アニヲタWiki(仮)3代目管理人解任騒動

登録日:2024/03/16 Sat 00:09:02
更新日:2025/01/05 Sun 09:20:53
所要時間:約 17 分で読めます



( i ) 情報

この項目は2024年にアニヲタWiki(仮)の存続が脅かされた重大な事件について記載しています。
事件当時アニヲタWiki(仮)に関わっていなかった方も、当時の詳細な状況を把握するため閲覧を推奨します。

なお、元管理人のrirityona氏やその他関係者に対する誹謗中傷は規制事由となるためお控え下さい。
また、コメントする際は(たとえ誹謗中傷でなくても)過度に強い言葉や煽りと取られかねない文体にならないよう、十分ご注意ください。



目次



概要

アニヲタWiki(仮)3代目管理人解任騒動とは、2023年11月からアニヲタWiki(仮)の3代目管理人の座に就いていたrirityona氏が、問題行動を繰り返してユーザーの反発を招いた末に独裁化、暴走し、アニヲタWiki(仮)に詐欺サイトに遷移するスクリプトを貼り付けた結果、アットウィキ運営から管理者権限を剥奪された問題である。


経緯

2023年9月

同年夏ごろより問題視されていたエピソード項目が、紆余曲折を経てすべて*1完全凍結される。
この凍結騒動において、2代目(先々代)管理人はWikiを混乱させたことを謝罪した後、辞任の意向を表明した。
管理人交代のきっかけとなったエピソード項目が、ある意味これから起きる事件の元凶とも言えるかもしれない。
エピソード項目凍結の経緯についてはトップページを、エピソード項目を巡って相談所内で発生したトラブルに関してはアニヲタWiki(仮)の歴史を参照のこと。


2023年10月

選挙の結果、新管理人がrirityona氏に決まる。
なお、詳しい時期は不明だが、この頃には既に「新管理人選考所」及び「新管理人投票所」は管理者以外見れない設定にこっそり変更されていた模様(後に完全削除)。
管理人が決まった以上役目を果たしたのが理由と思われていたが、この後のrirityona氏の数々の問題行動を考えればそうとは言い切れないかもしれない。この時点で氏の行動に違和感を覚えるユーザーもいた。
選考所のアーカイブについては こちらの外部サイトを参照

+ 参考資料:rirityona氏のマニフェスト(原文ママ)

◆自己紹介

お世話になります。
この場を借りて新管理人に立候補させていただきます。

  • アニヲタwiki利用者としての活動歴
本wikiは、当時マイナーなジャンルの記事も取り上げていることが多々あったので、中学生のころから10年間、ほぼ毎日利用しています。
項目の新規作成経験は3度ありますが、読みやすい記事を作るのがとても大変でした。
最近もスラックラインの記事を作ろうとしたのですが、原稿におもしろさがなかったので改変中です。

  • 収益化について
私の本業の事情により副業ができないため、収益化は考えておりません。

  • サイト管理の経験とwiki管理に関するマニフェスト
今年4月にtwitterがAPIを停止するまで、VPSサーバ上にて小規模ですがユーザ参加型のファッショントレンド情報配信のウェブサイトを運営
していました。
コメント欄が荒れることもあったのですが、荒らしの判断基準も利用者の人たちに決めてもらうべきだと考えてたので、IDの導入とvote機能、任意のコメントを非表示にできるように設定を導入しました。
それがとても成功した体験があるので、私は基本的に利用者の人たちにできることを増やす方向で運営したいです。
必要ならばスクリプトの開発などを行い、みなさんが快適に利用できる環境を作りたいと思います。

  • 管理人就任時に行いたい改革案・ルール改正案
本wikiの長所の一つは、他サイトにはない記事の多様性と文面の面白さです。
凍結されたエピソード項目についても、読み応えのある記事が多いのはすごいと思います。
そのため、よほどひどくない限りは記事内容の検閲なども行わないでいきたいです。
著作権法に抵触する恐れがあるなど、記事内容がatwiki様の運営方針に適合しない場合は、必要に応じて他サイトと連携の上、可能な限りのすべての記事を公開したいと考えます。

