登録日:2026/10/17 Sat 00:00:00
更新日:2026/10/28 Wed 10:43:47
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敵が強ければ強いほど…血が滾る
それこそが“龍を継ぐ男”の証
長岡 龍星は
猿渡哲也原作の世紀の超ヒット格闘漫画
タフ・シリーズの登場人物。
第1部『高校鉄拳伝タフ』及び第2部『TOUGH』の主人公・
宮沢熹一に代わり、第3部『TOUGH 龍を継ぐ男』の新たな主人公を務める。
以下、ネタ・バレ注意
【人物】
“伝説の男”
宮沢鬼龍の息子の一人。
当然というか鬼龍からは認知されておらず、龍星も『龍を継ぐ男』第1話の時点では鬼龍のことを噂程度でしか知らなかった。
年齢は18歳。誕生月は6月。身長は不明だが、体重は70kgほど。ホワイト・ナイト・バトル編の時期にはかなり減量しており、63.5kg。
IQ
180を超える、東大理科Ⅲ類に首席合格する優秀な頭脳と武術の才、端正なルックスを持った文武両道のイケメンで、クラスメイトの女子からも注目の的であった。
初登場時はやや長めの髪をしていたが、物語の最初の強敵である
姫次との戦いの際に頭を丸め、以降はずっと坊主頭のままにしている。通称
マルコメ君。
また物語の進行につれて顔に傷をつけられていき、更に左目を失って眼帯を付けるようになったため、初期と後期でかなり人相に差が見られる。
武術に関しては天賦の才能以外にそれに耐えうる肉体にも恵まれ、師事した
静虎からも大いに期待を寄せられていた。
理屈っぽいところはあるが思考は基本的にポジティブであり、キー坊ほどではないがメンタル面も強い。
幅広い分野で人並み以上の才能を持っているが、レールの上に乗って生きていけるタイプではなく、静虎と出会うまでは周囲の人間と馴染まず、生きる意味も見出だせずにただ漠然と日常を過ごしていた。
父親の鬼龍の血なのか反骨精神や傲慢・不遜な言動が目立ち、わりとすぐに調子に乗って粋がる悪癖が散見される。
特に最初期は怖いもの知らずということもあってか、実力の伴わない無謀な発言も多かった。
物語中盤の鬼龍と絡んで闇落ち~ガルシアの心臓移植直後の時期は特に顕著であり、読者からも大きなヘイトを買う一因となってしまった。
龍の血を継ぐ者としての危うさも秘めており、上記のように闇落ちして悪に走った他、度々鬼龍のような冷酷さを見せるときもあった。
しかし根は純粋かつ素直であり、目上の先人を慕って真面目に格闘技の鍛練に勤しんだり、武術の奥深さを知って目を輝かせたりする一面もある。
物語が進むにつれてなんだかんだ熱血な面もたまに見せるようになり、灘神影流という居場所を得たことで素の人当たりの良さが前面に出てきたとも考えられる。
また純真故に自分の身を案じない危うさも持ち合わせており、自ら進んで修羅の道を進もうとする。
ボルキアからは「勝ち気なところはあるが繊細で美しい少年」と評されている他、NEO坊から「やけくそ気味で無茶苦茶だが潔く危うい美しさがある」と言われている。
総じて意志の固さと危険を顧みない無謀な勇気と、周囲からの影響を受けやすい繊細さを併せ持った少年であり、そのせいで思想や立ち位置が安定しないという、メタ的に見れば物語の主人公として致命的な弱点を抱えている。
【戦闘能力】
鬼龍の血を継いでいるため、彼の武術の才能と
龍腿も受け継いでおり、天性の勘やセンスも持ち合わせている。
幼少期から武術を習い、高校生にして武術の師範を易々とブチのめす実力を持っていた。
静虎や
尊鷹に師事してからもその力をメキメキと伸ばし、灘神影流の秘技を高い完成度で会得するなど、潜在能力の高さは灘の男たちの中でもトップ・クラスと言える。
