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獅子王組(ヒューマンバグ大学)

登録日:2026/05/24 Sun 23:18:26
更新日:2026/05/31 Sun 14:10:00
所要時間:約 16 分で読めます



概要

漫画系YouTubeチャンネル「ヒューマンバグ大学」に登場する「花宝町」を拠点とする極道組織の1つ。
当初は河内組という名前で、天羽組シリーズの最初期から登場している組織であり、利権関係で対立していたが現在は冷戦状態。
本チャンネル3番目の極道シリーズだが、テーマは「ヤクザの内部抗争」と特殊なものとなっている。河内組は任侠と仁義を重んじる「眉済」と過激で暴力を好む拝金主義の「黒澤」の二人の組員が対立し時期組長の座をめぐって内部抗争が発生しており、お互いにヒットマンを送り込んでそれぞれの下に就く派閥の構成員を殺させているなどその状況は過酷極まりないものだった。
2023年6月14日をもって「獅子王組の内部戦争」シリーズは完結したが、獅子王組の登場人物達はその後も他シリーズに登場している。
そして京炎戦争終結後、戒炎が残した負の遺産である日本マフィア「裏神」の脅威に対抗すべく京極組と同盟を結ぶことになった。
当初は裏神VSマッドカルテルの様子見止まりだったが、獅子王組の裏切り者(眉済派でも黒澤派でもなかった第3勢力)が日本に来た第2陣のマッドカルテルと接触し、結託。
そのマッドカルテルがいずれ障害となりうると判断した獅子王組の拠点を攻撃したことにより、京獅子連合VS裏神VSマッドカルテルの3すくみの戦争がいつ起きてもおかしくない所まで来てしまった。

構成員

  • 阿蒜寛太

CV:岩田陸

新人の舎弟。京極組シリーズで初登場した後、視聴者からの強い要望もあってか晴れて主人公となった。
幼少期は父親は不在で母親はホステスで家にいる時間が短く、家庭環境が原因で周囲からの視線は冷たかったが、母親の愛情自体はそれなりに強く、なるべく息子とゲームをするなど遊ぶ時間もあった。しかし13歳の頃に母親がある男に薬漬けにされて精神崩壊し寛太を刺殺しようとするという悲劇が起こり、15歳でその男に復讐するも殺し損ねた上少年院送りにされ、出所後に社会復帰のため就職するも前科が元で陰口を言った同僚に暴力を振るったせいで長続きせず、最終的に花宝町で暴れまくるゴロツキとなった。

そうして喧嘩三昧の日々を送っていたある日、たまたま通りかかった河内組の伊武に声をかけられ、逆上して殴りかかるも顔面が粉砕しかける程のキックを食らわされ、スカウトを受けて河内組に加入。
加入後も相変わらず荒くれた性格で、あろうことか組内でも最強戦力とされている龍本に逆らい喧嘩を挑むも顔面に当てたパンチはほぼ効かず、反撃で飛んできた殺す気の拳で鼻骨を粉砕される。この時に改めて河内組で男を磨くことを決意するようになり、礼儀作法や雑用を着々と覚えて渡世での生活に慣れていった。

  • 眉済俊之


CV:ヤシロこーいち

時期組長候補のナンバー3の幹部。任侠と仁義を重んじる慎重派であり、小御門が殺害された際は実行犯と首謀者だけを始末して相手の利権を奪うことで手打ちにしようとしていた。黒澤のやり方は無益な殺生を繰り返す事で恨みを買いかねないとして反対している。
穏健派で今は裏方業務に従事しているが、実は河内組二大剣豪である柳楽と犬亥の両名に負けず劣らずの優れた剣術家。武闘派としての現役時代は、河内組の主戦力として伝説を築いた。
そして黒澤との一騎討ちに勝利し、跡目を継いで組長となった。

  • 河内

「俺が組長ぉ?何を言っておる、ウチは代々農家じゃ」

河内組の組長。組員にはいつも任侠と仁義を説いている良き親分だったが、アルツハイマー型認知症を患った事で組長を続ける事が出来なくなってしまった。阿蒜は一度しか会っていないらしい。
そしてある日突然、「俺は昔ライオンになりたかった」という意味で組の名前を「獅子王組」に変えると言い出し*1、流石に組員達はこれを止めようとしたが正式に獅子王組となってしまった。(本項目では河内組時代に起きた出来事は河内組で表記し、獅子王組になった後の出来事は獅子王組と表記する。)