  • 相談所について
従来通り、したらば掲示板で引継ぎを行う予定です。

  • 転載と避難所の存在を引き続き黙認するかどうか
黙認します。

  • 管理人としての活動期間について

残業がない職業のため、活動時間が取れるので、5年以上は継続して行うことが可能です。
ウェブサイトの運営は非常にやりがいがあるので、また行いたいと考えています。

読んでいただきありがとうございました。よろしくお願いいたします。



2023年11月

規約上、明確な違反と言えないメンバーを規制し始める。何も告げずに規制していた事からサイレント規制とも呼ばれている。
この時点では賛否両論といったところであり、問題視する人はそれほど多くなかった。
しかし、rirityona氏は就任直後に混乱の回避を理由に、2代目管理人の規制基準を3ヶ月間ほど維持することを約束していたため、この判断によって約束をいきなり破ってしまった。
後述のようにやがてrirityona氏は公約の違反や言動の矛盾を繰り返すことになるが、その始まりだったとも考えられる。


2023年12月~2024年1月

  • 作成要許可リストへの追加内容が独断で変更されていること
  • 連絡事項に規制理由が書かれなくなったこと
  • 就任以来相談所に姿を現していないこと
  • 削除として申請された項目が、削除ではなく凍結処理されていること*2
などを複数のユーザーから指摘される。
この頃から、rirityona氏の管理能力を疑う声が増え始める。


2024年2月始め

rirityona氏が就任以来はじめて相談所に姿を現す。氏曰く

「業務(主に規制IPの整理)多忙で相談所を見ることすら出来なかった」

とのこと。
これについては多忙なら仕方ないという声もあれば、多忙であっても相談所にはちゃんと顔を出せという声もあった。
だが公約において

「残業が無い職場で働いているから、管理の時間は充分取れる」

などと公言していたのに、実際に管理人に就任してから「多忙」などと言い出した事から、公約で言っていた事は本当に事実なのかと疑念を抱かれる事になってしまった。
とはいえ初めて相談所に来たことで、質問や管理能力への疑問を直接投げかける場となった。
上述のサイレント規制に関しては、要領を得ない回答に終始*3し、またとあるルール改正の依頼に対しても

公表に覚悟がいるので1週間待って欲しい

と意味不明な理由で延期した上、その約束も破って長期間無回答で有耶無耶にし続けた結果、ユーザーの不信感を強めることになる。


2024年2月末

1~2月に指摘を行ったユーザーを中心に、rirityona氏の意に沿わない人物を相談所から締め出していたことが発覚。

+ この経緯について説明すると……
rirityona氏が就任する前から相談所で意欲的に活動していたとあるユーザー(以下、F氏)が、2月あたりを境にぱたりと相談所に現れなくなった。
F氏はrirityona氏に管理人としてコミュニケーションをとるように何度も進言していたこともあり、

「rirityona氏はF氏を相談所から締め出したのではないか?」

と疑うユーザーが現れた。
そのコメントを受けて、F氏が当Wikiのコメント欄にて相談所から締め出されていることをカミングアウト。
これについてrirityona氏は

「偶然、広範囲規制に巻き込まれた」

と説明したが、F氏が使用していたドメインと同じドメインネームの他ユーザーは同時期に相談所に書き込みをしているので矛盾している。
そこまでならただの偶然で片付いたのだが、その直後、F氏の告発に対し

「管理人に対する誹謗中傷である」

と荒らし通報をするユーザーが出現。
F氏の告発は事実を羅列したのみの内容であり、客観的に見て誹謗中傷という内容ではなかった。勿論、誹謗中傷には該当しないと複数のユーザーから指摘も入っている。
ところが、僅か1時間足らずでF氏のアニヲタWikiアカウントが削除された。
あまりに不自然な連携のとれたアカウント削除であり、F氏を荒らし通報した書き込みと、それに反論をしたユーザーの書き込みも掲示板から即刻削除された。
rirityona氏の後の説明曰く

「混乱の元なので」

だが、消した理由の説明になっておらず、証拠隠滅と捉えられても仕方がない。*4
rirityona氏が独断で相談所の書き込みを削除したのはこの時くらいであることも、証拠隠滅の疑惑に拍車を掛ける。
これらあまりに不自然なF氏の締め出し行為の露呈により、rirityona氏が意に沿わない人物を不当に相談所やWikiから締め出しているという疑惑はほぼ黒と認識されるようになり、rirityona氏に対し懐疑的になるユーザーが一気に増えることになった。
百歩譲って、もしこれらが本当にrirityona氏が言う通り全て全くの偶然による事故だとしても、F氏にそれ以外に素行に問題があったという報告はないので紛うことなく荒らし報告の精査不足であり、rirityona氏の過失である。

