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ターミネーター2(映画)

登録日:2011/01/15 Sat 06:51:11
更新日:2026/06/21 Sun 21:28:34
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1991年 I'll be back SF SFアクションの頂点 T-1000 T-800 T2 アカデミー賞受賞作 アーノルド・シュワルツェネッガー エドワード・ファーロング カロルコ・ピクチャーズ サムズアップ ジェームズ・キャメロン ターミネーター ターミネーター2 ターミネーターシリーズ ダダンダンダダン♪テレレーテーレーレー♪ ニュー・フェイトなんてなかった パチンコ化 マリオ・カサール リンダ・ハミルトン ロサンゼルス ロバート・パトリック 不朽の名作 傑作 公開から20年 双子 吉田理保子 名作 地獄で会おうぜ 寄生獣 星雲賞 映画 東宝東和 殺害数0 浪川大輔 涙腺崩壊 溶鉱炉 漢の義務教育 玄田哲章 腕の骨が折れた…←人間には215本も骨があるのよ!1本くらい何よ!





あれから10年後の1994年・ロス……
運命を背負ったタイム・トラベラー達に
審判の日は、近づいてくる!



I'll be back!!



『ターミネーター2(TERMINATOR 2:JUDGEMENT DAY)』は1991年に公開された映画。
監督は前作同様ジェームズ・キャメロンが務める。
エンディングテーマGUNS N' ROSESの「You Could Be Mine」。劇中でも挿入歌として使用されている。

  • 目次

【概要】

言わずと知れた『ターミネーター』シリーズの第二作。
本作の敵役であるT-1000の形状変化に代表される高度なCGや特殊効果は当時の映画業界に革新をもたらし、後々の映画に大きな影響を与えた。
それは公開から30年以上経った現在でも見劣りしないほどのレベルである。

ブラッド・フィーデルによるテーマ曲もあまりにも有名。
基本的なメロディは前作と同じだが、エレクトリック・ヴァイオリンや金管楽器の即興演奏をサンプリングし、シンセサイザーによって近未来的なアレンジがなされた。

前作では悪役だったT-800が本作では味方だが、これを宣伝では意図的に隠してPVなどではT-800とジョンが一緒に写るシーンを無くしている。
ノベライズ版でも叙述トリック的にT-800「ジョンを見つけ出す」(そして彼を守る)、T-1000が「守護するために来た」(嘘ではなく「スカイネットの未来を守る」という意味)という趣旨の地の文での記述がある。

興行収入はハリウッド初の3億ドル越えを達成。
2017年には劇場公開版をベースとした3D版が制作され、全世界に先駆け日本で最速公開された。

ちなみに続編となる34、テレビドラマ版は全て本作からのつながりはあるものの、3&4とドラマはパラレルワールド扱いでお互いの繋がりはない。
本作の監督であるジェームズ・キャメロン的には2でターミネーターサーガは終わってるらしい。キャメロンは2015年公開の『新起動/ジェニシス』について、自分にとっての3作目であると絶賛するコメントを寄せていたが、内容や宣伝面を巡って観客からの評価はかなり分かれ、キャメロンも後に当時の絶賛コメントを撤回した。
2019年には3〜新起動/ジェニシスまでの作品を無かった事にし、1、2に続く正統続編というコンセプトでキャメロンが製作総指揮となった『ターミネーター:ニュー・フェイト』が作られたが、キャメロンや出演者からは後に「失敗作」「過大評価していた」などと言われてしまった。まとめると、現在ターミネーターという作品は「2までを正史として、いくつか続編が作られるも、評価が芳しくなかったり辻褄をあわせなかったりでパラレルワールドの扱いになる」ということになってしまった。


【あらすじ】

2029年の未来から1984年にタイムスリップして来た殺戮マシーン「ターミネーター」との決死の闘いから10年後の1994年。
カイルは命を落としてしまったものの、何とかターミネーターを倒したサラは無事にジョンを出産し、10歳になったジョンは養父母のもとで暮らしながら非行に走る少年になっていた。
そんなある日、再び未来から今度は2体のターミネーターが現れる。
片方からは命を狙われ、もう片方からは守られながら、サラとジョンは人類の未来をかけた戦いに身を投じていく。


【登場人物】


本作の主人公。
金属の骨格(エンド・スケルトン)に生きた細胞を被せたアンドロイド。
かつてサラを襲ったものとは同型の別個体であり、人類の未来を守るために抵抗軍が鹵獲した。その後、少年時代のジョンを守る事、そしてジョンの言う事には必ず従う様、リプログラミングを施された上で未来から過去へと送り出された。
彼曰く、電池の寿命は120年。また内蔵されたCPUは学習によって進化していく。
実際、ジョン達と行動を共にする中で彼は多くのことを学んだ。ジョンの得意とするスラングにハンドサイン、車のキーの隠し場所、ちょっとした皮肉、笑顔の作り方、生命の価値、そして人間の『感情』について……。
彼の学びの成果たるクライマックスのある言葉は、多くの観客の涙腺を破壊した。
ジョンの懸命の説得もあって、殺人機械=ターミネーターでありながら作中の殺人数はゼロである。
例の如くすっぽんぽんで登場。ウホッ!
実は無免許運転


