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アメリカ合衆国

登録日:2010/02/04 Thu 01:37:24
更新日:2026/09/16 Wed 13:37:04
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G7 KKK NY USA この項目はロシアに監視されています。 もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな アメリカ アメリカンドリーム アメリカ合衆国 イギリス エシュロン カリフォルニア キリスト教 ギャング シビル・ウォー ジャイアニズム ステイツ チャンスの国 チーム★アメリカ/ワールドポリス ネイティブアメリカン ネイティブ・アメリカン ハリウッド ハンバーガー マフィア メリケン ヤード・ポンド法 レッドネック 世界の国シリーズ 世界一 世界史 亜米利加 人種差別 先進国 全米ライフル協会 勝てるわけがない 勝てる気がしない 北アメリカ 北米 南北戦争 南部白人 合衆国 国 国家 国家とギャングは同一 国家項目 圧倒的実力至上主義 大統領 大量消費 孤立主義 学歴社会 実力主義 実力至上主義 常任理事国 平均寿命が先進国の中で最低クラス 弱肉強食 星条旗 最強 核保有国 格差社会 武装権 海外ドラマ 犯罪大国 移民 移民国家 米 米国 米国銃所有者協会 米国魂 米帝 肥満 自由の国 薬物汚染 蛇口からコーラ 貧富の差 貧富の差←拡大 資本主義 超・格差社会 超実力至上主義 銃の国 銃社会 階級社会 革命権 麻薬汚染



United States of America

アメリカ合衆国


【概要】

北アメリカ大陸に本土を置き、50の州を主体に成り立つ民主共和制連邦国家。
州の他にはコロンビア特別区(所謂ワシントンD.C.)をはじめ、サモアやグアム準州、プエルトリコ、北マリアナ諸島(サイパン島はここ)といった海外領土を領有している。
経済、軍事、科学といった分野では世界をリードしており、実質的に世界一の国家である。
(近年は経済分野ではサブプライム問題、リーマンショックといった問題があり決して順調ではないが…)


自由と民主主義を何より国家の理念と標榜するが、ぶっちゃけかなりノリと勢いな気がしないでもない。

勝つためにルールを破るのではなく、自分が常に勝てるルールを作る主義。近年前者になりつつあるが


合衆国とはなっているが、国の成り立ちや英語の意味から考えれば連邦国が正しい。
そこで、合‘衆’国は合‘州’国では?と思うかもしれないが、江戸幕府の役人が中国の古文書『周礼』に記されている君主の居ない政治体制「合衆」から引用し、
合衆国とした。
決して翻訳のし間違いではない。

日本語では「米国」、中国や韓国では「美国」と略される。

【歴史】

15世紀、東インド航路*1に対抗して西回りでインドに行こうと航海していたクリストバル・コロン(コロンブス)によって「発見」される。ヨーロッパからの到来自体はそれ以前に赤毛のエイリークとレイフ・エリクソンの親子(ヴァイキング)がしていたが、この時は先住民との深い対立から本格的な植民化は行わなかった。
ともあれ元々モンゴロイド系先住民(ネイティブアメリカン)のみが暮らしていたが、スペイン・オランダ・フランス・イギリス等の植民地にされた。
ちなみに彼らが長らくインディアンと呼ばれていたのはコロンが新大陸をインドだと信じて止まなかった名残。

その後、17世紀頃から徐々にイギリス国内の宗教紛争で世俗化を嫌い英国国教会から弾圧された清教徒(ピューリタン)とそれ以前から入植していた人々を中心として、現在のアメリカ北東部のイギリス植民地で支配を拡大。後の「13植民地」を形成する。

この13植民地がイギリス本国との関係の悪化を受けて独立戦争を起こすと、1776年7月4日に独立を宣言。そこから交渉と武力行使で独立の承認や領土を獲得していき、現在の国土を有するに至っている。

が、その途上の1860年代。奴隷制度と自由貿易を巡って南部が『アメリカ連合国(CSA)』として分離独立を宣言し、その対立が南北戦争へと発展。
最終的に北部が勝利してアメリカは再統一され、奴隷制度も廃止された。しかし黒人に対する差別は色濃く残り、日本への進出も英仏に大きく差を付けられてしまった。

特に1876年から1964年にかけて存在したジム・クロウ法は、端的に言えば「白人以外は二級市民」と規定する悪名高き人種差別法であり、第二次世界大戦後にも当時の白人の中には「黒人は人間ではない」と公言する公人も普通にいたぐらいである。
この法律の存在していた期間には、日本の大相撲の大鵬が大相撲入門から横綱に駆け上がるまでの間が含まれているが、つまり日本に置き換えると「大鵬ハーフなので人間じゃない」と言っているようなものである。
1955年12月から1956年12月まで行われたモンゴメリー・バス・ボイコットに参加した黒人は憤慨した白人に公然とリンチされていた。1956年夏頃に大相撲夏巡業で横綱候補として角界に勧誘され、大相撲に入門するべく上京した大鵬は、アメリカならスター候補どころか意志と人格を否定されてリンチの対象とされる存在であったのである。

