくペンダントと指輪を月村に返した。

こうして月村はペンダントと指輪を無事取り返し、『ハンターX計画』も完全に阻止したのであった。



その頃ゲームは、終盤に差し掛かったが、大量ハンターを止めたとはいえ、ハンターの数は5体と多め。結果、次々と確保されていき、最後に残った荒川静香もゲーム残り28秒で確保。

こうして、二回目の登場となるエリア01でのゲームはまたしても全滅(自首成立で賞金獲得者は出たが)という結果に終わった。




























GAME OVER





























その頃、ペンダントと指輪を取り戻した月村だったが。『ハンターX計画』を阻止された竹取は彼に問う。


竹取「なぜだ…なぜ私の邪魔をする? お前の手ぬるいやり方よりももっと多くの土地を、圧倒的な速さで手に入れることが出来るのに…」


月村「そのために多くの命を犠牲にするわけにはいかない!」


そう月村は返す。しかし、竹取は彼を嘲るかのように言い返した。


竹取「母親譲りの理想論か? 犠牲なくして繁栄は得られない…」


月村「……」


すると、そこへ多数の兵士を引き連れた高月が司令室に入ってきた。


高月「お前の『ハンターX計画』に関する資料はすべて公表させてもらった! 反逆罪で警察に引き渡す!」


だが、竹取は拘束しようとしてきた兵士を払いのけ、


竹取「私を捕まえたところで、私の意見に賛同する者が現れ、やがてこの月を支配するだろう…」


そう言い残し、竹取は連行されていった。
全てが終わったことで疲れ気味の月村と、ゲームが無事終わったことに安堵する高月。そして、


高月「次は俺の方も頑張んないとな!」


と、新ゲーム『戦闘中』の準備に向けて奮起し、戦闘アンドロイド『忍』を月村に見せる。


月村「これが『忍』ですか!」


高月「ああ、ハンターとは基本スペックが違うがな!」


月村「いつ頃完成ですか?」


高月「もうすぐお披露目できるだろう!」


月村「頑張ってください!」


笑顔で高月を応援する月村に対して、


高月「ありがとな!」


高月も笑顔で返事を返し、司令室を後にした。
月村は司令室に残り、椅子に座ってペンダントのバックルを開く。すると、彼の母のホログラムが出てきて、月村は笑顔で呟いた。


月村「逃走中は守ったよ、母さん…」



こうして、月村サトシは『ハンターX計画』から逃走中を、そしてコロニーの平和を守り抜くことが出来たのであった………



【登場人物】




  • 月村サトシ
演:細田よしひこ(現:細田善彦)

逃走中のゲームマスターで未来ドラマの主人公。
兵士に裏切られるわ、監禁されるわ、逃走者たちから誤解されるなど、今回はいつも以上に不運な目にあっていたが、高月や逃走者の協力の元、『ハンターX計画』の黒幕に立ち向かい、計画を食い止めることに成功。
ラストミッションを送る時の彼のシーンは必見である。



  • 高月ハンゾウ
演:高知東生

エンターテイメント部門チーフ。
前々から何やら不審な動きをしていたが、それは全て事件の黒幕を探るため単独で行動していたのだった。
総裁によって捕らえられた月村を救出するなど、彼もまた大健闘を見せた。
事件解決後は、新ゲーム『戦闘中』の開発を進めるため、戦闘アンドロイド『忍』の開発を続けることに。



  • 竹取カレン
演:森口瑶子

上級分析官。
月村の亡き母の親友で、月村の理解者であったが、彼女こそ『ハンターX計画』の黒幕である総裁の正体であった。
月村を騙してハンターの起動方法を突き止め、ゲームを支配し逃走中の崩壊を目論むも、月村や高月、そして逃走者たちの活躍により計画は阻止された。
そして計画の資料をすべて暴露され、警察に引き渡されることになった…*1

