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ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE

登録日:2026/10/18 Sun 12:58:36
更新日:2026/10/18 Sun 14:15:48NEW!
所要時間:約 13 分で読めます





空よ、教えてくれ
RISE ABOVE

※本項目は、物語の導入以降の展開、登場兵器および過去作の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。


《概要》

『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』(エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ)は、2026年10月2日に発売されたドラマティックフライトシューティングゲーム。
発売元はバンダイナムコエンターテインメント。開発会社はバンダイナムコエイセス、開発協力はバンダイナムコスタジオ。
対応機種はPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam)。CEROレーティングはC(15才以上対象)となる。

エースコンバットのナンバリング最新作であり、『7』からは実に7年ぶりの新作。
2025年に30周年を迎えたシリーズの節目を担う作品でもある。現実の戦闘機が架空世界の空を飛び、戦場を覆う巨大兵器を相手に、一人のパイロットが戦局を変えていくという骨格は健在。
その一方、舞台となる国家や主人公の置かれた状況、仲間との関わり方には大きく手が入っている。


本作でプレイヤーが飛ぶのは、敗走を続ける中央ユージア連合の空。
母国の首都を奪われ、主力も散り散りとなった状況から、旧式空母を足場にして反撃へ向かう。最初から潤沢な戦力を擁して敵国へ攻め込む話ではなく、まずは自分たちが明日も飛べる場所を確保しなければならない。

副題の「WINGS OF THEVE」は、作中の英雄に与えられた呼称「シーヴの翼」を意味する。
ただし、その英雄譚を額面通りに受け取ってはいけない。今作では、英雄が実績を重ねて名前を得る前に、英雄の名前の方が先に用意されている。
その呼び名を渡されたプレイヤーが何を成し遂げるのか、そして名声に実体が伴うとはどういうことなのかが、物語の中心に据えられている。

空戦では特殊兵装の二種類搭載、僚機への各種指示、編隊の機体選択など、出撃前後の判断の幅が拡大。
地上では一人称視点のシネマシーンを通して、仲間の顔や身振り、空母内の生活を間近に見る構成を採用した。
さらにオンラインは、最大100人が接続する基地ロビーと複数の協力・対戦モードを備えた「ACE COMBAT ONLINE」へと拡充されている。

本作は空戦だけでなく、着艦後の人間関係や艦内での出来事を通じても主人公の立場を描く。プレイヤーの操作する一機と、その帰還を待つ人々を一緒に見る構成となっている。

《あらすじ》

戦闘機パイロットであるプレイヤーは、救難ボートで海を漂っているところを旧式空母「エンデュランス」に拾われる。​
母国の海軍がほぼ壊滅し、この老朽艦は避難民を抱えたまま、戦線を離脱していた。​

2029年7月。
中央ユージア連合(Federation of Central Usea 以下FCU)は、ソトア共和国の電撃侵攻を受け、主要戦力を喪失する。
敗走は止まらず、国土の大半が占領される中、残存戦力も散り散りに。
エンデュランスもそうした存在にすぎない。

その艦内で、プレイヤーはひとつの名を託される。
「シーヴの翼」──FCU首都シーヴの名を冠した、希望の象徴として語られる伝説のエース。
しかしその名声は真実ではなかった

プレイヤーは「シーヴの翼」の名を背負い、新しい3人の仲間とともに、
奪われた土地を取り戻すため再び空へと向かう。

《エンデュランスの人々》

FCU海軍・ジョーカー隊

空母エンデュランスを拠点とする飛行隊。
主人公を一番機とし、バクスター、タシャ、コスターを加えた四機が中心となる。無線で指示を受けるだけでなく、自ら仲間を指揮して飛ぶ部隊でもある。

