登録日:2012/01/25 Wed 04:11:41
更新日:2025/03/03 Mon 15:44:43
所要時間:約 45 分で読めます
Wikiとは、ネットツールのひとつである。
誰でも自由に閲覧でき、なおかつ自由に書き換えることのできるホームページを俗に「Wikiサービス」「Wikiサイト」と呼び、そうしたサイトを作るための作成キットのことを一般に「Wikiソフトウェア」と呼ぶ。
で、これらをひっくるめて「Wiki」と呼ぶ。
「サイトの管理者ではない一般ユーザーAが投稿・執筆でき、その執筆内容をAとは別の一般ユーザーBが加筆・修正できる」というのがミソで、この機能が無ければWikiとは呼ばれず、単なる「投稿サイト」「文学サイト」とされる事が多い。
なお、Wikipedia自体を指す名前ではない。Wikipediaもwikiの一種だが、略称として使用するのは不適切である。
あなたが今見ているこの「アニヲタwiki(仮)」もまたWikiのひとつ。
多くの人の手によって何度も書き足され、書き直され、その長い長い過程を経てここにある。
読み切れないほど大量の記事があるのは、単純に「みんなで書いているから」であり、その文章に誤字脱字や破綻が少ないのもまた「みんなが追記・修正しているから」である。
そしてこの画面を見ているあなたも「編集する」ボタンからこのページを書き換える事ができる。
誰でも編集することができる=不特定多数のユーザーが継続的に編集し続けるため、一つの物事に対して複数の人物の知識を反映させられるのが最大のメリット。とりわけ、単純な情報量では通常のウェブサイトを大きく上回り、読み応えのあるものになりやすい。
反面、情報量は多くても質が保証されづらく、主観・ウソ・勘違い・推測・妄想・誹謗中傷などがそのまま載っていることもあるため正確性や公平性に欠けるのがデメリット。
他にも
といった懸念点・問題点もある。
よって、大学など厳かな場での情報源としてはまず認められない。
論文やレポートなどの参考文献すると没にされたり、特にコピペでもしようものなら処分の対象にすらなり得る。
また、Wikiの(嘘)情報を鵜吞みにした人物が炎上する等のトラブルに巻き込まれる事もある。
もっともネットの情報はどこでも鵜呑みは禁物なのだが……。
また、SNSや他のWebサイト同様に、編集者の記録は保存されている。
荒らしなどの迷惑行為を行えば管理者から追放される可能性はあるし、誹謗中傷などを行えば情報が開示されて摘発される可能性もある。
匿名で好き勝手できる場所ではないので、そこは勘違いなきように。
とはいえ、その画期的なシステムにより、ネット上の百科事典が出来たし、新作
ゲームの攻略情報等、リアルタイムの情報収集も容易になった。
ネット上にはそんなWikiが数多く存在し、記事の量も質も傾向もそれぞれのWikiによって様々である。
ちなみに、Wikiという単語はハワイ語のwikiwiki(速い)が由来。アメリカのプログラマー「ウォード・カニンガム」が、ハワイのホノルル空港を走るシャトルバス「Wiki Wiki Shuttle」にちなんで「Wiki Wiki Web」というサイトを立ち上げたのがきっかけで、後続のWikiもその流れを踏襲してWikiと呼び習わされている。
ちなみにその原初のWikiである「Wiki Wiki Web」は現在も公開されており、検索すれば覗くことができる。
○有名なWiki
言わずと知れたウィキペディア財団の運営する世界最大のフリー百科事典。
日本語や
英語など全302言語に対応している。
ただし言語版によって発展の差が著しく、同じ記事でも言語によっては一行しか説明文がなかったりする。そもそもその言語か使われている地域がインターネットが普及していないなんてこともある。
とは言え、広く浅い知識を得る際や最低限の概要を知りたい時には重宝する。
基本的には、はっきり分かった事実を無難かつ中立的に述べる。
Wikiの性質として「独自研究」と「出典のない記述」を厳しく禁じているため、他Wikiで見られがちな偏見や主観性への偏りは比較的小さく、正確な部類。
しかし
Wikiの性質上やはり100%信用できるわけではなく、ツッコミを入れるのも利用者且つデータ量も膨大なので、平然と間違った情報や不確実な記事が書かれていることもままある。
また出典が必要という方針は良しとしても、その出典が低精度だったり背景を知らずに妄想で書いているなんてものも割とあり、それに対して否定できる
出典がないと修正が難しい上に嘘情報が広まるなんて難儀な場合もある。
酷いケースでは、
編集者が自ら本を出版する事で「出典」を用意し、それを根拠にデタラメな記述を書いていた事が発覚した事件もある。
むろん悪意をもって中身をデタラメに書き換えられることもあるため、おかしいと思ったら編集履歴を見るなり修正されるのを待つなりしよう。
また
ラジオやイベントなどの一部媒体を情報源としたソースに対して「出典としての信頼性は無い」と看做すルールのせいで誤った情報の修正が許されなかったり、編集制限が設けられた項目はそうでない項目と比べて細かい情報の更新が滞ったりと、他のWikiと比べて必ずしも信頼性のおける情報源とは言い難いという一面も持ち合わせている。
後述のMediaWikiをシステムとして採用しており、オープンソースで日夜開発が続けられ、バグ情報のみならず修正案も利用者の意見を幅広く受け入れているため、割と安定している。
またウィクショナリー、ウィキクオーツ、ウィキトラベルといった、系列サイトも存在する。
頻繁に「Wiki」と略されるが、このページを見ればわかる通りウィキペディアの略称としてWikiを用いるのはどのWikiを指しているかわからなくなって不適切なので注意。基本的には「ウィキペディア」としっかり呼んだ方がベスト。ウィキペたんに怒られちゃうぞ!
その項目の数と種類の膨大さから、ページ内のリンクを5つ、最大でも7つ踏めばどこからでも、どんな項目にでもアクセスできると言われる。
時間がある時にでも遊んでみよう。
そのページ数、かつ広告を使用していないため、
Wikipedia財団の懐事情は常にカツカツ。
2010年代前半にはサーバーのスペックが限界に達していたらしく、夏と冬と春に読み込み不調になるというのが風物詩と化していた。
特定の時期になるとその辺りの対策として寄付を募るバナーが出現する。
なお、
大学の論文やレポートなどでWikipediaを参考文献として挙げたりすると、それだけで没になる可能性が跳ね上がるので注意。
特に
コピペでもしようものならば、単位の取り消しなどの厳しい処分を下されることもあるので、絶対にやらないように。せめて
Wikipediaで挙げられている出典に直接当たるぐらいのことはしよう。
当Wikiのような趣味のサイトくらいなら(参考文献にしても)あまり問題はないが、それでも丸々
コピペをすることは著作権侵害として削除される。
サブカル系についてやたらと項目が細かいことが多い。ただし
日本語版のみ。
というのも他言語版ではそういう項目については外部WikiというかFandom参照という風潮が強いため。
Fandomの知名度が低い日本では、
Wikipediaに直接書いてしまう場合が多いのである。
なお「はっきりわかった事実しか書かない」を金科玉条にするWikipediaだが、まれに「ありのままの事実が既に面白いので、ただ事実を書いているだけなのに面白くなる」記事が生まれることもある。
そうしたものは「珍項目」にカテゴライズされるため、暇潰しがしたいならそこがおすすめ。その中には上述した「寄付のお願い」の記事もある
逆に、ノンフィクション小説の一部と遜色ないレベルで克明に真実を紡ぐ名記事もある。
「八甲田雪中行軍遭難事件」「日本航空123便墜落事故」辺りは見ておいて損はない。ただしあまりにも残酷過ぎるので精神に与えるダメージは保証しない。
アットウィキのサービスを利用して建てられた、ジャンルフリーのWikiサイト。
百科事典の体裁を取りものごとの解説もするものの、事実を淡々と正格に伝えるというよりは「読んでいて面白い解説」の執筆を目的としている傾向がある。
他所のネットユーザーからは「百科事典のような読み物サイト」「雑学Wikiの皮を被った匿名掲示板」と評される事もある。
もともとは
冥殿という一介のネット民が「アニヲタの集い」を立ち上げ、その中のコンテンツの一つとして「
アニヲタWiki」が存在していたのが始まり。
その
アニヲタWikiが予想外にウケて規模が拡大し、時として検索結果で
Wikipediaより上に来る事もあった。
が、人気になった結果、冥殿はサイトの維持管理のために死ぬほど働かされる羽目になり、ある日とうとう力尽きて
アニヲタWikiを閉鎖。
残されたユーザー……
Wiki篭り達が記事をサルベージする為、新たに「
アニヲタWiki(仮)」を立ち上げた。
そのまま運営を続けているのが今あなたが見ているこのサイトである。
他wikiにない特徴として、読破の目安となる時間「約〇分で読めます」や、末尾の「追記修正お願いします」が項目にちなんだ文体になっていること、ほとんどの辞書系サイトではご法度な「主観的な記事」が許容される風土が挙げられる。そのため、客観的な情報はあまり期待できない。
項目は皆で作り上げていくが、建て主がディスったらディス中心に、誉めたら好意的に書かれるため、「項目に取り上げられているものが世間からどう評価されているか」を垣間見る事ができる。当然アニメに関しては他の追随を許さない。
政治等に関しても、アニメ業界の危機に関する事象には容赦なく糾弾する。
