登録日:2025/10/04 Sat 22:13:00
更新日:2025/10/04 Sat 23:53:28NEW!
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『モンスター烈伝オレカバトル2』とは、コナミアーケードゲームスが展開するアーケードカードゲーム。
『
モンスター烈伝オレカバトル』の続編。
■概要
「モンスター烈伝オレカバトル」(以下「前作」と呼ぶ)がe-amusementサービス終了した2年後の2024年にロケテストが開始。
同年11月に正式稼働を開始した。
ロケテストでカード化したモンスターは本稼働後も使用可能(その際に一部モンスターはステータスが変更される)。
基本的なコンセプトは前作と同様「オレのカードでオレカ」。
モンスターを手に入れ、バトルし、育成する。
他人のカードを使用すると様々な制約が発生する(これは前作も同様)。
前作のカードは
使用できない
。
スキャンしようとすると専用のアナウンスが表示される。
前作の登場モンスターも一部登場しているほか、新たな派生形態を得たモンスターも。
■遊び方
■前作との主な変更点
- カードがロール紙式から裁断済みカードへの印刷になった。
前作より若干サイズが大きくなっている。
- 前作では「100円で1プレイ&カード1枚排出」だったが、今作では「100円で1プレイ」のみになった。
カード化する場合は追加で100円を投じる必要がある(カード化をしないでゲームを終了することも可能)。
- 「全国でバトル」モードの追加。
シーズンごとの戦績でポイントが集計され、上位者には表彰状とゲーム内アイテムが与えられる。
- 新要素「オレマテリア」「オレモン」の登場。
一部のモンスター(オレモン)はプレイヤーの姿を外部カメラで読み取り、それによって姿や性能が変化する。
- 新モンスターの解禁が「特定のモンスターをスキャン」から「所定日時に自動解禁」になった。
- スライム系のモンスターは種類を問わずバトル後に直接入手可能になった。
- 前作ではバトル入手のモンスターの潜在能力を知る手段がモンスター同士の合体かアイテム合体でのクラスチェンジのみだったが、今作ではすべてのモンスターの潜在能力をスライムとの合体で判別出来るようになった。
- 技コマンドごとに色分けがなされており、それである程度技のコストの重さを測れるようになった。
- ドラゴン系モンスターはタマゴ形態が廃止。また、本作で新たに登場するドラゴン系モンスターは☆2の形態から始まる。
- ボスとして登場することがあるモンスターの全てに専用イラストが用意されるようになった(前作では☆4モンスターのみに専用イラストがあった)。
■登場モンスター
数が多いので一部を紹介。
◆序章「勇者の目覚め」
序章の主人公。
騎士キャラの王道を行くような正義感あふれる戦士。
前作主人公のタンタと似たような、攻撃と召喚を兼ね備えたモンスター
赤騎士に進化すると、火属性の新技「レッドスラッシュ」を習得し、対水属性に磨きがかかる。
魔王軍の手に落ち、闇堕ち。
ステータスは闇堕ち系によくある、「HPと素早さを減らして攻撃にまわす」といった感じ。
暗闇を付与する「闇の閃光」、麻痺を付与する「黒の稲妻」、素早さを下げる「無明の闇」といった、「妨害しながら殴る」といった技を得た。
風を操る魔法使い。名家の出身だがそれを感じさせないほど軽い性格。
単体攻撃の「ウィンド」やランダム攻撃の「ウィンドバースト」、溜め技の「ウィンドブースト」「エアロブースト」など様々な風属性技を覚える。
CV:纐纈大輝
どこかで見たようなロボット。その割にはどこか感情豊か。
覚える技は「キュアサポート」といった回復技と、進化して覚える「ガード」といったかばう技に大別される。
スタンの同期の王国兵士…と思いきや
魔王側に寝返った。
メジャーな「会心の一撃」に加え、攻撃をアップする「コールドブレード」、氷属性全体攻撃の「サイレンスウェイブ」を覚える。