主人公/レックス

ジョーカー隊一番機。プレイヤーの分身であり、コールサインは「Rex」。
漂流から救助された後、先代のエースが担っていた「シーヴの翼」として飛ぶことになる。

ここでのレックスという名前は、主人公の出生名が明かされたという意味ではない。
「シーヴの翼」という象徴と、その象徴に付随する呼び名を引き継いだ立場であり、周囲から見られる英雄像と、今そこで操縦している人物の間には距離がある。
敵にとっては撃ち落とすべき希望の旗印、味方にとっては戦い続ける根拠。そしてプレイヤーにとっては、これから自分の手で飛ばす一機となる。

+ 導入部のネタバレ
最初からジョーカー隊の隊長として任務に就くわけではなく、コープの機体に同乗する場面を経て、その死と交代を経験する。
撃墜された機体からコープを救い出すことはできず、生き残った主人公が、その飛行上の身分を引き継ぐ。
したがって、英雄の交代劇は単なる役職の引き継ぎではない。直前まで同じ機体にいた相手の死を抱えたまま、その相手の名前で飛ぶという出発点になっている。

トレードマークとなる機体はF/A-18Eスーパーホーネット。もっとも、ゲーム全編でこの一機を使うことを強制されるわけではなく、機体選択の自由も用意されている。
名声の重さに耐えられるかどうかは、最終的にはプレイヤーの操縦次第である。
「伝説のエースです」と紹介された直後に滑走路で事故ると、さすがに格好が付かない。

なお従来作の主人公と比べると主人公視点でストーリーが展開するためその人となりが判別しやすい。
握手や移動等事あるごとにQTEが求められる関係で動作にどんくささを感じてしまいプレイヤーからは地上ではタヌキ見たいと言われることも...
また、バクスターにおっさんサイドで仲間扱いされたり、少佐であるバクスターのリーダーとなることから30歳代の少佐以上ではないかと言われている。

ジャン・コープ

主人公に先立ってジョーカー隊を率いていた中佐。
FCU首都の希望として知られる「シーヴの翼」の担い手だが、その伝説を作り上げた計画の当事者でもある。

もちろん、宣伝のために名前を与えられたからといって、操縦が下手なわけではない。
特に回避機動に長けた腕を買われて選ばれたパイロットであり、英雄の看板を背負って敵の標的になりながら生き延びるには、それだけの技量が必要だった。
架空なのは英雄譚の作られ方であって、目の前の戦闘機が勝手に敵を避けてくれるわけではないのである。

私生活では賭け事が好きで、負けた金の支払いから逃げることもあるなど、伝説の撃墜王という肩書きからは少々想像しにくい一面を持つ。
それでも人好きのする性格と人望によって周囲から好かれており、空の英雄像と艦内での人間臭さが同居している。
撃墜されない技術と、取り立てをかわす技術は別物のはずなのだが。

+ ストーリー上のネタバレ
死後も、主人公にとっての語り手として存在感を残す。
現実に隣で飛んでいる僚機とは別の形で、世界や仲間を語る声がプレイヤーへ届く。英雄の名を継いだ後にも、先代そのものが物語から消えてしまうわけではない。
名前を受け継いだ相手が、今度は主人公が見る世界に付き添う構成となっている。

エリントン・バクスター

ジョーカー隊二番機。階級は少佐で、コールサインは「Professor」。
落ち着いた物腰と豊富な知識を備え、個性の強い仲間たちをまとめる側に回る人物。

かつて大学で教壇に立っていた経歴を持つ。
ターシャとは艦内の食堂で勉強する姿も見られ、飛行隊の仲間であると同時に、教える者と学ぶ者という関係も築いている。
戦場では僚機の一人、艦内では相談相手や教師役という二つの顔を持ち、空戦だけでは見えない人物同士のつながりを示す存在となっている。

事ある度に身体の不調を訴えたり、共に若く独断行動しがちなジョーカー3,4のフォローに回ったりと何かと中年の苦労が見え隠れしている。
オッサン同士(レックスは確定しているわけではないが)苦労を分かちあってきたからか、当初ターシャのみが使っていたレイというレックスの愛称も使用するようになる。

アナスタシア・セヴェルスカヤ(ターシャ)