…というような風土もかつての半アングラ時代にはあったが、現行ルールではディス中心の記事は「誹謗中傷」として消されることが極めて多く、少なくとも新規立項されるものについてはまず削除される。
よって、なるべく中立的な視点で編集しよう。
それでも、正確性よりもネタとしての面白さを優先した記事や、あからさまに編集者のフィルターがかかっている記事も多く、最悪真っ赤な大嘘があたかも真実のように堂々と記載されている記事も普通にあるので、正確な情報ソースとして使用するには難があると言わざるを得ない。まあここにそんな高尚なモン期待して来る奴はいないだろうが。
そのため例え否定寄りに書かれてたとしても鵜呑みにしたりはせず、なるべく実物を確認したうえで判断する事をお勧めする。
鵜呑みで恥をかくのはキミたちだぞ、いやマジで。
また、おかしな情報を見つけたら是非とも修正してほしい。
また、
過度に主観的・過激なことを書いたら消されるし、愚痴・誹謗中傷は明示的に禁じられている。
その上、これらの違反者に対しては(良くも悪くも)厳しく対応する傾向がある。
そして10年代後半頃からは、炎上したコンテンツを扱う記事は忌避されがちであり、実際に幾つかの題材は「扱ってはならない」というルールが定められているほか、記事が立ってもコメント欄が荒れた挙げ句議論送り・削除になることが珍しくない。
そのため読んで心に傷を負うようなコンテンツは少ない反面、ネット上でタブーとされている項目について調べるのには向かない。
ネタバレ回避や情報整理のための猶予として、記事作成や追記修正は「情報公開・流通から1週間後とする」「発売前のコンテンツは記事立て禁止」とするルールがあるため、速報性は他のwikiより低い。
このご時世では当然のように現行コンテンツの速報が溢れているが、そこはそれ。最新話などの情報を追記したら通報され最悪規制……なんてことにならないように、りどみに目を通してから参加すべし。
「正しさ」を重視する
Wikipediaに対し、「楽しさ」を追求しているのがこのWikiの特徴と言えるだろう。
項目の傾向としては第一にアニメ、第二にサブカル(特に、
pixivでは網羅しきれていない小説・文学・書籍系)が多いが、最近はその垣根も消えつつあり、
ネタ項目、為になる項目、ホモ項目など幅広い。
そうした読み応えのある記事には「
愛のある項目
」「
秀逸な項目
」「
良項目
」といったタグが付けられていることが多いので、暇なときに読んでみるとよいだろう。
FGO繋がりで偉人の生涯や知られざる側面、あるいは難しい概念をわかりやすく説明してくれる項目も増えてきている。
ナイチンゲールの記事を見て、彼女の本当の姿にビックリした方も少なくないはず。
後者であれば
アニヲタ理科教室
などの科学系項目が該当するだろう。
2019年6月以降、
荒らしが湧く→広域規制によって書き込めない端末が多くなる→書き込みの為に限定的な規制解除や会員登録を要望するユーザーが増える……のコンボで、会員数がパンク寸前の状態だった。また人員整理のために履歴のないユーザーが登録解除となった。
一応atwiki内としては最大規模のサイトであり、本サイトでのトラブルが元で副管理人制度の導入や登録ユーザー最大数の増加などが行われている。
詳しくは
他項目に譲るが、かなり運営に迷惑を掛けたことは事実なので、使用時には運営への感謝を忘れずに。
Wikipediaのパロディサイトで、ウィキペディア同様MediaWikiを採用。
「(嘘)八百科事典」を標榜している。
Wikipediaには劣るが複数言語に対応している。
Wikipediaユーザーを「ユーモア欠如症」などとひたすらこき下ろすのがお家芸。
が、当のWikipediaからは相手にされていない。
書いてあるのは基本的に事実無根の大嘘、あるいは事実を大袈裟に誇張した風刺的な記事。
「ユーモアを徹底的に追求する」というのが基本方針で、笑いを取る為なら事実無根の嘘だろうがブラックジョークだろうが内輪ネタだろうが何でも書いてよいという諧謔思想のWiki。
スポイラー警告と称して古今東西の有名作品のネタバレをひたすらに羅列してくるネタバレ警告文など、読み手の心にダメージを与えてくるような悪意ある文章も少なからず存在するため、読む際はネタサイトと割りきって笑い飛ばせるくらいの余裕を持たせておかないとキツイ。
一見いかにも自由そうに思えるが、「ユーモアを徹底的に追及する」だけあって実態は厳格で、つまらない記事に対してはWikipediaの比にならないほど苛烈な対応がとられることもある。
例を挙げれば、「ユーモアがない」とされた記事は発見され次第容赦なく即削除、甘くても改善要求を突きつけられ、面白くならなければやっぱり削除される。
また面白くない記事を書き続けると『著しくサイト主旨とかけ離れた投稿のみの投稿』としてブロックされるといういささか奇妙な体制を持つ。そのせいか他wikiに比べて過疎気味で記事作成ペースも遅い。
ちなみに
アンサイクロペディア曰く笑いとユーモアは異なる概念だそうで、たとえ笑えてもユーモアがなければ記事としてはダメなのだとか。
これらの点には思うところがある人も多いようで、そのへんの縛りすら取っ払った「Usopedia」なる類似サイトも存在する。
ただでさえ過疎気味なサイトの更に派生ということで賑わい具合はお察しだが、アンサイとの対抗戦の形で記事執筆大会を開催するなどの交流が行われている。
一方、アンサイクロペディア自身が「ここには事実無根の大嘘しか書いていない(※ただし
1項目を除く)」というスタンスのため、「冗談」と称して裏話や表立っては書けないそのものズバリな事実(?)がストレートに記載されていることもある。
中でも、
Wikipediaにおいて発生している問題、ないしは
Wikipediaには方針上書けない(書いても消される)ことについては、ブラックジョークとして優先的に執筆される傾向にある。
…のだが、もはやユーモアになっておらず誹謗中傷に近いような笑えないネタや
不謹慎なネタのオンパレードな記事も多く存在し、その点が批判される事も多い。
また、00年代に爆発的に流行し、徐々に衰退していった…という経緯や、当時の
リア厨に栄華を誇っていた
VIP文化もダイレクトに流入している関係から、古いネタや最近のネットお作法とは異なるネタも多い。
特に、「ジャンルの棲み分け」に全く配慮しない、どころか積極的に別ジャンルのネタを持ち込んでカオスさで笑いをとろうとするページが多い、というかほとんど。具体的にはどの記事読んでも
禁則事項です♡が乱舞してたり。
一応最近は、そうした「現代の観点で見て違和感のある・笑えない記事」を秀逸な記事から外してみたり、あるいは追記修正・統合にかこつけて
検閲により削除などのメンテナンスを図る
削除主義者の陰謀動きも見られる。
クソ記事撲滅運動?嫌な事件だったね…
まともな百科事典としてはほとんど機能しない一方、あくまでも中立的で無難な事しか書けない&出典を必要とする
Wikipediaとは別ベクトルで参考になる場合もあるだろう。
サーバーがやや不安定で、やたら重かった時期もある。
chakuwiki
馬鹿のためのフリー百科事典。ここもWikipediaパロディ系で、やはりシステムはMediaWiki。
ただし内容はwikiというより2chなどに近く、テーマに沿って各人が持論やウワサ、情報などを持ち寄る掲示板みたいなエリア。
ぶっちゃけウィキペディアを2ch化させたような感じだが、初代
管理人はここは2chではないと断言している。
もともとは借力という個人の運営するブログサイトで後述のバカ日本地図という企画を始め、その後地方や外国の情報を集めた「ご当地の噂」がスタートし、その後wikiに移転したもの。
借力開設が2003年、chakuwiki開設が2005年と歴史も長い。
主な内容は各都道府県や様々な国の噂を扱っている地域の噂、ベタな〇〇の法則、偽物の特徴、もしwiki、こんな〇〇は嫌だ、サイトの始まりとも言える「バカ日本地図」など。
またサブカルチャーや鉄道、国道、
高速道路、
道の駅、SA、PAについて扱っている〜の噂もある。
2019年に始まった「ざんねんなモノ辞典」がかなり増殖中だが、やっぱりその出自故にちょっと荒れ気味である。
どちらかというと食文化とか交通、テレビ、文化など各地域の特色が多く挙がるのでご当地情報サイトとも言える。
なおMediaWikiを採用しているため、ウィキペディア同様、
荒らし防止の為にページを保護したり、画像を挿入することも可能。ただし内容が2chに近いとはいえ掲示板のように書き込むことはできず、書き込む時にはページ編集をわざわざ開かないといけないのがデメリットといったところか。保護されているページだとそもそも書き込めないのも大きい。
書き込む際の注意点として、他人の書いた文章に手を加えるのは原則不可という特徴的なルールがある。間違った情報・古い情報を修正する際も含めて、元の文章の下に新たな文章を書き加える形で行わなければならない。
かつては英語版もあったようだがいつのまにか閉鎖されていた。
ちなみに
管理人(2020年8月に逝去)は本も数冊執筆しており、「バカ日本地図」も書籍化されたことがある。
2020年の秋頃にURLでのアクセスが不能になった。ただIPアドレスでのアクセスは可能だったため、最初はDNSの更新忘れで一時的な物だと思われていた。
その後TwitterやTogetterにて
管理人の死去が公表され、自宅サーバーではなくレンタルサーバー運営だったため、使用料の支払いが止まる事から閉鎖が確定。遺族も引き継がない方針を示し、15年続いたchakuwikiはユーザーに惜しまれつつも閉鎖されることとなった。
しかし管理者連合や協力者が素早く全データのバックアップを取得し別サイトにデータを移行したため、データが電子の海に消えることだけは回避された。