しかしそこからは豊富な資源とユダヤ人資本、地理的な条件も相俟って先進国の仲間入りを果たし、20世紀初頭には全世界の工業生産の30%を占める世界の最強国家に躍り出た。圧倒的な経済力と生産力からなる軍事力によって、二度の世界大戦を勝利。戦禍で欧州が壊滅的被害を受けたことなども合わさり、世界に比肩する国家がない超大国となるまでに発展した。(経済力で最もアメリカに接近した中国でも、GDP比較ではアメリカの6割ほど。かつてのソ連は4割ほどである。)

なお何だかんだ言いつつ、アメリカとロシアは現在においても比較的友好関係にあり切っても切れない歴史にある。
ロシアとは冷戦状態と友好関係と言う状態を世界を巻き込みつつ何度となく繰り返してはいるが本格的な戦争には到った事はない。

多くは亡命、現在も今なお続く児童売買と里子制度(アメリカ国内では、おおよそ10万人以上のロシア人の白人種の子供限定でアメリカの白人種の家庭に里子や人身売買で養子として引き取られている)により、およそ300万人のロシア系アメリカ人がアメリカの白人社会の一部を構成しており、この件に関してウクライナ紛争前にウラジーミル・プーチン大統領がアメリカ合衆国に対してメディア上で公然と批判していた事はアメリカ国内では非常に有名。

代理戦争を世界中にばらまき、特にベトナム戦争ではアメリカ軍の介入で戦争が長期化、泥沼化し、カンボジアまで戦線が拡大。
また公民権運動の高まりから差別が法的に禁止されていった。

冷戦終結後はそのまま唯一の超大国になる――パクス・アメリカーナが現実化する――と思われたが、
テロや中国を筆頭とする新興国の台頭により岐路に立たされている。



【政治】

政治体制は(アメリカ型)大統領制。他の国では中南米に採用例が多いというかアメリカが輸出した体制である。
一般的な大統領制と違い、行政府の長(≒首相)を大統領が兼任しているのが特徴。
世界で最も三権分立が確立されているとも言われており、また伝統的に大統領の所属政党と副大統領・議会与党が食い違うことが多い。

2025年現在の国家元首は第45代・第47代大統領ドナルド・ジョン・トランプ(共和党)。


議会は各州二名ずつの上院と人口比によって議席のある下院からなる二院制であり、

<共和党>…保守
  • 小さい政府
  • 強いアメリカ、孤立傾向
  • 自主独立、自由主義的
  • マスコットは象
  • 南部が支持層

<民主党>…革新
  • 大きい政府
  • 国際協調傾向
  • 相互協調、社会主義的
  • マスコットはロバ
  • 東部が支持層

という傾向をもつ二大政党が議会の中心(あくまで傾向のため、自由主義的な民主党議員やその逆もありうる)。

政府組織も各省庁の独立性が高く、大統領・議会・市民その他を含めそれぞれが対立・協力を繰り返すため、「アメリカの総意」なるものはしばしば存在しない。


その国体はまさにヒュドラの如し。
どうもこの辺りが「場当たり的」「自分勝手」「節操無し」と呼ばれる由縁に思える。

また、各州の法律・行政・司法が連邦政府から独立しており、連邦法以外の法、各種免許や規制も州毎に異なる。
そのため州を跨いだ犯罪を解決するのは専らFBIの仕事である。




【文化】

建国以来、その下地には銃とキリスト教が強く居座っている。
特に銃は『緊急事態? 1911を使おう(Emergency? Use 1911)』*2というポスターが銃規制強化の反対を訴える目的で出るほど。
反銃規制団体のNRA(全米ライフル協会)が米国最大のロビイストとなり、同系列第2位の規模のGOA(米国銃所有者協会)もそれなりの影響力を持つ程、国民にとって銃は手放せない存在となっている。
民間販売でも『護身用』として拳銃をはじめポンプ式ショットガンや自動小銃も売ってるし、なんなら対物ライフルなんかも販売しているリアルGTA状態。

そんな具合に衝動的な銃乱射事件の被害ですら害獣や犯罪組織のそれの前では微々たるものという国柄だが、国外からしばしばその銃社会ぶりは問題視されており、しかしその実状ごと解決するのは無理難題と化している。

