登録日：2024/01/26 Fri 13:15:36
更新日：2024/01/26 Fri 20:07:33
所要時間：約 7 分で読めます
『あやめとあまね』とは道満晴明による漫画作品である。
コミックメガストアで連載されており、コミックスは全1巻。
【あらすじ】
神条さんと千穂は仲良し女子高生コンビ。
ただし神条さんが
一方的な百合感情
を持っている以外は…
【作風】
道満晴明が描く、「正しく歪な形の百合物語」がキャッチコピーで、その通りに女の子同士のラブコメディ（主に神条さんの回を経る毎に増していく変態行為）である。
そのため、道満氏が得意とするエログロ要素の内グロ要素はなく、ちょいエロ程度のコメディ作品となっている。
ちなみに、タイトルに反しこの2人はあやめとあまねとは呼び合わない。はずだったのだが…
【登場人物】
主人公その1。癖毛のショートヘアが特徴。瞳の色は赤。神条さんからは、「千穂」と呼ばれている。
女主人公でよくいるタイプの元気っ子で、勉強はやや苦手。
同性にモテるタイプらしく、特に神条さんからはあの手この手の変態行為に晒されている。
同時に本作屈指の常識人であり、神条さんの過激すぎるアプローチにツッコミを入れる毎日を送っている。
貧乳がコンプレックスで、オシャレにも無頓着であり、
喫茶店には行ったことがなく、ス〇ローに行く程度。
弟が1人いる。
主人公その2にしてこの作品の狂言回しを一手に引き受ける人物。千穂からは「神条さん」と呼ばれている。
黒髪ロングヘアが特徴で、瞳の色は青。スタイルについては言及されていないが、見た感じ千穂とどっこいどっこいの貧乳。
とにかく千穂の事が好きで好きでしょうがなく、毎回のようにあの手この手の変態的行為に手を染め、それには金も命にも糸目はつけない。
本人曰く「自分は千穂が好きなだけで女の子が好きなわけじゃない」とのことで、レズビアンとかではないらしい。
最初こそ控えめなアプローチだったが、回を経る毎に変態度がエスカレートしていくのが本作の肝といえる。
ショックを受けると乳首を隠す癖がある。
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神条さんのアプローチの数々 |
- 第1話:風邪をひいた千穂のお見舞いに来た神条さん。千穂の寝顔を見て心の中のヤクザからキスしろとそそのかされてキスしようとするも、直前で千穂が目覚めて誤魔化す。
- 第2話:偶然トイレで隣同士になり、寂しくなって2人一緒に入る。
- 第3話:美術で「2人組作って」な展開となりあぶれる神条さん。千穂と組んだ子に吹き矢を放つも眼鏡に阻まれる。結局3人で組むことになったが2人でイチャイチャ。
- 第4話:流れ星に
千穂が寝たきりになりかねない過激な願いを願う。
- 第5話:調理実習で千穂が
神条さん曰く手を洗わないで作ったクッキーを食べて感涙、そして自分のクッキーを食べさせた際は南米から取り寄せたモノを入れたと告白。餅のようによく伸びた。
- 第6話:夏休みに千穂と海に行く約束が雨で中止に、その悔しさから時空を歪ませ一週間前に戻り、行き先を山に変更するも崖崩れでまたも中止、再び時間を戻し谷に変更する。
- 第7話:文化祭で白雪姫をやることになり、主役を任されて緊張する千穂に手のひらに人という字を書いて飲み込むといいとアドバイスし、自分で千穂の手を嘗め回した挙句飲み込む。お詫びに自分の手のひらを嘗めさせる。
- 第9話:期末テストの勉強会の為千穂を自宅に誘い、一緒に寝る。
- 第10話:勉強会のお陰で成績が良くなった千穂にお礼させてと言われ、胸を揉む。
- 第11話:バレンタインでモテる千穂に血涙や鼻血を出してまで悔しがる。でも自分達もチョコを渡し合う。ちなみに鼻血を出した際の悲鳴は「ごでぃばぁ」「ぐりこもりながじけんっ」
- 第12話:バスの中で千穂のお尻を触る。昔飼ってたオオサンショウウオの感触だったとか。
- 第13話:突如時間停止能力を発言。その際千穂のスカートの中で弁当を食べ、パンツをご飯粒まみれにする。
- 第14話:
千穂を盗撮するためのカメラを買うために着ぐるみのバイト中、千穂に出会い着ぐるみのまま迫る。
- 第15話:更衣室に多数の隠しカメラを仕掛け千穂を盗撮。だがクラスメイト達に発見され動揺し
下着姿のまま窓から脱走する。
- 第16話:千穂の冗談を真に受け科学部に
50万で食べる灯油を作らせ、右手が燃える。
- 第17話:前回右手が火傷したので千穂にアーンしてもらえたことに気を良くし、今度は左手を毒手にするも引かれる。
