戦慄のタツマキ(ワンパンマン)

登録日:2017/12/19 Tue 16:05:00
更新日:2025/03/17 Mon 14:22:23
所要時間:約 9 分で読めます







不愉快、消えて




戦慄のタツマキとはWEB漫画『ワンパンマン』の登場人物。


【データ】

年齢:非公開(28歳)
身長:非公開
体重:非公開
好きなもの:妹、自分の能力を行使できる居場所
嫌いなもの:弱いくせにヒーローを名乗る男、子供扱い
趣味:非公開
ヒーロー名:戦慄のタツマキ(タツマキは本名)
ヒーローランク:S級2位
人気投票:未登場→4位→6位

スペックデータ(最大10点)

体力:5
知力:7
正義感:7
持久力:8
瞬発力:9
人気:9
実績:10
超能力:10

以上ヒーロー大全より抜粋。
CV:悠木碧

●目次

【概要】

ヒーロー協会に所属するヒーローの一人。
最高戦力であるS級ヒーローの一人で、ヒーローランクはS級2位。

サイタマの半分位という少女のような体躯と髪先がカールした天然パーマ、黒いスリットスカートが特徴のヒーローガール。
ONE原作版では「半目、渦巻パーマ、もっこりした髪」とサイタマに次ぐデフォルメ具合で描かれている。
村田版ではスリットから覗く生足の太もも(特に座る際の足組みや美脚が強調されている)とツリ目が眩しい美少女だが、ギャグ調になると上記のONE版のような顔になることも。穿いていn——

その見た目と後述するワガママっぷりから年相応の女の子と見られがちだが*1実年齢28歳。
そしてB級1位地獄のフブキの実姉である。

【人物】

一言で表すなら傲慢不遜にして圧倒的なまでのワガママ。
アクの強いS級ヒーローの中でもまず間違いなくトップクラスで取っつき辛い、キツイ性格の持ち主。
かつ極度の単独主義者で、他のヒーローとの連携や協調性といったものは皆無。
どんな災害や怪人退治でも「自分一人いれば事足りる」と公言して憚らず、常に単独行動を求めている(実際間違って無いのが余計タチ悪い)。
こんな性格の為、実年齢を知ってもまずそうは思えないほどの子供っぷり。でもガキ扱いされると怒る(「お嬢ちゃん」は若く見られるとして良いらしい)。
バングに諌められるシーンは、どう見ても祖父と孫の対応のそれである。

勿論他の人間やヒーローに対する配慮や遠慮といったものも全くなく、退治した怪人の周りに他のヒーローが対応できずにうろついていると直ぐに怒鳴り散らす。
最悪「ヒーロー辞めれば!」等といった罵倒も平然とするため、ヒーローの中には彼女に苦手意識を持つ者もいる。
そして彼女が暴れると大なり小なり周囲に被害が及ぶため民間からのクレーム筆頭候補、ヒーロー協会もその力には警戒心を抱いている。

一方で怪人退治に対する姿勢はちゃんとしており、ヒーロー協会からの要請にはきちんと応じる。
特にS級ヒーローすら手におえないであろう凶悪な怪人退治にも進んで参加するため、後述するがヒーロー協会からの信頼は厚い。
また自分の攻撃で被害に巻き込まれた市民は助け出したりと、一応しっかりとしたヒーロー観というのは持ち合わせてはいる。

なおプライベートについては割と普通な一人暮らしをしている模様。

◇フブキとの関係

上述の通りフブキの姉なのだが、タツマキ自身は妹を大事にしており、幼少期より苛められていたフブキをいつも助けていた。
しかし妹からは、常時付きまとわれる鬱陶しさに加え自分より遥かに強い超能力で一番にも立てずと内心毛嫌いされている。
外では平然と姉を「化け物」呼ばわりしており、その圧倒的なパワーは若干トラウマにもなっている模様。
こういった経緯もあって、フブキは「フブキ組」という人数による組織を作って統一し、その頭に立つなど姉を反面教師にした姿勢や考えを持つようになった。
タツマキもタツマキで、こういったフブキの考えは「弱くなる元」「フブキにそんなものはいらない」と、結束や絆といったものを頭ごなしに否定。
フブキがサイタマに片想い?しているのもあってか、姉妹間での対立は益々深まることとなっている。

