登録日:2026/04/02 Thu 14:52:50
更新日:2026/04/05 Sun 10:06:12
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『ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~』とは、日本のライトノベル。
【概要】
『
小説家になろう』にて2019年11月17日から連載中。作者はハム男。
書籍版はアース・スターノベルから刊行中。既刊13巻。イラストは藻。
所謂
転生モノの作品。主人公はチート能力を持つ代わりに大きな制限を持つが、その点をゲーマーとしての経験と創意工夫で補っていく。
【あらすじ】
近年の難易度に低いゲームに退屈していた廃ゲーマー・山田健一は、検索に引っ掛かった高難易度ゲームの設定を終えたところ、その設定が反映された状態で農奴のアレンとして異世界に転生してしまう。
設定によりレベルアップにも苦労する状況にも逆に燃えるアレンは、ゲーマーとしての経験を活かし強くなっていく。
【用語】
能力の値。体力、魔力、攻撃力、耐久力、素早さ、知力、幸運の7項目がある。因みに知力の数値は「賢さ」ではなく「思考処理能力」として現れる。
ステータスは成人年齢を基準として算出され、子どもとされる年齢の内は幼さに応じて数値にマイナスの割合補正がかかる。
全ての人は5歳の時に「鑑定の儀」を受け、ステータスをS~Eのランクで判別する。このランクはステータスの現在値ではなく、ステータスの伸び代とレベルアップ速度によって決まる。
主人公アレンのステータスが【オールE】表記になったのはレベル上限が存在せず、獲得経験値にマイナス補正が掛かるヘルモードを選んだ為である。
またアレンは魔導書によって己のステータスを細かい数値まで見ることが出来るが、それ以外の人々は原則的に自身のステータスを自由に確認出来ない。
強さを総合的な数値。魔獣を倒すことで経験値がたまり上昇する。この時、受けていたダメージは全回復する。
異世界の現地人にはレベルアップと言う仕様はステータス閲覧の制限から「神の試練を乗り越える」と表現される。
ヘルモードであるアレン以外にはレベルキャップが存在しており、レベルを正確に把握できない現地人にしてみれば「ある時に急に成長しなくなる」という現象に悩まされている。
セカイに暮らす人々の内の一握りが持つ素質。アレンが転生前に設定した職業に相当し、鑑定の儀により才能の有無・種類を判別する。
アレンが転生前に行った職業選択では星の数で強さが表され、強力なものほど生まれ表の上限階級が低くなっていたが、それは異世界でも同様で剣聖などの特に強力な才能は平民や農奴など身分の低いものにしか発現しない。
この艦艇の儀により才能を見出された者の殆どは出自の貴賤を問わず12歳になると学園に通う事に成る。
特殊能力。才能に応じて与えられるものと自分で鍛えて覚えるものがある。
使用するとスキル経験値がたまり、一定の値に達するとスキルレベルが上がって性能が増す。
中にはより強力な「エクストラスキル」も存在。ただし、習得難度が高い上に1日1回しか使えない。
魔力によって様々な現象を起こす技。
一部の才能の持ち主のみが扱うことができ、才能の種類によって得意とする魔法も変わる。
使うためには複雑で幾何学的な記号を覚え思い浮かべる必要があり、魔力のみならず知力も重要。
因みにこの作品の世界には生活魔法の様な「訓練すれば誰でも使える魔法」等と言うモノは存在しない。
スキル・魔法を使用するためのエネルギー。消費しても時間経過で回復する。
主人公アレンの検証によれば「継続回復」ではなく、6時間ごとに全回復する仕様である。
アレンが呼び出せる真っ黒で分厚い本。アレンにしか見えないが、アレンとパーティを組んだ人間は見えるようになる。
アレンと召喚獣のステータスを確認することができ、召喚獣のカードを収めるカードホルダーの役割も果たす。
