ここからは村田氏によるリメイク版の内容が主となる。
なんと原作では未登場であった彼だが、リメイク版にて登場。
怪人協会戦にて、謎の存在と意図せずコンタクトをとっていた
サイタマたちの前に姿を現し、通信を妨害。
彼らが触れた黒いキューブを回収、その後本物のS級1位かどうか確かめようする閃光のフラッシュの最高速度での攻撃を難なく回避して背後をとり、彼を戦慄させていた。
地下にいた彼らを能力で地上に送り出し、そのままどこかへ去っていた。
その後、ブラストが戦っている謎の存在はガロウに接触。その結果、過去類を見ない程の凶悪な代行者を産み出してしまうが、サイタマの活躍により地球の危機は回避された。
結局のところ、ブラストが不在の理由は謎の存在もとい「カミ」と呼ばれるナニカから地球を守る為、異空間で仲間たちと常に戦っており、たまにこちらの世界に現れる際には、カミと交信し力を与えることができるキューブの回収を行っていたのである。
リメイク版では、タツマキを助けた際にその研究施設でも回収している。
また、死闘を繰り広げた【あの御方】は、かつてカミと共に戦ってきた{ブラストの元相棒
}であり、カミに洗脳されて怪人となってしまった為に敵対。
忍者の里も、カミの代行者を産み出す為のフロント組織であることが明らかになった。
また、カミとも一戦交えたこともあり、その際には先まで戦っていたムカデ長老を取り逃がしている(とはいえ瀕死の重症を追わせている)。
そして、近年カミのコンタクトが急増している為、怪人化の解除も研究しながらカミへの対抗策を模索している。
また、サイタマの実力も目撃しており、底が見えないと称している。
◇人物◇
一人称は「私」。
堂々としていてかつ冷静、不測の事態が起こっても即座に対応する。
人当たりも良く、基本的には笑みを浮かべており、S級1位である自身の地位にも関わらずフランクに接する場面もある。
見た目は俗に言う「イケオジ」。
顔の中心にはカミとの戦いでできた傷があり、瞳は息子のブルーと同様に歯車のような模様がある。
モミアゲも特徴的。
コスチュームは、原作では炎の柄のついたスーツに大きなマントであるが、リメイク版ではマントは変わらず、傷だらけの白のプロテクターを着用。
また、サングラスも付けている。
◇戦闘能力◇
時空を操る能力者である。
能力を発動する際には手の甲に円状のエネルギーを発生させ、自身や対象を空間ごと転移させたり、亜空間ゲートを開いてのワープを行う。
時空を歪みで発生する重力も操ることができる。
他にも放射線への耐性があり、宇宙空間で生存ができる。
さらに、手で相手の頭に触れることで、その者の記憶を読み取ることができる。
また、サイタマ以外では持ち上げられなかったキューブを片手で持ったり、閃光のフラッシュの速度を軽々上回ったりと身体能力も非常に高い模様。
◇戦術・技◇
時空の操作により空間・次元・重力を応用した多彩な戦法を持ち、遠距離からの広範囲攻撃も、守るべき対象を空間ごと転移させ、亜空間ゲートで攻撃を受け流しや撹乱に用い、重力波を操ることで放射線の除去も可能。
また、エネルギー波のようなものも撃つことができる。
エネルギー弾をぶつけることで、その対象を強制的に転送することができる。
重力を両手に纏っての殴打攻撃。亜空間ゲートの使用して半永久的にダメージを与えることもできる。
亜空間ゲートの出入り口で対象を挟んで、それを閉じることで異空間に閉じ込める。
◇人間関係◇
過去に助けた超能力を使える少女。
現在では、カミの勧誘を押し退けるまでに成長した。
ヒーロー協会の役員。
カミに関する情報を教えた唯一の教会員。
時折近況報告もしている。
かつての相棒で、本名は虚空のヴォイド。
今ではカミの手に堕ちてしまっているが、人間に戻せないかと考えている。
過去に助けた1人。
彼がヒーローとして存在しようとする1つの要因となっている。