歴史に沿って見てみると、1920年代にアメリカの黄金時代(所謂『永遠の繁栄』)が到来し、ミッキーマウスなどのディズニーキャラクターがこの頃に登場。
映画やジャズにコカ・コーラ、ミュージカルなど、今も生きている色々な文化もこの時代に確立されている。

また1919年には国ぐるみのやってみた企画禁酒法が制定されたが、密造と密売が半ば公然と横行しており、アル・カポネなどの代表的なギャングが活躍し、時に血で血を洗う暗殺や抗争が多発した。

そんな時代が俗に狂騒の20年代、狂乱の20年代と呼ばれている。諸兄も聴いたことはあるだろう。

加えてベーブ・ルースの驚異的な記録が作られたのもこの頃。……濃厚な年代である。

一方でナチズムについては浸透しなかった。いや、浸透はしたが台頭はできなかった。
大戦中にギャングに協力を仰ぎ、その集会を死者を出すことなく潰したのだ。こうして毒を以て毒を制し、国内の分裂を防ぎ切ったのである。

大戦後の超大国時代(1960~)も科学の振興、国力の上昇により華やかりし時代。
ハリウッドの映画を始め各国にアメリカ文化が広く取り入れられた。人気TV番組「セサミストリート」が始まったのもこの頃。

自動車・バイクなども「アメ車」「ハーレー」に代表される大柄で大排気量の特徴的なものが多い。
流石に2010年代から折れた車も多いが、未だにフラグシップがV8な車種も多い。
モータースポーツも盛んであり、特に1970年代~80年代には多くの優秀なライダーが誕生し、
欧州ライダー主流の世界GPで圧倒的な力を見せたばかりかアメリカのスタイルを持ちこみ影響を与えた。

一方で、単位系にはメートル条約へ批准していながら未だメートル法(特に国際単位系(SI))ではなくヤード・ポンド法*3*4が常用されており、長さ(インチ、フィート、マイルなど)や重さ(ドラム、オンス、トンなど)、温度(ファーレンハイト温度)の単位に関してはたびたび時代遅れといわれている。
だが、アメリカのプライドがあるとか、メートル法に変えるのが面倒くさいとか、国民があまり覚えたがらないとかで、他の国から「メートル法に変えたらどうだ?」といわれても、「使用の禁止はしてない」、「使う単位系の自由も一定程度はあるべき」などと実質的に拒否している*5。
それが原因で航空機の採寸をミスって墜落事故とか起こしてるのだが、学習する素振りは無いようだ。

スポーツは保守的かつマネーゲームをあまり好まない傾向が強く、NFLの「スポーツの魅力とは最高のレベルで戦力の均衡したチームが繰り広げる競争状態である」という理念が全てを物語っている。
4大スポーツと言われる野球、アメフト、バスケ、アイスホッケーの4大リーグ全てで、何かしらの給料制限が存在する。
他にもNASCARやIndycarなど、モータースポーツも車体規格を全メーカーでほぼ一本化するなど「金より腕」の傾向が強い。

一番重要なのは「 客が現地に来て楽しめるか 」であり、そのためなら「現地に来ても試合は見ない」という一見矛盾しているようなスタイルにすら、スタジアムグルメやサブイベントを充実させて対応する。
日本で近いのはグッズに注力したライブやグルメの充実した競馬場の辺りだろうか。

ただこの「お客が楽しめるか」は 試合のルールの改造 にまで及ぶ事すらあり、そのせいで国際ルールの大会において苦戦したりする。
例えばNBAの「ディフェンスが押してもノーファウル」ゾーンに慣れすぎて、うっかり押してしまうとか。
テーブルゲームでも麻雀が緑一色や七対子を再輸入させた一方、大富豪さながらの配牌後の手牌交換(チャールストン)やジョーカー相当の牌などはアメリカ独自のルールに留まっている。

自由の国を謳う一方で、キリスト教の中でも聖書原理主義的な派閥である清教徒が建国に関わったこともあり、先進国の中では実はかなり宗教色の強い国家でもある。
おかげでかカトリックや正教会、聖公会などの主流諸教派が異端視する所謂『エホバの証人』と『モルモン教』もこの国でキリスト教として興っている。
現在も多くの地域で敬虔なクリスチャン(主にバプテストや長老派、メソジスト)が宗教的に多数派であり、リベラルな人権・福祉を唱える地域とはたびたび議論が起こっている。
このためエロ表現に関しては不寛容であり、あるアメリカ出身の漫画家はエロ絵を描いては作品を燃やすという行為を行っていたという。虚しい。

