ブレンダ・マクファーデン(Rewrite)

登録日:2012/10/06(土) 11:55:06
更新日:2018/03/24 Sat 18:10:59
所要時間:約 8 分で読めます





「”その日、その時は、誰も知らない。天にいる御使いたちも、子も知らない。ただ父だけが知っておられる”」

「”気を付けて、目を覚ましていなさい。その時がいつであるか、あなた方は知らないからである”」

「”あなた方に言っていることを、私は全ての人に言う。目を覚ましていなさい”」

「以上よ。……我ら、この身を捧げ、楯となり槍とならん」



※自分が知る得る限りの最高にゲスな声で脳内再生してください。


keyの作品「Rewrite」にて、此花ルチアの個別ルートに登場するモブキャラクター。


key作品にはCLANNADのサッカー部やリトルバスターズ!の三枝一族といった救いようが無いゲスなキャラ}が度々登場するのだが、
このブレンダ・マクファーデンはRewriteにおけるゲスキャラポジションを担っている人物である。


ルチアルートのネタバレ含む。




















ガーディアン内で密かに行われていた次世代人類プロジェクトの副主任を務めていた女性研究員。


次世代人類プロジェクトというのは千年後に毒と錆だらけになるであろう地球環境に人類が対応するべく、
毒に抵抗するのではなく毒を当たり前のものとして受け入れることの出来る体質の人類を生み出し、
冷凍睡眠装置で眠らせて千年後の人類の未来を託すという聞くだけでもバカげてるということがよくわかる代物である。
どこぞの風の谷のお姫様の話の原作を思い出した方もいるかもしれない。


その実態は世界中から集めた孤児たちにシミュレートされた千年後の死の世界の情景を脳内に様々な仮想体験として転写させて、
その体に数々の苦痛を強いるという極めて非人道的なもの。
その実験内容は異常と言う他なく多くの子供達がその過酷な脳内情報に耐えられずに命を落としてきた。


一例

フランチェスカという少女:数百度の煮えたぎる硫黄泉の中で溺れるという情報に耐えきれずに死亡。
ユリウスという少年:熱く溶けた硫黄で焼かれるという情報に耐え切れず死亡。


そんな実験の果てに生み出され、千年後の世界に耐えうる完成された生体基盤を持つ成功体となったのが此花ルチアである。
しかしそれは彼女の体質が毒に塗れた千年後の世界が標準となり、清浄な現代世界は逆に彼女にとって異質となるということも意味している。
しかも手術は不可逆的な物であることに加え、
幼い頃からブレンダによる千年後の世界による終末思想を植え付けられておりそれが当然と考えるようになってしまった。


結局、ガーディアン内で実験の全容が露呈しプロジェクトは凍結され研究員も全員逮捕。ブレンダも主任と共に暗殺されて幕を閉じている。










「あなたこそが、千年後の未来の唯一の希望。あなたにしか成し得ない任務と価値」

「………私たちはそれを、一日たりとも疑ったことはないわ。……ルチア」

「あなたこそが、人類の未来を照らす一条の光。たった一つの希望なのよ」

「私たちが一緒だったら、あんな事故は起こさなかった。………ごめんなさい。私たちの娘」


…が、実は死んではおらずガーディアン本部であるヴァチカン所属のマルティーニ・フランチェスコ枢機卿団長の支援の下で主任と共に生き延びていた。
そしてルチアの毒が抑制剤に対して抗体を持ち始め、隔離されていたその時に数名の部下と共にルチアの前へと姿を現す。
生きる意味を見失って憔悴しきっていたルチアを優しい言葉で諭し、彼女を連れて行く。


この時の言動でルチアを娘と呼びプロジェクトの同士たちを家族と呼んでいたりするなど、
ゲスでマッドな人物ながらも同じ狂った者同士による仲間意識はある突き抜けたゲスとしての魅力はあるかと思われたのだが…


