アットウィキロゴ

カイの冒険

登録日:2026/08/27 Thu 16:55:06
更新日:2026/08/27 Thu 18:27:20NEW!
所要時間:約9分で読めます





概要

1988年7月にナムコから発売された横スクロールアクション。
ドルアーガの塔・イシターの復活のバビロニアンキャッスルサーガシリーズの3作目。
時系列としてはドルアーガの塔の前日譚に当たる。


STORY


… IN THE ANOTHER TIME
  … IN THE ANOTHER WORLD



    いまとは べつのじかん
      こことは べつのせかいの
              おはなしです



ははなる ユーフレイトの ながれのほとりに
マーダックおうのおさめる バビリムのまちが
ありました。 ひとびとはかみをうやまい
よくはたらき なかよくくらしていました。


アヌのかみは ブルークリスタルロッドを ひとびとに
さずけ まちのそらに かがけました。 ロッドの
あおいかがやきは えいえんのはんえいと
ゆたかなみのりを やくそくするものでした。


ところが これをきいた スーマールていこくの
バララントこうていは バビリムにせめこみ
まちのひとをとらえて みんな ドレイにして
しまったのです。


そしてバララントは ロッドをてにいれるために
てんまでとどく とうをつくらせました。 あおい
かがやきはさえぎられ ちじょうは ふあんと
くらやみに つつまれました。


かみをもおそれぬ ていこくのおこないに アヌは
いなづまをおとして とうをはかいし ていこくの
へいしのたましいを ロッドに ふうじこめて
しまいました。


しかし やみにとざされたちじょうでは めがみ
イシターとの たたかいにやぶれ ロッドの
ひかりに まりょくをふうじられた ドルアーガが
ふっかつしていたのです。


ねむりからさめたドルアーガは こわされた
とうを まりょくでなおし てんから ロッドを
うばい とうの さいじょうかいに かくして
しまいました。


これをみたイシターは おうにつかえる みこの
カイに つげました。
“カイよ せかいをすくうためには だれかが
ロッドをとうから もちかえらねばなりません。


”あなたに ゆうきを みがるさにかえる まほうの
ティアラを さずけましょう。 こころただしき
ものには きっとたすけが あらわれるはずです。
さあ カイよ いきなさい!”



こうして カイは きけんな ドルアーガのとうに
むかいました。 いよいよはじまります。

     カイのぼうけんが ...




ゲームシステム

主人公カイを操作して最上階到達を目指す。
各面どこかにある鍵を取得して出口に到達すればクリア。
なお攻撃手段は一切無く、すべての敵を躱して進まなければならない。
敵に接触か時間切れで死亡。接触した敵はゲームオーバーになるまで消滅する。
コンティニューはゲームオーバーになったフロアから無限に可能。ただしセーブ機能は無くぶっ通しでクリアしなければならない仮面ライダー倶楽部方式である。


ジャンプアクション

押し続ける間、壁や天井にぶつからない限り上昇する。離すと下降する。
ジャンプ中にも加速や左右移動が可能。降下すると再びジャンプはできない。
ジャンプ中に天井や壁に頭をぶつけると、頭を抱えてその場でゆっくり降下し地上に降り立つと数秒間しゃがみ込んでしまう。そのため繊細な操作が必要。説明書に記載されていないが、ボタン連打で降下時間を調整できる。
逆にこの仕組みを利用しないと突破できない場所も存在する。


アイテム

宝箱に入っている。設置されているものは階層ごとに固定されている。


モンスター

多岐にわたるため概要だけ
スライム系 ドルアーガの塔からお馴染み。物によっては呪文も唱えてくる。
追跡系 カイをずっと追ってくる。結構フォルムが気持ち悪い。
固定系 サラマンダーやメイジ等呪文や炎を吐いてくるものが多い。
跳躍系 周期でジャンプアタックをかましてくる。
強襲系 近づくといきなり出現する。THE初見殺し。


キャラクター

カイ
主人公でありイシターに仕える巫女。
イシターから授けられたティアラで塔を登る。
イシター曰く後ろ姿が某ナムコゲーの要石にそっくりらしい。

イシター
愛と戦いの女神。
カイに助言と言う名の操作説明をしてくれる。

クォックス
ワープの際にゲームのヒントなどを教えてくれる優しいドラゴン。

ギル
カイの恋人であり王国の王子。ゲーム本編には出て来ない。
実はアヌが落とした雷に巻き込まれ重傷を負っている。




追記修正はノーデスクリアを達成する程に極めた方がお願いします


メニュー






















こうしてカイは とうのさいじょうかいに
たどりつきましたが ドルアーガのまりょくにやぶれ
ざんねんながら イシにされてしまいました。


ブルークリスタルロッドは レッド グリーンの
3本にわけられ ロッドのパワーは うしなわれ
ふうじこめられていた ていこくのナイトたちも
ふっかつしてしまったのです。


ロッドのせいれいだった ドラゴンのクォックスも
シルバードラゴン ブラックドラゴンの3びきに
わかれてしまい ただしきこころは ドルアーガに
うばわれてしまいました。


かくして ストーリーは カイのこいびとギルが
ドルアーガをたおし カイをすくう
“ドルアーガのとう”へと  つづきますが ...


