新百合姉妹(駅メモ!)

登録日:2022/03/11 Fri 21:20:06
更新日:2025/04/07 Mon 13:16:39
所要時間:やく16ぷんでよめる…。




駅メモ! -ステーションメモリーズ!-』に登場するオリジナルキャラクター・でんこ
そのうち、本項では「新百合ほこね」「新百合うらら」の2名を紹介する。



新百合うらら

うらら…
ほこねのことあきらめてる…

*1

プロフィール(うらら)

でんこNo. 25
属性 cool
タイプ サポーター
でんこカラー
モチーフ 新百合ヶ丘駅(小田急小田原線/神奈川県)
小田急ロマンスカー60000形「MSE」
実装日 2014/12/1
誕生日 3/15
引っ込み思案で内気な性格なでんこ。
常にぬいぐるみを抱いてないと不安で仕方ない。
姉の屈折した愛情表現には辟易気味。

概要(うらら)

ょぅι゛ょ 10代前半あたりといった外見年齢のでんこ。
髪型は黒髪のセミロングに前髪ぱっつん。服装は抱き抱えている後述の「タイソン」に隠れて詳細を把握しづらいものの、おそらく白のブラウスに青のスカートとパフスリーブの上着。背中の大きな青いリボンと、腰から伸びるオレンジの紐状パーツがアクセントに光る。
パンタグラフはシングルアーム式で、後腰部から伸びている。

幼げな見た目に反して口数は少なく、表情の変化もやや乏しいことも相まって不思議なオーラを放つでんこ。
実は超能力を持っているらしく、それによるものかうららを迎えたマスターの身の回りには不可解な現象が起きるようになる。
おでかけに行こうとすると靴が消えたり、屋内なのにどんぐりが頭に降ってきたり、部屋にいるとどこからともなく謎の笑い声が聞こえてきたり……

肌身離さず持ち歩いているクマのぬいぐるみは「タイソン」。「うららの、おともだち」とのことで、みことが作ったもの。ちなみに名付け親はセリア。
みことやセリア当人達との絡みは少ないが、特にみことのことは姉以上に慕っているらしい。
ちなみに、うららにとってのタイソンの立ち位置はスキル説明文曰く『ほこね<<<<<越えられない壁<<<<<タイソン』
実はうらら本人には超能力の自覚がなく、身の回りで起きる怪現象はほこねが犯人のもの以外は全てタイソンによるものと思っているらしい。

2022年の水着で姉と揃って新規立ち絵フィルムが実装。表情によってタイソンの持ち方が変わるのだが、デレ顔がタイソンで顔を隠しタイソンが頬を赤らめるという斬新なものになっている

スキル:「じかんあっしゅく」


うららのスキル…
スイッチおすとはつどうする。
クールタイムかいじょできる。

編成内にクールタイム中のでんこがいる場合、スキルボタンを押して発動可能。
確率で編成内全てのでんこのクールタイムを強制終了させ、再発動可能にする

実装当初から現在に至るまでオンリーワンと言えるスキル。
基本的に効果時間が設定されているタイプのスキルには「クールタイム」もセットで設定されており、一度効果時間が終了すると数時間ほどのクールタイムが経過するまで再発動はできない。
このクールタイムはバランス調整の意味も持っており、比較的強力な効果のスキルはクールタイムも長めに取られていることが多く、強力なスキルをバンバン使えるようにはなっていないのが「駅メモ」の原則である。

が、うららがいればその原則を一時的に覆せるという点で非常に強力といえるスキル。
発動確率は100%でこそないものの最大80%とかなり現実的な数値で、ラッピング効果やひいるのスキルによって発動率を底上げすれば確定発動化は容易。