初期は本山流体術をベースとした戦闘スタイルで、後に静虎に師事して灘神影流の術技を取り入れる。
更に尊鷹から古武術の身体捌きを学び、鬼龍の元で世界のあらゆる武術に触れた上、指南書を読み込んで独学で会得した灘神影流の技も多数扱うようになっていくなど、様々な格闘術を寄せ集めて作った独自の戦い方を身に付けていく。
若輩で経験も浅く灘神影流の使い手の中では最弱だったが、物語中盤で
“ガルシアの心臓”と
“ガルシアの目”を移植され、
“悪魔のチカラ”と呼ばれるオカルトじみた超人的なパワーを得る。
移植した直後の頃には
軽い打撃一発で熊の身体が内側から爆発したようにちぎれ飛ぶ、睨み付けるだけで
トダーの電子回路を破壊して機能停止させるなどの芸当を見せた。
その視力は、“見えないものまで見える”と自負し、完全な暗闇においても状況把握が可能なほど。
静虎は、覚醒が進めば弾丸の軌道や土や木の生体エネルギー、空中を飛び交う電波や信号でさえも見えるようになるのではないかと推察している。
しかしそのチカラを全開で引き出して力を振るうと代償として脳がパンクして自身もダメージを受けてしまう。
また心臓を得てからもピンチになることが多々あり、その度に心臓の覚醒にギリギリで助けられていた。
その際の力と気迫は、生前のガルシアを知る者にとってまるで彼が憑依したかのような威圧感をもたらす。
しかし完全にガルシアの心臓に胡座をかいて頼りきりというわけでもなく、“悪魔のチカラ”のコントロールを学び、しっかりと武術の鍛練も積んでいた。
そしてキー坊とのトレーニングや数々の強敵との戦いを経験したことにより、『龍を継ぐ男』の終盤ではシリーズ全体で見ても最上位層の実力者である悪魔王子やキー坊と戦えるレベルにまで成長している。
☆主な使用技
以下の灘の技以外にも膝十字やヒール・ホールドなどのオーソドックスな関節技を用いる。
キー坊と同じく様々な技を使用しているが一回きりしか使われなかった技も少なくない。
全身を鞭のようにしならせ、ひねりを加えた掌打を心臓に打つ灘神影流の殺人技。
初期は不完全な心臓打ちであり、連打して心停止を狙う“破心掌連撃打”として使用していた。
自ら関節を外して絞め技から脱出する灘神影流のテクニック。
灘神影流の秘伝の技。
足と腕を同時に極め、背骨を伸ばすように締め上げる複合関節技。
不可視の速度で放つ突きの連打。
灘神影流の技の中で鬼龍が最も得意とする技である。
相手の腕を捕らえて締め上げつつ首の頸動脈を極める技。
キー坊によると灘神影流の秘技であり、通常は口伝でしか教わらないであるそう。
禁断の技とも言われる灘神影流の秘拳。
実際には大したダメージは無いが、突かれた部分の骨や肉が爛れるような幻覚を植え付けるという強力な精神攻撃の作用をもたらす。
暗闇の中で最大の効果を発揮し、日の当たる場所や時間帯では効果が薄くなる。
誰も会得できず秘伝書からも消された曰く付きの技であり、キー坊も存在を知らなかった。
さらに龍星は幻魔突きを進化させ、脳へより強力なショックを与えて行動不能に陥れる“幻魔・脳潰し”を独自に編み出した。
なお、後に登場した「幻魔拳」との関連は不明瞭であり、似て非なる技なのか、設定滑りしたのかは定かではない。
人差し指1本で相手の眉間を押し込み、神経と精神を麻痺させて動きを封じる灘神影流の技。
NEO坊が龍星に仕掛けた技もこの技であり、手練れの使い手が本気を出せば一発で重度の心的外傷後ストレス障害並みのショックを与えられる。
幻魔を超える灘神影流の第二の秘拳。
風(呼吸)を起こし、火(意識)を点け、爆発(丹)させるというプロセスを踏んで手を相手の顔面にかざして発動する。
全身が焼けただれるような苦痛の幻覚を見せた後に、幸福な風景を思い起こさせて穏やかに戦意を喪失させる。
