登録日:2026/07/08 Wed 16:53:08
更新日:2026/08/19 Wed 08:04:34
所要時間:約 4 分で読めます
バイオアビスは、相田カンナによる
漫画作品。
少年ジャンプ+のインディーズ枠において連載されていた。番外編5話を入れれば全23話。
概要
いじめに遭い、悲惨な高校生活を送っていた遥。いつか報われると信じていたが、最愛の母を亡くしてしまう。
悲しみに暮れた遥だったが、学校の屋上で同級生の美琴に慰められ、さらにキスをされる。その瞬間、体のバランスを崩し、美琴と一緒に屋上から落ちて――!?
(あらすじより)
一言で言えば、超能力を目覚めさせるウイルスに感染した人間達が戦うバトル展開。
だが、インディーズ枠である事を差し引いても超展開すぎるストーリー、お粗末な画力で繰り広げられるアクション描写、嫌でも目に付く人物のコピペなど惨憺たる出来で、上述した通りに全18話で終了。
何故かは分からないが感想欄が閉鎖された状況まで起こった。
ただ、作者自身がSNSで「
シュールギャグ漫画だと思って今後も読んでいただけたらと…!!笑笑
」と発言しているので、本作はそのようなギャグ漫画として読むのが正しい楽しみ方と言える。
予防線兼後付けの言い訳の可能性は0ではないが
また、
妙な台詞回し、よく考えれば悲劇的展開なのにそれを感じさせないシュールな画面などネタに溢れる所は評価する読者も多い。
それに加えて一応はハッピーエンドで終わらせている。⋯⋯伏線はぶん投げられているが。
用語
他作品で言う超能力が発現するウィルス、及び能力の総称。
唾液など粘膜感染で移るウィルスという迷惑な性質があり感染すると固有の能力が発現する。
発現する能力は感染者の願望とかに合わせたものになるという代物。
水に触れると爆発的に増える性質を持ち、
黒幕兼味方になる菅原冴香の手によって都内水道に無差別にバラまかれており一般人の間で感染者が滅茶苦茶広まってる。
性質上、根絶が不可能なので3年後の最終回もアビス能力者が増えている描写がある。
アンダーコロシアムの略。裏社会で開かれている闘技大会。年に一度やっているらしい。
裏社会の人間を中心に10万人が住む地下都市の中に築かれている。
何でもあり、槍や刀などの武器を使ったり、全身鎧を着込んで出場しても許される。
勝敗は相手を場外させるが戦闘不能にした場合のみで決着する。
優勝商品として人間が出品されることもあり、しかも観戦者がオークション形式で落札することもできる。
案内人曰く「ただでさえ治安の悪い所」「国内で最も危険な場所」「一般人には見付からない地下100階もの場所にある」
……基本的に参加者はアビス能力者だが、一般人に毛が生えたような奴まで出場できる。それも普通の格闘大会みたいな認識をしている奴まで居る始末。
コピペの多い観客も裏社会の人間というよりは、野次馬みたいな奴が目につく、どうなってんだこの大会。
レフェリーは存在するが、上述したように武器防具の類いは持ってても良く、死人が出ようが問題視されない。
作者が書いた64人の対戦表や、UC含む地下都市の図は必見。
主人公に対して激烈なイジメをしているクズが通っているだけではなく、生徒2名が重傷と死亡という大事件の後に休校せずに普通にやっている。
その異常に対する無神経さは並ではなく、轟音と共に校舎のすぐそばに巨大な穴が開くという出来事が起こっても「学校側は明日調査する方向になるから」という信じられない発言をされて、しっかり事実だったりする。
キャラクター
本作の主人公……というには特徴が欠ける高校生。
作者も動かしにくかったのか、終盤に行くにつれて1話の間に一切登場しなくなったり、特訓でとってつけたような成長をしている。
と言うか終盤は主人公がほぼ無関係なところで悪の組織が壊滅するという展開が起こっている。
あらすじにある通り、学校でいじめに合い母親が急死するなど不幸な境遇にあったが、ヒロインによってアビス能力に目覚める。