ただし、もちろん難点もいくつかある。
ひとつは先述したように発動率が100%ではないこと。
仕様上、うららの場合スキルが発動するのはボタンを押した一瞬のみでうららはスキル発動後即クールタイムに突入するのだが、これはうららがスキル発動に失敗した場合も例外ではない
つまりボタンを押して「うららがスキルの発動に失敗しました…」のダイアログが出た場合、本当に何も起こらないままクールタイムだけがきっちり取られるのだ。スキルの発動率はスキルレベルの成長に伴い上がっていくため、うららを頻繁に使うならば可能な限り早くにレベルMAXまで持っていきたい。

次に、クールタイムを無くせるのは「スキル発動時点で編成内にいるでんこ」のみという点。
すなわち、一度に適用可能なのは最大でも6人まで、多くのプレイヤーは5人が限度ということになる。確実に発動させるためひいるを組み込むならさらに1枠減ってしまう。
一度うららを使うと2時間はやり直しが効かないため、特に複数クールタイム中のでんこがいる場合は誰に使うかを良く考えて編成したい。

最後に、何人かスキル効果の対象外となるでんこがいること。具体的にはエルミーヌ・マツカ・ウシオなど一部のスペシャルおよびエクストラでんこ。
編成内にクールタイムに入っているのが対象外のでんこしかいなかった場合はそもそもスキルボタンが「unable」表示になり発動できないし、他のクールタイム中のでんこを組み込んでスキル発動に成功しても彼女たちはクールタイムから復帰しない。
うららのスキルが対象外となるでんこは効果説明文にその旨の記載があるため、使用前に必ず確認しよう。
また、うららが使用不可でも「タイムポンカチ」なら適用可能な場合がある。もちろん逆も然りなので要注意。
アイテム「タイムポンカチ」はうららのスキルをアイテム化したもので、同様にスキルクールタイムを終了させることができる。
うららと異なりクールタイムの概念はないが、個数制のため複数使用にはストックを貯めるか課金で購入する必要があるのでご利用は計画的に。
なお、当然ながらうららにタイムポンカチは使用できない。クールタイムの概念こわれるからね、仕方ないね。
その代わりアンナの持つ「クールタイム短縮」の効果はきちんと受けられるので、即座に再使用とはいかないものの待ち時間をある程度減らすことは可能。

ちなみに、シャルロッテのスキル*2については、クールタイム無効化は適用されるがやや特殊な挙動になる。
簡単に言うと「スキルはクールタイムを待たずに再発動可能になるがシャルロッテが駅にアクセスするまでの時間は短縮前のまま変化しない」。例えばシャルロッテのクールタイム終了まで30分というところでうららを発動させると、その時点でスキル発動画面からはクールタイム表示が消え再使用可能になるがそのタイミングではアクセスは行われず、元々の予定通り30分後に「着弾」する。うららのスキルの成功後すぐにシャルロッテのスキルを使用していた場合は二回目の分のクールタイムが継続するのでその分が発動するまでは再度スキルボタンは押せない状態になる。
同様に、Lv.80のシャルロッテをスキル発動後すぐにうららの効果で再使用可能にして即再発動した場合、1時間30分後に2連続でアクセスが行われることになる。

「確率発動」かつ「発動するかしないかの2択のみ」ということで、相性のいいでんこはひいる1択。
確実な発動を期すなら必須とも言えるため、うららの使用が前提ならばなるべく最後にひいるを含む編成が来るよう発動順を調整すると無駄がないだろう。
また、でんことは異なるがラッピング「マジカルなうらら」を着せるとスキル発動率+19%と大幅上昇し、カンスト済なら発動率99%に達する。まさにマジカル。
やはり100%にはならないもののほぼ確定発動と言える程になるため、是非とも持っておきたい。
ただしクールタイム+1時間のデメリット効果と引き換えの大盤振る舞いなので、連続使用にはいっそう向かなくなる。通常時以上に誰に使うかよく考えたい。
尚上述した2022年版の水着は発動率ではあちらには敵わないものの、デメリット無しで+13%という性能なのでこちらもオススメ。


新百合ほこね

まぁ〜私の愛しいうららちゃん♪
今日も一緒にベッドに入りましょうねぇ〜♪

*3

プロフィール(ほこね)