- 第18話:花見に実家の作り酒屋
という後付け設定で作った自分の出汁入り酒を飲ませようとする。当然未成年なので断られた。
- 第19話:千穂にそろそろ名前で呼んで欲しいと懇願。明日から呼ぶと約束されるが明日になったら忘れていた。
- 第20話:スケベ度に応じて髪を自在に伸ばす能力を得る。
- 第21話:千穂の家に遊びに行くも留守で、仕方なくベッドの下で待っていたら弟に見つかる。
- 第22話:ロボット部に千穂のロボットを
50万で作らせるが、あまりの出来の悪さにキレる。だがスカートの中からコードが抜ける機能に感心し改良を要求する。
- 第23話:バレンタインで変なモノ入りチョコを食べさせようとするが、千穂にバレる。
- 第24話:前回のメカ千穂が
40万追加で巨大にパワーアップ。体内に乗り込んでご満悦。
- 第26話:千穂と覆面はぎデスマッチを申し込むも敗北。
- 第27話:千穂に通知表を見せてもらうも、普通に悪かったのでドン引き。
- 第28話:ガジェット研究部に
20万で転送装置を作ってもらい、千穂の胃袋にまたも変なモノ入りチョコを転送する。
- 第29話:千穂を喫茶店に誘い、彼女の顔のラテアートを見せるが何も知らない千穂は怪奇現象だと脅える。この回は珍しく神条さんがツッコミ役だった。
- 第31話:千穂とラジオ体操に行くため深夜から家の前で待っていたら、アサガオの蔦に絡まれ弟に発見される。
- 第32話:ピクニックで脇の下で作ったという弁当を千穂に食わせる。
- 第33話:千穂とスキーに来て遭難。強引に温めようとするもその前に救助が来てしまった。
そして30分延長を頼んだ
- 第34話:千穂のキャラ弁を作る。髪の毛は彼女自身の髪の毛で作った。
- 第36話:突如幽体離脱に成功する神条さん。早速千穂の入浴を覗きに行き、テレビを爆発させてまで風呂に入ることを促した。
- 第37話:千穂のバイトしている海の家に行き水着姿に感激。オムライスを注文しケチャップでハートを描いてもらおうとするも変な魔法陣を描き何かを召喚してしまう。
- 第38話:ハロウィンで千穂に性的トリックを要求する。
- 第39話:クリスマスに千穂と2人きりでパーティーしようとするも、これは2人用だと牽制したにも関わらず千穂がヒロミを誘おうとしたので全身から体液を流しながら許可した。
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千穂と神条さんのクラスメイト。
ピンク髪をサイドテールにしてり、制服の下に
パーカーを着ている。
2人の仲についてはご存じのようで、千穂が本来神条さんと2人きりに行う予定でだったクリスマスパーティーに誘われても神条さんの心情を察し断った。
出番は少ないが、単行本の目次ページでカラーで描かれる等優遇されている。
千穂の弟。姉と瓜二つの外見。
偶然神条さんの変態行為を目撃してしまい、彼女を妖怪扱いした。
ハロウィンでジャックオーランタンの被り物を被るほどヤンチャなお年頃。
千穂と神条さんのクラスメイト。褐色肌と眼鏡が特徴。
千穂から「よっちゃん」と呼ばれており、美術の授業で千穂とペアになった際、神条さんに嫉妬心から吹き矢を放たれ、眼鏡を割られる。
金で神条さんの変態行為の為に色々作らされた方々。
科学部部長は
そっちの気があり、ロボット部の開発したメカ千穂は単行本の幕間にも登場している。
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ふたりの結末 |
第40話にてトラックに轢かれそうになった千穂を庇い跳ね飛ばされた神条さん。
明らかにおかしなのが混ざっている走馬灯が流れる中、神条さんさんは3年も眠りについてしまった。
最終話ではそんな彼女に千穂は寄り添い続け、心の中のモンスターにそそのかされてキスをする。
彼女の目覚めと共に、2人はようやく「あやめとあまね」と呼び合うのだった。
単行本のカバー裏にはこの続きが描かれており、あやめは昔の記憶をすっかり失っており、天音さんから自分がしてきた数々の変態行為を聞かされ動揺、乳首を隠すポーズを無意識にする。
それを見た天音さんはあやめの記憶が戻りかけていると喜ぶが、当人はそんな自分の心の中のモンスターを殺してほしいと訴えるのだった。
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- 上条なのか神条なのかどっちなんだ -- 名無しさん (2024-01-26 15:38:06)
最終更新：2024年01月26日 20:07