どこまで行っても拝金主義・金権主義を地で行く国家なのは余りにも有名であり、マイノリティの権利も突き詰めれば「金を稼げるかどうか」の実力主義に基づく。例えば、表舞台で活躍するLGBTは活躍に附随する形でLGBTを個性として認められるが、逆に特別な能力を持たない有象無象のLGBTは差別の対象になりやすい。
また南軍旗も黒人差別の象徴として禁止されるに至った。じゃあ日本にくれよ、ナチスと一緒に使ってやるぜ

さらにアメリカでは生存権が保証されず、故に訴訟大国となっている。
よく1990年代のバラエティ番組では「 アメリカ人の訴訟癖はビョーキ 」というニュアンスで訴訟の事例が報告されていたが、生存権が保証されないので彼らは生活と、それこそ 生命まで懸けて訴訟で自分の権利を守っている に過ぎない。

個人主義国家、キリスト教国家、訴訟大国、この3つの要因が重なって、凶悪犯罪を犯した子供に対して保護者が徹底擁護する傾向にある。
キリスト教の赦しの価値観も然ることながら、個人主義国家であるが故に「親が世間に謝罪行脚する」という集団主義・連帯責任の文化・圧力が薄いため、世間体よりも「家族としての身内の防衛」に集中しやすい環境がある。さらに、親が子供を徹底擁護するのには単純な優しさだけではなく、法廷での情状酌量への協力により莫大になりがちな賠償責任を少しでも軽減する目的がある。


【軍事】

陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊、宇宙軍の6軍種を保持し、直接指揮権はないものの各州に準軍事組織兼予備兵力の州兵をもつ。
また編制には統合軍形式を常設的に取り込んでおり、サイバー戦など一部機能の独立的編制を除いて大まかには各軍種から抽出した戦力を地域ごとで統合的に配備・編成することで縦割りによる作戦阻害リスクを軽減している。

大陸間弾道ミサイルをはじめとする核戦力、12隻の原子力空母や最新鋭の戦闘機・戦車に代表される通常戦力は、常に実戦を通して錬磨研鑽され、
他国に追随を許さぬ最高の能力、圧倒的規模を誇る。

その軍事費のGDP比率は意外にも第二次大戦までは低い水準だったが、大戦・冷戦を通して拡大されていった。

国連活動の主力もなす。
と言うか米軍抜きに国連活動は語れない。

現在のところ、事実上の「世界の警察」の役割を果たす。

世界、いや、

太陽系最強の軍隊である!


……筈だが、
さすがにゲリラが相手では分が悪く、かつてはベトナム、昨今もイラクやアフガニスタンなどでかなり手こずっている(ゲリラ自体の性質がすこぶる反正規軍的なため、致し方ない面もあるが……)。
それでも戦術的に敗退したことまでは無い。

あまり知られていないことだが、実は徴兵制を敷いている。
しかし素行不良な若者は徴兵されないため、大半の若者がバカをやってしまい軍に行くことはない。


【超学歴社会アメリカ】

よく「アメリカは実力がものをいう国」と言われることが多いが、実は「学歴も実力のうち」というのが常識であり、韓国ほど極端ではないが日本以上の超学歴社会である。
「アメリカは実力主義だから学歴なんか関係ない」というのは大きな誤解である。

確かにアメリカは日本や韓国ほど学閥が強い国ではないため卒業した大学のブランド名はあまり重要ではないが、大卒資格の価値は比較的大きく、最終学歴が大卒の人と高卒の人の平均年収の差がとても大きいのである*6。
これには理由があって、アメリカは人権に対する意識が日本より高く表向きは人種(白人か黒人か黄色人種か)や性別(男性か女性か)、生まれた家による差別は表向きでは許されない*7が人種差別はここでも見られる。序列階級としてまず第1位にヒスパニック系を含む白人、次に黒人、アジア系、その次に黄色人種と言った序列が一般論。学歴うんぬんは2の次3の次であるとされる。
何しろバラク・オバマ大統領がアメリカ史上初のアフリカ系・有色人種大統領になったと言うだけで凄まじいまでの驚きや批判が挙がったほど。

人種と学歴による人間の区別(差別ではない)は問題ないと表向きは判断されているからである。人種や性別、実家は生まれつきの要素であり努力で変えられるものではないが、学歴は個人の努力次第で低学歴にも高学歴にもなれるという側面があるのである。
特にアメリカは日本と違って多民族国家であるため、それぞれの民族の価値観が異なるという問題点がある。だが表向きの一面として学歴や資格は人間を評価する物差しとして分かりやすいため重要視されている。移民がアメリカで働くために必要な就労ビザも、基本的には大卒以上であることが取得のための条件となっている*8。