アビス能力は『硬化』
身体を黒くして文字通り硬くする。見た目が地味すぎる能力だが、ロケットランチャーの直撃でも掠り傷になれる。
と思いきや、黒い骸骨を出して遠隔操作する能力だと判明。
遠隔で出して盾にする事や、それを纏う事で鎧にもできる。
実際どういう能力だったのかは不明。
ヒロイン。主人公にも優しい高校生。
立場的には本当にただの一般人なのだが、世間では有名だとか絶世の美女だとか持て囃されている。
アビス能力は『未来視』
文字通り未来を見る能力。これで自分の人生を見終わっているという程に使い込んでいるのだが……いやそこは未来視で知っとけよ、という場面が多々見られる。人生を見終わってる程に未来視できてねーじゃねーか。
なんとこれを上手く使えないせいで、主人公がバイト代全額奪い取られるのを止めることが出来ず、そのせいで母親が過労死するという未来を引き起こしている。
しかも、これは本来辿る未来よりもなお酷い事態らしい。
言い訳的に「脳のキャパが足りなくなるから細かい部分は結構忘れちゃうけどね」という発言はあるにはあるのだが、
いや全然細かくないだろというツッコミをしたくなる。
物語序盤において闇組織に拉致され、UCの商品にされる。
アビスウィルスを流出させた元凶と思われたのだが、水源で増えるウィルスなのにどうしてこいつが流出させたと判断したのかは不明。
3年後の最終話では、主人公と結婚した姿が見られる。
主人公の片目を潰す程に虐める、グループのリーダーの高校生。美琴に惚れている。病室で堂々とエロ動画を観る猛者
能力覚醒した主人公に倒されるだけの奴かと思いきや、実はこいつもアビス能力者。
アビス能力は『鉄拳』
主人公の劣化にしか見えないが、その能力でイキるという謎の自信を見せる。そして案の定やられる。
1話で退場かと思いきや、ヤクザの知り合いの依頼でUCに出場することになる。
その後しばらく出番が無いままだったが、ラストで主人公が敵と戦っている所に割り込んだ。
しかし触れた瞬間に、水分に反応して破裂する弾丸をくらい全身が血煙になって死亡。
主人公の同級生。安定しないエセ関西弁で喋る。
いじめに合っている中でも友達として接してくれたことから主人公に慕われている、いじめを放置していたのに親友とは?という疑問は禁句。
登場してすぐに闇組織の手によって殺害され退場。と、思いきや。
アビス能力は『同化』
声が聞こえるものに憑依できる能力。
これにより死んだ傍にあった木に憑依した後に、リスのキーホルダーに同化して、主人公に同行。
解説やリアクション役になる。
3年後の最終話では、学校の中庭の木と同化して、シヅ木として親しまれる存在になった。
世間で有名な武術家のおっさん。
UCに過去何度も出場しており、アビス能力に目覚める前から能力者相手に勝ち抜き優勝した経験もある。
この設定を見た読者は、「いやちょっと待て、アビスって何時から広まってたんだ?」と疑問に思った。
その経験から美琴を救出するためにUCに出場する主人公を鍛えるなどしてやる。自身も大会を勝ち進むが途中から存在が消失。
アビス能力は『筋肉』
画面映えしない能力。走ってくるトラックを押してどかせる程の筋肉を発揮する。
元教え子の弟子の少年も居て、
そいつは裏の大会であり人殺しも普通なUCに出場して「公の場でやり合えるなんて光栄ッス」とのたまっている相当なアホ。
作者がUCの設定をちゃんと把握しているかは不明である。
3年後の最終話では、道場で弟子達を鍛えている姿を見られる。
UC参加者の一人。現代日本という舞台で、侍口調と着物姿で帯刀するのが特徴的。
達雄とは顔馴染みでありUCにも何度も出場している。
アビス能力は『極限』と推測されている。
体を極限状態に持っていくらしいが特に説明もなく、1回戦った後に存在が消失した。
同じ服装に装備の息子がおり、戦う意思を無くした相手でも容赦なく切り捨てる冷徹性を持つ。