敵の深い哀しみ・苦しみと同調することで真価を発揮させるもので、灘神影流の歴史の中でもこの境地までたどり着いた者はいない。
究極のスリッピング・アウェーとも称される灘神影流の秘技。
相手の攻撃を表皮で受け流しダメージを最小限に抑える。
「恐れず怯まずたじろがず… 死と直面しても心乱さず 慈しみ祈り全身全霊で心を救済する これ菩薩の境地なり」
灘神影流の秘中の秘。
独特な形に手を組み、慈悲の心でもって発勁の要領で気を打つ。
龍星は完全体とも言える“蓮華・菩薩”という灘神影流活殺術至高の技をも会得した。
【主な活躍】
☆TOUGH 龍を継ぐ男
灘神影流との出会い
母の死をきっかけに、義父と義兄を倒して長岡家から独立。
実の父である鬼龍を倒すための手がかりを探しに放浪し始めるが、鬼龍を恨む水木喜多郎に捕らわれ、鬼龍をおびき寄せるための餌にされてしまう。
宮沢一族の縁で鬼龍の双子の弟・静虎によって救助され、静虎と灘神影流との出会いで退屈な日常が変わると思った龍星は彼の元で灘神影流を習いつつ世話になることになった。
そして異母兄弟である鬼塚姫次や道場を襲撃してきた
馮文宝との交戦を経て、龍の血を覚醒させていく。
暗黒武闘会
優希に暗黒武闘会への出場を勧められ、宮沢熹一がいるかもしれないという話も聞いたことで出場を決意。
会場の
カラスビルドラゴン・ハウスに一人で赴く。
暗黒武闘会で催されている試合は目隠しをした状態バトルロイヤルを行うデス・マッチであり、暗黒武闘会の王者レジェンド・Mこと
ギャルアッドと対決する。
「お…俺は龍の遺伝子を継ぐ者…」
「ぜ…絶対に闘いをあきらめることはない」
見えない状態での闘いに苦労しながらも暗闇での感覚を研ぎ澄ませて辛くも勝利した。
その後、バック・ヤードでNEO宮沢熹一に遭遇。
無謀にも闘いを挑もうとするが、指1本で制圧され、「お前に足らんのは“恐怖”と“屈辱”や」とツボを突かれて脱糞させられてしまった。
後日再度暗黒武闘会に出場し、ダンプとのインディアン・ストラップ・デスマッチを制した後、再びNEO坊と対峙する。
今回は龍星に代わり静虎がNEO坊に挑んだものの、すでに実力は逆転しており、静虎が幻突で倒されるところを目に焼き付ける。
そしてNEO坊から鬼龍の遺伝子を継ぐ者には“バースト・ハート”の遺伝的心臓疾患があることを聞かされる。
山での修行
新たに現れた異母兄弟の
アニマルと共に静虎の知り合いの武道家の元で修行を積むことにした龍星。
その武術家・
土竜刃五郎の住む山中に赴き、山小屋で水道も電気もない原始的な生活をしながら修行に励む。
土竜との修行の中で武術の奥深さを知り、より一層鍛練にのめり込んでいくようになる。
しかし修行の最中に突如米軍の暗殺部隊の襲撃を受け、土竜は射殺されてしまう。
龍星は銃火器で完全武装した兵士に立ち向かおうとするが、射殺されたはずの土竜が立ち上がり、正体を現す。
姿を現したのは宮沢三兄弟の長兄にして龍星の伯父である
宮沢尊鷹であった。
尊鷹は弾丸すべりによって致命傷を避けており、彼の活躍で米軍の襲撃を切り抜ける。
山での修行を終えた龍星はアニマルと別れ、尊鷹と共に静虎の道場に帰還した。
血の謝肉祭
キバカツに拉致され、NEO坊が開催した格闘大会“
血の謝肉祭”に強制的に参加させられる。
予選の迷路バトルではアニマルとジェイ・G・ワシントンを倒し、
ガルシア28号と接触。
NEO坊のフィールド操作や尊鷹が身を挺したことで直接的な戦闘はほぼなかったが、その圧倒的な戦闘能力の片鱗を味わう。
なんとか生き延びて決勝に進出し、船上でのバトルロイヤルでは、かつて鬼龍に敗れたという武術家の孫健一と戦う。