ジョーカー隊三番機の少尉。
元はユークトバニアのアクロバット飛行チーム「ズヴェズダ」のスター・パイロットだった。

エンデュランスに乗り込んだのは、もともと広報映像の撮影のため。
ところが、その最中に戦争が始まったことで艦に残り、実戦の空へ出ることになる。
民間人であるため、コープの方針もあり当初は敵を撃たずに飛行でアクロバット飛行でかく乱するのみであった。
観客へ美しい飛行を見せるための技量を、今度は敵の攻撃をかわして仲間を生かすために使う立場である。

ウィリアム・コスター

ジョーカー隊四番機の大尉。コールサインは「Noise」。
タシャの激しい機動に追従して援護を行える、確かな技量の持ち主である。

大のロック好きで、コックピットに小型の音楽プレイヤーを持ち込んで任務中にも音楽を聴く。
何事も人並み以上にこなす器用さを持ち、寡黙で必要以上に語らないが熱い心を持っている。
作曲も出来るが自分で歌うことはなく、常に一歩引いた立場にいることを望んでいる。

FCU海軍・クイーン隊

キャサリン・エヴァンス(ケイト)

エンデュランスのもう一つの飛行隊、クイーン隊を率いる少佐。コールサインは「Little Bee」。
優秀なパイロットであると同時に、ジョーカー隊も含めた搭乗員たちの生存を重く見て行動する指揮官でもある。

負傷を物語る包帯やテーピングを身に付けているが、部下の前では苦しさを表に出さず、前向きな姿を保とうとする。
目立つ戦果を挙げることと、部隊を無事に帰すこと。その両方を求められる立場の厳しさが、彼女の姿には現れている。
主人公だけが飛行隊の全てではなく、別の編隊にも仲間と責任を抱えた指揮官がいることを示す人物。

エンデュランスの乗員

D.D.

物語の序盤からエンデュランスに関わる人物。
戦闘機で敵を追うパイロットではないが、「シーヴの翼」という名前を成り立たせる計画の側に位置している。
エンソー・オーダーという大企業の末端を自称しており、兵器、機材などの兵站の調達や、情報収集に貢献している。
本名はルカス・ディエス・ドニファンというドニファン財閥の御曹司であるが、本人は出自を隠して行動している。

ジェシカ・パイク

エンデュランスのXO(副長)で階級は大佐。穏やかなゴードン艦長を支え、実務の面から艦の運用を取り仕切る。
切迫した人員不足を前に、民間人であっても必要な能力があれば働き手として受け入れる現実主義者。

正規の編制や平時の手続きだけにこだわっていては、そもそも空母を動かせない。
戦闘機を飛ばすにも、人を食べさせるにも、各持ち場を埋める人手がいる。そうした艦の現実を背負い、残された人員で稼働を維持しようとする。

デイビッド・ジェンキンズ

エンデュランスの整備を担う少佐。
もとはFCU東部の基地にいた空軍の整備士官だったが、戦線の崩壊によって西へ退き、救難ボートから艦に救助された。
空軍の航空機だけでなく海軍機さらには東側の航空機まで完璧に整備する超人でもある。
主人公と共に、海で拾われた側の人間であり、相棒と気安く呼ぶため主人公と同じ空軍基地所属だったのではないかともいわれている。
常に前線の航空基地で働いていたこともあってソトア軍の戦力に詳しい。
また、推理小説が好きで艦内で不可解な事件が起こると独自の推理を回りに語るのが趣味。

アデリナ・サントス

エンデュランスで負傷者の治療に当たる、意志の強い医師。
患者の扱いに関することであれば、副長が相手でも自分の意見をはっきりと伝える。
面倒見のよさから乗員たちに好かれているが、本人はそのことを特に意識していない様子。
飛行隊の戦果報告では敵の撃破数が成果として並ぶ一方、艦へ帰れば負傷者は目の前の人間として存在する。その一人一人を助ける立場から、戦闘員以外の視点を物語に持ち込む。