現在では.org(フォーク)、miraheze(スプーン)他、複数の後継サイトが立ち上がっているが、実際動いているのはこの2つぐらい。
旧アドレスで繋がるのはフォーク版の方、ただ編集方針が若干変更になり、誤記等を超えた修正もOKになっている。
旧来のルールが残っているのはスプーン版。
フォーク版の
管理人が若干怪しいというのもあり、昔ながらの雰囲気が好きという人はスプーン版を使う傾向があるが、
2023年11月にmirahezeのデータベースサーバーが吹っ飛んでしまい、他のmiraheze使用wikiともども12月末までクローズしていたが現在は復帰済み。
ニコニコ大百科
ニコニコ動画が配信しているサービスで、このアニヲタwikiの記事も存在する。
一般的な項目もあるが、内輪ネタや動画配信者、空耳などかなり私的な項目も多い(流石に我らが
アニヲタWikiには及ばないだろうが)。
雰囲気は基本的にゆるく、ところどころにユーモアを交えて解説してくるなど全体的に自由。ニコニコとは全く無関係な項目でも普通に解説されている。
記事編集はプレミアム会員(有償会員)しかできないが、すべての項目に2ch互換の「〇〇について語るスレ」が用意されており、そこで主題について無料会員を含むニコニコユーザー間での交流が可能。
事実に基づいた上で
アンサイクロペディア的な笑いを組み込んだり、時事ネタ・政治等に対する怒りを露わに記事を建てる傾向もある。なお
Wikipedia頼りの記事も多い。
一方、
Wikipediaでは取り上げられないような速報性のあるネット炎上ネタは、よくも悪くもここが一番良くまとまってることが多い。
しかもそうして纏められた炎上ネタの下に都合よく「語るスレ」があるので、ネタによっては過熱したアンチスレの様相を呈することもしばしば。あんまり荒れすぎると掲示板の方も「プレミアム会員のみ書き込み可能」になるのだが、それでも延焼が止まらないことも多い。
ついでに言うと、大百科の全ページに「
急上昇ワード」として最近活発な項目が表示されているせいで、特に興味がなくてもいま勢いのある炎上ネタが向こうから目に飛び込んでくる。
あらそえ…もっとあらそえ…
他のWikiに比べてホビー項目や小ネタに関する項目が充実しているのが特色で、
将棋や日曜大工など、マニアックな趣味はだいたいここを見れば分かる。
また「サイト外の存在に対しての解説」を主とする他Wikiとは異なり、解説をせずに記事それ自体を一つのコンテンツとして成り立たせている記事(アダムとアダム、バイドルマスター、カヴァン神話など)が存在するのもこのWikiならではの特徴である。
プラグインの自由度が高いため、「えっこれ本当に同じシステムで作ったものなの?」と疑いたくなるような、記事自体のデザインが凝りに凝ったものもある。
無論、真面目に解説している項目もある。ウィキペディアと異なり出典を必要としないため、
Wikipediaのそれより正確性に欠けるが分かりやすく読んでいて面白いものも多い。業界のウラ話が覗けるのは
Wikipediaにはないメリットだろう。
お絵カキコやピコカキコといった大百科内部で作られた素材からニコニコ動画・静画のサムネイル、ニコニコモンズの素材まで使えるのも大きい。
ただし編集は有料会員だけが可能というモロ拝金主義のため、良くも悪くも追記修正がされにくい。
裏を返せば他のどのWikiよりも悪意ある編集(
荒らし)の被害に遭いにくいゆえ安定性は優秀ということである。
でもその編集陣に荒らしがいたら……と思いきや案の定涌くもので、
特定個人や作品などの誹謗中傷などを目的とした項目も平気で立つ上に、運営もそういった記事の削除に対して積極的に動いてくれているとは言い難い。
また過去には、ニコ百で荒らし行為をするためだけに何重にも有料アカウントを作り何十万も払っていた筋入りの荒らしもいた事がある。
2022年には特定コンテンツに対するヘイト記事がヘイターの集団により大量に立てられるという事象があったが、
今度ばかりは運営も流石に見過ごせないと判断したのか、そのようなヘイト記事の削除とそのような項目を立てる者への警告が発表された。
ちなみに一般会員でも記事へのコメント、および自分のユーザー記事と投稿動画の記事は編集できる。
リンクがwiki構文を使わずに自動リンクされるという利点はあるが若干わかりづらく、1文字の項目にはリンクの色が付かない他、複数の単語が合わさっている場合分割されていてその記事が無いということもよくある話。
なお記事には
アニヲタWiki(仮)同様に掲示板があり、基本的にコメントの自由度はここより高い。他のWikiで記事を作成する際の参考になる。
…が、比較的自由な風潮が災いし、コメント欄が荒れていたり、
誹謗中傷の嵐になっていることもある。そのため、
「記事はまともだが、コメント欄が…」となっている項目も少なくない。荒れやすい記事はプレミアム会員のみ書き込み可能になる事が多く、さらに酷い所だと掲示板が閉鎖されたりする。後者はその記事で取り扱われてる本人の申し立てで可能になったりする。
一応、コメント削除依頼のページは存在しており、実際にコメントが削除されることもあるのだが、比較的初期のコメントから批判的な意見が続いている場合や、サブカルチャー発祥の言葉(中二病、
腐女子等々)を取り上げた記事での誹謗中傷の場合等はコメントの削除がされにくい傾向にある。
中にはコメント削除依頼を悪用する
荒らしもおり、自分に不都合な普通の書き込みや自分への真っ当な批判などを運営に消させたりする。運営は全ての記事掲示板の実情を把握しておらず、これらの依頼を実行してしまう。
また誹謗中傷とまではいかないが、その人物や作品のファンが見ればがっかりするようなコメントも大量にある(例「◯◯はオワコン」等)ため、好きな人物や作品のコメント欄を見るときにはマジで心の覚悟が必要である。
2023年からはコメント評価ボタンが導入され、良いか悪いかの二択の評価が行えるようになった。却ってコメント欄のエコーチェンバー化が加速して治安悪化の一助になっているため、評判はいまいち
ピクシブ百科事典
最大手のイラスト投稿サイト・
Pixiv社内のピクシブ百科事典製作委員会が運営している……はずなのだが、あんまりそうは思えないサービス。
一応記事にはコメント機能もあるが活用されることはあまりない。しかしネットの問題やマナー問題などセンシティブな話題をまとめた記事は、コメントが殺到して荒れる傾向にあるようだ。
当然ながらこちらもアニヲタwikiの記事が存在する。
項目編集の敷居はかなり低く、Pixivに入会(無料)すればだれでも項目作成と編集ができる。
プラグインが少なく編集機能が貧相なのが難点。太字強調と斜線程度という寂しさ。
そのかわりピクシブに星の数ほど投稿されている作品を記事中に好きなように載せることができる唯一無二の特徴がある。ただしそれが災いして人気作品の記事ではメイン画像をめぐって編集合戦が起きることもよくある。
公式絵に寄せた画風のものが貼られる事はあまりなく、基本的にユーザーの好みで選出される。そのためか、公式ではそうでもないキャラに乳がやたら盛られたり、「特撮怪人の名称(組織・種族名など)」の項目にオリジナル怪人が貼られたりといった暴挙もたまにある。
ゲームやアニメ等の公式絵師、漫画原作者の中にはpixivにアカウントを持っている方も少なくない為、場合によっては記事に作者御本人の絵を掲載できることも。
キャラクター紹介項目にそのキャラクターのバージョン違い(同じキャラの2Pカラーの記事なんてのも)、あだ名、さらには有名な二次創作漫画の記事、果ては実績や突出した人気があって極めて著名な絵師(ユーザー)自体・そのオリキャラ・を紹介する項目など、イラストに関するものは見た目の華やかさ、質、量どれをとっても突出している。
ただし自分で自分やオリキャラ(マイキャラ)の記事を作ると基本的に自演とみなされて「白紙化」されたり、ならばと別のアカウントで書いたところですぐ埋没するため反響は望めない。
しかし、記事を作りやすいキャラ、または絵師の特徴は「それなりの作品数がある(50あると作りやすい)」「作風に強烈な癖がある、または安定して同じ作風の作品を投稿し続けている」そしてなにより「記事作成者にフォローされている」。
ユーザーかつ記事のある絵師はどうしても超売れっ子に片寄るが、そうでない人でも好みのものをたくさん描いていれば期待の目はあるのだ。
なお、特定のシリーズものや同じオリキャラの作品を長く書き続けている場合、作者でなくそのシリーズ又はオリキャラの項目が立てられることもある。が、内容的には実質同じようなもん。
もちろん、BLや百合、NTRのような創作界隈の用語や特定キャラクターのCP(しかもCPの攻めと受けごとに区分けされている)といったローカルな内容まで幅広く押さえられている。
一方絵面的に映えないものは閲覧者もチェックも付かない事が多く、まるで注釈のように簡潔な説明だけ書かれているケースも少なくない。
そのため記事によっては薄い内容のまま見向きもされず放置状態だったりもする。
良くも悪くも「絵と漫画のWiki」と言える存在だろう。
記事はPixivで使われるタグに紐付く形で存在しており、基本的にはそのタグに基づいた物事を解説する体制になっている。
そのため「タグとして機能していない」と見なされた記事は白紙化されるが(完全削除はできないため)、タグとしての需要は無くても記事としての需要はあると言うケースもあるので、単にそのタグの投稿作品が0というだけでは対象にはならない。
というかそんな制度があったら大半の記事が白紙にされるだろう。
削除厨?知らん。いやマジで……