余談だが、F氏のアカウントが削除されたというのは、Wiki3の避難所の掲示板にてF氏を名乗るユーザーがそう述べただけで、その話に裏がとれたわけではなかった。
しかし、外ならぬrirityona氏自身が

いま思い出しましたが(・・・・・・・・・・)誹謗中傷として報告されているものは機械的に処理しています」

と述べており、F氏のアカウントが消されたのは事実であることが確定した。

上述の出来事と並行して、突如として全ページの編集権限をメンバー限定に変更。更に、コメント欄の閉鎖*5

「メンバー数がほぼ上限に達した」

として事実上のメンバー登録の打ち切りを宣言。
また、相談所の方でも偶然広域規制に巻き込まれても規制を解除するつもりは無いこと、サイレント規制を正式に導入することを公言した。
この頃より急激に独裁化を進行させていたと言える。

これを機に、一部ユーザーはrirityona氏の行動に危機感を覚え、rirityona氏の不信任を実行すべくしたらばに非公式の避難所を設けて、氏の問題点をまとめたりアニヲタWikiの今後について議論したり他のWikiサービスへの移行を提案したりする事になる。
この頃まで相談所や管理活動に関わってこなかった非メンバーの一部も

  • メンバー登録しないと編集できない
  • メンバー数上限が決まっている

以上はアットウィキでは編集ができないため、代わりに他Wikiへ項目を移植し始める。

そして、rirityona氏が全ページ一律で編集権限をメンバー限定にしたことで、一時期は管理者のみ編集できるはずのトップページや連絡事項までもがメンバーであれば編集できるようになっていた。

これを機に良かれと思って各種ルールページの誤字脱字・デッドリンクの修正、編集がメンバー限定になったことによる文言訂正*6等を行うメンバーが出てきたが、この状況を悪用し

「移転が検討されています」

とトップページに書くユーザーやメニューを全消しして一方的にアニヲタWikiの閉鎖及び移転を宣言するという荒らし行為を行うユーザーも出現。
流石に良識ある他ユーザーに差し戻されて、荒らしユーザーも後に規制されたが、この規制に関しては至極真っ当なものであるため、糾弾されるべきはむしろ荒らし行為を行ったユーザーであることに注意。*7
なお、誤字脱字の修正等の有益な編集やごく普通の質問まで一律に差し戻され、その編集をしたメンバーも規制されたが、そちらについては説明がなかった。*8
実は同時期、連絡事項でもrirityona氏に対する中傷を書き込む荒らしがいたが、自分ですぐ差し戻したため氏には気付かれなかった模様。後にこの荒らしは履歴を確認した4代目(現行)管理人らにより規制済み。

また、トップページ内に組み込まれている連絡事項のプラグインも、編集権限が管理者限定でないと機能しないためエラー表示になった。

rirityona氏は重要なページの権限を管理者限定に戻した後*9、トップページと連絡事項に上記の規制した荒らしユーザーの名前を開示し、荒らしと見なされる行動を見かけたらメンバー削除をすると公言。

明確な荒らし行為を働いた彼らの規制自体は真っ当な行動であるものの、前述の通り

  • 規制したメンバーやホスト名を開示することに否定的な見解を示していたのに、彼らの名前を開示したこと
  • 有益な編集をしたユーザーまでこっそり規制したこと
  • F氏の相談所からの締め出しやアカウント削除

などこれまでの独裁ぶりや後述の発覚した更なる問題行動から、トップページと連絡事項のユーザー名の晒しと注意文は「氏にとって不都合な事をしたら追放する」という警告ではないかという疑念の声も上がった。


2024年3月上旬頃

この頃には荒らし規制などの管理業務を放棄し、相談所にも一切の発信を行わなくなる。
何度かトップページや連絡事項に問い合わせの一部返答を記載したが、どれも支離滅裂かつ一方的で、さらに自分に不都合と思われる問い合わせ*10を無視し、当Wikiの譲渡要望申請も拒んでいた。
更に、前述の新管理人選挙の立候補者がこっそりユーザー削除されていたことが暴露され、古いものでは氏の就任直後に規制されたことが判明。*11