このあとも ひきつづき スペシャルステージで
おたのしみください。

     どうもありがとうございました



    THE QUEST OF KI
      ザ クエスト オブ カイ
        カイのぼうけん




      ゲームスタジオさくひん







狂気のスペシャルステージ

ここからはハードゲーマー向けの全40階層に渡るスペシャルステージ。
シルバードラゴンさんが「あまりかんたんにスペシャルステージをクリアできるとおもったらそれはおおきなまちがいだぞ」とおっしゃられているように本当に一筋縄ではいかない難易度を誇っている。
なおこの先にもワープの設置はあるが、取得した場合はみんなのトラウマZAP!になってしまい、60階より下層に叩き落される。
また特定階ではニャームコやアオスケ等ナムコのキャラが敵として友情出演している。

オニのような難易度を誇るスペシャルステージの中でも特にイカれっぷりのすごい階層


61F
最初からクライマックスとはこのことか、スペシャルステージでも屈指の難易度。
やることはイライラ棒なのだが、本当に繊細な操作が求められる。
因みにここのステージのみワープを取っても61Fに戻してくれる。優しい。
66F
風の吹く面。このゲーム独特の慣性によりトゲに刺さって死が多発する。
79F
風が吹く中、アオスケの鉄壁ディフェンスとトゲ階段を抜ける必要がある超難度面。
90F
ウィルオーウィスプの猛攻を避けつつ柱渡りをしなければならない。
98F
博識なwiki籠り民諸兄ならお気づきだと思うが、開発者の遠藤雅伸氏にも「最難関」と言わしめるほどの難易度を誇る階層。
詳しい事を言うとキリが無くなってしまうが単純に言うと「三角ジャンプでトゲを飛び越え、しゃがみと同時に炎を躱す」という操作を8回も行う必要がある。
しかしやっとのことで切り抜けてもゴール直前には強襲系の外道ニョロニョロが突如襲ってくる初見殺しにも程があるステージ。
99F
これまた複雑怪奇な構造だが、実はウィルオーウィスプ2体を躱せば即クリアできる。
100F
ついに最終ステージ。
しかしここにもワープが設置されていて取得した場合なんと19Fに叩き落される。
ルートを覚えて進行、後は間違えてワープを取得しなければ突破は容易い。




          おめでとう!





あなたは すべてのスペシャルステージを
             みごと クリアしました


もし 60めんいこうを
     ノーミスで クリアしたのなら
        プロゲーマーなみの うでまえです

まさに このゲームを
         ”きわめた” と いえるでしょう


オニのように むずかしくおもえる
     スペシャルステージを
          ここまで やりこんでいただき

スタッフいちどう そんけいのねんをもって
         たいへん かんしゃしております
  これからもよろしく おうえんしてください



移植

  • AC版
任天堂のVS.システム用に発売。
最初からスペシャルステージを選択できる他、スペシャルステージが20面追加され全120階層構成になっている。

  • 携帯アプリ版
グラフィックが刷新された「アレンジ」の追加や、Bボタンのダッシュの代わりに移動速度上昇、1ボタンでしゃがみが出るなどシステム面が刷新されている。

  • アーケードアーカイブス
上記のAC版の移植。
設定でスコアや残機数の表示などが設定可能。



余談

  • ストーリーについて
前2作では「王国」や「帝国」としか表記されていなかったが、今作は国名も表記された。
その他も今作で初めて正式名称が明らかになったものが多数あり、それが後作の「ザ ブルークリスタルロッド」に受け継がれている。
因みにカイが攻撃手段を持たないのは「イシターの巫女は戦いを禁じられているから」らしい。

  • 制作背景
本作は元々バビロニアンキャッスルサーガとして作られる予定では無く、商品の魅力があまり無かったが「これはカイの冒険では?」というインスピレーションからゲーム化の予定が無かったエピソード0として再開発をしたそう。
本作の結末が当時珍しかったバッドエンドであることもあり、開発チーム宛に「カイが可哀想」というお便りが複数届き、開発者の遠藤雅伸氏は「以降暗いものはやめようと反省した」と語っている。

  • 元ネタ
ゲームシステムはアタリから発売されたゲーム、「メジャーハボック」のアクションシーンのシステムが取り入れられている。そのため開発コードが「マイナーハボック」であり、スタッフクレジットのスペシャルサンクス欄に「アタリ メジャーハボックかいはつチーム」とクレジットされている。

  • ZAP回避
スペシャルステージではワープ取得でZAPになってしまうが、メッセージが出現する前にリセットボタンを押せばワープが無効になりそのまま再開が可能。

98Fを語るうえで外せないのがお馴染みこの番組であろう。
元々バンナム本社での収録で、下層の方では「今日家族とランチ食えるかも」と言うほど楽勝ムードだったがスペシャルステージで詰まり挑戦延期。
延期日も98Fに辿り着くものの突破できず無期延期を決断。
クリスマス生放送SPにてまたも再挑戦。残り3面を3時間で突破するという誰から見ても楽勝なスケジュールで、途中ミニコーナーも計画されているほどだった。
しかし98Fで実に7時間半を費やす。チャンネル変更や放送予定だった番組をすべて延期にし、放送はAM5時まで続けられた。
途中挑戦ソフトをスペランカーに変更し楽しむ有野課長だったが、視聴者から送られたFAX「カイやれ! by川口(19)」で奮起し見事98F、99Fと突破。
100Fでは誤ってワープを取得するもメッセージが出る前にZAP回避。
そのまま見事100Fを突破。番組終了まであと5分だった。
DVDに収録されている完全版はもはやドキュメンタリー映画である。 




追記修正は60面以降をノーミスでクリアできるプロゲーマーの方がお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年08月27日 18:27