コロニーの侵略を企てようとしたのは事実だが、人々が自由に生きる場所を作るため、そして何より月村のことを始末せず、そればかりか『ハンターX計画』に加えてあげようとするなど、根っこからの悪人という感じはあまりなく、月村の母の理想を実現しようとする想いはあながち嘘ではなかったのかもしれない…



  • 水無月ユリエ
演:上原歩

戦闘中アンドロイド『忍』の開発者で、高月の部下にあたる人物。
名前が明らかになったのは次回の第一回戦闘中からで、今回は無名のモブキャラ扱いだった*2
戦闘中に登場した時に「コイツ望月の二の舞だろ?」と思った奴正直に手を上げなさい



  • ハンター1号機
演:笠原竜司

月村が作成した最初のハンター。コードネームは01KR。
しかし今回確保者は2人*3とかなり不調で、最後は冷凍コンテナによって冷凍させられた。



  • ピエロ

『エリア01』ではお馴染みのキャラクター。
今回は3体登場しており1体は竹取に操られ、ピエールに裏切り者になるチャンスを与えた。
残りの2体は牢獄の者たちに新ゲーム『戦闘中』の告知をしたり、月村に操られて復活ミッションを発動したりした。

彼らが登場した時、ゴリが前にも見たことある反応をしたため、エピソード1に登場したピエロと同一人物である可能性がある。


【今回の逃走者たち】

※脱落順に紹介

  • 岡本夏生

バブルの女王。
OPゲームであるサイコロ振りで、ハンターの目を出して確保された。


  • 児嶋一哉(アンジャッシュ)

お笑い芸人。
デヴィ夫人を囮にしようとするなど小賢しい作戦を企てるが、夫人に逃げられて確保されるという自業自得な目に合った。


  • ゴリ(ガレッジセール)

お笑い芸人。
ミッション①でハンターの風船を膨らましてしまい、逃げ遅れて犠牲に。
皮肉にも以前と同じくゲームセンターで確保されてしまった。


  • 入江慎也(カラテカ)

お笑い芸人。
ミッション①では遠藤からパシられるが、人手が足りてるため逃げた。しかしその後は特に見せ場もなく確保


  • 井岡一翔

WBC世界ミニマム級チャンピオン。
ミッション①では『世界は左を制する』ということで赤を選んだが、『挑戦者の気持ちを忘れない』ということで青に変えたが、その結果ハンターを増やしてしまった。


  • 武藤敬司

プロレスラー。
100%自首狙いで、娘から3~10人目が確保されたら自首してと言われており、約束通り5人確保されてから自首し、72万5500円を獲得。今回のゲームで唯一の賞金獲得者となった。
娘との約束を守り、賞金を持ち帰る『カッコイイお父さん』の姿を見せたため、数少ない『憎めない自首成立者』である。


  • 嗣永桃子

ぶりっ子系アイドル。
ミッション②ではロッチの2人の板挟みにあうも、『賞金単価が100円上がりハンター1体放出』に投票した。ハンターに追われた際にぶりっ子技『ピンキードリル』を繰り出すも、当然ハンターには全く通用しなかった。


  • 遠藤章造(ココリコ)

お笑い芸人。
前回は隠れてばかりの挙句、見せ場もないまま確保されたため、今回は積極的に動く作戦に。
しかし、今回も特に見せ場のないまま確保された。
遠藤哀れ……


  • コカドケンタロウ(ロッチ)

お笑い芸人。
終盤まで生き延びたが、大量ハンターの犠牲者となった。


  • 鈴木奈々

おバカタレント。
復活前は挟み撃ちになり確保され、復活後はラストミッションでハンター冷凍に貢献したが、誘導ミスでハンター1体がすり抜けてしまい確保と、ロクでもない形で確保された。


  • 水木一郎

アニソン歌手。
事あるごとにポーズ、そして決め台詞の「Z!」を決めていたZ!
ミッション③では、カードをまっさきに届け、牢獄の者たちから称賛されてたZ!


