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立花ユズヒコ

登録日：2022/05/26 Thu 08:24:25
更新日：2025/04/15 Tue 14:32:16
所要時間：約 4 分で読めます


「俺だって裸でいたいさ　風呂上がり!」


立花ユズヒコとは、けらえいこ原作の「あたしンち」に登場するタチバナ家の長男の中学二年生(原作初期は一年生)。
一般的なあだ名は「ユズ」。母からは「ゆーちゃん」、級友からは「ゆずぴ」と呼ばれる。

連載初期は小生意気な性格だったが、徐々にシャイで繊細な部分がフォーカスされていき、大人びたキャラに落ち着いた。
発言する前に頭で色々考えてしまい、あれこれ考えていても口には言い出しにくいタイプである。
立花家の中では比較的一番常識的だが、学校や家の外で友人たちといる時は年齢相応にはしゃいでいる事が多い。
男子なためか、みかんより母から甘やかされており何かと得をしているものの、家族のデリカシーの無さに大きな精神的ダメージを受けている。
上記のセリフも、風呂上がりに服を着ずに居間に向かってくる母やみかんや父に対して、一人嘆くように発したもの。
自律の意思が強くよく背伸びしようとしているが、たいていまだ中学生であるがゆえのウブさが出てしまう。
総合して、ごく一般的な思春期の男子であり、その思考を上手く描写したキャラクターであると言える。

髪型はキノコヘアーの縁に波を付けたような天パ。糸目だが驚いたときなどは開く。
容姿は並程度にも見えるが、ユズヒコを好いている女子は複数いるため魅力はある模様。女子からの人気がPTAで保護者の間でも話題になって母の耳にも入ってきている程である。
本人は特に意中の相手はいないが、石田とは割とよく話す仲。

イメージしにくく描写もほとんどないが、実は野球部所属。
しかし部員が少ないため試合は行えず、基礎練習ばかりを行っている。
本人は顔よりも細身かつ色白な体つきを気にしており、小麦色のマッスルボディに憧れている。
作中でも何度か肉体改造や日焼けにチャレンジしているがいまだ成功したためしはない。

世間ではあまり人気のないグラビアアイドルの丸野丸美(アニメ版での名前)の隠れファンであり、ひっそりと写真集などを集めている。
姉のみかんより常識的で学校の成績は良く、料理などの生活能力もユズヒコの方が上。その割にはあまり手伝いをしないが…

深夜に小腹が空いたときはマヨネーズパンなどの様々なオリジナルメニューを作る。
「深夜食堂」などと称して冷蔵庫の食材を勝手にガメては、「居酒屋の大将の自分」と「その客の自分」というイメージの中で創作料理を楽しんでいる。
成長期であり、家ではいつも腹を減らしている上に料理があの始末なので、朝昼晩の三食では足りないのだろう。
なお、勝手に冷蔵庫や戸棚からちょろまかしても目立たないものしか使えず、余り物すら残っていないこともある性質上必ずしも美味いものが作れるとは限らず、微妙な出来になってしまう事もしばしば。
何かと雑なみかんに対して繊細な性格故に、居合わせたみかんにメチャクチャにされてしまう事もあるなどここでも不憫さを発揮している。

些細なことが一々気になる癖があり、その着眼点にフォーカスしたエピソードも複数ある。
重要な決断をし損ねているときは相談役として「老師」なるジジイのイマジナリーフレンドが出てくる。

ユズヒコを取り巻く人物

  • 藤野
CV.山口勝平
ユズヒコの親友。ハート型のような口が特徴。
直感的であり、「尻がかゆい」などふと思ったことをためらいなく言葉に発する、ユズヒコとは対照的な思考。
ユズヒコとは対照的に、やんちゃで大らかで楽観的だが、気は合うようで他の友人のナスオや小山田と一緒によく遊んでいる。
二人の弟がいるが、姉がいないため、みかんに(下心満載の)憧れを抱いていた時期があった。現在はクラスメイトの須藤に片想い中。
彼の母が忙しいようで家は散らかりっぱなしである。