大会優勝して父を超えると息巻いていたが、その設定は結局回収されないまま、こちらも存在が消失する。
3年後の最終話では、コンビニで買い物をしている姿が見られる。
UC参加者の一人。主人公の最初の対戦相手。ヌンチャクを武器にしており、アビス能力者ではないヨ。
おそらく名前はヌンチャク使いだからヌーだと思われるヨ。
主人公と戦い、格闘技術で圧倒するもアビス能力を超えられずに敗北するヨ。
UC参加者の一人。カポエラの使い手。非能力者。
UC内においてファンクラブもある人気選手である。
女なのに格闘技をやるのを馬鹿にされ続けてきた過去があり、男だから女だからみたいな事を言う奴が嫌い。
主人公と戦い、格闘技術で圧倒するもアビス能力を超えられずに敗北。
しかしそれにしても何でこんな一般人に毛が生えた奴がUCに参加できるのか……
3年後の最終話では、カポエラの鍛錬をしている姿が見られる。
UC参加者の一人。達雄の対戦相手。
おそらく名前は槍使いだからランス。
殺しても罪に問われない危険な裏の闘技場において、胸を借りる気持ちで戦いを挑むアホ。
キック一発で場外まで吹っ飛ばされて敗北。
刀悟の対戦相手。弾丸も弾く18金の盾や鎧を用意していた。18金の盾と鎧ってなんだよ。
刀悟の剣術の前に両断されて死亡する。
なお、その惨殺死体を見ていた主人公は、その後にディナーバイキングに目を輝かせていた。タフな精神だなぁ。
今作の実質的な黒幕であり、後に味方になる若い女科学者。UCの創始者でもあり、本人もバニーガールの姿で司会もする。いやちょっと待て、UCは何年前からあるんだ?
菅原家なる謎の一族本家の人間らしいが、名前だけ出て来て詳しい説明は無い。
アビスウィルスをばら撒いた張本人だが、何でバラまいたのかの理由は不明。
アビス能力は『頭脳』
頭が良くなる。そんなもんこの作者が扱えるわけないだろと思った、実質その通りだった。
ご都合主義的な便利キャラになると思いきや、その能力が発揮されたのは最終話ぐらいである。
敵の一人。巫女服系お嬢様口調の重火器愛好者ですわ♬。
菅原家の分家の人間らしいが、どういう存在かは不明。この漫画こんなんばっかりですわ♬。
アビス能力は『千里眼』ですわ♬。
500kmほど遠くの物を正確に見る事が出来て、これによって盲目でありながら重火器を使いこなせますわ♬。
過去に多くの戦場で戦った結果、戦場で人生を謳歌したいと言いますわ♬。
主人公を追い詰めましたが、真の能力に目覚めてしまい敗北しましたわ♬。
弥生と一緒にいる神官。暴走気味な弥生に振り回される。
アビス能力は『構築』
重火器を生成するなど使い勝手が良い。
標的を認証すれば物理法則を無視したような角度で誘導し続ける弾を放つロケットランチャーや、
触れた瞬間、体の水分に反応して人体を破裂させる拳銃などを作成できる。
神乃瞬に両足を斬られる大怪我を負うが、義足を構築した後に敗北した弥生を背負って逃走した。
冴香の側近で、禿頭の大男。神乃瞬によって登場すぐ惨殺されたのだが、実は万単位のクローンが作られていた事が判明する。
アビス能力は『巨大化』
自身の体を10mぐらい大きくできる。服も。そのコピペ芸は必見。
3年後の最終話では、生き残ったクローンの一体の姿が見られる。
本作の実質的なラスボス。
菅原家と関係のある神乃家という謎の一族の人間だが、名前だけ出て来て詳しい説明は無い。
菅原冴香曰くアビス能力に溺れており、終盤では暴走して大量虐殺をした挙句に自分の組織の人間まで虐殺する危険人物となる。漫画を纏めるために邪魔となる奴を処分した功労者。
それまでは洗脳のアビス能力で操られていた事が判明するのだが、洗脳されていたっぽい描写は0である。
アビス能力は『神速』
超高速で動けるようになる。体内時間まで加速するので使いまくると常人より老ける。SPECのニノマエのパクリ