でんこNo. 26
属性 cool
タイプ アタッカー
でんこカラー
モチーフ 新百合ヶ丘駅(小田急小田原線/神奈川県)
小田急ロマンスカー50000形「VSE」
実装日 2014/12/1
誕生日 3/19
いつも明るく元気なお姉さん。
世界で一番大切な妹の前ではただの変態に豹変する。
ライバルは妹のぬいぐるみ「タイソン」くん

概要(ほこね)

20歳前後あたりの、うら若きお姉さんといった印象のでんこ。黙ってさえいれば美人。
腰まで届くストレートヘアは、下へゆくに従ってウェーブがかかりグレーのグラデーションがかかってゆく。前髪のこちらから見て右側には青いリボンの髪飾りが誇らしげに輝いている。
「いつもの」ラッピングはグレーとホワイトのツートンカラーをしたノースリーブジャケットと、ホワイトのスカート。背中から伸びる裾状のパーツも同様にホワイトで、下端には点線状にグレーの模様が入っている。脇下からは妹同様のオレンジの紐状パーツが伸びているほか、スカートの下から覗くタイツも同様のバーミリオンオレンジ。
パンタグラフは形状・位置ともに妹と同様。

見た目も振る舞いも「素敵なお姉さん」の言葉がピッタリ似合う、大人っぽい出で立ちのでんこ。
……ただし、最愛の妹・うららが絡むとただの変態に豹変する超絶シスコンの残念美人という一点さえ除けば。

基本的に彼女の思考は「うららちゃん」一色に染め上げられており、何かと妹にべったりでいたがるその姿は完全に末期症状。タイムライン上で聞けるヒトコトにも、ラッピング毎に設定されている固有のセリフに必ず一つは「うららちゃん(うららちゃ〜ん)」の単語が入っているあたり筋金入りである。
果てはただのぬいぐるみに過ぎないはずのタイソンにまでも嫉妬してライバル視と完全にブレーキがぶっ壊れている始末。だめだこのお姉ちゃんはやくなんとかしないと
そして特技は妹の匂いを嗅ぎ当てることで、3km離れた位置にいるうららを匂いだけで発見したことも。というかタイムラインには「うららちゃ~ん!!!!ううんんんん…はぁぁぁ~いい匂い…。」と明らかに嗅いでいる台詞がデフォルトで存在する。
こんな有様のため、当のうららには完全に愛想を尽かされてしまっており、一方通行の偏愛には辟易気味。うららが彼女を呼ぶ際も一貫して「ほこね」と呼び捨てである。
ただ姉妹仲は決して悪くはなく、なんだかんだで信頼はされており、言葉が出ない時はほこねが代弁してくれることがあるのでなんだかんだいないと不安になってしまう。が、基本的にはなすがままにされている。

基本的に彼女の話題はうららの事ばっかりだが、デフォルトのセリフの中にもえに対する言及があり、どうやらよその子にも手を出そうとしているらしい……おまわりさんこいつで……えっ見えない!?

「ほこねな話」は「うららな話」の後にあたるが、「うららな話」での行動とは打って変わりマスターとの関係は概ね良好。
しかしうらら第一の姿勢はもちろん変わっておらず、でんこサイズでマスターには読めない怪しい契約書にサインを迫ったり夜遅くまで妹トークに巻き込んだりと、その暴走具合は止まる気配がない。
そんな折、ひょんな事故からタイソンの縫い目を裂いてしまったほこね。
いかなライバルと言えど、愛する妹の大切な友達を壊してしまったことには強く罪悪感を覚えてしまう。そんな彼女の取った選択は……?

