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マジック(X-MEN)

登録日:2026/08/07 Fri 23:00:30
更新日:2026/08/09 Sun 09:54:15
所要時間:約 6 分で読めます




■マジック/イリアナ・ラスプーチナ

マジック(MAGIK)は米国MARVEL社の『X-MEN』シリーズの登場人物の一人。

X-MENの若手チームであるニュー・ミュータンツ(New Mutants)の一員として特に有名で、在籍当時の最強メンバーでもあった。
登場当時から主に活躍していた80年代には絶大な人気を誇っており、その先進的なキャラクター性から後の日本由来の“オタク文化”に染まった層からも支持を集めている。
実は、当人は数年に渡る活躍の後に色々とあって長らく死亡扱いとなっていたものの、00年代後半のマルチバース化が顕著になっていたMARVELコミックス全体の展開の中で正式に復活を果たしている。


【人物】

本名はイリアナ・ラスプーチナ*1

己の肉体を鋼鉄に変える能力を持つX-MENの中心メンバーの1人であるコロッサスことピーター(ピョートル)・ラスプーチンの年齢の離れた妹であり、初登場時は7歳(または6歳)であった。
ピーターがX-MEN入りした後もロシアの両親の許で暮らしていたものの、X-MENファミリーの宿敵であるアーケードに誘拐されて米国へと連れ去られてしまい、Dr.ドゥームを敵対させようとする計画に巻き込まれるもののX-MENの活躍により救出され、イリアナもまたXマンションにて暮らすようになる。
……実はイリアナもまたミュータントであり、X-MEN入りしたピーターではなく、ヴィラン堕ちした長兄ミハイルと同じく時空を越えたテレポーテーション能力に目覚めた。
……しかし、まだ幼いこともあってか能力の目覚めは初歩的なものとされ、登場から暫くはX-MENファミリーのマスコット的な存在という癒し枠であった筈……であった。

【マジック(ダークチャイルド)への変身】

実は、イリアナのテレポーテーション能力の正体とは現実世界から魔界リンボへの転移であり、厳密には純粋なテレポーテーション(空間転移)ではなく魔界を経由して現実世界の別の場所への移動であった。
そして、そのリンボの支配者である悪魔ベラスコが自らの主であるエルダー・ゴッドを呼び寄せる為に行った儀式の影響でリンボと繋がりのあったイリアナが帰って来れなくなる事態が発生。
……ややあってイリアナは現実世界に帰還するも、その時にはリンボで15歳まで成長した上にベラスコによって魔術と戦闘術を教え込まれた“ダークチャイルド”へと変身した後の姿であった。

こうして帰還したイリアナは、その強大な魔術の資質からDr.ストレンジが指導を申し出されるるなどしたものの、再会したX-MENファミリーへの親愛の情もあってかこれを固辞。
しかし、元のようには暮らせないとして新世代X-MENを育成するために結成されていた“ニュー・ミュータンツ”に編成されると共に、そこで能力の使い方を学んでいくことになり、ここで“マジック”のコードネームを得ることになる。

……しかし、経歴が経歴のためか純粋に“若い世代のミュータント”でしかない他のチームメイトとは色々とズレた存在であるイリアナはチームの最強メンバーにも関わらず無自覚でも意図的でも事件の火種となるトラブルメーカーとしても描かれており、指導してくれていた恩師であるマグニートーはともかくとして、他のチームメイトからは浮いた存在となってしまってもいた。
実際、イリアナが例外的に親交を結んでいたのはサム・ガスリーらニュー・ミュータンツのチームメイト達ではなく、年齢は近いもののニュー・ミュータンツではなくX-MEN(のオマケ)入りししていた“シャドウキャット”ことキティ・ブライドであった。
当時のキティは若すぎる為に本格的に交際に発展していなかったものの、イリアナの兄であるピーターにベタ惚れの状態であり、そうした事情もあってかイリアナとも接してみている内にお互いに本当の仲良になったという関係性であった。