  • 龍本雅幸

通称「河内組の龍本」
身長2メートルはあろうかという金髪モヒカンの大男。
河内組の幹部構成員であり、実質眉済派のまとめ役も兼ねている。「極道とは何か」を常に考え、舎弟にもそれを教えて面倒を見ている任侠の男。
当然喧嘩の強さも化け物じみており、紅林二郎に顔面を陥没させられながらも「楽しい喧嘩だ」と笑っていられるほどのタフさと闘争心の持ち主。この対決は警察の介入で結局中断したものの、「あのまま続けても勝てたのか」と二郎を肝を冷やさせていた。
黒澤派の援軍として参戦した羅威刃の東雲と戦闘し、半身不随となり武闘派を引退した。
しかし舎弟たちからの信頼は本物であった為「舎弟相談役」として組に籍を残す事に。

  • 伊武隼人

CV:徳本恭敏*2

「何も羨ましくないなぁ、その不細工なツラ」
通称「鉄棒の伊武」。
得物の鉄の棒で人間2人を貫き殺したという裏社会では伝説級の男。鉄の棒で人を刺せるとかどこにそんなパワーあるんだよなんて突っ込む野暮な奴は羨ましくないねぇ。
独特のしゃがれた声で喋るのが特徴。「羨ましいか否か」という独自の評価基準を有しており、阿蒜曰く「羨ましくない即ち死」で、実際に羨ましくないと認定された者はヤキを入れられるか命を奪われている。
荒事となると一切容赦ないが、普段はどちらかというと温厚な部類。
小御門暗殺の首謀者は彼が手を下したが、手柄を横取りされた黒澤の反感を買い「マッチポンプ」と言いがかりをつけられる。

  • 柳楽和光


CV:ヤシロこーいち

「ちょうど体の真ん中で上下に分けてやろう…」
通称「横一文字の柳楽」、「一文字斬りの柳楽」。
日本刀使いの極道では伝説クラスの男であり、敵を横一文字に斬り裂く。また、稽古をつけていた阿蒜をスポンジ製の玩具の剣で病院送りにしたり、半グレを木刀で骨折させたりする程のパワーも併せ持つ。その実力はカチコミで居合わせた京極組の海瀬すらも顔を曇らせるレベル。
普段は感情をあまり表に出さず冷徹な振る舞いを見せるが(阿蒜曰く「超がつくほど無愛想」)、組員同士の対立を避け、内部抗争においても黒澤派の考えに強い反感は持ちつつも若い衆の命は奪いたくないという姿勢を見せ峰打ちで済ませるなど人情派な性格である。
いかにも「狂人」といった震えた声が特徴だが獅子王組シリーズ以降は控えめになっている。

  • 井上月麦


CV:伊藤タカユキ

通称「ファンタジスタ井上」。
阿蒜曰く「俳優でも食っていけそう」な色黒のイケメン極道。数年前から海外マフィアへの援軍で日本を離れていたが、その抗争がひと段落付いたと判断して帰国。
元々はCODE-ELとは別の暗殺組織の出身らしく、そのためかズバ抜けた身体能力と戦闘センスのの持ち主。特に銭投げは実銃に匹敵する威力を誇る。
フレンドリーで仲間想いな性格で、仲間同士で潰し合う内部抗争に強い抵抗を見せる。そのため当初は組の内部抗争には中立の立場を取るつもりだったが、同期の2人が手柄の為に自身を襲撃し、仁義外れの黒澤が跡目を継げば河内組は外道の集まりになってしまうと危惧*3した事で眉済派に加わる。
また京極組きっての狂人・守若とは渡世でほぼ唯一まともな会話が出来る友人でもある。曰く初対面で頭突き相撲を交わして「頭割れたら友達だろー?」などという謎理論で意気投合したとか。
阿蒜「意味分からん」
内部戦争中に龍本を半身不随に追いやり、ほぼ勝ち逃げの形で姿をくらました羅威刃の東雲に激しい復讐心を燃やし、獅子王組編が終わった後も未だに東雲の行方を執念深く追っている。そして遂に東雲を見つけ対峙した。序盤こそ地形や知識有利により東雲が押していたが地形を読み切り逆に利用し東雲を殺害一歩手前まで追い詰めるものの、秋元が救援に駆けつけた事で撤退した。

  • 犬亥鳳太郎

CV:遠山春

通称「赤ドスの犬亥」
茶髪の髪にツーブロックヘアと柳楽につけられた横一文字の傷が特徴的な青年。阿蒜が「イケメンの兄貴」と評するほどの容姿である。
刀に弛緩剤を塗り込んだり、煙幕や爆発物といったもはや「なんでもあり」な戦いをし、井上からは「卑怯が服を着たような人間」と揶揄されている。
卑怯に頼らずとも柳楽と互角に斬り合ったり、久我に蹴りでダメージを負わせたりと高い戦闘能力を持っている。
冷酷な人物だが、娘の梨香に定期的に会いにいく等、身内に対しては愛情を持っている。
部下と共に河原で久我と犬飼とリベンジマッチ*4として勝負した。久我によって雨の降る時間に挑まれたので、煙幕が使えず、弛緩剤も溶けていた。久我と斬り合いになるが、彼の捨て身のタックルにより川に押し込まれ、無理矢理川に顔面を押し付けられるが、久我に抵抗して殴り合いに発展する。しかし格闘戦の実力も高い久我と剣士の犬亥では地力が違く、最終的に川の中で意識を失った。しかし久我が犬亥と娘の梨香の交流している様子を思い出し、川から引き上げられ、心肺蘇生を行ったことで息を吹き返す。
久我によって本来死ぬはずだった自分が生かされたことに感謝し、内部抗争から手を引くことを約束した。