CV:小橋美憂
しっかり者でストイックな性格な女騎士。
「ピアース」で相手の攻撃力を下げつつ攻撃できるほか、進化すると「EXゲージ+」系も覚える。
可愛らしい子犬。
「あまがみ」でブレス攻撃を弱体化させたり「じゃれつく」で素早さを下げたりとデバフ技を中心に覚える。
前作に登場したシーサー同様、属性の異なる進化形態が章追加ごとに新たに登場している。
ガルルが進化した姿の1つで、雪や氷を操る狼。
「なだれ」は本作で新しく登場した状態異常・風邪を与えることがあり、ブレス攻撃を使用不可能にしてしまう。
ちなみにガルムとは北欧神話に登場する猟犬の名前。
- プチドラゴン→レッドゴン→レッドラゴ→レッドドラゴン
前作でも登場した火のドラゴン。
レッドドラゴンは前作より攻撃と素早さが若干上がったほか、新技「火竜の牙」を習得。
単体攻撃型も育成できるように。
コナミのSTG『ツインビー』からの客演。
進化前はウィンビーとの2対1組のモンスターだが、進化すると合体して1体のモンスターになる。
「ツイン砲」「救急車」「分身」「スピードアップ」「3WAY」「全画面攻撃」「バリア」といった原作由来の技を多数習得。
BGMも『ツインビー』メインテーマのアレンジ。
CV:末安廣平
竜の血を引く火の魔王。
魔王系おなじみの「魔王の一撃」「必殺の一撃」、火属性の「燃ゆる地獄」「灼炎の一撃」といった火力に恵まれた技が多い。
邪神になると「邪神の一撃」「邪神の影刃」を追加習得し、さらに火力に磨きがかかる。
前作でも名を馳せた魔王で、バスカーとは対立している。
前作で習得した技は今作でも一通り習得可能。
もちろん「ファイアストーム」「ダークファイア」も最初から覚えられる。
オレマテリアから生まれるドラゴン。
バトラーの姿によって見た目・属性・覚える技(〇〇ブレス)が変化する。
我竜になるとドレイン攻撃技の「インへリチャージ」を習得する(全属性共通)。
◆第1章「魔海の竜宮」
CV:宇野翔真
魔海のほとりに住む、世話焼きな戦士。
3回攻撃する「漣の連撃」、攻撃しながら攻撃力をアップする「ハープーンハント」、回復技の「オーシャンベール」といった多彩な技を覚える。
専用攻撃は水属性なので土属性相手に有利に立ち回れる。
拳自慢の海の戦士。
「シャカリキ」による攻撃アップや「マッハインパクト」による雷属性攻撃ができる。
「マッハインパクト」は攻撃対象の隣にいるモンスターにも小ダメージが入るという、変わった性能を持つ。
進化すると「仁王の構え」を覚え、HP1で耐える能力を手にする。
CV:田中啓太郎
ペットとして人気なワニ。
「おおきなひとくち」で攻撃しつつ麻痺を与えたり、「きになるうごき」で攻撃誘導&ダメージ軽減ができ、意外と器用。
進化すると「マッドシャープテイル」で土属性攻撃もできるように。
魔王に竜宮を追われた姫。
「逆波の斬撃」による全体攻撃、「加護・潮乾珠」による加護付与で攻撃もサポートもこなす。
進化すると火属性・火族になり、サポート技を切り捨てて攻撃特化型になる。
マヨリの側近の魔法使い。
「弐式・護身水撃」で麻痺、「参式・毒水煙」で毒を与える妨害型モンスター。
「アクア」で水属性魔法攻撃もできる。
ガルルが花の力で進化した姿。
味方に対して状態異常耐性を上げる「まよけのはな」や、回復技の「まんかい」を覚える。
雪の次は花ときたことで、ガルルの進化形は「風花雪月」を意識したものになると思われていた、のだが…?
- チビドラゴン→ブルゴン→ブルドゴン→ブルードラゴン
前作でも登場した水のドラゴン
ブルードラゴンは前作より攻撃が若干強化されたほか、「ブリザードブレス」も威力が強化された。
前作にも登場した、泡を操る魔法使い。
前作よりHPが増加し、専用技も威力がアップした。
さらに新たな進化を獲得し、素早さダウンで妨害する個性を得た。
だが心はかつての兄のように赤く絶望に染まり、荒んでしまった。
CV:小野元春
魔海を荒廃させる魔王。海神の末裔らしいが…?