何れしても、そうして曲がりなりにもX-MENファミリーの一員として活動していたマジックことイリアナであったが、後にニュー・ミュータンツ毎にリンボに転移したまま現実世界に戻れなくなるという事件が発生。
……これもリンボの支配者ベラスコの引き起こしたものであり、実はベラスコがイリアナに魔術の力を与えたのもイリアナ自身をエルダー・ゴッドを呼び出すための“門”として利用するためであり、遂にその計画を実行に移すためであったのだった。
しかし、この計画はニュー・ミュータンツと一度は敵対したものの正気を取り戻したイリアナにより阻止されることとなりベラスコは打倒される……が、その結果としてリンボでの出来事が無かったことになりイリアナは本来の7歳の姿に戻り“マジック”としての記憶と能力は失われてしまった。

【イリアナの死】

そうして、普通の子供として現実世界に帰還して親許へともどされた筈のイリアナであったが、ここで未来世界からやって来たX-MEN四大悪役の1人であるストライフが現代にバラまいたミュータントにとって致命的な影響を与える“レガシーウィルス”に感染してしまう。
何とか治療の方法を模索するべくXマンションに戻されるもビースト達の尽力も虚しく、哀れイリアナはウィルスの影響で逝去。
その死は何となくイリアナの世話役についていたジュビリーや看病の為に戻ってきていたキティに衝撃を与え、余りの哀しさから兄ピーターを最初の悪堕ちに至らせるほどであった。

【マジック復活】

……こうして、MARVELユニバースでは長らく死亡扱いだったイリアナだったが、00年代後半に復活したベラスコに更に復活させられる形で復活。*2

当然のようにX-MENファミリーと接触する中で、彼等の力も借りてベラスコとの己の存在を賭けた戦いに挑み此れを打倒。
ベラスコに代わる“悪魔を宿したリンボの支配者”として現実世界に帰還すると共に正式にX-MEN入りすることになる。
尚、昔から何気にサイクに懐いていると指摘されることが多く、それを裏付けるように復活後はサイク派の重鎮として教師をやったり、兄ピーターと共に“フェニックスファイブ”の1人として大暴れするなどしている。

一方、己の力の暴走を抑える為に正式にDr.ストレンジに師事して魔力を安定させるなどもしている。

【能力】

ミュータントとしての能力は前述の通りで異世界(魔界)リンボを経由してのテレポーテーション能力……しかし、この能力は説明の通りで純粋な空間転移能力ではないため、何と空間ばかりか時間をも越え得る可能性を持つ能力である。
尚、テレポーテーション(リンボへの転移)の発動の際には“ステッピング・ディスク”と呼ばれる輝く円形の力場が発生し、これに他者を乗せることで他者も巻き込んでの多人数による空間転移が可能と、テレポーテーション能力者としては相当に優れていると言える。

そして、リンボ由来の能力者としては固有装備の“ソウルソード”がある。
これは、その名のように魔力を秘めた剣なのだが、武器であるだけでなく極めて優れたマジックアイテムでもあり、魔力に由来する事象を自在に制御/破壊して己の魔力をも成長に応じて際限なく高めていくという効果を持つ。
成長に応じて剣が姿を変えるのみならず、魔力由来の鎧を形成して身に纏うことも可能で、かつてはベラスコからの“呪い”とも呼べるものであったがベラスコを打倒した後は“リンボの支配者の証”としてマジックの力となっている。

また、リンボに居た頃に別の世界線の白魔術を極めた魔女として生きていたストームと格闘と剣術を極めた女戦士となっていたキティにも師事しており、結果的にベラスコ由来の黒魔術、ストーム由来の白魔術に加えてキティ由来の剣術と格闘術をも修めた万能型の魔女(物理もいけるよ)となっている。
……更に更に上記の通りでフェニックスパワーまで宿せる資質まで…ry


追記修正は金髪ロングでスレンダー体型な魔女っ娘ヒロインに萌える人がお願いします。

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最終更新:2026年08月09日 09:54

*1 兄ピーターに倣い“イリアナ・ラスプーチン”とされていた時期もあったのだが、ロシア語ではファミリーネームも女性形に変化するので現在は“ラスプーチナ”表記に改められている。

*2 これ以前にもタイムトラベラーとして一時的に帰還したことはあったが。