上述した通り2022年の水着で新規立ち絵フィルムが実装。うららのことしか考えていないのは相変わらずだが、今回はうららの顔が描かれた吹き出しがグラフィック内に表示されるというレベルにまで重症化。ちなみにやられると手に持ったバスタオルを身体に巻く。

スキル:「妹愛バースト」


わたしのスキルはダメージUPさせるの~♪
でもうららちゃんは可愛くて思わず
いい子いい子しちゃうわぁ~♪

スキルボタンを押して発動。
20分間、自身のATKが上昇する。
ただしアクセス相手がうららだった場合、ダメージを与えず逆に回復させてしまう

比較的初期のアタッカーらしく、効果もシンプルながらそれ故に強力なものとなっている。……最後の一文そして名前を除いては。
似た内容のスキルを持つイムラとはよく比較される。実際に比較してみると以下の通り。なおいずれもLv.80、マイレージレベル10のいわゆる「フルカンスト」状態での比較になる。
ほこね イムラ
ステータス最終値 AP320/HP311 AP316/HP306
属性 cool eco
スキル効果時間 20分 15分
スキル発動率 100%
ATK上昇倍率 +55% +50%
クールタイム 2時間 1時間
デメリット効果 うららが相手の場合攻撃せず回復 攻撃する毎にHP半減
イムラのHPが1の場合発動しない
総論としては、「イムラをcool属性にして一回り強化しました、ただしクールタイムが倍になりましたあとデメリット効果がやたら限定的になりました」といったところ。
基本的にはほこねの方がやや性能は上だが、「クールタイムが終了し次第すぐに再発動」といったムーブを取る場合は効率面でイムラに軍配が上がる。
また属性の違いは有利属性へのダメージ1.3倍とスキル効果以上に響いてくるため、仮想敵とする属性によって使い分けるのがベターか。
とはいえ属性以外はほとんど誤差の範疇と言って差し支えないため、単純に好みで使い分けてもいいだろう。
なお、成長傾向はイムラが早熟タイプの筆頭格ということもあって、ほこねがイムラのAPを追い越すのはLv.63以降と後半になってから。
まだ上限解放ができていない段階や即戦力が欲しいなら、イムラに分があると言える。

さて、問題のデメリットである「相手のうららを回復させる」効果だが、実際のところは狙って使おうとしない限りはあまり目にすることがないのが実情である。
というのも、うららのスキルは上述した通りリンク確保や維持に直接役立つものではなく、またうらら本人のステータスもサポーターゆえあまり秀でてはいない完全な後方支援タイプのため、育成の終わったうららを敢えてリンクさせる意義が薄いためである。
加えて、回復効果が発動するのは効果時間中の20分間のみであるため、仮にうららとエンカウントしてもスキルを発動していなければそのまま殴り倒してしまうことも……。ヤンデレ姉の爆誕である。
このため、実質的にはデメリット効果はあって無いようなものと言えるが、うららを使っているマスターを見かけたらたっぷり愛を注いでみてもいいだろう。ただし1人で端末を複数持って…とかやるとBANされるのでやらないように
ついでにてすとに無効化されても普通に殴ってしまう。
ちなみに回復量はうららの最大HPの40%。2023年7月までは本来の与ダメージのうち40%だった。固定値軽減で0ダメージになったり、うららのDEFが高かったりした場合に回復できないことがあったため変更されたと思われる。

単体で性能が完結しているため様々な編成でメインを張れるが、特にレイカなど短期決戦タイプのサポーターとは合わせやすいだろう。ただ、ほこねのスキル効果時間は平均よりも短い部類ゆえ一人では持て余してしまうというだけで、30分以上持続するスキルが合わないというわけではない。
一方でほこね自身には属性やタイプを絞ってどうこう、という傾向がないため「青染め」など特定のコンセプトに振り切った編成の主軸とするにはやや不向きか。
良くも悪くも編成に縛られないのがほこねの特徴と言え、状況に合わせた柔軟な運用でこそ活きるでんことも言える。

バージョンアップ(ほこね)

2023年8月21日にバージョンアップ実装。時期的に実車の惜別実装だった*4のではとも。

メモリーズフォームではスカートの裾状のパーツがフリル型に。靴はロングブーツになり、足の甲の部分にはVSEのライトを模した飾りがついた。
トップスの胸部にはVSEの運転席と展望席部分を模した模様が入っている。ついでにお胸もバージョンアップ