  • ナスオ
名前の通り、茄子のような頭が特徴的なユズヒコの級友。CVとフルネームは度々変更されており、ナスオが苗字だったり名前だったりと安定していない。
少々無神経な所や空気が読めない所が散見され、敬遠されることも多い一方でユズヒコらと一緒に行動している事も多い。
母が特に断りなく作ってきたアンパンマンのキャラ弁を恥ずかしがって手を付けずに帰る、しかし女子からは母製のキャラ弁が人気を集めた事で良い気になるなど男子中学生らしい所も。

  • 石田
CV.小桜エツコ
太眉が特徴的なユズヒコの同級生の女子。
非常にマイペースでありほとんど動じず、我流の強い性格。
不可解な行動を数多く取ることからクラスでは若干浮いているが、ユズヒコとは笑いのツボが近いこともあり仲が良く、ダジャレや冗談を言い合っている。
最初はユズヒコたちからも敬遠されていたが、一度ユズヒコが話しかけたことをきっかけに、次第に彼やその友達とも打ち解けていった。
学業はあまり振るわないが独特な見識から意見することが多く、アニメ後半では博識キャラ的な立ち位置が強くなった。

  • 川島
CV.水田わさび
大きな下膨れの頬と、ツインのお団子ヘアのモルモットのような顔つきが特徴の、ユズヒコの同級生の女子。
ユズヒコに熱烈かつ盲目的に片想いしており、四六時中ユズヒコのことを想っている。
友人の山下とは「ゆずぴファンクラブ」を結成しており、ユズヒコへの愛を共有し合っている。
ユズヒコに対しての想いは真剣だが奥手で失恋を恐れるあまりにストレートに告白できずにいる。
その反面、恋のおまじないといった回りくどい方法や裏の手でユズヒコを振り向かせようとするが、こちらも本人の詰めの甘さも相まって毎回失敗している。
ユズヒコに執心しすぎるせいでストーカー気味な付きまといをしたり、何事においてもユズヒコ中心で考えたりするので山下によく引かれている。
また、自分と違いユズヒコと自然に打ち解けている石田にやきもち(そしてジェラシ～)を焼くこともしばしば。

  • 山下
CV.鉄炮塚葉子
川島の友人。カチューシャを付け前髪を少しだけ上げた髪型をしている。学内では川島とほぼ常に行動を共にしておりまさに親友。
川島と同様にユズヒコを好いてはいるが、どちらかといえば川島に同調しているだけで恋愛感情はほぼない。
(このため川島とライバル関係になったり仲がこじれたりする事もない)
川島の恋を応援してはいるものの、感情が先走りしすぎて暴走する姿を見ては内心引いていたりする。
また川島が恋を成就させるために行う様々な作戦を手伝わされたり思いつきに何かと振り回されたり突っ走る川島のブレーキ役をしたりと苦労人でもある。

  • 須藤
CV.氷上恭子
ユズヒコのクラスメイトの女子。
距離を置かれていた時期から石田と親しくしていた数少ない存在。
快活で正義感が強めな性格で、藤野から好意を抱かれているが気付いていない。

  • ハラセン
CV.上村典子
ユズヒコのクラスの顔が濃い女性担任。ハラセンはあだ名で本名は原。
「ソウジ　サボル　ダメ」など助詞を省いたようなカタコトで話す。
厳格な出で立ちと指導で生徒からは恐れられているが、生徒想いなゆえの厳しさであることが窺える。

CV.桃森すもも
タチバナ家の隣の部屋に住む男の子。
親が留守の間の子守をした際に、普段の彼からは予想もつかない大きなリアクションで接した結果
母親が迎えに来た頃には別れを惜しんで号泣するほどにすっかり懐いていた。
ユズヒコの側からも、彼の事は悪からず思っている様子。
詳細は個別記事参照。

ｸﾞﾁｮ…

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