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一気通貫

登録日:2026/03/25 Wed 15:43:21
更新日:2026/06/15 Mon 03:20:30
所要時間:約 3 分で読めます





一気通貫(イッキツウカン)とは、

1.麻雀の役の1つ
2.一般用語として用いられる四字熟語

このページではそれぞれ解説する。


1.麻雀用語の「一気通貫」

麻雀における役の1つ。略して「イッツー」とも呼ばれる。

一種類の数牌(萬子、筒子、索子のいずれか)で、「123」「456」「789」の順子をすべて揃えることが成立条件。
他の面子及び雀頭は自由。
役は2翻、鳴いた場合は1翻に食い下がる。

英語名は「Full Straight」。ポーカーの役と発想は似たようなものである。

1から9まで一直線に繋がる見た目の綺麗さと分かりやすい条件が特徴。
しかしその分かりやすさとは裏腹に、狙って成立させるとなると窮屈な面が顕になる。

1. 他家に必要牌を使い切られやすい
麻雀において3や7のいわゆる「尖張牌」は順子のキー牌であり、また赤ありにおいては赤5の周辺である4や6も相手からの需要も高い牌となる。
123や789など端牌中心で作ることも出来る三色同順と比べ、一気通貫においてこれらは必須となるため、他家が抱えて使い切ってしまうケースが多い。
反対に1や9の端牌は序盤から捨てられやすく、これもまた山に残っていないという例も起きやすい。
そのためテンパイに持ち込むまでのスピードが他の役に比べて遅くなる傾向にあり、ようやくテンパイしたと思いきや待ち牌が山に存在しないこともあり得る。

2.待ちの形が悪くなりやすい
これは三色同順も同様だが、例えば12や89といった辺張(ペンチャン)待ち、13や46といった嵌張(カンチャン)待ちがどうしても多発する。

3.鳴いてまで成立させる意味の薄さ
他の多くの2翻役と同様、一気通貫は一度でも鳴くと2翻から1翻へと価値が落ちてしまう。
9枚揃えて成立したとてタンヤオ役牌と同じ1翻になってしまうため、途端に労力に見合わなくなってしまう。

融通が効かない窮屈な役であるのは否めないが、勿論この役にもメリットはある。

それは「高打点になりやすい」こと。
門前で仕上げれば2翻となり、リーチをかければ子5200、親7700以上とそれなりの打点になる。リーチツモであれば子2000・3900、親なら3900オール以上が確定する(切り上げ満貫を採用しているルールでは最低満貫となる)。リーチ平和ツモ一通であれば+1翻で跳満になり、裏ドラがその後押しとなることも珍しくない。
鳴きの場合、タンヤオ以外と複合させづらい三色同順とは違い、14枚中9枚を一種類の数牌で固定させる都合染め手と組み合わせやすいのもメリット。混一色は+役牌や+ドラ1等で3翻になりやすく、清一色は他の役との複合は難しく鳴く場合5翻止まりになってしまうことが多いため、点数アップとなる残り1翻の上乗せを目当てに狙うのも良い。

頑張って作るのは困難であり、積極的に狙うべき役ではないが、満貫や跳満を作りたい時には頭の片隅に入れておきたい役である。例えば、打点が欲しい場面では特に125679のような形からすぐに9を切らず、残して一通の種にすることも考慮に入れたい。
また、どうしてもアガりたい時に124689のような形があるときは鳴き一通を見るのも手。3種類全部鳴くのは困難だが2種類ぐらいは鳴けるときは鳴けるので、テンパイまでは案外たどり着きやすい。


ちなみに残りの雀頭と面子を「東」「北」で揃えた「東北新幹線」というローカル役満が存在する。
ルールによっては、一通の部分は開業当時の車体カラーにちなんで索子限定、または車輪に見立てて筒子限定とすることもある。
不採用ルールでも混一色と(場合によっては)役牌が付くので打点はそこそこ。


2.一般用語の「一気通貫」

麻雀の「1から9までが綺麗に繋がる」というイメージから転じ、物事が「最初から最後まで滞りなく繋がっていること」という意味もある。
「数え役満」「安パイ」などと同様に、麻雀由来の慣用句として麻雀を知らない人も使う言葉となった。
特にビジネスの現場では、プロセスの連続性や効率性を強調する際に使われやすい。
もしも仕事の場で一気通貫を「イッツー」と読んだ人がいたら、その人はきっと雀士。



追記・修正は一気通貫を和了してからお願いします。

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最終更新:2026年06月15日 03:20