ただ、勘違いしがちだがそういった考え以外は一応良好な間柄ではある*2
タツマキのフブキに対する考えも、過去の経験や「人とは違う力を持っている」といった境遇からくるもの。
偏に妹にも自分と同じくらい強くなってほしいという願い故。
実際は無事だったがガロウ編でフブキが覚醒ガロウに害されたと聞いたときは、思いっきりブチ切れてガロウを殺しにかかった位である。


【戦闘力】

S級2位にしてヒーロー協会の怪人対策係の頭であるシッチが「正攻法で彼女に勝てる生命体はこの世にいない」と太鼓判を押すだけあってその強さは絶大。
S級ヒーローですら単独ではまず勝てない災害レベル「竜」クラスの怪人を、数人も一気に相手どれる者は非常に少ない*3
それだけで彼女の力がS級ヒーローの中でもどれだけ別次元の存在かが良く分かることだろう。
ヒーロー協会もトップランカーだが自由すぎてまともに動かないブラストより、ワガママでもちゃんと動いてくれるタツマキに頼りがち。
そのため彼女こそが「協会の最高戦力」「最終兵器」として推しているほど。

現状はっきりとした強さが描写されている中では、ヒーロー側ではサイタマの次に強いと言い切れるレベル。
ワガママばかり目立つが、ちゃんとその"我"を押し通すだけの実力はある。

◇戦闘スタイル

超能力を持って様々なものを操り、他を圧倒する人類最強のエスパー。
別に超能力者自体は妹を始め人間や怪人側にもちょくちょく登場しているが、完全に規格外の存在。
超能力者達からも共通して「化け物」呼ばわりされるくらい、大規模な力を平然と行使することができる。

A市を壊滅させた宇宙船からの一斉砲撃を腕の一振りで止め、それをあっさり返すぐらいは造作もない。
怪人協会のアジトを地上に引っ張り出したり、数百mサイズの怪人を地殻ごと捩じ切ったりしている。
アニメでは小型の隕石を引き寄せてみせるなど、やること成すことが全て出鱈目なスケールをしている。
1兆合体した多細胞精子を、ボロボロな筈なのに苦も無く瞬殺したことで怪人側を文字通り"戦慄"させたことも。

反面、「脳を打つとしばらく力が不安定になる」「力を行使中、他の意識が少し散漫になる」といった弱点がある。
滅多なことでは起きないが、サイコス戦ではこの弱点を突かれ大幅に弱体化したこともあった。
以下、使用した超能力について簡単に記述。

◇技

  • テレキネシス、浮遊
ある意味いつも使っている能力。
自身にかけて空を飛ぶことは勿論、人間や無機物にも干渉して自在に浮かせたり飛ばしたりできる。
操る規模も学校から1500m超の敵アジトまで思いのまま。
本気でやれば宇宙まで飛ばせるようだが、サイタマ相手には未遂で相手によっては限度もある模様。

  • 質量弾、隕石群
上のテレキネシスからの派生。瓦礫の破片や弾丸、大岩などを浮かせて相手にぶつける。
巨大な瓦礫をぶん投げられるタンクトップマスターをして「負けた」と言わしめる連射性、攻撃範囲を誇る。
なお人気投票では「タツマキがUFO落とすのに使った瓦礫」が31位にランクインしたことがある(勿論本人とは別票)。

  • 捻じ切り
自分の名前の由来ともなった得意技。
相手の一部分に干渉し、身体を竜巻状に捩じって引きちぎる。
勿論身体全体にも行使可能で、これをまともに喰らった怪人はさながら雑巾絞りのような形になる。
本人の解説によると相手の持つ気やオーラに干渉し、それを操り身体に影響を及ぼさせるとのこと。
しかしサイタマやガロウ、黄金精子といった強敵になると干渉自体も弱まるようである。

  • 衝撃波
手をかざして相手を吹き飛ばす。
本気で放てば竜クラスの怪人どころかサイタマすら飛ばしてみせる程(但しノーダメ)。

  • 台風
周辺の瓦礫を伴って自身の周りに台風を展開する。
その規模や範囲から非常に周囲を巻き込みやすい技。

  • 握撃
村田版にて使用。
手で握りつぶすような動きで、浮かせた蛸怪人を丸く圧縮させたえげつない技。

  • バリアー
球状の障壁でどんな攻撃からも身を守る。
S級ヒーローですら喰らえば一溜りもないエビル天然水やホームレス帝の攻撃すら、まともに喰らっても無傷の鉄壁性を持つ。