スキルの追加効果は「自身のATKが120%以上増加している場合は相手に固定ダメージ、180%以上の場合は固定ダメージ量増加」。
素のATK増加量は上述の通り+55%であるため、他のスキルやラッピングで補おう。ただしATKデバフやATK変動を無効化するコミュには注意。

モチーフ解説

両者とも小田急ロマンスカーがモチーフとなっており、それぞれVSEがほこね、MSEはうららのモチーフとなる。
モチーフ車両そのものに関してはリンク先の方が詳しいため、ここでは概要を述べる。

うらら・ほこね両名に共通する意匠である青いリボン形の装飾でんこカラーと瞳の橙色、および衣装に走る朱色のラインはそれぞれ
  • ロマンスカーがきっかけと言われるブルーリボン賞*5
  • 歴代ロマンスカーに伝統として受け継がれてきたカラー「バーミリオンオレンジ」
が由来と思われ、数あるでんこの中でも特に長い歴史を誇る元ネタ車両の、その伝統や背景を見事に落とし込んだ名デザインと言えるだろう。

小田急ロマンスカー50000形「VSE」

2005年に、それまで活躍していたロマンスカー「HiSE」の後継車両として運行開始した特急用車両。

先代たる30000形「EXE」はビジネスユースを視野に入れて開発され、その上質な車内設備は通勤利用の乗客から高評価を得た*6。しかしその一方で観光特急としての「特別感」は薄れた格好になってしまったことでファミリー層など観光利用の乗客からは不評気味で、EXE車が来た際に子供が「こんなのロマンスカーじゃない!」と叫んだなどの逸話などからもその賛否両論ぶりがうかがえた。
結果として箱根への観光客そのものの減少も併せて「観光列車ロマンスカー」のブランド力は減退しつつあったのは否めない。

そんな状況を打開すべく、ロマンスカーの中のロマンスカーを目指し投入されたのが本形式である。
「流線形」「展望席」そして「連接台車」とロマンスカーの3大アイデンティティを全て取り入れながらも、それまでロマンスカーには見られなかった純白の優雅かつ先進的なシルエットは人々の度肝を抜いた。
かくして、VSEは新たなロマンスカーの顔として、人々の目にその姿を焼き付けさせたのである。

後継車両である70000形「GSE」が登場するまで長らく小田急のフラッグシップとして活躍してきたが、連接台車という特殊な構造ゆえの保守上の難点などが重なってか2022年3月12日のダイヤ改正をもって定期運用からは離脱、翌23年秋を目処に引退することとなった。
17年という生涯は特急列車としては短いと言わざるを得ないが、「ロマンスカーの復活」を告げた本形式が人々の記憶に残る名車であったことは疑いようがないだろう。

小田急ロマンスカー60000形「MSE」

2008年運行開始。
地下鉄への直通を念頭に置いて開発された、日本初の地下鉄特急車両。
全体的なシルエットは直前にデビューしたVSEを踏襲しているものの、カラーリングはこちらもロマンスカーとしては珍しいフェルメールブルーをベース色として採用した。ただしEXE車同様ワンポイント的にバーミリオンオレンジをアクセントに加えたデザインとしたため、「ロマンスカー=赤みのつよいオレンジ」は守っている。
一方で運転台はEXE車と同じく一般的な位置に配置されたため展望席はなくなっており、途中駅での分割・併合を可能とした構造も相まってどちらかといえばこのEXE車の流れを汲む形式と言えるか。運用形式も実はメトロはこね・えのしま、メトロホームウェイ以外はEXE車の「どの特急系統でもこなせる万能選手」に近い*7

地下鉄への直通というコンセプトからもうかがえるがビジネスユースを想定した設計となっており、シートピッチを詰めつつも足元にゆとりを持たせるべく薄型設計のシートを採用。さすがにクッション性はやや犠牲になってはいるものの、人間工学に基づいて設計されているおかげで座り心地は案外悪くない。
またEXEでの反省を踏まえてか落ち着きを持たせつつも全体的に観光特急らしい優雅さも併せ持った内装になっており、外観も相まって「VSEの姉妹車」のイメージを持たせることに成功している。