Pixivのタグ機能は大文字小文字の区別が無いためものによっては表記ゆれが激しく、
同じ意味のタグを解説する記事が多数ある事も珍しくない。こういうものは大抵最も主流なタグに情報が集約され、他は全てその主流タグの記事にリンクされるという形態となっている。
またアカウント作成にこそひと手間かかるものの参入が手軽なためか治安が結構悪く、
荒らしや悪意ある記事の編集や新規作成、記述の是非をめぐっての編集合戦がそれなりの頻度で沸く。
特にアンチが多い記事に関しては
「アンチ・ヘイトが非常に多い項目です」「本項に対する評価は賛否両論となっております」「編集の際は中立を心がけ、感情的な記述はお控えください」といった旨の注意喚起の文言が用意されることもある。
だが、記事や内容によってはその注意喚起すらも没収されるなんてことも……
他によくあるのが、記事の編集時「加筆・修正した箇所を5文字以上記入する」ルール故に、追記修正情報の代わりに説教や悪意のあるコメントを残す困ったユーザーの存在。というか律儀に具体的な箇所を書き残すユーザーはあまりおらず、「・・・・。」とか「へんしゅう」とか書いても通ってしまうガバガバ仕様。
ただしこんなでも一種の「バカ発見器」としては機能しており、編集コメントの悪質性が度を越えている場合はユーザーの処分だけでなくその記事自体が運営によって完全削除される。ただし運営は腰が重く、自ら対処に乗り出すことは少ない。
つまり、ここの運営が介入してくるのはよっぽどマズい事が起きているということになるわけだ。
荒らしによる有害な記事はユーザー間の自浄作用で早々に白紙化され(削除荒らしの場合は復旧)、これはよくあること。
だが中には運営が危険視して消された記事もある。
2023年4月頃、「
鷹いなければ雀が王する(強者がいないのをいいことに弱小者が威張っている例え)」や「
怒りは敵と思え」という項目があったが、これらは荒らしやいたずら目的ではないごく普通の記事だった。しかし立て主と追記者、
たった二人のユーザーのケンカが原因で運営による完全削除という珍事に見舞われている。
状況から察するに、ケンカのきっかけは「鷹は飢えても穂を摘まず」(これは削除とまではいかなかった)における追記者の削除・「
上から目線」な編集コメントと思われ、その立て主は
ブチギレ。一応補足するが、この追記者も追記者で元々問題のあるコメントが多かったらしい。
そして何を思ったか、追記者は立て主をたしなめ
つつもバリバリに煽るという始末で、史上類を見ない編集合戦が起きたのだった。なお記事内容こそマトモだったが、編集コメントはこいつら二人の罵り合いの様相を呈して収拾がつかなくなったことから、事態を重く見た運営によって
記事ごと完全削除と相成った。ちなみにこの立て主は他にもいくつかの記事を立てていたものの、需要はともかく内容は至ってマトモであり、荒らし記事を乱立する・記事を荒らす等の行為自体はほとんどなかった事を記しておく。
一方で、なぜか「
鷹は肉食なんだからそもそも稲穂食うわけねえだろ」というツッコミに拘っていたようで、
「ものの例えにマジレスすんな」と頑なに却下する件の追記者にブチギレた結果、編集合戦に発展した模様。
放っとけばいいのに余計な正義感を発揮する奴っているよね。
このサイトでは編集者が本文中でセルフツッコミする事もよくあるのだが、「根掘り葉掘り」にマジギレする
ギアッチョのように余程言い回しが気に入らなかったのか、単にウケ狙いだったのかは本人しかわからない。
そもそも鷹が稲穂を食べないことを前提にしている慣用句なので、セルフツッコミとしても微妙に外しているのは否めないが。
しかし立て主が
相当偏屈で面倒な奴だった事は確かで、編集合戦になるや
しばしば横柄な態度に出て相手を煽る悪癖があり、特にこれらの件は度を越えた惨状だったことから、見かねた他のユーザー達が通報。
結果、ついに立て主は凍結という形で追い出されたが(その後密かに退会した模様)、件の追記者はその後も活動している。
やりすぎたんだ、お前らはな!
「煽り耐性のないバカ二人のしょうもない意地の張り合い」から起きた珍騒動はこうして幕を閉じたが、追記者は立て主に恨まれたのか(恐らく捨て垢から)何度か怨みの籠ったコメントが送られたり、別の荒らしに誹謗記事を建てられたりしたそうである(もちろん早々に削除)。
なお件の項目は第三者によって新しく立て直された。旧版の建て主がご執心だった「鷹が稲穂食うかJK」はもちろん不採用のままだが、今度は「武士は食わねど高楊枝と同じ意味なのにわざわざ記事立てするな」と物言いがついた。
ロクなやつがいない……
しかしこの一言居士はこれといった問題を起こさず、現在まで無事存続している。また先述の事件ほどでは無かったが、「マスノスケ(シャケの仲間)」の記事でも別のユーザー(当事者達は退会済み)が揉め事を起こし、プチ炎上の様相を呈した。履歴には残ってるので、是非見てみよう。
まあ
荒らしはあの手この手ですり抜けて涌くので、対症療法的なイタチゴッコにならざるを得ないのだろう。
現行のコンテンツだと更新速度が異様に早く、人気の
アニメや特撮の放映直後には
ネタバレ上等ですぐさま新情報が記載されるのはもはや伝統芸能と化しつつある。
うっかり流行り作品のネタバレを見てしまうリスクには注意しよう。
ちなみにPixiv encyclopediaという名前で海外展開もしている。
膨大なページ数wiki
2017年秋開設~2023年3月閉鎖。
本記事で紹介されているwikiの中ではかなり若いほうで、モットーは「自由に記事を作れるサイト」。
「他の利用者とのつながり(コミュニティ)も重視する百科事典サイトです」とあるとおり、記事を書くという「過程」そのものに主眼を置いているWikiで、雰囲気もピクシブ百科事典やアニヲタwikiのそれに近く、他サイトでは嫌われがちな「コテハン」をむしろ推奨しているという特徴がある。
特性上記事一つあたりに求められる文章量はそれほど多くなく、敷居の低さも魅力的。
ちなみに2021年上半期現在は13000を越える記事が登録されており、他のサイトで取り扱っていない単語記事もちらほら存在する。
それこそ唯一膨大Wikiだけが扱ってる記事もあるとか……
利用者の年齢層は小・中高生が多い模様。肝心の情報の質はブッチギリで低いが、かろうじて及第点といったところ。
またHN(所謂コテハン)を名乗り、マイページ代わりに自身の記事を登録しているユーザーも多い(もちろん名無しでも構わない)。
よほどの事がなければ熱烈歓迎されるが、引退する時に「お疲れ様でした!」と送り出してもらいたいなら企画に参加する・みんつくなどの関連サイトやBBSに顔見せ(名見せ?)するといったアクションは必須。
黙々とたくさんの記事を書いたり編集したりしてもコテハンまではログに残らないので、やっぱり寡黙な仕事人より陽キャが物を言うのだ。
年齢層を反映してか少年漫画や淫夢ネタ、ニコニコ動画などの
ミームが人気な模様で、最近は常連ユーザー達によるコテハン関連の記事(というか企画?)の人気が高い。コテハン共の内輪ノリなので部外者は蚊帳の外だが、ユーザーの距離がちかいココならではのコミュニティと言えなくもないか。
また大相撲関係も作られるなど徐々にオールジャンルWikiになってきている。
しかし年齢層の低さゆえか
荒らしがかなり沸きやすく、「立て逃げ」や不要記事乱立などはよくある事。事前に下書きをして記事を作るよう呼びかけたり、期間内に一定数のページ編集を行うというイベントも行われる。
最近の目標は「YouTuber(VTuber含む)の記事を作ろう」。
2023年2月、「権利侵害」を理由にWIKIWIKI運営によりwiki削除の措置が下され、一夜にして閉鎖される事となってしまった。
詳細は明確にされていないが、理由からして削除の直前に立てられた「大学校歌の歌詞」を列挙したページが原因だったのではないかと目されている。
因みに閉鎖の前にも閲覧制限や編集凍結といった措置が下される事は何度かあった模様である。
削除直後の現在は姉妹wikiである「みんなで作る世界 Wiki*」に避難所を開設し、今後の対応を協議中。
wikiサイトによって項目の傾向にも若干の違いがあり、なんだかんだ棲み分けがなされている。
同じ内容でもサイトによって書き方に違いがあるので、見比べてみるのも面白いだろう。
◆番外
百度百科(baidu baike)
バイドゥとは、
中国人が生みだした検索エンジン。
世界市場で
Googleに次ぐ検索エンジン。
… バイドゥとは …
萌娘百科
百度百科と同じく中国語のwiki。
自称「二次元萌えっ娘およびオタク文化相関情報の収集を目的として設立されたインターネット百科事典」。
立ち位置としては上記のニコニコ大百科やpixiv百科事典に近く、サブカル(いわゆる
ACG)ネタを中心にさまざまな項目が存在する。
日本のネットミームに毒されている感があり、2020年時点ですでに「
真夏の夜の淫夢」「クッキー☆」などのアングラネタを解説する項目が立って
しまっている。
このwikiの文化としては、文中のジョークやネタバレや妄想を
黒塗りにして隠したり
ルビに本文と違う内容を書いたりする。
「萌えっ娘百科事典」として日本語版も展開されているが、こちらはまだ未翻訳のものが多い。
Namuwiki(나무위키)
韓国のウィキサイト。ナムとは韓国語で木のこと。
簡単にいえば韓国版pixiv百科事典。ジャンルに縛りはないがサブカルチャーに特化している。
韓国のwikiの中では韓国語版
Wikipediaの次に規模が大きいらしい。NAVERやGOOGLEなどで韓国語の単語を検索するとウィキペディアと並んで候補に出てくるのがこのサイト。
Know Your Meme