またアメリカは王侯貴族が名残りも子孫も存在しない代わりに人種と学歴によってほぼ身分が決まる階級社会である。もっとも、江戸時代の日本のような士農工商ではなく、その人の努力次第で上にも下にも行けるという健全な階級社会ではあるが。
むしろ学歴によってほぼ身分が決まるということはアメリカが先進国であるという証拠であるとも言える*9。

アメリカでは無名の大学(俗にいうFランク大学)であっても卒業できれば「高卒よりは良い」という評価になる。これはアメリカの大学は入学難易度はそれほど高くはないものの、卒業するのはとても難しく、実力が無いと卒業できないという理由があるからなのだ*10。ペーパーテストの成績だけでなく人間性も優れていないと卒業できないのである。
そして繰り返すがアメリカの場合、大学のブランド名はあまり重要では無く、むしろ「大学で何を学んだか」の方が重要視される。だから無名大学出身であってもその人の努力次第では高評価を得られるのである*11。
もっともアメリカの場合は人種と学歴含む実力が強い相関関係にあるため、超学歴社会だったとしても文句は出にくいという一面もある*12。

これがアイビー・リーグになると話は別で、基本的にアイビー・リーグは成績が良くても研究・スポーツの補強戦略などにおいて 学校に必要のない受験生は合格させない。
そもそも、アイビー・リーグには高校のGPA満点クラスの首席やSAT満点レベルの受験生が、定員の何倍も応募してくる。
何より、当日の入試以上に高校時代の評定面・人物面、課外活動の成績、日本で言う5教科以外の実技科目の成績が絶対的に必要なため、 一部で聞かれる「ハーバード大学の入試難易度は中央大学クラス」という言説は、アメリカのアイビー・リーグ受験を舐めた詭弁 である。
彼らは 「才能もあって努力もして結果も出していて品行も方正」であって当たり前 ということである。
逆に 一番いらないのが「自分のエリート街道のためだけに大学を利用しようとする傲慢な秀才」 である。

因みにアメリカの大学におけるストレートでの卒業率は2025年時点から見ると例年45%前後で推移しており、つまり 多くのアメリカの大学は留年が前提となる のである。

そしてアメリカでは高度な知識を要する職業に就く場合は学部卒ですら相手にされず、大学院まで行くのが常識となっている。
特に医者は日本のような医学部は存在せず、一度大学を卒業してから大学院で医学教育を受けるという流れになっている。

またアメリカでは上にのし上がるためにも基本的には高い学歴が必要になる。例えば日本の自衛隊の幹部は高卒の人が少なくないが、米軍の幹部は大部分が大卒以上の学歴を持っているのである。

ごく稀にビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、イチローなどのように大卒資格が無くても社会的地位が高い人もいるが、それは彼らに「学歴に頼らなくても良いほどの特別な才能」があったからであり、これが無い人の場合はなるべく大学に行くべきと言われている。

アメリカは日本とは比較にならないほど奨学金制度が充実しており、貧しい家庭の子供でもやる気さえあれば簡単に給付型(返済不要タイプ)の奨学金を貰うことができる。なので「家が貧しいから」という理由で大学進学を諦める人は少ない*13。実際、アメリカの多くの若者が軍隊を志願する理由として「奨学金を貰って大学に行くため」というのがあげられる。
また日本では新卒かつ若くなければ大卒資格はそれほど強いものではないが、アメリカでは大卒資格がとても強いため、社会人になってから大学で学び直す人も多い*14。

アメリカには世界中で名前が知られている超有名大学も多く、「世界大学ランキング」*15ではハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学、カリフォルニア工科大学、コロンビア大学、ペンシルバニア大学などは日本の東京大学よりも順位が上である*16。

【超コンプライアンス社会アメリカ】

かつて1980年代までアメリカに諸外国が抱くイメージは「傲慢な天才」というものであったが、2020年代ではアメリカほど表舞台に立つ者に対して厳しいコンプライアンスを求める国は異例だとされる。
露骨な人種差別は表社会からの永久追放に直結するので論外として、ステレオタイプや敬語を使わないことも信用失墜の原因となり、さらに反LGBTや反ポリコレなどのマイノリティの権利の軽視・侵害はもとより、彼らの権利拡充に疑問を呈することすらも好ましくないとされる。スポンサー商売の場合は、スポンサー絶対というほどスポンサーを重視し、些細なスポンサー軽視発言がスポンサー契約解除に直結する。
つまり、 もはや「傲慢な天才」ではアメリカ社会でやっていけない のである。そんなものは通用して精々田舎の高校のジョックとして威張り散らす程度のものである。
大体において毎年アイビー・リーグの学部だけで約1万5,000人程度が卒業するのに、その中から企業が何故「傲慢な天才」など欲しがらなければならないのか?考えてもみれば分かることである。
超学歴社会・超実力主義社会・超努力主義社会と合わせれば、現代の表舞台でのアメリカ人は 「才能もあって努力もするし、礼節も弁えて態度も謙虚」で当たり前 なのである。*17