【来歴】

◇過去

幼少期の頃からこの超能力を持っていたため、それに目を付けた科学者により様々な実験をされていた過去を持つ*4
最初はAKIRAの子供たちのようなよくある実験で、成功するたび褒められもしたが、親元にも帰れず外へ出ることも禁じられていた。
欲求や孤独に苛まれたタツマキは力を使うことを躊躇うようになり、それが気に喰わなかった科学者は彼女を鉄檻に閉じ込めるようになった。

そんな折、閉じ込めていた怪人の1匹が逃げ出し研究所を大暴れ、研究員たちは幼いタツマキを置いて全員逃げ出してしまう。

力を使えば逃げ出すこともできたが、それでも誰かの助けを待っていたタツマキを救助したのが、当時趣味でヒーローをやっていたブラスト。
「何故力を使わなかった?」と聞かれ押し黙るタツマキに対し、「いざという時、誰かが助けてくれると思ってはいけない」という言葉を残してブラストは立ち去った。
タツマキはこれに大きな影響を受けたのか、今のような個人至上主義へと傾倒しそれをフブキにも強要するようになった。
ちなみに彼女がヒーローを目指すきっかけとなったのも、やはりブラストの影響があっての事。
一考に姿を見せない彼の事を今でも探しているようである。

◇本編の活躍

ボロス侵攻編前のヒーロー協会会議にて初登場。
B級ヒーローなのにS級ヒーロー会議に参加してきたサイタマに対し遠慮ない罵声を浴びせるも、サイタマにはあっさりスルーされる。
宇宙人たちが攻めてきた時は、その超能力でA市を壊滅させた砲撃すら容易に止め、全弾をお返しして瓦礫による追撃まで行う活躍をして見せた。

ガロウ編では、Z市の水面下に潜む怪人協会の討伐に参加。
ここでもその圧倒的な強さは健在で、他のヒーロー達を尻目に怪人達のアジトを地上まで引っ張り出す荒業を行う。
更に災害レベル:竜クラスの怪人数人を相手取っても余裕でいなす実力差を見せつける。
しかし同じ超能力者であるサイコスに一瞬の隙を突かれ、頭を強打され大幅に弱体化。
遂には力を使いすぎて昏倒、怪人達の攻撃に対しなすがままにされることとなってしまい、ジェノスに庇われてギリギリ生存。
暫く回復のため画面からフェードアウトしていたが、フブキがサイコスを倒し、他のS級のヒーロー全員がもれなく苦戦を強いられる状況を見かねて再度奮起。
残りの力をフル開放して黄金精子と死闘を繰り広げる。

しかしその後に出てきた覚醒ガロウまでは及ばず、全ての力を使って彼を霧散させようとしたが失敗。
超能力を使いすぎた反動で鼻血を出して遂に昏倒した。


怪人協会編が終わった後、ボコボコにされた報復としてサイコスを殺しにヒーロー協会最深部へと勝手に乗り込む。
そこで妹のフブキ、そしてサイタマと改めて対峙する。怪人協会編後、久々に出会ったフブキが力の一端を見せるようになって嬉しそうにした。
だが反面、その足を引っ張る「フブキ組」の存在を蹴散らそうと動き出したところでサイタマに邪魔される。
フブキとは「友人」ではなく「只の知り合い」と嘯きながらも、なお頑なにフブキをかばい「クソガキ」扱いするサイタマに対し遂にマジ切れ。
地上に出てから怪人、民衆、後パニック他色々なものを巻き込んだ大ゲンカに発展。
しかし結局サイタマには傷一つ付けることすらできず、逆に超能力を使いすぎて自分がボロボロになってしまう。
最終的には自分を倒せるチャンスを不意にしながらも、なお結束を更に深めるフブキ組を見て、何も言えなくなったのかその場で退散した。


タツマキ「追記修正をしない? じゃあもうアニオタ辞めれば?」


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最終更新:2025年03月17日 14:22

*1 10歳児の童帝からも年下と見られている。

*2 買い物に一緒に行くくらいには良好。

*3 サイタマを除けば、本気バングと未知数のブラスト位か

*4 妹はまだ兆候が無かったため見逃されていた