海外のサブカル系wiki。さしずめ「ニコニコ大百科の英語圏バージョン」と言ったところ。
海外のネットミームについて調べる場合、このサイトを当たれば詳細な経緯を含めて細かく知る事ができる。海の向こうのネット文化を知りたい人にとって有用(もちろん、英語を読むスキルが必須)。
The Cutting Room Floor
ゲームの
没データをひたすら集めたwiki。
没データだけでなく、ローカライズによるバージョン違いや開発途中の映像など、
ゲームの裏の顔を洗いざらい網羅している。その手の裏事情にワクワクする人にはうってつけのwiki。
一部記事は
日本語に翻訳されているが、その数はとても少ない。殆どの記事は英語で書かれているので、やはり英語を読解するスキルが求められる。ただし、画像による紹介もいくつかあるので、英語が読めない人でもそこそこ楽しめる。
遊戯王カードWiki
カードゲーム・
遊戯王OCGにて扱われるカードの効果、利用法、困った時の公式裁定が記された
非公式Wikiサイト。
特筆すべきは、
遊戯王プレイヤーの間で「困ったらまずここを見ろ」と言われるほど内容が丁寧かつ細かいこと。
ぶっちゃけ十年以上に渡り
本家版元たるKONAMIよりも頼りにされていたという不思議な存在。
遊戯王カードWikiというだけあって登場するカードのことしか書いてない……と思いきや、各記事の最後の方にはほぼ必ずそのカードにまつわる小ネタが添えられている。
カードの元ネタとなった事柄、それについてのやたら詳細な雑学、アニメでの登場シーン、果てはそのカードが登場してからどのように扱われどんな運命を辿ってきたかという歴史にいたるまで事細かに記されており、ユーザー達の凄まじい執念がうかがえる。
実際に見た事が無くても
『海馬がモクバに株の仕組みを計100枚のカードで説明するシーン』がある事だけは知っている者も多いのではないだろうか。
重水素の用途や性質について解説してあるWikiがここというのも奇妙な話であろう。
ユーザー間で広範かつ根強くネタにされたものに関しては、それについての記述も(多くは注釈程度ながら)あったりする。
ワイトや
青眼の銀ゾンビといった最初期のネタモンスターの愛され振りや
光天使ブックスのイントネーションがやけに強い件等が代表的。
また初期の通常モンスターがステータスの割にフレーバーテキストはやけに強そうな事も大体ネタにされており、
「この攻撃力で倒せる敵は少ないだろう」「この守備力ではすぐに倒されるだろう」的な
端的かつ身も蓋も無い一文が添えられているのもお約束。
このため原則としては真面目な解説を旨としている一方で、一部では茶目っ気を見せたりしている。
カードや戦術については「主観を排除し客観的に記述すること」を徹底しているため公平性は高い一方、
そのお陰で
『霊使いのイラストを「可愛い」と説明するのは主観的か否か(要約)』で数年に渡って議論が続くという
珍事態になった事も。
また、
各カードの戦術やデッキの項目は概ね客観的な記述であるものの、それが実用的(大会などで通用する)かどうかは別問題であるので注意が必要。
「俗称一覧」という項目は、様々なカードやデッキの俗称を掲載しているページであるが、Wikiの中でも特に無法地帯となっている。
「他作品のキャラクターに名前が似ている」「漫画のセリフを彷彿させる」といった理由で無関係な作品ネタと絡めた俗称や、
元の名称よりも長くて非効率な俗称、元のカードが分かりづらい俗称など、記述した本人だけが満足するような内容が大量に記述されている。
実際に使用される俗称も無くはないものの、一般的には全く使用されない俗称ばかりであり、しばし揶揄の対象となる。
こうしたページが半ば黙認されている理由だが、これは本文に無関係なネタを記述されないようにするための隔離所として機能しているためである。
また、サイドバーに表示されていないことからも、Wiki内での扱いが窺える。
ある程度特化した内容のWikiであるため、治安は比較的良いものの、不要記事を作成するなどの荒らしも少なからず現れる。
また、公式よりも頼りにされている節があるという点を悪用し、大会で自分が優位に立つ事を狙い自分の都合の良いデタラメを記述するという不届き者の存在が報告されている。
近年では公式側も解釈の余地がなくなるようテキストの整理をしたり、FAQを完備したカード情報ページを公開したりとルールの整備を進めたため、少なくとも裁定に関してはwikiより先に公式を見るほうが良い
。
なお、編集者は全て記録されていることが明示されており、荒らしなど違反を行った者は処罰・規制の対象となる。
カードゲーム系のwikiは
ヴァンガードや
デュエマ、
WIXOSSなどにも存在するが、そちらは各種メディアミックスに登場したキャラクターの事も記事になっている。
しかし遊戯王wikiのみは
あくまでTCGに関係した用語しか載っておらず、原作やアニメのキャラクターや世界観の説明は(その人物がカードないしトークンになっている場合を除き)基本的にされないのが通例となっている。
ポケモンwiki
ポケモンの非公式wiki。内容は上述の
遊戯王カードwikiのポケモン版に近く、ポケモンのデータ、対戦、育成 本編攻略など様々な情報が網羅されており、初心者におすすめのサイト。
遊戯王wikiとは違い世界観についての項目も多く存在するものの、こちらはネタに寄った記述やパロディの解説などが禁止されておりそこは少々物足りないかも知れない。
他にも用語やスラングをまとめたページもある。
モンスターハンター大辞典 Wiki
モンハン系の非公式wiki。MHP2の爆発的ヒット時に当然モンハン系のwikiも乱立していたのだが、やがて「黒wiki」のようにタイトルごとに1つのメインwikiに収斂していった。それらの住民が最終的に移住してきた、MHFなども含めたモンハンシリーズすべてをカバーするwikiがここ。
文化的にはアニヲタwiki(仮)にそこそこ近く、色文字や太字や薄字を使ったネタが乱立していたり、記事本題そっちのけでネタや余談をとうとうと語っていたり…と面白ければ割と何でもありだが、あまりにも脱線している物やくどい物は消される事もある(特にモンハンと関係ない話題は厳しく削除される)。
出典の明記が厳しく求められないため、主観的な内容や誤情報が掲載されていることがある。
例えば、一時期「MHP3の戦闘BGM「陽登る水景」がドボルベルクのテーマ曲である」という情報が掲載されていたが、出典がないということで取り消されている。
ちなみに「○○大辞典」と称してシリーズすべてをカバーするwikiは他の長寿シリーズでも見られる(ドラクエ、FFなど)が、
荒らしの問題から編集がロックされていたり編集者が枯渇していたりすることも。
またFF用語辞典はchakuwikiかニコニコ大百科の掲示板のように項目自体がユーザーの議論場と化している(なので脱線するのも日常茶飯事だ)が、DQ大辞典は解説と議論・意見がきちんと分けられている。またFF用語辞典はExtraという隔離wikiがあり、ネタ項目や妄想項目(「このキャラにはこの声優さんがいい」など)は分離されている。
ドラクエWikiは
荒らし対策でかなり厳格なルールが敷かれており、編集にはSMS認証が必要な上、手直し・COを使う場合は本スレに報告して了承を得てから……という方針。本スレ報告を怠っていると自治厨に悪質ユーザーと見なされて規制されることも。
議論は「したらば掲示板」の本スレで行うこととし、どうしても必要な場合はコメントアウトによって非表示にした上で行うようになっている。また項目に関連する雑学は比較的厳格で、関連の薄いもの・不要と思われるものはスパスパ切られる。
太鼓の達人 譜面とかWiki*
その名の通り
太鼓の達人に関する譜面情報を始めとしたありとあらゆる情報(掲示板には事実上の大喜利コーナーまである)を掲載する非公式攻略Wiki……なのだが、このサイトについて特筆すべきは内容云々ではなく2023年初頭に起こった移転騒動にある。
元々は「WikiHouse」というレンタルWikiサービスを利用して2007年から運営していたのだが、WikiHouse側の
管理人の怠慢により鯖落ちが頻発する、全く新機能の追加がされない、等の諸問題が起こっていたためユーザーの不満が蓄積し、とうとう移転計画が浮上した。
ところがWikiHouse側はプレビュー数・アフィリエイト収益の激減(WikiHouseに存在するWikiのうちまともに動いているのはここくらいだった)を嫌って、
バックアップデータを取らせない、新Wikiに対して著作権侵害扱いしてDMCA申し立てするなど前代未聞の妨害行為に及んだ。
結局利用者達の努力によってWIKIWIKIへの移転が完了し、WikiHouse側も現在は諦めて沈静化しているが、ある意味
ゲーム史に残る一悶着だったかも知れない。また、このWikiにはこの騒動自体の解説ページもあるので閲覧推奨。
超常的存在から人類を守る秘密結社「SCP財団」のデータベース……という体の創作サイト。
その実態は世界を裏から支配する闇の組織……ではなく
シェアード・ワールド形式で成り立つコンテンツ「
SCP Foundation」の作品掲載用のホームページ。
ようは「公式文書っぽく書かれた創作小説群」である。
一応Wikiサービスを利用して建てられてはいるが、加筆修正を想定していない為かWikiと呼ばれることはほとんどない。
本家・日本語版ともども、「wikidot」という他では余り見ないwikiサービス/エンジンを利用しているのも特徴。
全体としてジャンルは「ホラー」でまとまっており、ドッキリ要素もそれなりにあるため、心臓の弱い方は閲覧注意。
ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~
ゲーム記事限定のwikiサイト。自分が遊んだ事のあるゲームであれば、所定の手続きを踏む事で誰でも記事が作成可能。各記事にはゲームの評価に関する判定が付けられており、レビューサイトとしての一面も持つ。ちなみに記事を作れるゲームは、家庭用コンピューターゲームまたはアーケードゲームであり、かつ発売・稼働から3か月経過したもの。
2020年ぐらいから「買い切り形の
スマートフォンゲーム」に関しては携帯機同様に記事作成が可能になった。基本無料のアイテム課金タイプのは相変わらず執筆禁止。
同様の理由でファンタシースターオンライン2(NGS含む)は「スマートデバイス以外がメインの機種だが、アイテム課金がシステムに関わる為に実質的にはソシャゲ」と判断されて記事削除されている。
判定には様々な種類のものがあり、1つのゲームに複数付けることもできる。
総合的に見て出来が良く、万人に勧められるゲーム。
やはりというべきか長寿シリーズなどメジャーどころがズラリ。もちろんマイナーな作品にも良作はある。
総合的に見て出来が悪く、とてもじゃないが勧められないゲーム。
移植・リメイクした結果、クソゲー程ではないが前の作品より悪くなっているもの。
シリーズファンから評判が悪い作品だが、そのゲーム単体で評価すれば良作ということもある。
かつては「黒歴史」という書き方になっていた。
ゲームの難易度がやたら難しすぎる、あるいはやたら簡単すぎるため、万人ウケしにくい。
アップデートで質が悪くなったゲーム。
逆にアップデートで質が良くなったゲーム。この2つについては改悪・改善前の判定も基本的に必要。
クセの強い要素があり、そこが感性に合う人とそうでない人で評価が分かれるゲーム。
システムや設定等を理解するまでが難しいが、慣れれば良さを感じられるという味わい深いゲーム。
思わず笑ってしまうポイントを含むおバカなゲーム。「良作でバカゲー」から「クソゲーでバカゲー」まで、出来に関係なく使用される。
作品の構成要素が「バカ」を超え、もはや理解できない何かと化したゲーム。
人類には早すぎたのだ……。
丸投げではなく「良作とまではいかないがクソゲーほどひどくはない」&他に該当するものもないので判定が難しい作品。
ただし「まあまあ良い作品」で及第点はクリアしているものから「クソゲー判定をギリ回避」した程度のものまで様々。
元々は「
クソゲーオブザイヤー」のwikiにクソゲー記事が乱立した事で分離された「クソゲーまとめwiki」がルーツである。その後、記事が増えるにつれてクソゲー以外のゲームにも需要が生まれ、派生サイト「名作・良作まとめwiki」「ゲームカタログ(仮)」成立の後、各サイトが統合されて今に至る。
判定変更は掲示板での話し合いによって決まるのが特徴であり、点数で決まるレビューサイトや個人の評価が書かれたブログとは違った側面から作品を知る事が出来る。作品の長短を手っ取り早く知りたい時には便利。
判定の信用度は賛否両論あるが、ゲームカタログ自体も「本サイトの判定は絶対では無い」としており、あくまで数ある評価の一つでしかない。
また、余計なトラブルの種になるのを防ぐため、他所のサイトにカタログの判定や執筆内容を持ち出す行為はサイト側からも忌避されている(SNSや匿名掲示板などで話題になることはあるが、権威としての価値は無い)。
もし不服があれば判定変更依頼を出すこともできるが、依頼者も議論に参加する必要があったりと、手続きには相応の手間がかかる。
なお、独断での判定変更は禁止されており、勝手な判定変更は荒らし扱いされるので注意。
要望次第では、判定のルールそのものが変わる事も頻繁にある。
やはりゲームの評判や購入を考えてるゲーマーの心証に影響を与えるためか、記事の作成や判定の決定はかなり慎重に行われる。もちろん公開できるクオリティに達しないまま完成しない場合は没になる事が多い。
人気作・話題作は、概ね正確な情報が記載される一方で、些細な問題点や余談が膨大に記されて記事が肥大化している場合も多い。
逆にマイナーなゲームは、(編集者が少ないため)記事の内容が薄かったり、主観的な内容や間違った情報が放置されていることもある。
とはいえ、記事の質があまりにも低い物や間違った内容は「要強化依頼」「修正依頼」などを出されて、有志によって修正される。
基本的には誰でも編集することができるが、(特に話題作は)編集合戦などの問題が起こりやすい面もある。
編集合戦が起こった際は相談所での議論が行われ、それに従わない場合は記事が差し戻されたり、
荒らしとして規制される恐れもあるので注意しよう。
記事の内容を大幅に書き換える際も相談所で議論をしてから編集を行うのが好ましい。
各記事で構成が統一されているので、追記箇所に迷う事があまり無い。
特に、「余談」項目にはゲームの小ネタやトリビアを気軽に載せる事ができるが、あまりにも冗長になると整理される恐れはある。
ところでこのサイト、本来の用途とは違った価値があるのをご存知だろうか。
実は、記事作成ガイドのページを見るとwiki向けの上手な文章の書き方が懇切丁寧に説明されている。
実用的な文章を書く際にも参考になるし、他のサイトにも応用が効くので、この記事に書かれたwikiをよく利用している方は目を通しておいて損はない。
2024年に特定の項目に対し謎の「要強化依頼」を貼り付ける荒らし行為が横行+可動IPなのでブロックが役に立たないという危機的な状況に陥り、一時的に編集がメンバー限定+メンバー申請停止というかなり不味い状況に陥っている。
編集数が少なく見えるのは、この関係で編集可能な人数自体がかなり絞られているためである。
この緊急事態を受けて、管理人は権限持ちメンバーの採用を決定した。
ニコニコMUGENwiki
M.U.G.E.Nの解説ウィキ。基本的にニコニコ動画におけるMUGENキャラ及び大会・ストーリー動画に関する解説が中心なのだが、とにかく解説量が詳細かつ丁寧なのが特徴。
基本的に独立したキャラクターとしてMUGENに登録されているキャラなら大抵は個別ページがあるため、本来の「MUGENキャラの解説ウィキ」という枠を飛び越え、「格ゲーを中心にあらゆる
ゲーム・アニメ・実在人物についての解説ウィキ」と化している。メジャーからマイナーに至るまで歴史に沿って丁寧に解説されているため、そのキャラを知らなくても読み物として十分面白い。
海外製作者のキャラが多い関係で、アメコミ関連の情報も
日本語のサイトとしては豊富。また、(元々MUGEN自体がかなり著作権を無視した状態なのもあって)画像が豊富なのも特徴。
逆にMUGENに登場していなければどれだけ有名なキャラでも個別のページはないので注意。
脇役の個別項目が最初に作られて、原作自体の紹介がそこに載っているという一種わけのわからない記事構成になることも結構ある。
一方、「MUGENに参戦してニコニコ動画で使えるキャラクターであれば基本的にどんな項目も作って良い」というルールから、
不謹慎ネタ・特定個人の中傷の掲載が事実上許容されている一面もあり、問題点として指摘されている。
また、様々な諸事情(未公開やWIPなどの未完成キャラクターは正式公開まで不可、リョナキャラなど明らかにニコニコ動画では削除されるものもNG、公開規約で外部サイトへの記載が禁じられているキャラ、メーカーから名指しでMUGEN禁止が指定されている等)により「項目作成自体が禁止されているキャラクター」も一部存在する。
他の特質として、項目名への括弧の使用が、単独でMUGENキャラとして存在する同名キャラが複数いる場合に限られるため、「
○○かと」が割と多い。
(極端なものだと単に「海軍」の名で建てられた項目が「格闘ゲームにおける海軍キャラ一覧」とかではなく
海軍(ONE PIECE)(ワンピース海賊無双的なボーナスステージ)の項目だったりする)
格ゲー.com
その名の通り
格闘ゲームに特化した解説Wiki。正確にはNEOGEO作品の攻略情報サイト「格ゲー.com」内の「格ゲー用語事典」。
システムからキャラクター、格ゲーの歴史に至るまで事細かに説明しており、格ゲー初心者でも安心(「初心者」の項目もある)。
設立は2000年と古く、元は携帯サイトだったがPCでもしっかり見れる。
みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki
文字通りみんなで決めるゲーム音楽ベスト100に纏わる解説Wiki。
それだけでなく派生ランキングや各ゲームタイトル別の音楽リストや有名な楽曲・作曲家・企業・作品の紹介も取り扱っている。
スーパーロボット大戦Wiki
文字通り
スーパーロボット大戦シリーズに纏わる物事の解説Wiki。
基本的にスパロボにおける物事が情報の中心のため、原作に纏わる記述をベースに、スパロボに纏わるデータベースが掲載されているという形式を取っている。
登場人物に関する項目は、そのキャラクターの原作・スパロボに於ける人間関係、所持能力や精神コマンド原作・スパロボに於ける名台詞と
迷台詞が書かれるのが通例。
サブカルネタも充実しており、
闇の帝王のサジェストの件や
某主人公の悪評についても触れている。
ソシャゲの『X-Ω』にコラボ形式で多様な作品が参戦したため、例えば
アイドルマスターシリーズの記事が存在するなど、ロボアニメ以外の記事も充実することとなった。
一応「スパロボ出演部分」に関してのWikiであり、関連だがスパロボにまだ登場していない作品に関しての記述は最小限に抑えてねというルールになっている。
例えば陸ガンのカスタム機が出る「機動戦士ガンダム外伝THE BLUE DESTINY」関連とか。
姉妹Wikiに「