光学迷彩マントを使ったセコい戦法に苦戦しつつも、暗黒武闘会での戦いを思い出して逆転勝利する。
その後NEO坊にも挑もうとするが彼には全く相手にされず、NEO坊とガルシアの戦いを観戦することに。
異次元すぎる二人の頂上決戦を見て、「身の程を知らぬ自分の思い上がりに恥ずかしさを覚える」とレベルの違いを思い知らされる。
しかしNEO坊がガルシアの一撃を受けてダウンした際に、衝動的にガルシアに突撃してしまい、まるでうるさい蝿を払うかのように返り討ちにされて左目を抉り出される重傷を負う。
ドラゴン・インプリンティング
“血の謝肉祭”終了後、病院から脱走して鬼龍に着いて行く。
探し求めていた実の父親にようやく出会ったが、特にこれといったやり取りもほとんどなく、いつの間にか鬼龍に唆されて悪に傾倒するようになっていく。
そのための第一段階として恩師の静虎を倒すことを誓い、鬼龍の元で“ドラゴン・インプリンティング”と称した暗闇での戦闘訓練を行う。
エリア52
“ドラゴン・インプリンティング”を終えた龍星は鬼龍のアジトに乗り込んで来た静虎を迎え撃つ。
龍星への情を完全に捨てられず本気になれなかった静虎をブチのめし、更に鬼龍が「静虎を殺す気か」と本気で焦るほど首を締め上げてしまった。
そして鬼龍が作った特設リングでガルシア28号と戦い、意趣返しとばかりに左目を潰して口撃も交えて肉体的・精神的に徹底的に痛め付けるという悪人ムーヴをし始める。
「あ…鬼龍は…あんたじゃなく俺を選んだ」
「“龍を継ぐ者”は俺なんだ」
しかしガルシアは内臓喪失+右腕と肋骨骨折+暗闇で視界不良という三重苦のハンデに加えて、龍星と鬼龍の精神攻撃という最悪を超えた最悪なコンディションにもかかわらず、隙を突いて心臓に一撃を打ち込んで大逆転勝利を収めた。
龍星の方はというと、さんざんクズ・ムーヴをかましてイキっておきながら秒で逆転負けという、主人公にあるまじき醜態から読者から鼻で笑われる始末であった。
勧善懲悪ってやつっス
その後ガルシアは鬼龍に存在を認めてもらえず自決、突如心臓がバーストした龍星にその突然変異の心臓と右目が移植されることになった。
新生・龍星
ガルシアの心臓と目を得て復活した龍星は力を試すため
スヌーカの元を訪ね、悪魔のチカラで熊を爆破したり、スヌーカとオカルト・バトルを繰り広げる。
スヌーカを破った後は鬼龍とキー坊を倒すことを宣言。
タブレットの映像越しに宣戦布告を聞いたキー坊は静虎やガルシアへの数々の仕打ちから龍星に敵意と憎悪を向けており、
「なんも努力せず ガルシアの心臓を移植しただけで超人になれるんなら 武術も格闘技もいらんやないかい」と吐き捨てた。
その後、スヌーカの土地を守ることを条件にアメリカ政府の依頼を受けることになり、究極の生物兵器
D-51の破壊を命じられる。
アメリカ軍の秘密基地エリア52でD-51と対峙した龍星は交戦を始めるが、彼の中に
かつての相棒を感じ取ったD-51は龍星への攻撃を止め、彼に懐くようになる。
ガルシアの命を受け継いで生かされたことを自覚したこともあってか、悪に走り恩を仇で返すような静虎への仕打ちに罪悪感を持つようになる。
人間としても武道家としても成長した際に謝罪することを誓い、命懸けの償いのため灘神影流の面々と距離を置くことにした。
VS.アメリカ
人間を容赦なく噛み殺してしまう
D-51に相手を殺さずに無力化するように躾けていたところ、アメリカ軍が灘潰しのために送り込んだ
四大幻獣のバッキーに襲撃される。
デゴイチと協力してバッキーとその援軍のチコを倒したが、デゴイチはバッキーと相討ちになり真っ二つに切断されてしまう。
続く5対5マッチでは次鋒として
オーエン・スミスと対決。
優希の心臓移植のために奮闘し、灘神影流の技を使い勝利を納める。