  • 来栖三成

CV:西村隆主

通称「獅子王組のエース」
青髪短髪のオールバックに口紅を差した美青年*5。棒付きキャンディが好きのようで良く咥えており、周囲の人間に差し出したり戦闘時に補助として使う事もある。
黒澤派ではあるが珍しく仁義と正義感に溢れた性格をしており、初出演の際は「上京して来た女性に住居と家賃を払えるように風俗の仕事を斡旋する」シノギを行っていたが、
事業を委託していた半グレが内容を改悪し、マンション業者や闇金と結託して勝手にマンション契約を破棄した上で借金漬けにし、ホームレスの風俗嬢として稼がせて金を搾り上げる代物にしていた事が被害者から話を聞いてカチ込んで来た紅林との交戦の後発覚。
するとマジギレして半グレ達を皆殺しにし、被害者全員に謝罪の上での保証とその後の生活のサポートを約束。殴り合った紅林にも謝罪すると出来た人間。
そんな彼が黒澤派に所属している理由は来栖本人の思想が「ヤクザも稼がなければならない時代」、「貧乏なままで仁義を唱えられる高尚な奴はそうそういない」、「それなら稼げるようになった後で仁義を教え込んだ方が早い」と、
黒澤の思想と完全に合致しているからと言う非常にわかりやすい物。その為シノギで稼ぐ事を重視してはいるものの「継続不能な物はシノギではない」として外道のシノギは嫌っている。
戦闘では速度とナイフの扱い、特にフェイントが非常に優れており、柳楽、井上と言った超級の戦闘者でも初見でフェイントをかわす事は不可能な程。
これでいて未だに戦闘力は発展途上であり、黒澤も抗争を利用して「柳楽は若い身内は殺さないだろう」と成長を促す為に柳楽への刺客として来栖を送った程。

  • 鮫洲誠司

CV:伊藤タカユキ

通称「ダイスの鮫洲」
若手がミスをするとダイスを3つ振らせ、出目に応じた「期間」「場所」「回数」ブン殴るヤキを好む狂人。
ただしそれも「若手がミスをしたら罰として」であって理不尽にやる事はなく、眉済派の構成員の誕生日を完璧に把握して毎年誕生日プレゼントを欠かさない等仁義や仲間の人情は大切にしている。
木刀をメイン武器にした戦闘能力も低くはないが経験不足から相手の戦闘力が感覚で分からない事が欠点だと言われており、一度等そっくりさんとは言えシマ荒らしをした半グレとそいつが運転する車に撥ねられて瀕死の重傷を負った一般人を間違えて拉致して伊武から鬼の形相でヤキを入れられながら即病院に連れて行くように命じられる等頭脳面では至らない部分もある。
しかしそれを上回る程に強烈な根性と向上心も持ち合わせており、同期の来栖からは「普通に戦ったら死ぬまでやるタイプだから意識外からの攻撃で仕留めよう」と考えられ、
それを喰らった直後で即病院送りレベルの重症を負った後も柳楽と来栖との戦闘がある事を察して「強くなる為に見たい」と病院へ送ろうとする阿蒜を制止する程。

また、料理好きでなおかつ上手いと言う一面もあり、腕を磨く為に通っている料理教室で佐竹と偶然会い友人関係にもなっている。

過去の人物

  • 小御門

河内組の若頭。河内の後継として組長になるはずだったが、対立する組によって暗殺されてしまい、これが内部抗争のきっかけとなる。河内には跡目争いが起こらないようにしっかりと育てられていた。