ガンダムWiki」があり、スパロボ未登場のガンダム系記事はこちらに作られリンクが張られるという方法が推奨されている。
テイルズオブ用語辞典
テイルズオブシリーズの解説ウィキ。
元々は『テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー2』の攻略wikiに掲載されていた参戦キャラネタページが独立した物という一風変わった由来を持つサイト。
特筆すべきは出演声優のネタページであり声優ネタが数多く書かれている。
反面、独立する際にネタwikiとしての体裁を整える事を優先したせいか管理体制があまり追い付いておらず、誤った情報や出展不明の
都市伝説が放置されていたり、ネタページでキャラヘイトやレスバトルが平然と行われていたりと、お世辞にも秩序が保たれているとは言い難いところがある。
この手の解説wikiだとドラクエとFF(オフライン作品)総合、FF11、FF14あたりが個別にwikiを持っている。
大乱闘スマッシュブラザーズWiki
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズの解説ウィキ。
基本的にスマブラに関する解説が中心。
mediawiki使用で、2022年2月時点で登録ユーザー以外は編集不能になっている。
余談的な書き込みが即rvされるという空気により、ある程度形が出来て以降は過疎wikiの一つに。
その分脚注でソースが提示されており、情報の正確性は担保されていると言えるのでスマブラや各出典原作
ゲームや開発スタッフの発言などに関する最も正確に近い情報を探す際はお世話になるだろう。
SPに特化した「
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 攻略 Wiki」や「
大乱闘スマッシュブラザーズspガノンドロフ専用 Wiki」(いずれもwikiwiki系)の方が現在は頻繁に動いている。
BEMANIWiki 2nd
BLADE & GRENADE
ARMORED CORE @ ウィキ
共に
ARMORED COREシリーズを扱うwiki。
設立の経緯が少々複雑で、元々は一つの2chまとめwiki、「
ARMORED CORE-wiki.net(以下ACwiki)」というwikiだった。
しかし後に
管理人の代替わりに伴い、AC以外のフロムゲーや、二次創作小説やイラストといったファンアートも取り扱う方針に転換、
その結果、住民が新体制肯定派と旧体制支持者に分裂し、ACwikiは2010年頃に閉鎖される事となる。
旧体制支持派は新たに「ARMORED CORE @ ウィキ」を設立、
従来の「ACの2ch系wiki」の性質を強く受け継いでおり、設立経緯もあってあくまでACシリーズの攻略情報や関連情報、
そして僅かばかりのユーザー間で流行したネタや余談のみを扱っている。
2023年現在に至るまで活発に活動を続けており、ACVIの情報が公開される以前からPS2作品の情報が毎週の様に更新されるなど、
住民はACという作品に対する熱量を未だに失ってはいない。
新体制肯定派は「RAVEN WOOD.jp」を設立し、
やはりACに加えてソウルシリーズの情報や、ユーザー間の二次創作を受け入れ、住民により数多くの創作物が投稿される事となる。
このサイトの二次創作投稿住民の中からは小説家やプロイラストレーター、プロモデラー、原型師が生まれている。
またACユーザーの駄弁り場としても機能しており、連日ACの話題からそれとは全く関係ない話題まで賑わっていた。
2016年5月、サーバー破損により閉鎖されている。
「
BLADE&GRENADE」は、旧RWのサーバー復旧が完了するまでの一時避難所となっていたwikiがそのままRW住民の引っ越し先となったもので、
サイト名は、「ACに触れた者なら一度はハマる
二大装備」という意味で命名されている。
但し、BLADE&GRENADEの公式見解ではあくまで「RWのユーザーとユーザー文化」の受け入れ先であり、
旧RW、現B&G共に、「
B&GはRWの移転先・後継サイトの類ではない」としている。
住民、延いては
管理人が旧RWの住民というだけあってやはりその性質が受け継がれており、
「プレイヤー同士の交流の場」、「ACという
ゲームのユーザーのコミュニティそのもの」という側面も持っている。
設立経緯や設立当時のACが半休眠状態だった事から、住民は当サイトを
「難民キャンプ」、住民は
「難民」を自称している。
因みにこれは、旧RWは企業という体で運用されていたことから住民も「社員」を自称していた流れである。
あくまでACではなく「
フロムソフトウェアのファンサイト」を公称しているため取り扱い作品はACに限らず、
ソウルシリーズや
Bloodborne、
隻狼、デラシネ、
大統領、
ELDEN RING、果ては管理人の許可を得た上で
DXMまで扱われている。
旧RWに掲載されていた二次創作小説も一部は(作者の許可の上で)転載されている。
こちらも連日情報の追加や更新が続いている。
どちらにも長所短所はあり、どちらがより優れているという事は無い。より肌に合う方を、或いは併用し相互補完すると良いだろう。
ユアペディア
ここに紹介されているWiki群の中でも特に取り扱い注意なWiki。元はウィキペディアにおけるとある記事の扱いに不服を抱いた
管理人が独立させたWiki。
「ウィキペディアとは全く異なる観点からのネット百科事典」を目指しており、
ソースを明示する必要がない、両論併記の否定など、他のWikiとはあまりにもかけ離れた管理体制を取っている。
基本的にウィキペディアから追放されたような問題ある執筆者が多いとされており、記事の内容に信頼性はあまりおけない。ただ、その一方で「他のWikiでは絶対に書けないあまりにブラックな内容」でも完全に野放しであるため、ある意味での情報の深さは他のWikiの追随を許さない。特に、
匿名報道されている少年犯罪などの犯人の名前も平気で掲載されている辺り闇の深さが窺える。
治安は良し悪しで言えば最悪と言っていいレベルなのだが、見方を変えれば「管理人による一切の色眼鏡が入っていない、ネット利用者の生の意見」が垂れ流しになっている状態であるため一面的には非常に貴重な資料である。
ただサーバーか回線のどちらか、あるいは両方が非常に貧弱なため、閲覧に苦痛を感じるレベルで重いというのが最大のネック。
オリムピックに入ってるペットショップとは関係はない…はず(あちらは「ユアペティア」。
TV Tropes
Fantapedia~幻想大事典
神話・伝説・武具・モンスター・パワーストーン・ルーン文字・ハーブなどの
ファンタジーっぽいものの解説をしていたサイト『猫の夜会』が2004年11月に閉鎖したため、新たな
ファンタジー用語解説サイトをみんなで作る事となった。そうして作られたのが『Fantapedia~幻想大事典』である。
○主なWikiエンジン・サービス
冒頭部でも述べたように、「Wiki」はWebサイトの機能や運営方法を表す用語であり、実際にサーバーで走っているプログラム(Wikiエンジン)が同じとは限らない。
あのWikiで使えた文法がこっちのWikiでは使えない!みたいなことも頻繁に起こる。
Wikiは、大きく設置型WikiとレンタルWikiに大別できる。
設置型Wikiは、自前で用意したサーバにWikiエンジンをインストールして利用する。
サーバ設定など諸々の面倒を自分で見ないといけないため技術的ハードルは高いが、好きにWikiエンジンを選べるしソースコードレベルで好きにカスタマイズできる。
レンタルWikiは、「このWikiエンジンを使ってWikiが作れます!」的なWebサービス。
Wikiエンジン自体は非公開なことも多くカスタマイズの幅は狭い分、諸々の面倒をサービス運営側に
丸投げできる手間の少なさが魅力。
運営によって違いがあるが、同じWikiエンジン内でサイトを横断検索することができるのも特徴。
例えばこの
アニヲタWiki(仮)が利用しているatwiki.jpも、株式会社アットウィキが開発している非公開のWikiエンジンでWikiを作れるウェブサービスである。
設置型
MediaWiki
かの
Wikipediaに採用されている、おそらくは世界一有名なWikiエンジン。実装言語はPHP。
拡張機能で色々機能が追加できる。
CSSなどの大まかな設定は管理者がWikiの編集画面から変更可能。
アカウントを作れば個人設定変更で自分専用のカスタマイズが出来る。
豊富な機能は他の追随を許さないが、素の状態は意外と機能が控え目。
Wikipedia並みの機能が欲しければ最低でも幾つかの拡張機能は必須。
改行はタグにより使用は可能だが、そのタグの使用は推奨しない という珍しい仕様になっている。
pukiwiki
国内ではMediaWikiに負けず劣らず有名なエンジン。実装言語はこちらもPHPで、もともとはPerlで書かれたyukiwikiの移植。
開設作業はやや
上級者向け。
豊富なプラグインで必要な機能を追加出来る。
レンタルWikiサービス型
@Wiki
Wikiエンジンは独自。
ゲーム攻略方法やコミュニティーの為に作られたサービスで、当Wikiもこれを利用している。
上記の中では他に
ゲームカタログやニコニコMUGENウィキも該当。
普通のホームページの作り方とは違ってブラウザ上で打ち込むだけで簡単に作成できる。
また各ホームページには必ず管理者という人がいて、参加するには管理者に問い合わせる必要がある。
最近優先パスポートとかいう有料サービスを始めた。
携帯から見るとエラーの多さが目立つのが難点。
2019年には広告ブロックへの対策に乗り出したが、これについては賛否が割れている。
