登録日:2025/03/15 Sat 21:15:02
更新日:2025/03/25 Tue 12:37:48
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【概要】
作中にて存在する鬼と呼ばれる種族の王家出身で五男にあたる。現在の女王であるレグラヴァリマの弟でソンジュの実の兄だが、ソンジュによれば「政治に興味は持たず、遊び回っていた男」とのこと。
鬼にしては珍しく帽子を被っており、同時に黒装束を纏っている。さらに自身の肩にはパルウゥスという名前の小さい猿っぽい鬼をマスコット代わりとして乗せている。
GP(ゴールディ・ポンド)編では事実上のラスボスに値する実力者であり、エマをはじめとする人間達の前に立ちはだかった。
【人物】
農園の存在によって狩りができなくなった事に不満を抱いたバイヨン卿が密かに管理する猟場、ゴールディ・ポンドの客の内の一人。
他の鬼達とは違って「殺す気でかかってくる人間」を狩る事...要するに自身も命を危険を伴う狩りに楽しみを覚える性格であり、そのためなら自分の命を捨てる事も本望らしい。
しかし、そのような人間は中々現れない日々が続いていたため、退屈さを感じていた。
また、13年前には農園から逃げ延びてきたユウゴの仲間達を殺害しており、彼にとっては仇同然の鬼。
【強さ】
一言で例えるなら別格。
他の密猟者達が槍やナイフといった武器を使用していた中で彼は身一つで人間達に戦いを挑んでくるのが特徴。中でも身体能力はというと、
- エマ達が放ったマシンガンによる大量の弾丸を避けもせずに全て受け止める。
- 閃光弾で視界を奪われても、音で攻撃を感知して反撃に出る。
武器などいらないのが容易に頷ける。
かといって、己の身体能力任せの脳筋でもないのが厄介な点であり、エマ達が所有していた武器の希少さや後述の自らのゲームの趣旨を利用したエマ達の作戦を看破したりと高い知性を持っている。
【レウウィスゲーム】
ルール自体は非常に単純なものでレウウィスは人間達に
10分間の猶予を与え、その間は攻撃をせずに受けに徹するというもの。
ムスカ大佐より待ってくれるじゃん...
おまけに人間達に鬼の殺し方を教えた上で自身は弱点である核がある目の部分を晒した状態で受けに徹するという超絶なハンデまで与えてくれる。
前述した自らの別格とも言える強さに人間達が対等に戦えるようにと強者の余裕の表れにも見えるが、言い方を変えると完全なる舐めプにもなっており、実際に最初から彼が本気を出していた場合はエマ達は皆殺しにされていた可能性が高い。
【活躍】
ルーチェ目掛けて斧を投げつけたエマに興味を示し、彼女に前述のゲームを提案され、時間稼ぎと見抜きながらも了承。
そして、10分間の猶予時間が過ぎた事で遂に自ら攻勢に出る。
序盤こそはエマ達相手に有利に戦いを進めていたが、閃光弾によって視界を奪われた際の狙撃で死と生きる実感を感じてからは老化による再生能力の低下もあって徐々に追い詰められる。
最終的にユウゴにトドメとして核を破壊される。
この一言を最後に最強の密猟者は静かにこの世を去っていった...
まさかの最終盤にて生存していた事が発覚。彼が生存していたのは核を二つ持っていたからである。
以前のエマとの対話やエマ達との本気の戦いを味わえた事で今までは最強だった自身の初めての敗北を知り、憑き物が落ちたのか、王族が独占していた邪血の秘密を鬼達に明かした上でムジカとソンジュを鬼社会の救世主だと宣言している。
同時にレウウィスは旧政権の幹部達を逮捕した上で農園の廃止を宣言。肝心の王位はしれっとムジカを推薦した。これにより、「人を食べない」という新たな鬼社会が生まれた事で遂に人間と鬼の争いに終止符が打たれたのだった...
【アニメ版】
何と初登場となるGP編が全編カット。これによって彼の出番はどうなったのかって?...お察しください。
- いい敵役だった。アニメで出番がないと聞いてスタッフの正気を疑ったぞ -- 名無しさん (2025-03-15 21:39:58)
- 五男になってるけど長男じゃ無いの? -- 名無しさん (2025-03-15 22:23:45)
最終更新:2025年03月25日 12:37