また、ステータス確認と容量無制限収納の機能もある。
アレンの才能。転生前の職業選択では勇者や魔王でさえ☆5だったのに対し、召喚士は☆8だった。なお、知力の上昇量が高いが魔法職ではない。
スキル「生成」で召喚獣のカードを生み出し、魔導書にストックしておくことでカードをいつでもスキル「召喚」により召喚獣に変えられる(カードに戻すのも自由)ほか、加護を受けてアレン自身のステータスが上がる。
生成のスキルレベルを上げることでより高ランクの召喚獣を生成できるようになり、召喚のスキルレベルを上げることでストックできるカード枚数の上限を増やせる。
召喚獣と視界を共有したり召喚獣にスキルを使わせて掘削や回復アイテム精製といった幅広い活用も可能。
また、召喚獣に対して強化を施すことができ、もっぱら1ランク上程度のモンスターであれば相手ができる。
アレンが異常に使いこなしているだけで、実は非常に扱いづらい。
ランクE以上の召喚獣はその都度MP以外にも同ランクの魔石を消費し、直接生成できるのは虫タイプか獣タイプのみでそれ以降は合成しなくてはいけない。
上位の種族ほど合成にも手間とコストがかかり、その合成チャートを聞いた仲間はげんなりしていた。消耗戦となると、魔石が万単位で消える。
新しく上位種を召喚する度に下位種生成→合成→スロットにセット→強化→召喚(種族などによっては合間にスキルなども入る)という手順をこなさなくてはならず、自由自在に召喚できるという訳でもない。
また、加護によるステータス強化もセットしたモンスターが倒されると解除されてしまうため、前衛職との両立はほぼ不可能。
上記の共有化も多画面プレイのようなものであり、実質アレン以外に使いこなすことはできないと思われる。
召喚士が召喚・使役するモンスター。Sランクを頂点にHランクまである。
それぞれに特技があり、知能の低い種は命令を聞けないが念じるだけで特技は行使してくれる。
虫・獣・鳥・草・石といった種類があり、種類によって特技の系統が異なる。
下位ランクだと能力は下がるものの、スキル次第では活用されることもある。
基本的に数値に応じた理解力を持つが自我と言うモノは存在せず、仮に自爆特攻させても召喚獣の好感度が下がったりはしない。
人を襲う狂暴な生き物。倒すと経験値が入る。
普通の動物とは別枠で存在しており、決して人に懐かず無条件で襲い掛かる。
その戦闘力や厄介さに応じてS~Eランクに分類されている。
体内には魔石という物質があり、アレンの召喚術に必須。ただし、作中では召喚術以外の用途が不明で、あまりレアアイテムという訳でもない模様。
【登場人物】
CV:田村睦心
主人公。
元々は山田健一という35歳のサラリーマンで、古き良き高難易度・やり込み要素多数のゲームを好む廃ゲーマーだった。
近年の手軽過ぎるゲームに不満を抱き廃設定でやり込み要素の豊富なゲームを探し、良さそうなゲームを見つけて設定を終えたところ、その設定を反映した状態で異世界に転生してしまう。
しかしその状況にも胸を躍らせ、過酷な環境で成長していくことを楽しむ。
転生前のゲーマーらしくスキルなどの仕様について検証を怠らない。
召喚士として様々な召喚獣を使役し、攻撃・防御・索敵・バフ・デバフ・回復とさまざまなことができる。また、合成の過程で頻繁に回復アイテム精製のスキルを持つ草系召喚獣を生成するため、下位であっても割とレア扱いの回復アイテムを気軽に使えるレベルで保有している。
転生前に難易度を「ヘルモード」に設定したため、ノーマルモード相当である異世界の現地人達に比べてレベルアップに必要な経験値・スキルレベルアップに必要なスキル経験値が100倍でエクストラスキルも持たない代わりに、成長限界が存在しない。
当初、色々な理由でスキルレベルを上げるのに年単位で時間がかかっていたが、魔獣を狩れるようになってからは飛躍的に強くなっていく。
当初は気ままにレベル上げを楽しんでいたが、父親が狩りで大けがを負ったのを機に家族のために力を使うことを決意する。