避難所だけでなくピクシブ百科事典やニコニコ大百科の記事、5chのスレ、X(旧Twitter)などでもrirityona氏はますます問題視され、相談所では管理人が前述のユーザー名の晒しや普通のコメントの削除などで荒らしとして通報されるという前代未聞の事態に。*12
挙句の果てに、広域規制をしすぎたためか或いは管理人による規制を恐れてか質問スレに届いた一般的な質問に答える人が誰もいない状態になり、相談所が機能不全に陥ってしまう。

アットウィキ運営にも多数の問い合わせがあったのか、アカウント譲渡のフローチャートページに 譲渡後のトラブル (外部リンク:アットウィキ(@WIKI)ご利用ガイド)等が新たに記載されたが、これまでの行動は明確な規約違反とは言えなかったため抜本的な対応が取れず、問い合わせユーザーに対しても「新管理人と話し合うように」と返答するのが関の山であった。*13

この頃には、状況を危険視した有志によって他のWikiサービスへの移転活動が本格的に開始されている。


2024年3月14日 19時頃

上記の移転活動の活発化や一部メンバーの反抗を契機としたのか、それとも最初からその気だったのかは不明だが、rirityona氏は19時44分~50分にかけて、アニヲタWiki(仮)のメニューに詐欺サイトへ遷移するスクリプトを仕込むという暴挙に出る。言うまでもないが、これは規約違反を通り越して立派な犯罪である。
これにより、一時的に当Wikiへのアクセスすら危険な状態に陥らせる。
当然この件でrirityona氏は完全に周囲からの信用を失い、避難所だけでなく相談所や当Wikiの一部項目のコメント欄でも非難される事になる。
先日の荒らした一部メンバーのように、Wikiそのものに甚大な被害を与えるユーザーがその内現れるのではないかと危惧する声が上がったが、まさか管理人本人が自身の運営するサイトに被害をもたらすとは誰も予想出来なかっただろう。
氏のこの行動の真意は未だ謎に包まれている。


2024年3月15日

8時47分にスクリプト記述が削除される。
状況的にアットウィキ運営による削除措置と思われるが、運営からの編集は編集履歴では管理者ID扱いになるため、rirityona氏が自分でスクリプトを消したと思い込んだ人が多かった。
10時16分~30分、rirityona氏は再びスクリプトを記載。*14 その直後運営から再び削除され、今度はコメントアウトで運営による削除と明記された。
13時58分、アットウィキ運営がアニヲタWiki(仮)の詐欺広告騒動について謝罪と該当部分を削除した旨をX(旧Twitter)に投稿する事態となった。
そして17時54分、遂に事態を重く見たアットウィキ運営によってrirityona氏が管理者権限を剥奪される。
しかし、したらばの相談所の権限はアットウィキ運営の管轄外だったため剥奪されず、管理人更迭から数時間後にrirityona氏は悪あがきと言わんばかりに相談所の全スレッドを削除した。
その翌日に相談所の説明を「wiki外に設置して存続させていい掲示板か不明なため、閉鎖します。」に変更し、最終的には相談所は閉鎖された。

結局、rirityona氏は最後の最後まで謝罪はおろか自身の取った行動の説明すらせず、就任から半年も経たない内に管理人をクビになった。
今回の騒動は、11.28アニヲタWiki凍結事件4.13 ちんこうp騒動と並ぶ大事件としてアニヲタ史で語り継がれるだろう。

この騒動により、X(旧Twitter)でアニヲタWiki関連のワードがトレンド入りし、多くのユーザーがアニヲタWikiの現状を知った他、Yahoo!ニュース等でも取り挙げられる異例の事態となった。

+ rirityona氏の疑惑に関する余談
  • MediaWiki版アニヲタWiki(仮)について
Seesaa WikiやWIKIWIKIといった保管先候補となるサービスの模索が行われていた2024年2月末、rirityona氏から許可を得たと名乗るユーザーによってMediaWiki版のアニヲタWiki(仮)が設立された。
しかし移転を模索していたユーザーからは、音信不通がちなrirityona氏とやり取りができた事や設立報告を管理版に行った際にわざわざVPNで書き込みを行っていた事から「設立者はrirityona氏の協力者(あるいは同一人物)なのでは?」という疑問が上がり、殆ど利用者が現れないまま移行対象から除外される扱いを受けていた。
なお、rirityona氏が追放される直前の編集履歴とMediaWiki版設立者のIPアドレスとホスト名が一致することが確認されたため、MediaWiki版はrirityona氏の自作自演で設立されたことが確定している。
後にrirityona氏の管理者権限剥奪後の時期にサイトが停止された。*15