  • 濱口優(よゐこ)

お笑い芸人。
ベテランということもあり、今回も様々なミッションに貢献していた。
更に、逃走者のほとんどが月村に対して疑心暗鬼になる中、彼のことを心配していた。


  • ピエール瀧

ミュージシャン。
裏切り者になるチャンスを与えられていたが、最終的に断ったため、逃走者たちから称賛され、更には名言まで残した。
しかし、今後のことを考えると中々皮肉なものであったことが感じられる…


  • 中岡創一(ロッチ)

お笑い芸人。
ミッションに関しては他人任せだったが、水木に復活させてもらってからは改心し、ラストミッションには最終的には向かわなかったものの、行こうとする気は見せた。


  • 林家三平

現在は笑点メンバーの落語家。
ミッションも他人任せで自首狙いという、同じではあるものの娘のために賞金を獲得しようとしてた武藤とは違い最低の自首狙い。
最後は自首できずに確保され、牢獄の者たちからは笑い者にされるといった最悪のオチとなった。
御後が宜しいようで…


  • デヴィ夫人

大統領夫人タレント。
最高齢ながらも意外とミッションに貢献しており、以前同様終盤まで生き延びるなどスーパーおばあちゃんであった。


  • 荒川静香

プロフィギュアスケーターにして今回のゲームのMVP。
月村の救出をはじめ、ラストミッションでは濱口と共に大量ハンターを停止させることに成功するが、あと少しという所でハンターに確保。
逃走成功は惜しくも逃した…





【余談】


今回のゲームで登場した『裏切り者』。今回は結局いなかったが、実は過去のゲームで裏切り者が出た事例があった。
裏切り者になったことがあるのは『クロノス』期の西野亮廣(キングコング)と『ジャンプ!』期の徳井義実(チュートリアル)の2人。西野の裏切り者は脱落させたいのは誰かの投票→最多だった西野が脱落ではなく裏切り者をやってもらうという逃走者からの裏切りという展開、徳井は立候補制だった。

両者共、最終的にハンターに確保されたためボーナスも全て没収となった。

逃走成功者がおらず、自首した者だけが賞金を獲得したというパターンはかつて放送された『ジャンプ! お台場』以来となる。
その時は斎藤洋介が自首し、27万600円を獲得した。ちなみに斎藤はゲーム開始15分で自首という、逃走中史上最速自首成立者であった。

冷凍銃は以前にも何度か登場したことがあるが、今までは1丁につき1体しか停止できなかったが、今回からはエネルギーがある限り、何体でも停止出来るように強化された。








月村「この記事は追記・修正したよ、母さん…」























































その頃、兵士によって連行されていく竹取。だが、彼女は突然不敵な笑みを浮かべ…



竹取「母親と同じ所に送ってやる…」


そう言い、ピアス型スイッチを押した。
すると、何時ぞやの鳥型アンドロイドが起動し、クロノス社へ向けて飛び立った。

そんなことは梅雨知らずの月村はホログラムを閉じた。
司令室に鳥型アンドロイドが突撃してくる。




竹取「さようなら」























サトシ君……





























鳥型アンドロイドが司令室の窓を突き破り、怪しく光りだした。
月村は逃げる間もなく……












ドカーーーーーーーーーーーン!!!











司令室が大爆発を遂げた。
爆風で揺れるクロノス社。それにより、高月は異変を感じた。


高月「月村…!?」


爆発した司令室ではボロボロの姿の月村が…
高月は急いで司令室へ戻るが…







月村ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!







ペンダントと指輪が手から落ち、月村は力尽き倒れてしまった……











果たして、月村の命は…!?










次回、










明らかとなる……


























run for money

逃走中




ハンターX計画編



THE END












これが僕のラスト追記・修正です!




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最終更新:2021年05月10日 18:02

*1 彼女が逮捕されたことにより『ハンターX計画』に関わっていた人物(幹部Cや望月ミレイなど)も更迭されることになり、行方をくらませた有明リョージもその後逮捕された

*2 エンディングのクレジット表記もなし

*3 林家三平と嗣永桃子の2人