一方で、社会的に相応しくない発言・行動に及んだ個人に対して、社会正義に基づいて社会的制裁、平たく言えばほとんどの場合SNS上での私的制裁を加える活動を「キャンセル・カルチャー」と呼ぶ。
バラク・オバマは2020年代時点で「キャンセル・カルチャーは社会運動ではなく石を投げているだけのネットいじめ同然(大意)」と語っている*18。

また、後述するように死刑廃止州ですら抵抗する凶悪犯はその場で射殺されることが多い=公平な裁判を受ける権利すら保証されないケースが散見されるなど、果たしてコンプライアンスとは一体何なのか、みたいな事態も散見されている。
もっとも、これに関しては現地から「射殺される人間の方が悪い」という声が多々聞かれ、凶悪犯が裁判を受ける権利の保証はなかなか進まない。

【国内スポーツのエンタメ路線化】

2020年代に入ってから、「バナナ・ボール」と呼ばれる競技性の低いエンタメ路線のプロ野球リーグが台頭しており、その他にも「セレブリティ・ボクシング」という知名度最優先のボクシングがプロボクシングの公式戦などにも進出している。

バナナ・ボールは単なる「おふざけ」に見える独自のルールと文化を持つが選手たちは元マイナーリーガーや大学野球の実力者達で、 プレー自体の質は非常に高い のが特徴である。現在では全米ツアーのチケットが即完売するほどの社会現象になっている。

一方でセレブリティ・ボクシングについては、伝統的なプロボクサーが地道に実績を積み上げても得られないような大金と注目度をSNSのフォロワー数と知名度だけで有名人が一瞬にしてかっさらっていくためボクシング界では賛否両論であり、プロボクシングについてあまり詳しくない若年層は「競技の裾野を広げている」「俺達の人気者がリングに上がって嬉しい」と概ね肯定的である一方、高齢者層や世界戦線の現役プロボクサーやボクシング界に残った元ボクサーからは「努力と実力を重視していたはずのボクシングへの冒涜だ」「我々の時代では考えられなかった」「ボクシング界はもう終わりだ」と 最悪を極める評価 が下っている。

【平均寿命】

アメリカ人の平均寿命は我々日本人と比べてだいぶ短く、先進国の中では最も短い*19。
2021年には先進国とは言い難い中華人民共和国(中国)にも抜かされてしまっている。

これには以下のような理由があると言われている。
  • 日本や他の先進国のような国民皆保険制度が無いため医療保険に入れない人が多く、結果的に病院に行けない人が多い。
  • ごく自然に『いついかなる時でもそれが他国であったとしても白人の権利は常に尊重されるべき』と言う思想の持ち主が教会や病院にあっても一定数必ず存在する。これは当人達自身は差別的に言っているつもりは全く無く自然な考えだと言う。そうしたコミュニティにおいては、最早生理的な次元に根差す考えである。むしろ普通の一般人の方がこの考え方をしない人が多い。
  • (上にも関連するが)ナチュラルに人種差別と経済格差が凄まじいので金持ちも多いが貧しい人も多い。
  • ナチュラルな人種差別主義社会に加え、超学歴社会かつある種の派閥主義の国なので、白人では無い者、または実力が無い者は就職先が少なくなりがちであり苦労しやすい。
  • 医療費がとんでもなく高額で、病院に行くのが贅沢であると考えられているため、鎮痛剤を沢山飲む人が多い。鎮痛剤中毒にかかる人も少なくない。
    • 鎮痛剤に限らず、アメリカでは薬物中毒で亡くなってしまう人が少なくない。
  • キャベツやレタス、トマトやブロッコリーといった野菜を食べず、ハンバーガーやフライドポテトなどのファストフードを食べる時が多いので肥満になりやすい。
    • ちなみに貧困層の方が肥満率が高い。逆に富裕層は適度な運動習慣があり野菜を食べる人が多いので肥満になりにくい。
  • 乳幼児や若い人の死亡率が高い。ちなみにこれは平均寿命に大きく影響する項目であり、「老人がいかに長生きするか」よりも重要である*20。
  • 日本より遥かに治安が悪く、殺人事件に巻き込まれて亡くなる人が多い。
  • 日本と異なり多くの州では死刑制度を廃止しているものの、死刑廃止州でも警察官が犯人をその場で射殺するケースが少なくない。また、過剰な制圧による被疑者死亡もしばしば報じられている。
  • 度々紛争地帯に出向くので戦死する場合もある。