  • アカウントについて
管理者側で調べたところ、rirityona氏の編集履歴が1つも存在しない状態だった。
アットウィキの仕様上、削除されたアカウントでも編集履歴は全て残るため「項目を3つ作った」「10年間ほぼ毎日利用している」というrirityona氏の説明には重大な疑念が残る。*16
※なお、この情報は管理人の記述許可を得ています。

  • ウェブサイト運営の経験について
rirityona氏は前述のマニフェストで、2023年4月にTwitterがAPIを停止するまで、VPSサーバ上にてユーザ参加型のファッショントレンド情報配信のウェブサイトを運営していたと語ったが、具体的にどのサイトの事なのかは全く明かされていない。
どんなサイトなのか問い合わせをしたユーザーもいたが、氏はこれを無視したらしく、「過去にサイトを運営していた」という話に疑問符が残る。

rirityona氏の問題行動は細かいものを含めると他にもあるのだが、正直まとめきれないのでもっと知りたい人は ここ とか ここ (※共に外部リンク)を参照して欲しい。


その後について

この騒動を受けてrirityona氏はアットウィキから更迭され、「アニヲタWiki(仮)」は一時的にアットウィキ運営による直接管理下に置かれた。
3月15日17時頃、「3月18日以降に次期管理人の選定方法を掲載する」とトップページに発表があり、今後の動きを待つこととなった。
そして、3月19日14時頃、今後のサイト管理について「次期管理者選定方法については、メンバーから立候補いただいた後、メンバーからの投票をもって決定いたします。」とトップページに記載された。

その後、専用ページでの投票選挙を経て4月8日に新管理人、および副管理人3名が発表され、新体制によるアニヲタWiki(仮)の運営が始動した。

なお、3月15日の管理人更迭時点では閲覧や編集の権限は騒動直前に設定されていた状態のままとなっており、非メンバーは閲覧のみ、項目立てや内容編集はメンバーのみ可能という状況だったが、3月19日17時頃にアットウィキ運営によって非メンバーの記事編集権限が再付与された。

また、アットウィキは「現状、アニヲタwiki(仮)を削除する予定はない」とSNSで発表しており*17、少なくとも今は閉鎖の心配をしなくてもよい。
しかし、rirityona氏の起こした問題の大きさを踏まえると、今後さらに何かの問題が起こった場合、特にアットウィキ運営の手に負えない事態となった場合、アットウィキ版アニヲタWiki(仮)の強制閉鎖・削除が決行される可能性もないとは言えないため、留意されたし。
個人的に気に入っている項目があれば、確実に見返せるように保存しておいてもいいかもしれない。

アットウィキからすると性善説で成り立つウィキ譲渡システムの弱点を突かれた大事件だが、同時にルール改正やシステム改修の契機となったようで
  • 副管理人システムの導入
  • メンバー登録数や規制IP数の上限緩和
を公約した。*18
このうち副管理人システムとメンバー登録数の上限緩和は現在の管理体制に移行する4月8日までに、規制IP数の上限緩和についてはやや遅れて5月の下旬頃に実装が行われた。

また、(おそらくはこの事件を契機として)「新管理人へ権限譲渡後6ヶ月以内であれば、旧管理人からの申し立てで譲渡を取り消して管理権限を元に戻すことが出来る」規約が4月頃に追加されている。*19


一部利用者によるサイト移転の動き

問題発生前に発足したアニヲタWiki(仮)の移転を目的としたWIKIWIKI版「アニヲタWiki(仮)」と、アニヲタWiki(仮)の項目の保管を目的としたWiki3にある「アニヲタWiki(仮) 非公式避難所wiki」は、積極的な移転活動に取り組んでいる。
詳しい移転方法はそれぞれのwikiに書かれているのでそこを見てほしい。
有志が動くまでの経緯は、後述する相談所のアーカイブも参照のこと。

ちなみにSeesaa Wiki版アニヲタWiki(仮)も存在したが、こちらは後述の一部ユーザーがWIKIWIKI版以前に設立したサイトである。
WIKIWIKI版はこのSeesaa Wiki版での試運転を経て設立に至ったため、既にSeesaa Wiki版は閉鎖されている。