  • 黒澤航太郎

時期組長候補のナンバー4の幹部。「世の中金が全て」と考え、暴力と殺戮を好み組長の座を狙っている野心家であり、小御門が殺害された際は眉済の意見を無視してカチコミに行き組長と組員全員を殺した。しかし肝心の首謀者は取り逃してしまった。眉済のやり方は生温く周囲から舐められるとして反対している。
しかし2023年2月15日の動画で判明した事によると本人も以前は仁義をわきまえた性格であり、今現在ですら「仁義が大事なのは言われなくても分かっている」「そんなもの渡世に生きるなら基礎の基礎」と断言する程。
そんな彼が外道の稼ぎを辞さない理由は過去にあり、仁義をわきまえた時期の舎弟がシマ荒らしに走った事、その原因が仁義を重視した為に金を稼げず、食うに困る程の貧困に堪えかねてであった事が全ての原因。
そのような過去から「綺麗ごとじゃ腹は膨れない」として外道の手段でもとにかく金を稼ぐ事に注力する成果主義的な性格となっている。
だが金に執着しすぎたせいで、金のためなら本来極道と敵対するはずの巨大半グレ組織と手を組むといった本末転倒な事までしてしまう。
そして、全ての責任を負ってケリをつける為、眉済との一騎討ちを行い、眉済の手で斬られて果てた。

  • 鮎川鉄次

CV:ヤシロこーいち

通称「ナタの鮎川」もしくは「近代鉈の鮎川」。
深緑色の髪に青緑色のメッシュを入れた髪をポニーテールにまとめた浅黒い肌が特徴的な青年。
冷静沈着な性格だが、戦闘狂としての一面も持っている。
鉈を主に扱い、様々な剣術に精通している。通常の鉈の他に敵の武器と接触した時に火花を撒き散らすという特殊な鉈も持っている。また、耳に指を突っ込まれても直ぐに平衡感覚をある程度まで取り戻すといった芸当も見せた。
阿蒜と伊武が病院で療養していたところを近本と襲撃して、伊武と交戦。その後駆けつけた龍本によって倒され、死ぬ間際に彼を讃えると共に悔いのない人生だったということを話して死亡した。

  • 半田民生

CV:遠山春

通称「ケーキナイフの半田」
ショートヘアの美青年。「スポンジと人間って似てるよねぇぇ!」と発言する等、狂気的な一面を持つ人物。かつては眉済派だったが助太刀すると言って眉済派の人間を後ろから斬りつけるなど黒澤派に寝返っており、卑怯な人物。
後付け設定だが実は彼は他の兄貴達と異なり、舎弟に理不尽なパワハラを行っていた。*6
また、極度の女好きであり、抗争中にも関わらず平気で遊びに行くなど決して出来た人間ではない。
阿蒜と村井の二人と戦闘になり、彼らを追い詰めるが、村井が背後から抑えたところを阿蒜に足首を斬られ動けなくなり、阿蒜に今までのパワハラの謝罪をするように要求され、形だけの謝罪をするが、彼にドスを突き立てられて最期を迎えた。

  • 布袋

「皆さんをレンコンにさせて頂きます!」
通称「二丁拳銃の布袋」。
ピンクのスーツを着込んだ金髪ロン毛の男。河内組の一支部を預かる幹部構成員で、二丁拳銃を巧みに操って正確無比な射撃を繰り出す武闘派。
天羽組が利権を引き継いだ「朱雀町」を狙ってシマ荒らしに動いた事で粛清のターゲットとなり、行きつけのキャバクラに潜入していた香月にすっかり入れ込む。しかし舎弟のミスで香月が天羽組の刺客であると知り激怒、翌朝、部下を引き連れて町内のアジトへ乗り込む。
この時は華太と野田をあと一歩まで追い込むが、まだ香月への未練が残っていた事が災いし、彼の嘘の命乞いに騙されて部下を全滅させられてしまう。
焦って反撃するももはや遅く、懐に飛び込んで来た野田にアイスピックで滅多刺しにされて死亡。
自分が男に熱を上げていた事実を最期まで知らずに済んだのが唯一の救いかも知れない。

伊武「追記修正しないやつは羨ましくないねぇ!」
半田「編集の助太刀します」


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最終更新:2026年05月31日 14:10

*1 認知症の症状の一つで、昔の記憶が突然フラッシュバックしてそれを口に出してしまうというもの。

*2 初登場から長らく声優が公表されておらず視聴者からは株式会社Adroaig所属の羽柴啓人氏だと考察されていたが、同社に所属している畑耕平氏は「実際は弊社提携事務所の別の声優」と発言していた。その後2024年11月に株式会社AdroaigのX(旧Twitter)にて正式に声優が公表された。

*3 さらに黒澤が羅威刃と手を組んだ後、「黒澤派が勝てば、手を組んだ半グレが恩を理由にしてシマを荒らす」(要約)と来栖を説得し、戒炎との交渉でその危惧が現実のものになると黒澤が気づくきっかけになった。

*4 この前に久我と犬飼は一回犬亥に敗走していた。

*5 初見の紅林は「イケメン王子様」と評した。

*6 搾りたてのザクロジュースを買いに行かせる(『搾りたて』ではない普通のザクロジュースではダメ)、不必要な書類を作成させる等。