人種毎の平均寿命の格差も大きく、当然ながら白人やヒスパニック系*21の人々の平均寿命はヨーロッパの先進国と大差ないが、黒人やインディアンの平均寿命は発展途上国並みに短くなってしまっている。それでも失敗国家よりはマシだが…。
また白人の平均寿命も近年は下降傾向にあると言われている。これはアメリカにおける一般的な貧困と一般教養不足によるもの。人種による優遇にも限度はあり同じ白人間でなら社会的に蹴落とされる社会だからである。ちなみに日系アメリカ人の平均寿命は日本人とほぼ同じくらい。

州毎の平均寿命の格差も大きく、最も長いハワイ州(80歳前後。おおよそ富裕層が多く住む)と最も短いミシシッピ州(72歳前後、昔からの人種差別問題に加え富裕層と貧困層問題、トドメにギャングよる問題すらある)では8歳もの差がある。
主に温暖な州や裕福な州(西海岸や北東部に多い)は平均寿命が長く、逆に貧しい州(南東部に多い)は短くなる傾向があるとされている。


【日本との関係】

日米関係は江戸時代、典型的な砲艦外交であるペリーの来航から始まったといってもいいだろう(アメリカ船来訪自体はその前に複数あり、日本側でも一部通訳が対英米用に英語を学びつつあったが)。
しかし「日米修好通商条約」締結後に先述した南北戦争が勃発。幕末の対日関係で英仏に大きく遅れを取ってしまうが、南北戦争で余った中古武器を戊辰戦争期の日本に売却して関係を維持。

そこから日露戦争の終結までは比較的良好な関係だったが、この戦争の後始末でのいざこざや、21ヶ条要求から続く中国問題で関係は徐々に悪化。
関東大震災で最も支援した国であったり、経済的結び付きも非常に強いものだったが、満州事変、日支事変(日中戦争)を決定打に敵対。
第二次世界大戦中にアジア・太平洋戦争として戦火を交え、終戦後は連合軍(大部分がアメリカ軍)が日本を占領していた。
日本が主権を回復してからは日米安全保障条約を結び、日本と同盟。

現在では軍事、経済、政治の面で相互に欠かせない存在となっている。また文化面でもつながりは強い。

そのためか「アメリカが咳き込むと日本が風邪をひく」というジョークもある。


【メディアの中のアメリカ】

なぜか歴代ウルトラマンや怪獣が日本(特に東京)に現れるのと同様に、ハリウッド映画などではアメリカ大活躍(日本とは異なり、場所は多岐にわたる)。
歴代大統領は残らず漢だし、有能だけど関わると死亡フラグが立つCTU捜査官、世界一ついてないNY市警、
F〇CKでマリーンな軍曹、はては不死身のコックと超人が勢揃い。
バットマンやスーパーマンも外せない。

また現在では創られ過ぎたことによるネタの枯渇やネイティブアメリカンに対する表現の問題(創作におけるポリティカル・コレクトネス)などで減少したが、西部劇もアメリカを代表する娯楽作品と言える。名作『大草原の小さな家』も広義ではこのジャンル。
だが実は西部劇で描かれる主な時代は、日本で言う明治時代…つまり太平洋を渡って戦艦や捕鯨船がハワイや日本を繋いでいる時代でもある。

他国のメディアで表現されるときは、大味な国民性からか、諸悪の元凶、もしくは正義の象徴の両極端な立場に描かれやすい。

ちなみに創作、特に歴史・戦略SLGにおいては現実通りだとそのリアルチート級国力のせいでまるでゲーム(お話)にならないため、「 必ず 」弱体化される。

逆にハリウッドを始めとしたアメリカ製映画では異星人が攻めてこようが機械生物が襲来しようがモンスターが闊歩しようが大抵はその軍事力に物を言わせた現代兵器で強引に何とかする。
それ以外ではやられ役としても使われ、その強大さを逆に利用して『アメリカ軍をもってしても倒せない敵』を印象付けるダシにもなる。


【その他】


ちなみに共和党から大統領(ニクソン、レーガン、ブッシュ父子、トランプ)が出ると、
何故か、

アメリカ帝国(米帝)

と呼ばれることがある。

某八百バ化辞典では昭和天皇と並んで、ブッシュ(子)が独裁者扱いに…

しかしその一方で、何の因果か地味に民主党大統領の在任期間の方が戦争が起こる。
第二次世界大戦(ルーズベルト)
朝鮮戦争(トルーマン)
ベトナム戦争(ジョンソン)