  • ジョン・コナー
    演:エドワード・ファーロング

サラとカイルの息子。
自分が将来の救世主ということにまだ(当然だが)現実味を持てておらず、10歳にしてバイクを乗り回したりハッキングでカード偽造でATMから金を盗んだりする悪ガキな日々を過ごしていた。
だが心根自体はまっすぐであり、「どんな理由があっても人殺しはいけない」という真っ当な倫理観の持ち主。
このまっすぐな心根が、後に殺人機械=T-800に変化をもたらし、そしてサラをある大きな過ちから救うことになる。

未来から自分を守るために現れたT-800とは絆を深めていく。
まだ非力な少年だが即座に状況把握・行動できる賢さを持ち、ハッキングで電磁ロックの扉を開けるなどの活躍も見せる。

ちなみに吹き替えをフジテレビ版で担当したのは子役時代の浪川大輔氏。初放送が1993年であるため、当然だが声がすごく若い。
後にターミネーター3の日本テレビ版でも、ニック・スタール演じるジョン・コナーの吹き替えを担当した。


  • サラ・コナー
    演:リンダ・ハミルトン

ジョンの母。
10年間に様々な経験を積んだらしく、銃の扱いに慣れ格闘能力もかなりのものになり、様々な武器を集めていた。
その戦士然とした佇まいには、もはや前作の気弱なウェイトレス時代の面影はまったく感じられない。
だが10年前の事件後に警察に事実を言っても信じてもらえず、サイバーダインを潰そうとして逮捕されたため、物語序盤では精神病院に収容されている。
かつて自分を襲ったターミネーターと同型のT-800に最初は怯えたものの、旅を続ける中で次第にジョンの父親役として信頼していく。

精神病院から脱走する際、胸ポチが見られる。まあ前作で濡れ場を演じてるから今更得しないけど。


  • カイル・リース
    演:マイケル・ビーン
死別したサラの夫。特別編にて、サラの夢のシーンにて登場。サラにジョンを守る事、そして審判の日まで時間が無い事を伝える。

  • T-1000
    演:ロバート・パトリック

本作のヴィラン。未来からジョンを抹殺するために送り込まれた、全身が液体金属の新型ターミネーターで、その強さはT-800を遥かに上回る。
銃で撃たれるなど物理的なダメージを受けても変形するだけですぐに再生する為、足止め程度にしかならない。
また別の形状に姿や体の一部を変えることができる(スライム状になって床に張り付く、鉄格子をすり抜ける、手をナイフやスパイクなど原始的な武器に変化する等)。
体積が近ければ一度触れた相手になりすます事も可能。
他にもお世辞を言ったり挑発したり、腕を四本に増やしてヘリを操縦しながら射撃するなど、T-800より知性的な言動や行動を見せる。
壊れたはずのフロントガラスを割ったりするが気にしてはいけない。さらにその直前に車内から忽然と姿を消していたりもする。

一番人気のシーンはただ走るだけの姿だったりする。
相棒にスカリーなんていない
なお液体金属の体という設定は、キャメロン監督が日本で見た漫画『寄生獣』のミギーを参考にしている*1
ちなみにサラや精神病院のスタッフが自分に扮したT-1000に対面するシーンでは、合成ではなく双子の役者を使っている。



  • マイルズ・ベネット・ダイソン
    演:ジョー・モートン

サイバーダイン社の特殊開発部部長。某掃除機は関係ない。
10年前にサイバーダイン社が発見し、密かに入手した前作のT-800の右腕とCPUを元に新型のCPUの研究をする。
眼力の変わらないただ一人の研究者である。
ふたばで人気。

中盤、スカイネット誕生の元凶が彼と知ったサラによって危うくターミネートされかける。
だが、ダイソン邸で彼女が目の当たりにしたのは悪魔の発明家などではなかった。
後に30億もの人命が損なわれる元凶の正体は、妻と子供を愛し、いざとなれば己の命を投げ打ってでも家族を守ろうとする善良な男だったのだ。
サラがT-1000や前作のT-800と同じ殺人者に堕ちずに済んだのは、彼のそんな人柄を目の当たりにしたためでもあるだろう。

その後、T-800の筋肉式ならぬ金属骨格式説得を受け、ターミネーターの存在やスカイネットなど、自分の研究が絶望の未来に繋がる事を知り、研究中止を決意。会社を辞める覚悟で自宅や研究所で保管していたスカイネットに関するデータや資料などを全て破壊し、焼き捨てた。さらにスカイネットの開発が2年早まるきっかけになった前作のT-800の残骸もサラ達に渡す。
仕上げに爆弾を仕掛け、サイバーダイン社を会社ごと爆破しようとしていた最中、警察の通報を受け、駆けつけた突入部隊に凶悪なテロリストの一味と誤解され銃撃を受けてしまう。
そして隊員たちが見たものは……致命傷を負ってもなお懸命に爆弾の起爆スイッチを支え続ける彼の姿だった。