結局ブロッカーが進化したのか折れたのか分からないけど、対策前にほぼ戻った。
同年、URLが変更され、旧URLから新URLへ転送されるようになった。
ちなみに我らがアニヲタwiki(仮)と
ゲームカタログがアクセス数ツートップだったりする。
Wiki3
FC2WIKI
FC2のWIKIサービス。Wikiエンジンは独自。
FC2だけあってアダルトコンテンツが掲載可能。
しかもデザインの自由度が非常に高く、管理人がHTMLで編集可能なフリースペースも存在し、そこに他サービスのトラッカーやアフリエイト広告などを埋め込むこともできる。無論アダルト枠なので単価は非常に落ちる。
Seesaa wiki
元Livedoor Wiki。Wikiエンジンは独自。
文法や編集スタイル的にはatwikiにかなり近い。
atwikiと違い
ゲーム系でなくてもOKとなっている。
中にはアダルト系の物まである。
上記3代目
管理人解任騒動に伴って
アニヲタWiki(仮)のミラーも過去には存在しており、atwiki側のソースからseesaa wiki向けのソースへのコンバーターも存在していたが、
タグ数に上限があるなどの違いもあり下記wikiwikiに移転。
wikiwiki.jp
Wikiエンジンはpukiwiki。
プラグインの追加はできないが、開拓作業が簡単、現在は入手が困難なtracker_plusが使える、など、メリットが多い。
デザインも意外とよいものだったりもする。
上記の中では膨大なページ数wikiが該当。
上記3代目
管理人解任騒動に伴って
アニヲタWiki(仮)のミラーも過去には存在しており、atwiki記法からwikiwiki記法に一気に変換をかけるツールもあった。
wikiには珍しく編集履歴に編集者・IPが表示されないが、代わりにネットワークIDとブラウザIDという形で記録されてある程度は個人の識別ができるようになっている。
難点は1人の
管理人が全体を管理すること前提である(他の人に一部権限を付与することができない)ことだったが、2020年頃から機能の追加によりこの点についても改善が進んでいる。
fandom wiki
WikiエンジンはMediaWiki。ちなみに創設者もwikipediaと同じ人だとか。
日本語圏ではあまり普及していないが、英語圏でアニメ・
ゲーム・映画などのファンサイトを作る場合の最大手Wikiファーム。
その代わり審査体制は非常に厳しいらしく、以前外国語版
アンサイクロペディアが蹴り出されたという事件が起こっている。
昔はwikiaと呼ばれていた。
「
魔物娘図鑑」こと「Monster Girl Encyclopedia」は昔はここで「公式公認の非公式サイト」があったが、運営会社の利用規約改訂に伴い後述のMirahezeに移転することになった。
Miraheze
WikiエンジンはMediaWiki。
中国からの利用者が多い。
「寄付金を唯一の資金源とする」をモットーにしているためか、閲覧していると寄付を要請されるところが特徴である。
しかし、裏を返せば「しつこいエロ広告や詐欺広告、危険なウイルススクリプトには遭遇しない」ということでもある。
余談
ほとんどのウィキはログインしなくても編集できるがIPアドレスが公開されてしまうため、出来ればアカウントを作ってログインしてから編集した方がいい。
なお、ログインして編集したとしてもIPアドレス自体は記録される事もあり、完全に匿名で編集できる訳ではない。
よって、悪質な誹謗中傷や違法な内容を書き込んだ場合は取り締まられる可能性がある。
追記・修正お願いします。
- 太鼓の達人譜面とかwikiはwikihouseからwikiwikiに移転しました -- でたらめドンだー (2023-03-18 10:07:10)
- 誰かの役に立てばいいな、と思ってあるゲームのwikiをよく編集してるけど、情報が遅いとか完璧に網羅されてないとかSNSで言われて悲しい。と同時に完全無償で余暇を使ってやってる人間に乞食してる分際で偉そうなこと言ってんなとも思う。そんな風に思う自分が大嫌い。 -- 名無しさん (2023-03-18 21:18:41)
- cookie clicker wiki なんてのもあったはず -- 名無しさん (2023-04-08 19:49:55)
- enpediaも書け -- 名無しさん (2023-04-08 19:57:26)
- 外国語版も自動翻訳で読んでるとと暇つぶしが捗る -- 名無しさん (2023-05-05 00:17:52)
- 英語圏のEncyclopedia Dramaticaとは、Know Your Memeの兄弟サイトであり、英語版アンサイクロペディアのライバルWiki。但し、過激なエロ・グロ画像が頻繁に出てくるので閲覧は自己責任で。 -- 名無しさん (2023-09-17 20:32:49)
- ピクシブは最強のテラレイドバトルの特殊行動を翌日にはまとめてくれるから重宝してる。というかそれでピクシブの存在を知った、 -- 名無しさん (2023-09-21 08:23:26)
- ↑確かに、テラレイドバトルはこのwikiでは「ある事情」により情報を得られないのでピクシブとかニコニコ大百科だけが頼りなのよね -- 名無しさん (2023-09-27 16:42:45)
- 「検索してはいけない言葉アットウィキ」が載っていませんねぇ。 -- 名無しさん (2023-09-27 17:31:19)
- 「人気Wikiページランキング」でアニオタWIKI(仮)が表示されなくなった? -- 名無しさん (2023-11-09 00:27:22)
- 膨大が粛清されたけど姉妹サイトのDQMのスマブラみたいなwikiは許されたのか -- 名無しさん (2023-11-23 18:59:16)
- 誹謗中傷よくない!と主張する人間だって気に入らない政治家やキャラクターを誹謗中傷したり、酷い奴になるとトップツイートに書いてあるコンテンツから軒並み追放されてたりするし、世の中そんなもんだな -- 名無しさん (2024-03-13 08:13:48)
- ↑4 あそこ小中学生ばかりなのかコメ欄がコテハンまみれで…🤮載せなくて正解かと… -- 名無しさん (2024-05-11 19:26:28)
- ニコニコ大百科が見れなくなってる -- 名無しさん (2024-06-15 08:53:09)
- エンペディアは記載されてないのか…… -- 名無しさん (2024-06-21 23:15:07)
- wikiサービスじゃなくてwikiサイトの紹介になってない? -- 名無しさん (2024-06-23 14:05:15)
- ↑3、サイバー攻撃を受けシステム障害だが、復旧が下手にしたら、サービス終了かもしれない😱 -- 名無しさん (2024-06-24 21:24:41)
- ニコニコ大百科復活したね -- 名無しさん (2024-08-11 22:24:34)
- ピクシブ百科事典で、建て主と追記者の大喧嘩が原因で記事が丸ごと運営に消されたってあるけど、これ本当なの?聞いたことなかったな。 -- 名無しさん (2024-09-14 12:03:33)
- ↑残念だがマジであった事件。1年半くらい前の事だし、数時間で沈静化したから知らん人も多いだろうな -- 名無しさん (2024-09-21 17:24:03)
- ↑マジですか……回答感謝です。↑↑より -- 名無しさん (2024-09-23 15:26:52)
- ここのWikiはアンサイクロペディアをマイルドにしたような感じでコメント欄はチャクウィキをマイルドにしたようなイメージ。 -- 名無しさん (2024-11-14 20:51:57)
- ウィキリークスとかいう一瞬だけ話題になったウィキ -- 名無しさん (2024-11-20 13:27:33)
- ここ最近ピクシブで「ドラゴンクエストモンスターズ〇〇」って正式名で書きたがる奴と略称でいいだろって奴の押し問答が起きてんのよな。マスノスケといい鷹は飢えても~といい、なんで自分の主義主張をゴリ押そうとするんだろうな、ああいう人種は -- 名無しさん (2024-12-03 20:31:16)
- ピクシブ百科事典において、蛮野とか仁良とかアンチが度を越えて多いであろうキャラには冒頭に「このキャラクターにはその所業故アンチが非常に多く…(以下略)」って感じに警告文が載せてあるんだけど、これがあるってことは相当嫌われてるんだなってよくわかる -- 名無しさん (2024-12-15 16:51:44)
- コメントのログ化を提案しますが、大丈夫でしょうか? -- 名無しさん (2024-12-16 01:25:12)
- コメントをログ化しました。 -- (名無しさん) 2025-02-19 16:18:21
- アニヲタwikiとアンサイクロペディアとチャクウィキは5ちゃんねらーが多いサブカルチャー系wiki御三家だが、ニコニコ大百科はアニヲタwikiをショボくしたような感じ。 -- (名無しさん) 2025-04-05 13:13:21
- ↑工夫次第でニコ百でも秀逸な記事が出来た例も多いので一括りに下位互換とは言えまい、良くも悪くも住み分けとユーザー次第でしょう -- (名無しさん) 2025-04-05 13:37:46
- どうしてどんなゲーム攻略系wikiのコメント欄にも、どれほど「攻略以外書くな、書きたいならこっちに書け」ってバカでかく書いてあってもそれを無視して書き込んだ挙句注意した人を煽るアーパーがいるんだろう? -- (名無しさん) 2025-04-20 23:38:24
最終更新:2025年03月03日 15:44