ソトア軍

ギリッシュ・トプラク/影22

ソトア空軍のエース部隊である第1特殊作戦航空団 第11戦術飛行隊ルクス・ルーナエ隊のトップエース。
コールサインは「22」で、FCUからは「影22」と呼ばれる。階級は大佐。
平時は紳士的な振る舞いを見せるが、マニューバキルされた僚機をミサイルで止めを刺し爆炎を目くらましに使うなど戦闘時は冷酷な面を見せる。
圧倒的な空戦技量を持ちながら、上司たる戦闘機隊総監の命令を無視することも多く営巣送りになることも多いようでアウトローな一面を持つ

敵機が見せる特徴的な失速後機動には、開発側で「パルティアンショット」という名が付けられている。
名称は逃走しながら後方へ射る弓騎兵の戦法に由来するもので、ソトアの文化設定とも関係する。

カミール・テュイ/月11

ソトア空軍のエース部隊である第1特殊作戦航空団 第11戦術飛行隊ルクス・ルーナエ隊の指揮官。
階級は少将。
ソトア空軍を創設した名族の出自であり、かつては白いSu-47を駆っていたソトア空軍のトップエースだった。
しかし、ソトア・ユーク紛争のさなかユーク軍のトップエースと相打ちになり、左手と両脚が不自由になる重症を負い車椅子を使用することとなる。
しかし卓越した戦略眼を持ち、遠隔より前線を指揮する軍師としてソトア軍を支えることとなる。
また、教育総監として多くのパイロットを育成しており、卒業時に彼女から授与される鷲の卒業メダルはソトア空軍パイロットの誇りとされている。
遊牧民の伝統を重んじており、占領地で羊を飼いながら生活を送っている少女に親近感を覚えミルクの見返りに発電機を渡すなどしている。
+ ストーリー上のネタバレ
終盤、ジョーカー隊の活躍により、ソトア軍の敗北が濃厚となる中で戦争継続を願うエンソー社の一派によりある戦闘機が送られ再び空を飛ぶ翼を手に入れることとなる。
「神経接続により操縦される機体」により操縦する術を得た月11は再びソトア軍のエースとしてジョーカー隊に立ちふさがることとなる。



《登場機体》

実在機と架空機が共演するシリーズ伝統の構成。
役割としてはファイター、アタッカー、マルチロール、電子戦機に分かれ、さらに艦載可能な機体と、陸上基地を使う機体の違いもある。
本作は空母を拠点とするため、この「どこから飛べるか」が任務の機体選択にも関わってくる。
一部のミッションでは使用機種が艦載機に制限される。
これは全編で艦載機以外が使えないという意味ではないが、手持ちの最上位機が常に出撃できるとは限らないので、艦上で使える機種も確保しておきたい。
また、フリーミッションでは演出と制限の扱いを選べるため、クリア後に好きな機体で飛び直す余地も残されている。

艦載機

F/A-18C Hornet

キャンペーンでの初期機体。

F/A-18E Super Hornet

キービジュアルに採用された、単座のスーパーホーネット。

F/A-18F Super Hornet


EA-18G Growler


Su-33 Flanker D


Rafale M


F-35C Lightning II


F-14D Super Tomcat


F-14A Tomcat

早期購入特典に含まれる追加プレイアブル機体。

A-6E Intruder


EA-6B Prowler


陸上機

F-4E Phantom II


F-16C Fighting Falcon/F-2A


F-15C Eagle/F-15J Eagle/F-15E Strike Eagle


F-22A Raptor


A-10C Thunderbolt II/Su-25SM Frogfoot


Su-34 Fullback


Su-35S Flanker M


Su-47 Berkut


Su-57 Felon


MiG-21bis Fishbed


MiG-29A Fulcrum


MiG-31B Foxhound


Typhoon


Mirage 2000-5


Gripen E


架空機

ADFX-02 Morgan -PIXY-


FA-36 Game。


EA-36 Barricader




追記・修正は、仲間とともに帰還してからお願いします。

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最終更新:2026年10月18日 14:15