ゴーイエロー/巽ダイモン

登録日:2024/08/24 Sat 14:20:46
更新日:2025/03/02 Sun 22:39:30
所要時間:約 3 分で読めます




警察官は、逮捕する事で犯罪者を救うんだ!


大門(ダイモン)とは、スーパー戦隊シリーズ第23作目『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場した人物であり、ゴーイエローに変身する戦士である。

演:柴田賢志(けんじ)
ゴーイエローのスーツアクター:蜂須賀祐一


【人物】

巽家の四男。1978年11月5日生まれで、作中年齢は21歳。
首都警察にて巡査として働いていたが、ゴーゴーファイブとして戦うため、他の兄弟と同様父のモンドによって勝手に辞職させられる。

男兄弟の中では一番年下というコンプレックスが強く、常に服も兄達のお下がりだったなど悩みを抱えていた。
レスキューという立ち位置でも他の兄弟と比べると少し離れた警察官という立ち位置から、レスキュー関連の知識等も他メンバーと比べるといくらか劣っているような描写も見られた。

それ故か突っ走りやすい所があり、スタンドプレーに走ったり周囲に民間人がいるかもしれない状況で発砲してしまうなど、大きめの失敗が多い。
ただ、そこから大いに落ち込み、悩んだ末に立ち上がることを選べる心の強さを持った青年でもある。
正義感が強く心優しい性格で、冒頭のセリフの通り犯罪者を救うために、どこまでも諦めず追い続ける事ができる。


最終回の後は首都警察に復帰し、以前と変わらない日々を送っている。

『ガオレンジャーVSスーパー戦隊』ではドリーム戦隊の1人として登場。
技の戦士として、ガオブルー/鮫津海に特訓をつけた。


スーパー戦隊最強バトル!!』には兄弟全員参戦しており、ダイモンは警察チームに所属している。


着装!

ゴーイエロー!!


ゴーイエロー

ダイモンがアンチハザードスーツを着装して変身した姿。
マスクのバイザーは首都警察のエンブレムを模した、上の辺が弧を描いた長方形。

ダイモンのスーツは警察との連携に重点を置いており、災害や犯罪の被害者を避難させるべく常に連絡が取れるシステムがある他、警察に届いた情報にいち早くアクセス出来るようになっている。
パワーにも優れて瓦礫撤去などで活躍出来るほか、ダイモン自身が警官という事もあって射撃も得意としている。


○装備、技

  • ファイブレイザー、ゴーブラスター、ブイランサー、ブイモードブレス
他の兄弟と共通の装備。
詳細についてはゴーゴーファイブ、またはゴーレッドの個別項目を参照。

  • クローアンカー
「ライフバード」の脚の爪に当たるレスキューツール。
その名の通り30mあるワイヤーの先端にクローが付いていて、攻撃と救助活動の両方に活用出来る。
ダイモン専用というわけではないが、主にダイモンが使用する。
実際に放送初期のスチールや玩具のCMではマトイが持っており、代わりにビークドリラーをダイモンが持っている。

  • 番田流格闘術
ダイモンが身につけている格闘術。
番田流奥義「真空竜巻落とし」を、大好きな牛乳を飲み干してパワー全開にする事で「牛乳竜巻落とし」として使用。
生身の状態で災魔獣スパルタンに大打撃を与えた。



【余談】

巽兄弟の第四子というポジションだが、演じた柴田氏は5人の中で最年長である。

『新たなる超戦士』『VSギンガ』『VSタイム』『VSスーパー戦隊』と、当時のVシネマに4本連続で出演しており、連続出演という括りで考えると現在も唯一の記録となっている。※ただし、新たなる超戦士を除けば姶良鉄幹/デカブレイクと同じ3作品連続登場となる。

スーパー戦隊バトル ダイスオーでは、他の兄弟と同じく無印3弾より参戦。
当初は汎用技のスティックボンバー、後に原作再現技のVスラッシュが追加されるも、どちらも他の兄弟との共通技だった。
しかし、特命2弾にて、なんと牛乳竜巻落としを引っ提げて登場した。
マトイですら飛びかかってビークドリラーで貫くだけのオリジナル技「ドリラースラスト」しかない事を思うと、とんでもない優遇と言える。
再現度も(おそらく権利上の問題から)後ろに映るエンブレムがスーパー戦隊のチームとしてのゴーゴーファイブのシンボル*1に変更されている程度でかなり高い。

柴田氏は本作以前はモデル業の仕事をメインに行っており、俳優としては『ゴーゴーファイブ』デビュー作となった。
しかし撮影終了頃から難病を患っており、脳腫瘍による右半身麻痺という重い症状の中、闘病をしながら生活をしている。
治療のために芸能界を引退、ゴーゴーファイブのメンバーにも「弱い自分を見せたくない」という思いから長らく連絡を絶っていたが、2018年に放送されたテレビ番組「爆報!THEフライデー」においてゴーゴーファイブのメンバーと再会。

「ゴーゴーファイブだ!」
「やかましいわ!お前もだよ!!」

「他の戦隊が10周年20周年をしても、(柴田氏がいないと)快くできない(マトイ役:西岡竜一朗氏)」
「弱い一面を見せたくない男なのだと思い、連絡を控えていた(ナガレ役:谷口賢志氏)」
これらの信頼とエールを受けて、5人の絆の強さを改めて感じることが出来たのだった。
そして2019年に活動再開を表明し、その悲願が叶って20周年イベントが開催された。
2020年には久しぶりに牛乳竜巻落としの一部(牛乳を一気飲みしてパワー全開と叫ぶところまで)を自身で再現してYouTubeに投稿。障害を抱える中でできる範囲のみを再現した動画だったが、当時のファンを大いに喜ばせる企画となった。


追記修正は牛乳を一気飲みしてからお願いします。

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最終更新:2025年03月02日 22:39

*1 設定上はこれが巽家の家紋。作中でもずっと昔、火災に関するレスキューに携わる職が「火消し」と呼ばれていた時代の巽一家の人もこれをシンボルマークに使っていた設定がある。ちなみに本来の『ゴーゴーファイブ』本編では番組スポンサーということで雪印乳業の結晶マークが表示。ダイモンがこの時に飲んだ紙パックの牛乳もよく見ると雪印乳業ブランドのもの。