その後、治療のために鬼龍の車で灘の道場に連れて行かれ、静虎の治療を受けながら彼に対する数々の非礼を謝罪をした。
そして尊鷹が
ジーキルを撃破した頃、5対5マッチを無視してアメリカ軍の一部の者たちに襲撃され、心臓を奪われそうになるトラブルに見舞われるがなんとか生還。
5対5マッチ終了後には優希が野蛮人にレイプされた悲しい過去をキー坊に話しているのを影ながら聞き、翌日に心臓移植のためアメリカに旅立つ優希を見送る。
コンテナ・コロシアム
つかの間の平穏が訪れ、珍しく揃った灘の男5人で食事をしていた。
まだ龍星を完全に受け入れていないキー坊とも少しずつ親睦を深めていたところ、優希が何者かによって拉致されたことを知る。
スペンサーから情報を得たキー坊と鬼龍が実行犯のニコライを捕まえて倒し、鬼龍の灘神影流活殺術“天勘刺突”によって優希がコンテナ・ターミナルに連れて行かれたという情報を引き出す。
そこでコンテナ迷路に誘き寄せられたキー坊はマフマドベコフの罠でコンテナ・コロシアムと称されたバトルを強制させられる。
キー坊は対戦相手のファーガソンを瞬殺し、龍星との戦いを仕向けられるが、そこへアメリカ軍の元から脱走してきたニコライが再度襲来。
キー坊vsファーガソンの秒殺劇の裏で鬼龍がサクッと優希を救出したことにより、人質の心配がいらなくなった龍星は目にも止まらぬワン・パンでニコライを撃破。
そのまま優希を連れて鬼龍&キー坊とコンテナ・ターミナルを脱出した。
ドラゴン・ラッシュ
優希を奪還した後、マフマドベコフとキャプテン・マッスルによって龍星が宿すガルシアの心臓に5000万ドルの賞金が賭けられ、世界中の野蛮人たちが龍星を狙って来日。
ロード・ワークに出ていたところで中国拳法・形意拳の達人である王剣雲に勝負を挑まれる。
馮との戦いで少し中国拳法をなめてたが王の実力を思い知り、本気で戦い彼に打ち勝つ。
だが龍星が弱ってきた頃合いを見計らって二人の死合を眺めていた野蛮人たちが「多勢に無勢だ いっけぇ」と襲いかかって来たため王と共同戦線を張り、野蛮人たちをまとめてぶちのめす。
すると今度は野蛮人たちを押し退けてビッグ・ハンドが龍星に挑んでくる。
鋼鉄筋肉で打撃無効、ダブル・ジョイントで関節技も無効という強敵を相手にガルシアの心臓も不調という状況で劣勢になるが、戦いの最中にビッグ・ハンドが一瞬“何か”に怯えて隙を見せる。
その一瞬でリア・ネイキッド・チョークを極め、まぐれの辛勝だがビッグ・ハンドをどうにか撃破。
そしてビッグ・ハンドが“悪魔王子”と呼ばれる男の存在に怯えていることを聞く。
悪魔との邂逅
翌日、ドラゴン・ラッシュで武器の使用が許可され、ナイフ使いのゴメス、刃物を内蔵した籠手を使うダーティ・ホワイトの2連戦を戦い抜く。
しかし出血多量で満身創痍のところに悪魔王子が現れ、なす術もなく顔を握り潰すようにして幻魔を植え付けられてしまう。
キー坊に救出された龍星は病院に入院し、キー坊の活法と静虎の荒療治もあって悪魔王子の幻魔に打ち克つ。
そして悪魔王子に対抗するため、静虎に幻魔拳の秘技を正式に教わろうとするが、闇落ちの可能性を理由に拒否されてしまう。
その後病院に悪魔王子が現れるがデゴイチ・キー坊・静虎の助太刀で撤退に追い込み、危機を脱する。
再び灘の道場に戻ってからは静虎が悪魔王子に植え付けられた幻魔の治療を手伝ったり、キー坊と幻魔拳のトレーニングのために手合わせをしたりと交流を深めていく。
この頃になると、お互いに敵視していたキー坊とはすっかりわだかまりも薄くなり、同じ流派の身内として受け入れられて来ている。
一方静虎は龍星に幻魔拳を正式に伝授するかを迷っていたが、
電車の中で女性に強引なナンパをする野蛮人に立ち向かった青年の姿を見て「闘う意義」を再確認し、キー坊と龍星の二人に本物の幻魔拳を伝授することを決意した。