洗脳を付与する「オーシャンドミネーション」、バフを解除できる「タイダルカタストロフ」を覚え、専用技は妨害寄りの性能。
邪神になると「ガストリィウェットストーン」を覚え、強化しながら殴ることもできる。
オレマテリアから生まれる海竜。
バトラーの姿によって見た目・属性・覚える技(〇〇バリア)が変化する。
「〇〇バリア」は特定の属性の攻撃を軽減でき、「とっしん」「ストリームアタック」でアタッカーにもなれる。
◆第2章「砂縛の要塞」
CV:纐纈大輝
砂漠を旅する戦士。
「ナイフ打ち」は使用するたびに効果が変わる。
進化すると「ナイフの罠」を習得し、相手の行動に合わせてダメージを与えられる。こちらも使用するたびに効果が変わる。
CV:松原大典
アランとともに旅する戦士。
「連撃」や進化後に覚える「幽幻の連撃」による連続攻撃が得意。
見た目や台詞、覚える技と言い、前作に登場したアイツを思わせるが…?
やはりというべきか、正体は無幻の彼方へ旅立ったダルタン。
前作よりHPが増加したほか、前作で覚えた技は一通り習得できる。
「銀の弾丸」に悪魔族特攻が追加されたほか、強力な技をより多く覚えられるようになり強化された。
ガルルが雲の力で進化した姿。
…なのだが、全身を覆う雲のようなモコモコした白い体毛、スカイブルーの顔と脚、更に眼を七色のバイザーで覆っていたりと他のガルムに比べやたらファンシーな姿をしている。
敵を混乱させる「せきらん」、味方の攻撃力をアップさせるがトランス状態にもしてしまう「もくもくのめざめ」を習得する。
CV:野辺シュウ(ドラコ)
砂漠に棲むドラゴン。
専用技は、ステータスを変化させる「ギアガブル」や土属性全体ブレスの「ジャンクブレス」、混乱を付与する単体攻撃の「フットスタンプ」。
機竜になると機械族になり、HPが増えるが素早さがガタ落ちする。
さらに防御を下げる「〇〇バイト」や暗闇を付与する「テールエクスカベーター」を追加習得する。
CV:福原耕平
前作にも登場した、哀しきアンデッド。
「ロシアンフック」で殴るか「ダンディカウンター」で味方を守るかはあなた次第。
今作ではさらにDr.への分岐進化も取得。
「手術」でステータスアップ&麻痺、「麻酔」で眠り、「ハートフルコート」で加護、「安らぎ」で即死を付与でき、サポート技に磨きがかかった。
EX技で敵味方を復活させる能力も持つ。
アラキシュの配下だったが離反した鍛冶師。
「〇〇斬り」は攻撃ののち「鍛え直し」に変化し、「鍛え直し」は攻撃アップののちコマンドを「〇〇斬り」に戻す。
斬っては鍛え直しさらに威力を高めるさまはまさに鍛冶師。
- クロドラゴン→ファヴ→ファヴニ→暗黒竜ファヴニール
前作にも登場した、大地を司るドラゴン。
ステータスは据え置きだが、「暗黒のいき」「終焉のいき」を多く覚えられるようになり、威力も強化された。
前作にも登場した破壊兵器。
新技「チャージ砲」を習得し、火力がさらにアップ。
さらに進化系を取得し、不安だった素早さが改善されたほか、「拡散砲」を習得しさらなる殲滅力も得る。
砂縛を己のルールで支配する魔王。
HPをアップする「バイタル・アークトロニカ」、発動後毎ターン攻撃がアップする「グラトラクト・クエラプト」など長期戦に向いた専用技を習得する。
邪神になると「出陣のベルリトゥス」で攻撃をアップすることも可能。
EX技はステータスダウン&暗闇付与。
CV:琴宮歩夢
オレマテリアから生まれる精霊。
バトラーの姿によって見た目や種族が変化する。
専用技「トライエッジビーム」やEX技は自身の種族によって効果が変わる。
進化すると火属性全体攻撃の「ひみつの火の輪」や火傷を付与する「あぶない焚塵」、戦士族のHPを回復する「だらけたご褒美」といった技も習得可能。
BGMが前作の魔神を想起させるが、果たしてその関係性とは…?
