最終回

登録日:2011/03/22(火) 22:07:20
更新日:2020/04/05 Sun 00:42:09
所要時間:約 78 分で読めます




①野球やボクシングなどで最後に行うラウンドの事。本来はこれで終わるのだが延長等で最終と付きながらも終わりでないことが多い。

②ドラマ、バラエティー、漫画、アニメにおいて物語を締める話。続いた話を締めるので単発映画や読み切り等は基本的に最終回とは言わない。

物語の締めである為作者の力が試され、良い最終回を作れれば好影響で人気に拍車がかかりその後に繋がったりする。
これまで批判の的にされていたような展開も「終わりよければ統べて良し」とばかりに赦される場合も。

しかし作者に力が無かったり作者と編集側の意見の違いからあやふやな話が出来てしまうと悪い最終回が生まれてしまうこともある。
そのようなものは大体ネット等で批判されるのでまだ見てない人には良い情報かもしれないが、
一方では異常なまでに批判されすぎてまるで話全体が駄目な様に捉えられることがあるので注意が必要。

最終回ではOP・EDを流さない場合がある。
OPは前回の流れとサブタイトル(もしくはタイトルのみ)が表示されるだけというのが多く、
EDも普段の映像ではなく本編中にBGMとして流れたり、またEDにOP曲が使用される事もしばしば見られる。
この様な手法は女児・女性向け作品ではあまり見られないが、男児・男性向け作品では割と高確率で使われる。

また、全体的な傾向として、アニメやドラマの最終回は若干駆け足気味になることが多い。
前話でラスボスなどの強敵に負けて最終回がリベンジマッチになったり、前話のラストでラスボス登場や主要キャラが危機を迎えるなど大きな波乱が起こったり、前話で大きな山場は去ったが最後に一波乱起こったり…。
早い話が「大きな波乱が早めに起こり、それを早めに回収する」という傾向がある。
平和な日常に突如ラスボス登場などの大きな波乱が起こり、そこから最終決戦などの壮絶な展開が始まり、どうにかこうにか日常を取り戻し、明るい未来へ歩き出すハッピーエンド…といった展開はあまりない。

これは当然ながら尺の都合によるもので、1話完結方式のエピソードで最終回を通常の時間配分にすると、山場が去って平穏を取り戻した日常を描ききれないためである。
もちろん解決策がないわけでもなく、最終回のみ時間枠が長くなったり、最終回エピソードを前後編などの複数話構成にする…といった対応が取られることが多い。
前者はNHKの大河ドラマでよく用いられる傾向があり、後者だと有名なものとしては『ウルトラセブン』の最終回などがある。
こうして全てを終えたところに大きな感動が待っているのだ。


最終回を見た後に来るあの虚しさは正直なところ賢者タイムより恐ろしい。

通常の賢者タイムならば
「ふぅ…………。死のう」
と多少なりとも間が空くのに対し、最終回後のあの虚しさは
「さてと見終わったし死ぬか」
と話が終わった直後に生きるのをやめたくなる程強烈なものなのだ。
というかその作品を愛して病まない聖者はガチで生きるのをやめたがる。つかやめた。

見る前まではあれほどテンションが高くボルテージも最高潮だったのに何故か見終わるとこの世の全てが嫌になる。
映像ソフト等で第一話から最終回まで一気に見た場合、連続して見られる分作品への熱が冷めにくいが、逆に熱を帯びたまま最終回を見る為、虚しさが悪化する。

最後なので細かい部分まで見たいという理由から、ED中に関してはスタッフロールが邪魔になってしまう事もある。
ただし、スタッフロールも長期シリーズ作品などの最終回の演出で使うと、作品の歴史を感じさせて評価をより高めることも。
こう考えると一概にスタッフロールが邪魔になるとも言い難く、結局のところはこれまでの積み重ねと演出次第というところか。


また、視聴者の側にも「最終回間近モード」なる状態が存在する。
これは最終回が近くなる事で、たとえ脚本や構成等が悪かった番組であっても、
その番組の終了を惜しんだり思い出に浸ったりする状態で、基本的に作品ファンにとって居心地の良くなる事が多い。
しかし、逆に「ここはこうするべきだった」等のあら捜しが発生して空気が悪くなる場合もある(終了時の補正が切れたともいう)。

最終回終了後は当然次のアニメを楽しみにするものも大いにいるだろう。
その結果として、次の推しアニメを探し求める者たちのことは「難民」と言われることもある。


一方、最近ではバラエティ番組における最終回という物にも注目されている。
よほどの長期連載・放送作品でない限り1クール及び1年という単位で「完結」に向かって走るドラマやアニメに対し、バラエティ番組の最終回はほぼほぼ「人気が無くなってしまった時の強制打ち切り」といえる。

「笑っていいとも」の最終回や「めちゃめちゃイケてる」の「中居ナイナイ日本一周FINAL」で中居正広さんが発した「映画やドラマは『終わり』に向かって走るが、バラエティ番組は終わらずに走り続けることを目指すのが目標」という言葉や、「しくじり先生」にて一次ブレイク時に多くの冠番組を持ち、そして終わらせてしまった中田敦彦さん(オリエンタルラジオ)による「バラエティの終わりは常にズタボロのバッドエンド」という言葉がそれを如実に物語っている。

実際に「番組の数」だけ「終わった番組」があり、「最終回」と銘打たれて出演者からの挨拶や過去のシーンの振り返りがあるというのならまだいい方。短期間での打ち切りでは普通の終わり方なのにテロップで「いままでありがとうございました」ぐらいの簡便な対応、さらには最終回ということを告知しないままさらっと終わっていくケースもある。
また、低視聴率という要因ではなく、番組や出演者の不祥事による打ち切りというのもまた後味の悪い「最終回」といえよう。

近年では長寿番組が終了するというケースも多いが、その場合はこれまでの功労を労い、半年前ほどに「来春・来秋での番組終了」を発表し、その間は毎回がスペシャルのような豪華な編成になり、最終回では豪華なセレモニーでフィナーレを迎えるというケースも多い。こういったケースでは出演者・視聴者もある程度心の余裕をもって最終回を迎えられるようになる。

最近では海外のバラエティに倣い「シーズン制」として半年程度を区切りとし、時間帯を複数の番組で共有することで「出演者の負担を軽減する」「ネタや取材のストックを用意する時間に充てられる」といったメリットがある。この場合はシーズンの最終回であっても「また来シーズンあればいいね」ぐらいの感じで終わることになる。


◆代表的な最終回




















追記・修正は最終回を見終わった後にお願いします。

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