鑑定の儀で才能が文字化けし、ヘルモードゆえのレベルアップ速度の低さにより全ステータスがEランク表示だったため当初周りからは実力を低く評価されていたが、やがて頭角を現していく。
重度のゲーム脳であり尚且つ致命的な朴念仁なので異性への対応が非常に雑であり、ことある毎にセシルから顰蹙を買うのだが一切気にする事は無い。
CV:飯塚麻結
クレナ村でアレンの隣家に住んでいた幼馴染。
お転婆な性格で、幼少期から騎士に憧れアレンと騎士ごっこを繰り返していた。
剣聖の才能を持ち、その真偽を確かめるための副騎士団長との模擬戦で勝利したことにより国からの支援を受け学園に入学することになり、名もなき開拓村だった故郷に彼女の名が付けられた。
余り賢くはないが脳筋と言うよりは天然直感型であり、女子力は捨てていないが食い気よりは優先度が低い。
アレンへの感情は不明。少なくともライバルはドゴラである様子。
CV:千本木彩花
クレナ村のあるグランヴェル領の領主の娘。
魔導士の才能を持ち、魔法を得意とする。
当初はかなり我儘な性格で、アレンを振り回していたが……。
典型的なツンデレであり朴念仁アレンの態度に度々アイアンクローするので何気に《体術》スキルが育っている。
CV:畠中祐
クレナ村の武器屋の息子で、村のガキ大将。斧使いの才能を持つ。
当初は身分が低く才能なしと判断されたアレンを見下し突っかかるが、アレンに敗れたことでリベンジを挑み続け、いつしか友情が芽生えていった。
幼少期は上記の通り(ある意味)感情豊かだが、経験を重ねるにつれて寡黙な脳筋に育ってゆく。
CV:
櫻井孝宏
ギアムート帝国に生まれた青年。農奴の生まれ。☆5つの才能《勇者》を持つ、人類最強クラスの実力者。
一見軽薄だが勇者として強い責任感を持つが、それ故に少々繊細な部分もあり現在の戦況を憂慮している。
また、激戦に身を置いていたことで早々にレベルキャップに到達してしまっていることも悩みの種。
CV:
石川英郎
アレンの父親。特に注釈は無いが世界設定的に恐らく才能は持たない。
農奴だが狩猟を得意とし、村に現れるCランク魔獣グレイトボアを狩り続けているため「ボア狩りのロダン」の二つ名を持つ。
後に、ボア狩りの功績を認められて家族とともに農奴から平民へと成り上がることができた。
CV:
大原さやか
アレンの母親。子供想いの優しい性格。
CV:小市眞琴
アレンの弟。アレンたちの騎士ごっこを見て自分も興味を持ち参加する。
後に槍使いの才能を持つと判明した。
CV:白熊寛嗣
クレナの父親。ロダンやテレシアとはクレナ村にやってくる前からの友人。
アレンのことも自分の子のように気にかけている。
CV:
杉田智和
セシルの父親でグランヴェル領を治める男爵。
身分への偏見もない公明正大な人物。開拓村の住民に厳しいノルマを課してしまったことを謝罪したり、農奴を軽んじる娘を叱責したりしている。
CV:
大塚明夫
グランヴェル領の騎士団長。
☆2つの才能《剣豪》の才能を持ち、戦鬼の二つ名を持つ実力者。
アレンが転生した世界の運営創造神。
よくアレンからスキルなどの仕様について文句を付けられ、対応すると共に企業の謝罪メールのようなメッセージを送るなど苦労させられている。
【メディアミックス】
◆漫画版
『コミック アース☆スター』2020年10月号より連載中。タイトルは『ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~はじまりの召喚士』。既刊13巻。作画は鉄田猿児。
原作でじっくりやっている説明などをコンパクトにまとめており、だいぶテンポよく進む。
◆アニメ版
2026年1~3月にかけて放送。書籍2巻までの内容がアニメ化された。
2026年7月から放送開始。
追記・修正は難易度ヘルモードの人にお願いします。
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最終更新:2026年04月05日 10:06