追記修正大歓迎




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【テロ 暗殺 イラク アルカイダ タリバン 自爆 911核 ミサイル 北朝鮮 戦争 反米】

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最終更新:2026年09月16日 13:37

*1 15世紀末にバルトロメウ・ディアスらが開拓した、喜望峰を迂回してインド洋を北上、と概ね東回りにインドへ向かう航路。

*2 日本でいう110番がアメリカでは911である事に引っ掛けたもの。広い国土に対し警察の駐屯所や人数が少ないため、ほとんどの場合駆けつけるのに通報者自ら銃を抜かないと手遅れになる程の長い時間を要する。

*3 イギリス単位を直接のルーツとする単位系。今では他だとイギリス国内でしか使わない。現在のアメリカではそのうちの『米国慣用単位』が主に使われる。単位全てが10進法で統一されたメートル法と違い、進法が不規則で尺度も中途半端な上に統一しきれてないなどとにかく使いづらい。

*4 メートル法常用国では英米で誕生・発展したスポーツや電子機器以外にはそう使われない。日本ではテレビの型やネジ(インチ)、航空機(フィート)、ゴルフ(ヤード)、競馬(ハロン、マイル)、ボウリング(ポンド)の辺りが有名だろうか。

*5 なんなら「ヤード・ポンド法こそが世界標準」だの「メートル法こそが悪」などと言い張る国民すらいる程。

*6 ちなみに日本も大卒者と高卒者の平均収入の差はあるが、世界的に見ると小さい方である

*7 そういうこともあって、アメリカで開発された生成AIのGeminiでは「アメリカ黒人は奴隷制時代の悲しみを背負っている」という論調の回答が目立ち、アフリカ黒人に関しても「アフリカの現状は本人達の資質の問題というよりは構造上の問題」という趣旨の回答の傾向となる。それを言い換えるとアメリカにおける黒人差別の本質は遺伝子的差異ではなく「黒人」という社会階級にあると言える。

*8 言い方は悪いものの、「大卒未満の学歴の者は寿司職人などの専門職でもない限り、不法移民として扱われてしまう」ということである。

*9 発展途上国や失敗国家では未だに生まれた家によって身分が決まるという事例が少なくない。学歴社会は個人の努力によって上に行ける可能性があるという意味で平等な社会である、とも言える。

*10 だからアメリカは学歴社会であると同時に実力社会でもあると言われる。

*11 逆に日本の場合、個人の実力よりも学閥の方が重要視されがちであるためFラン大卒だとどんなに優秀な人であっても東大や京大などの有名大学の出身者に勝てないということがしばしばある。それどころか「Fラン大卒は(有益な国家資格が取れる医療系でもない限り)高卒や専門学校と大差ない」と思われることすらある。

*12 逆に日本は一部の医療系や理工系の大学などを除き卒業するのが簡単だから、学歴と実力が必ずしも比例しないという問題点がある。

*13 逆に日本は給付型奨学金を貰うための条件が先進国の中では厳しく、殆どが返済が必要な貸与型の奨学金となっている。そのため貧しい家の子供は大学進学を諦めざるを得ないケースが少なくない。

*14 もっとも日本でも最近では通信制大学が普及したこともあり社会人大学生が増えてきているが。

*15 教育力や研究力、国際性に基づいた大学の世界ランキング。

*16 ちなみにこのランキングでは上位はアメリカやイギリスの大学で占められている。また、アジア圏でも香港大学やシンガポール国立大学など東大より順位が上の大学がいくつか存在する。

*17 こういった思想は決して珍しいものではなく、中国で主流の儒教・儒学における君子は何でも出来る完璧超人が理想像とされている。その君子を見つけ出し天子の元で国家運営に従事させようというのが世界史上最も苛烈な官僚選抜試験、科挙である。

*18 彼自身、先鋭化する左翼思想や理想主義的な左傾化する若者の社会主義思想を、自らの「社会は妥協しながら変えていくもので、少しずつしか変えられない」という趣旨の現実主義、共和党と民主党との融和を目指した者としてのリベラル思想とは全く異なるものと考えており、自分をそうした人間と同類扱いされたくないのもある。

*19 ちなみにG7諸国を「2023年時点の平均寿命」が長い順番で並べると日本>イタリア>フランス>カナダ>ドイツ>イギリス>アメリカになる。

*20 ちなみに日本が世界トップクラスの長寿国であるのは「乳幼児死亡率が世界で最も低いから」という理由がある。

*21 一説ではヒスパニックは飲酒や喫煙の習慣が無い人が多いため長生きしやすいと言われているがこれは誤解でヒスパニック系もアメリカでは白人と言う位置付けだからである。