・WIKIWIKI版について

WIKIWIKI版「アニヲタWiki(仮)」は、rirityona氏の独裁っぷりにアニヲタWiki(仮)の危機を感じたユーザーが設立したサイトである。現在は閉鎖済(後述)。
ユーザーの中には、rirityona氏によってアットウィキ版や相談所から規制された者も多い。
アットウィキと異なりメンバー登録せずとも*20項目立てや追記・修正が行えるのが大きな相違点だった。
アットウィキに比べるとプラグインが少なく記法がややシンプルなため、アットウィキのソースをそのまま貼り付けてもダメなことがあるが、変換用のコンバーターが用意されていた。

項目の著作権などについては、「記事の投稿者及び編集者が著作者ですので、彼らから異議があった場合は記事や該当部分の削除など相応の対応をさせていただきます。」ともコメントしている。
また、少数ながらWIKIWIKI版でしか建てられていない項目も存在した。2024年9月にはそういった項目をアットウィキ版の当Wikiに移設する動きが出ている。

こちらの管理人は「アットウィキ自体、過去にウイルス感染していたり、規制できるIPの数に上限があったりと、アニヲタWiki(仮)という巨大なコンテンツを管理するプラットフォームとしては限界を迎えている」と判断しており*21、新管理体制の移行後も移転作業を行なっていた。
しかしその後徐々に管理業務が停滞し、およそ3ヶ月に渡る管理放棄を問題視したWIKIWIKI運営側から2024年8月6日を期限にサイトの削除勧告がされ、これを受けてアットウィキ版の副管理者がWIKIWIKI運営に管理権限の譲渡を提案もしたが、却下された。
その間も管理人はサイト、及び掲示板に姿を見せず、最終的には事前の勧告通り2024年8月6日をもってサイトが削除、閉鎖された。

なお、一部ニュースサイトではrirityona氏のスクリプト貼り付けを受けてWIKIWIKI版が立ち上がったかのように書かれているが、実際はこちらの設立の方が早い。


・「アニヲタWiki(仮) 非公式避難所wiki」/Wiki3版について

こちらは2代目管理人時代のエピソード項目関連のごたごたに際して、Wiki3を利用して設立されたサイトである。
2代目管理人黙認のサイトである点、項目の保管を目的としている点でWIKIWIKI版と異なっている。
また、Wiki3はアットウィキと似た記法であるため、アットウィキのソースをそのまま打ち込んでもほとんど問題ない点も特徴。

この他に、Wiki3には凍結されたエピソード項目の公開場所として「アニヲタエピソード項目wiki」も設立されている。


相談所について

rirityona氏がアットウィキの管理者権限を剥奪された後も、アットウィキの管轄外であるしたらばの相談所は機能していた。
しかし、rirityona氏が既存スレッドを予告なしに全削除し、表題に「wiki外に設置して存続させていい掲示板か不明なため、閉鎖します。」と述べ、さらにその後に掲示板自体も閉鎖したため、現在利用不可能である。なお削除直前に確保された魚拓は こちら。
その後暫くは外部サイトの付随掲示板が緊急用に使われる事態になっていたが、4月8日の新管理者・副管理者の決定を受け、新規に当Wiki内に暫定的に相談・報告用ページが作成された。

その後、利用者からの声を受けて以下のような新規ページも作成され、かつてのしたらば掲示板に近い状態をwiki内に包有するようになった。


本ページそのものの作成経緯について

3代目管理人の解任から程なくして作成された本項目は「項目作成時のルール」に照らし合わせると要相談項目に該当する「事件項目」であり、ついでに消される項目例に該当する「身内ネタ項目」でもある。
無論、事前に相談所での相談手続きを経ることもなく作成されたため本来であれば削除対象だったが、当時はそれを裁定する管理人が空席、相談所も例によって吹っ飛んでいたため、扱いが宙に浮いたまま放置されていた。
なお作成者も相談手続きもせず、削除対象である事は承知の上での行動であり、削除判断が下った場合はそれに従う事を当初から表明している。詳しくは 本ページのコメントログ1 の最初のコメントを参照。

ちなみにルールに則るならば、こういった削除対象の項目に対しては変に触ったりせずに通報して裁定を待つのが正解であり、迂闊にコメントしたり編集したりする行為は慎むべきである。
だが、本項目は管理人が危険なスクリプトを貼って碌な説明もせず相談所を消して蒸発という空前の異常事態下で作られたこともあり、盛んにコメント欄や追記・修正による情報共有が行われた。
本項目で初めてこの騒動を知ったという利用者も多かった。