◆第3章「風隠の神木」
漫画版で先行登場したモンスター。
「会心の一撃」を覚えるほか「おーい!こっちだぞー!!」で攻撃誘導&回避ができる。
進化すると「もう一発だ!!」を習得。味方の攻撃に合わせて追撃をする。
ソジュの息子。
水属性魔法「アクア」のほかに、眠り状態の敵に威力が上がる「クレセント・リーパー」を覚える。
進化後に覚える「コスモファージ」は相手の攻撃力を奪う効果がある。
EX技で眠りを付与することも可能。
前作に登場したヤマトに進化前が追加された。
「会心の一撃」はもちろん覚えるほか、「しろちどりの歌」で回復も可能。
進化すると前作に登場したヤマトへ進化。
「必殺の一撃」を前作より多く覚えられるほか、新技「竜伐の一撃」を習得して対ドラゴンにも有利に戦える。
ガルルが月の力で進化した姿。漆黒の身体を持つが、首周りや尻尾には白くて丸っこいもふもふもある。
相手を盲目(物理攻撃封じ)状態にできる「げっしょく」、味方全体の回避率を上げる「おぼろづき」を使う。
- ドラコッコ→ケツアル→ケツアルカトル→龍神ククルカン
前作にも登場した、風を司るドラゴン。
ステータスは据え置きである一方、「輝く風」は威力が上がった代わりに麻痺の付与率が下がり最大習得数も減った。
CV:服巻浩司
前作にも登場した、風隠の一族を束ねる者。
森を狙うソジュとは対立しているほか、ナギも邪険に扱うが…?
技の性能は前作と同じ。
風隠の森の命を狙う魔王。
HPを奪う「喰月」、風属性全体攻撃&攻撃アップ&敵EXゲージダウンの効果がある「風哭の唄」と略奪的な専用技を覚える。
EX技は相手モンスター一体に呪いを与え、そのモンスターが呪いで倒れると別の相手モンスターに呪いを移す。
オレマテリアから生まれる幻獣。
バトラーの姿によって見た目や属性・覚える技(魔法攻撃)が変化する。
味方を強化する「フォース∞レゾナンス」や敵の状態異常を解除し自身を強化する「フラックス∞パージ」、自身の属性を他の味方に付与する「リンクス∞シンパシー」を習得。
魔法攻撃もできるのでアタッカーとしての運用も可能。
EX技は自身と同じ属性の物理・魔法攻撃を反射する。
◆外伝
前作にも登場した、幻のドラゴン。
入手方法及び性能は前作と同じ。
本作ではさらなる合体が残されており…
- サード・ゼノドラゴン
- クロシド・ゼノドラゴン
- シトリン・ゼノドラゴン
- プラシオ・ゼノドラゴン
クリスタルの力を得たゼノドラゴン。
素材にした我竜ゼノドラゴンの属性によって合体先が分岐する。
「〇〇ブレス」は自身と同じ属性のブレス攻撃となり、それ以外の技性能は4体とも同じ。
さらなるトレーニングを求め、「アリア's ブートキャンプ」なるイベントを開催したアリア。
このモンスターは同イベント報酬のチケットでバトル&カード化できる。
自分のリールを下げ、下げた分だけ威力が上がる「渾身のピアーズ」、攻撃力を上げる「汗と根性の結晶」を新たに覚える。
さらにEX技にも攻撃アップがついて通常アリアよりも豪快に攻めることが可能。
■余談
- コロコロコミックではコミカライズが連載されている。
作者は『神様のアルバイト』の石井敬士。
ナギとゼノゴンを主人公にしたオリジナルのストーリーが展開される。
- 稼働に合わせて公式Youtubeチャンネルが開設された。
最新情報を配信する「オレカTV」やBGMを試聴できる「オレカ2音楽館」といったコンテンツがある。
- 2025/08/11~2025/10/13の間、『ダウナーお姉さんは遊びたい』とのコラボが実施。
お姉さんのチームと対戦できるほか、勝利すると称号「ダウナーバトラー」が獲得できる。
…のだがこれがなかなかのガチパで無策で挑むとまず勝てない。
- 女神アルテミスは「ムーンヘイロースラップ」による単体攻撃型。さらに最初のリールに「ウインク」があり、運が悪いと初手から混乱を食らう。
- スフク・ナイルは「謎かけ」による混乱特化。
しかも5個も採用
。
- 邪神バスカーは魔法技の「燃ゆる地獄」と物理技の「邪神の影刃」3:3によるバランス型。片方を封じてももう片方が襲ってくる。
-
そして全モンスターが「★→★★」系を多めに採用し、強力な技を初手から叩き込んでくる
。
挑むのであれば混乱をまくスフク・ナイルは何とかしたいところ。素早さは高くないのでやられる前にやってしまおう。
追記・修正お願いします。
最終更新:2025年10月04日 23:53