ナイフ使いであり、1秒以内にUC内にいる大門透軍団を全員殺害できる程の超スピードを発揮できる。何故か巨大化した相手でもナイフ1本で切り刻める。
アクションシーンを描く労力が消えるおかげで、能力使用で消える→次のコマで周りの人間が切り刻まれる、という展開がやたらめったら多い。
実年齢は10歳だが、能力を使いまくった影響で今は青年の姿になっている。何度も言うがニノマエ
冴香によって開発された老化ガスの影響下でアビス能力を多用した結果、老人化。最後の力を振り絞って透と冴香を道連れにした後に死亡。
菅原家や神乃家よりも上の存在みたいな黒幕っぽい奴。生きてるのに名前がご先祖様とはこれ如何に。
十二単と見えない目元が特徴的であり、黒幕っぽい雰囲気を出していたが、神乃瞬に殺害される。
実は正体は人外であり、傷を癒すために弥生と空也を捕食した後に、世界の行く末を深淵から覗くために姿を消す。
どういう存在だったかは最後まで不明である。おそらく作者も考えてない。
「ハルカくん 間に合わなかったね」(脳梗塞で死亡した母親を目にした主人公に対して)
第一話においてハルカに母親が倒れて病院送りになった事を電話した男。
ただのモブなのだが、前述の人として言ってはいけないライン越え発言が妙に印象に残るキャラ。
不注意で道路に飛び出した主人公を轢こうとした。
達雄によって方向転換させられて事なきを得たが、人間がトラックを動かした事実や、事故を起こしかけた事などに一切の反応をせずに何事も無かったかのように走り去った。
ただのトラックなのだが、前述のノーリアクションっぷりが妙に印象に残るトラック。
俺は"追記・修正"のアビスだぁああ
- 登場人物の大半の能力が、これ漫画映えしねーなー…って思う。爆破とか発火とかそういう能力は出てこなかったのか -- 名無しさん (2026-07-08 22:21:48)
- ネタにするにもどうにも半端な感がね… -- 名無しさん (2026-07-08 22:23:59)
- チェンソーマンをめっちゃ劣化させた上で斬っぽくして陳腐にした感じ -- 名無しさん (2026-07-08 22:29:05)
- 改めて見てもツッコミどころ満載過ぎてどういう事…?となる。 -- 名無しさん (2026-07-08 22:39:40)
- えっバイオアビスの項目!?マジで!? -- 名無しさん (2026-07-08 22:46:22)
- やっぱり本人はまじめに面白い漫画を描いていると思ってるっぽい天然系のクソ漫画にしか味わえない栄養素に満ち溢れててツヤツヤしてくる -- 名無しさん (2026-07-09 00:30:14)
- 超展開のストーリーとかお粗末な画力とかディスりたいから項目作ったようにしか見えないんだが…いいのかこれ -- 名無しさん (2026-07-10 09:38:36)
- ↑これはディスりってほどにはならんだろ。これが駄目ならゆで漫画とか猿先生関連項目も駄目になる -- 名無しさん (2026-07-10 10:12:17)
- ↑2これがディスに見えるなら目を疑うなぁ・・・ディスりたいならその下に、ハッピーエンドで終わったとかセリフ回しの評価点があるとか書かないよね?いや疑問なんだが。むしろそのコメントこそ「ディスりたいから項目作ったんだろ!」って決めつけてディスってるんだが・・・その自覚ありますか? -- 名無しさん (2026-07-10 10:44:17)
- 確かにひどい作品であるのだが、後に「亜人の王」「お嬢様の下僕っていう洒落にならないレベルに酷すぎる問題作が出てきたからなぁ・・・それに比べれば、本作なんて可愛いもんよ -- 名無しさん (2026-07-10 23:12:07)
- 最初に噂を聞いた時は全部ぶっ壊すみたいな感じかと思ってたんだ、うん -- 名無しさん (2026-07-15 21:32:55)
最終更新:2026年08月19日 08:04