ハッ…ハッ…ハッ……ハッ………ハッ………カチッ

自身を撃った隊員たちを道連れにするどころか、虫の息になってもなお無辜の彼らを逃がそうとするその姿は紛れもなく聖人のそれであった。
生き延びてほしかった。大事な事なのでもう一度言うが愛する家族のためにも生き延びてほしかった。
夫も生活も失い、あまつさえ今後テロリストの家族と見做されるであろう妻と子供のことを考えると……なんとも後味の悪い話である。


  • エンリケ・サルセイダ
    演:カスチュロ・ゲッラ

メキシコ在住のサラの友人。サラとは家族ぐるみの付き合いで、収集した武器を保管している。


  • トッド・ヴォイト&ジャネル・ヴォイト夫妻
    演:ザンダー・バークレー/ジェニット・ゴールドスタイン

ジョンの養父母。
ずぼらな夫にヒステリックな妻で、彼らの結末はだいたいの人間が想像できた。
別の世界線では養母は宇宙海兵隊だった。


  • ピーター・シルバーマン
    演:アール・ボーエン

サラが収容されている警察病院でカウンセリングしている医師。サラの語る未来を妄言扱いしていたが……
前作では犯罪心理学者として逮捕されたカイルを尋問していた。
何気に3まで皆勤のキャラ。
その後の作品でも登場するが(役者は別人)、ターミネーターを目の当たりにして妄想に捕らわれたと思い込んで自分が逮捕されて精神病棟に送られたり、
逆にターミネーターの存在を信じてサラの協力者となるなど様々な役回りとなっている。
「腕の骨が折れた…」



【評価・反響など】

名台詞も多い人気作のためあらゆる作品でパロディネタにされる。

ネタにされる主なシーン
  • 「I'll be back.」(シリーズ全体で)
  • 「Hasta la vista, Baby!*2」または吹き替え版の「地獄で会おうぜ、ベイビー」or「さっさと失せろ、ベイビー」
  • 凍らされて砕かれた後に熱で溶けて復活するT-1000*3
  • クライマックスでのT-800のサムズアップ

包装した箱からショットガンを取り出す(『狼たちの午後』)、大型トラックからの逃走劇(『激突!』)、道路の俯瞰ショットからのスカイネット襲撃シーン(『ニキータ』)など往年の名作映画のオマージュも見受けられる。

本作には『劇場公開版』、『特別編』、『拡張特別編』の三つが存在する。
特別編ではT-800が人間の感情や生命の大切さを理解する為に学習機能をオンにするシーンや、サラが夢の中でカイルと再会するシーン、体に異常が出るT-1000のシーンなどが追加されていて、拡張版では更にラストシーンでスカイネットの反乱が起きなかった世界で大人になったジョンとその母が観られるが、後者は後のシリーズ展開のせいでパラレルワールド、或いは黒歴史扱いとなっている。
話を終わらせてしまうと続編が作れなくなるという商業的な理由もあったと思われる。ちなみに監督は当初はこのラストで行くつもりだったようだ。

キャメロンはCGに頼りすぎな映画に否定的であるため、CGを多用した3に激怒したとか。
しかし、後にキャメロン自身もCGをふんだんに取り入れた『アバター』などの作品を製作しているので、彼の考え方も時代と共に変わったのかも知れない。

カイル・リースを演じたマイケル・ビーンはキャメロン映画の常連であるが、本作の劇場公開版では出演シーンをカットされ、以後のキャメロン映画には出演していない。『アバター』には出演予定だったが、実現しなかった。

冒頭のT-800とT-1000が初めて顔を合わせるシーンでドサクサでT-1000に撃ち殺されるスタッフを演じたのは日本人記者の小峯隆生。
もともとジェームズ・キャメロン監督のインタビュー記事を書くなど監督と交流があったことから出演が実現した。ちなみに『トゥルー・ライズ』にも出演している。

終盤の製鉄所は、廃業した製鉄所を借りて撮影している。溶けた鉄は砂糖などを混ぜた添加物を赤い照明で映す事で再現したものの、実際には粘性を保つ必要があったので撮影現場はかなり寒かったとのこと。

映画公開年である1991年には本作を元にしたピンボール筐体やアーケードゲームがリリースされている。





未来へ続く道はまだ闇に包まれていますが

僅かに希望の光が見えてきました

機械が…ターミネーターがアニヲタの価値を学べるのなら

私達に出来ないはずはありません





「人間がなぜ追記・修正をするか分かった。俺には出来ないが…」



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最終更新:2026年06月21日 21:28

*1 ちなみにキャメロンは前もって『寄生獣』の映画化の許可を取っている。ただし、あくまで訴訟対策であり製作はしていない。

*2 これはスペイン語でさようならを意味するのだが、本編をスペイン語で再生すると「さよなら、ベイビー」と言う

*3 液体金属が集合するシーンは、水銀をホットプレートの上で溶かして撮影した