中間車両にも運転台を配したことで多層建て列車としての運用も可能となっており、当初の目標であった東京メトロ千代田線への直通運転はもちろんJR御殿場線への直通列車の多層建て化(「あさぎり・えのしま」。「ふじさん」への名称変更時に御殿場行のロマンスカーは原則単独運転に再変更)も実現しており、歴代ロマンスカーの中でも最も多彩な運用が可能な形式となっている。
連結時に中間車両となる貫通型先頭車は流線形を無理矢理縮めた形でちょっと不格好なのが玉に瑕

余談

  • 今となっては非常に珍しい、同時に2人のオリジナルでんこが登場した事例。
    • ごく初期は「ひと月1人」と厳密には決まっていなかったようで、同時に2人登場することがあった。彼女たちの他にはにころ/しぐれ(2014/9/1)、レン/みらい(同年10/1)などが同時に登場している。
  • アイテム「タイムポンカチ」はうららの持つ超能力を参考に開発された、という設定があり、上部にはタイソンの頭部を模した飾りが付いている。
    • うららのスキル同様にでんこのクールタイムを強制終了させる効果だが、うららとは効果が適用されないでんこが微妙に異なる。またうららにタイムポンカチが適用されない仕様については「参考にしたがために効果が干渉してしまう」と設定上でもきちんとした理由付けがなされている。
  • 小涌谷あすかはロマンスカーも直通して箱根湯本駅まで乗り入れる箱根登山鉄道の車両をモチーフに持つでんこだが、残念ながら現状彼女とほこね・うらら姉妹とはストーリー上での接点は特にない。
  • 「ほこね」の名前は、おそらくロマンスカーに設定されている列車種別のひとつ「はこね」を捩ったものと思われる。では「うらら」は……?

マスター、ついき・しゅうせ…
うららちゃんのことなら何万文字も何百行でも書けるわよぉ〜!!ほら、マスターも一緒にうららちゃんの可愛さを広めるのよ!
……ほこね、うるさい……

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最終更新:2025年04月07日 13:16

*1 画像出典:駅メモ! -ステーションメモリーズ!-,モバイルファクトリー・ジーワンダッシュ,2014年6月26日配信開始(C)Mobile Factory, inc.

*2 一定時間経過後、過去アクセスしたことのある駅のどこかにランダムでアクセスする。またタイムポンカチが無効。

*3 画像出典:駅メモ! -ステーションメモリーズ!-,モバイルファクトリー・ジーワンダッシュ,2014年6月26日配信開始(C)Mobile Factory, inc.

*4 同時期にVSE車が退役。文字通りMSE車、でんこにはなっていないがEXE車兄弟やGSE車に後事を託すことになった。

*5 初代ロマンスカー(初代特急専業車とは異なるが)、3000系SE車を称えるために「鉄道車両の新人賞を作ろう」として創設されたとされる。そのためこの初回のみ鉄道友の会の会員投票ではなく、会の幹部会議をほんのちょっとやって「創設目的通りにする」のを確認したのみで受賞。もちろん今の小田急地上区間全線で大車輪の活躍をしている現3000系とは別

*6 というか現在でも落ち着いたデザインや仕事帰りには絶妙にふかふか・のびのびの椅子から「ホームウェイ」運用においては最も人気があるとのこと

*7 箱根特急専業のつもりで開発され、実際基本的な運用はそうだったVSE車と異なり、MSE車は千代田線乗り入れ特急のみならず「はこね」「さがみ」「モーニングウェイ・ホームウェイ」(以上小田原・箱根方面)「えのしま」(江ノ島線方面)「ふじさん」(JR御殿場線方面)「ニューイヤーエクスプレス」(本線系統臨時)のすべてにダイヤ計画時点からの充当経験がある。