その後、新管理体制の発足に伴い本項目の処遇の審判が行われたが、当時の極めて特殊な状況や史料としての情報価値を考慮して特例的に削除措置は取られず、編集活動も他の規約に抵触していなければ規制しないことになった。
詳しくは管理者・副管理者への質問・要望用ページの4月8日~9日の辺りを参照。

なお、作成当初は「アニヲタWiki(仮)の現状について(2024年3月15日の出来事と周辺事情の解説)」という時事的な項目名だったが、1か月が経過した4月中旬ごろに「流石に現況に合ってないから変えるべきだろう」という話が持ち上がり、暫定議論所での議論を経て現在の項目名に改題された。


このような騒動を二度と起こさない為にも、追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

繰り返しになりますが、元管理人のrirityona氏やその他関係者に対する誹謗中傷は規制事由となるためお控え下さい。
また、コメントする際は(たとえ誹謗中傷でなくても)過度に強い言葉や煽りと取られかねない文体にならないよう十分ご注意ください。

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最終更新:2025年01月05日 09:20

*1 項目名に対して内容が殆どエピソードのあらすじについて触れていない項目を除く。具体的にはこれ

*2 項目名に(削除予定)と付け忘れて凍結処理されたために同名の項目が残り、項目の作り直しが出来ないという実害も発生した

*3 一応「規制したメンバーやホストをトップページに開示すると晒し上げになってしまい、規制対象から無用な反感を買ってしまう恐れがある為」と説明していた節もあるが、後述の通りこれはこの後の行動と矛盾することになる。

*4 その割に、Wikiのコメント欄に書き込まれた原文は消されず残されたままである。

*5 当項目のようにテンプレへ変更を加えた例外を除き、ほぼ全ページのコメント欄がメンバー以外書き込み禁止になってしまった。

*6 特にメンバー限定になってもトップページにでかでかと「誰でも編集おk」と掲載されているのは看板に偽りありであったため

*7 この荒らし行為に関しては管理人のみならず、移転を検討していた非公式避難所のユーザーからも苦言を呈されている。さらに、後述するWIKIWIKI版アニヲタWikiの管理人も「荒らし行為は言語道断」と述べ、アットウィキ版で荒らし行為を行ったユーザーは受け入れないと宣言した。

*8 rirityona氏の「機械的に処理しています」発言と照らし合わせて、ろくに精査せず差し戻し&規制をしたのではという意見も見られる。

*9 なお、権限を戻したのは変更から2日後のこと。悪いのは荒らしユーザーとはいえ、権限変更の影響をすぐ確認しなかったことや対応の遅さはrirityona氏の管理能力が疑問視される一面である。

*10 利用者との会話に応じてほしいという要望など。

*11 削除された当人の推測だが、氏のマニフェストに書かれた経歴に対し、どうやってvote機能のような複雑な機能を作成するのか詳しく聞こうとしたためではないか、とのこと。

*12 本来なら管理人を荒らしとして通報するのはご法度である。

*13 前述の通りrirityona氏がアニヲタWiki(仮)トップページに問い合わせ返答を記載するなどの動きも見られたが、これはアットウィキ運営からrirityona氏に何らかの注意喚起が行ったものと推測される。

*14 おそらく同氏は、昨晩のスクリプト記述を運営によって消されたとは知らず不具合で消えたと考えたのだと思われる。編集履歴を見ると何度も試行錯誤した形跡が見られる。

*15 利用規約で禁止されているプロキシサーバーを使ったことにより凍結されたと思われるが、詳細不明。

*16 あえて可能性をあげるなら、「作成・編集したページが全て削除されたか、もしくは1ページあたりの履歴保存回数(100回)を超えたことで履歴が残っておらず、それ以外の現存する項目の編集を一度も行っていない」というような場合は履歴が残らないが、現実的ではないだろう。

*17 https://twitter.com/atwikijp/status/1769539087797739648

*18 https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55930.html#id_a0647e00

*19 アニヲタWiki(仮)でこの規約が使用されたことはないが、アットウィキサービスを使用している別のウィキで使用されたことが確認されている。

*20 というか、メンバー登録という概念がWIKIWIKIのシステムに存在しない。

*21 その他、管理人が1名しか設定できないという点もアットウィキの欠点であり移行の大きな要因であったが、今回の騒動を受けてアットウィキは副管理人システムを導入した。