「いえいえ、まさか。彼女が協力を拒否するケースも、当然、想定しておりました」

「万一、彼女が作戦に同意しない場合は、彼女の脊髄を切断し、生きた人形にして冷凍睡眠装置に閉じ込める予定でした」

「それを瘴気爆弾として収穫祭会場の中央で爆破するつもりでした」

「………えぇ、そういうことです。彼女の協力意志など、特に必要なかったわけです」


連れ出したルチアに対して更なる猛毒を植え付けて鍵に対抗するための生きた瘴気爆弾へと改造。
ルチアに対して最後の任務と称し、その状態のまま風祭市へと解き放って未曾有の猛毒テロを発生させる。


おまけにその目的は本筋とは違う千年後の未来のためのデータ取り程度の目的しかなく、
全てが終わった後は風祭市に核弾頭を撃ち込んでルチア諸共全てを葬り、
挙げ句の果てにそれを敵対組織であるガイアの手によるものであると擦り付け、
自分達はいけしゃあしゃあと被害者面をするというゲスの極みのような内容であった。


しかも上述のセリフの様にブレンダは娘と称したルチアを逆らったら生きた人形にして道具として使うと明言している。
更に更にこの時彼女の言葉によって判明したのは、ルチアがプロジェクトに従順だったのはブレンダの終末思想の教えによるものではなく、
薬物を使用して判断力を鈍らせた上で心理操作を行ったなどというとてつもなく人為的な物だったという事。


つまるところブレンダ・マクファーデンという人物は千年後の世界に全てを賭けるような突き抜けたゲスでも何でもなく、
自分の立場を固めた上で成功体のルチアすら道具として切り捨てるような口先三寸の物欲に塗れたただのイカれた小悪党でしかなかったのである。


何をトチ狂ったのか後ろ盾であるマルティーニは彼女の意見を支持しており最高の研究環境と予算を全て承認すると語っていたりもした。
ホント、どいつもこいつも気の狂ったキ○ガイしかいなくて吐き気がするような描写に仕上がっている。


しかし最終的には瑚太朗の尽力によってルチアが彼らの側に戻ったことにより、風祭での事件を表沙汰にしたくないヴァチカン本部の内部抗争によって、
後ろ盾であったマルティーニ枢機卿団長を失い、彼女自身も再び追われる身となる。
賞金額の桁が2つ程跳ね上がり、国際的賞金稼ぎネットワークや賞金狙いの小国の情報機関も動いているから捕まるのも時間の問題であるとされている。
直接手を下せないことを残念に思ったプレイヤーもいるかもしれないがこれはこれで良しとしておこう。

以下、誰得なネタバレ




















「Rewrite Harvest festa!」のルチアルートにも登場。いや、ホントに誰得だよ。


ルチアのクローンであるアカリを生み出した張本人であり、彼女が海外に渡る決意を固めた直後に彼女を拘束して姿を現す。
しかも彼女の口から出たのはルチアとの共同生活自体が、アカリの体内の生体基盤にルチアのデータをコピーするために仕組まれたものという驚愕の事実。
それを明かした直後、必死に抵抗するアカリを研究の為に脳細胞と生体基盤を育む為に作ったに過ぎない喋るタンパク質の塊呼ばわりするという、
そのゲスすぎる本音をぶちまけてくれる。


そしてアカリを解体して脳と生体基盤だけにする手術に取り掛かろうとするも、
すんでの所で瑚太朗、静流、ルチアが駆けつけてアカリが救出される。


怒りが頂点に達した瑚太郎がブレンダを鉄拳制裁しようとするもこのルートでも彼女はヴァチカンの保護を受けており、
静流の妨害によって頬を掠めて傷を作る程度に留まる。
そしてブレンダは余裕たっぷりのゲスな高笑いを浮かべてその場を後にするも、移送中の車の中で突如苦しみだす。



実はそれこそが瑚太郎の狙いであり、彼は自分の体内に蓄積されたルチアの猛毒を傷口からブレンダの体内へと流し込んでいたのだ。
それはRewrite能力によって体質を書き換えていた瑚太朗だから耐えれた物でありただの真人間ゲスのブレンダには単なる猛毒でしかなかった。


結果、ブレンダ・マクファーデンは自らが生み出した猛毒によって全身を侵されて息絶えるというゲスに相応しい最期を遂げることになった。
プレイヤーの誰もが画面の前で「ザマァww」と思ったことであろう。



追記・修正お願いします。

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