拳獣襲来
エリア52に潜伏してトレーニングをしていたところに
“拳獣”リカルドが龍星を狙って襲撃してくる。
一撃必殺の銃弾のような拳撃に圧倒されるが、ガルシアの心臓の力を発揮して対抗していく。
そしてデゴイチの乱入
によって読者が興ざめするというハプニングが発生しながらも、最後は灘神影流の秘中の秘技であった“精髄破滅拳”を発動させてリカルドに勝利する。
その後はリカルドと和解し、R国に追われる身となった彼をキー坊と共に警護することになり、リカルドを追ってやってきた悪魔王子と囚人兵ボリスの追撃を切り抜ける。
ホワイト・ナイト・バトル
スペンサー直属の特命捜査官スタンプの依頼により、彼とキー坊の二人と共にR国で開催される格闘技大会“ホワイト・ナイト・バトル”に出場。
フェイス・オフで対戦相手のサーシャ・ポベトキンと対峙し、スポーツマンシップに則ったクリーンな戦いをすると表明する。
サーシャのラッシュを掻い潜って一撃を打ち込みダウンさせたものの、彼は封印されていた悪魔の力を薬で解放し、膝を壊されても顎が割れても止まらない。
龍星はサーシャの人生を終わらせる覚悟で側頭部に跳び蹴りを叩き込んみ、ついに悪魔を停止させた。
“ホワイト・ナイト・バトル”の試合が一通り終了した後、龍星はもう一試合特別に出場することになる。
その試合はR国大統領のあの男が直々に観戦する御前試合であり、対戦相手はなんと悪魔王子であった。
試合直前に悪魔王子が鬼龍をサンドバッグにして殴殺する様を見せつけられ、悪魔王子への殺意を抱く。
「犯罪者になってもかまわない」
「人生棒に振ってもかまわない」
「僕は本気で悪魔王子を殺したいっ」
幻魔拳の打ち合いから始まり、手の内がわかっている者同士の泥臭いシンプルな技の応酬が繰り広げられる。
壮絶な打ち合いとなり、地獄の苦しみを耐え抜いてきた悪魔王子が優勢を保つ中、龍星の肉体に宿るガルシアが目覚めて龍星に闘志を燃やさせる。
だが戦いの中で次第に悪魔王子へ殺意や恐怖を感じなくなり、ガルシアの心臓による“エンパス”によって逆に哀れみを感じるようになっていく。
「怖くもない相手となぜ闘わなきゃならないんだ?」
「闘う意味があるのか?と“ガルシアの心臓”が泣いている」
最後は慈悲の心を込めて放った灘神影流活殺術至高の技“蓮華・菩薩”によって悪魔王子を停止させ、殺されることを望んでいた彼にトドメを刺さずに勝利した。
アメリカへの切符
R国での戦いを終えて日本に帰国した龍星とキー坊はラーメンにドハマリして激太りしたリカルドと再会。
そしてスタンプから今度はニューヨークで闇の格闘技大会が開催され、そこに悪魔王子が絡んでくるかもしれないとの情報を得る。
その大会の出場権を賭けて、キー坊が龍星に勝負を挑み、龍星もそれに応える。
最初に会ったNEO宮沢熹一とヘタレだった頃とは違い、互いに尊敬の念を持って激戦を繰り広げる。
「僕は…あの屈辱と恥辱があったから強くなれたんだっ」
打撃の打ち合い、グランドでの極め合いと攻防が続く中、龍星は静虎と出会ってからここに至るまでの戦いを思い出していた。
キー坊は龍星に心臓のリミッターを外して“バケモノ”になれと煽り、龍星の全力を引き出そうとするが、彼は“バケモノ”にはならず、最後まで長岡龍星のまま戦い、キー坊に敗れた。
(僕はバケモノじゃなく“人間”として強くなりたかった)
キー坊は龍星の心意気を汲み取り、彼の武術家としての資質を認める。
そして成長した龍星ならば未知の危険が待ち受けているアメリカでも戦い抜けると確信したキー坊に背中を押され、龍星はアメリカへ旅立って行った。
☆TOUGH 第二章
アメリカへの旅路
アメリカ・ワシントン行きの飛行機に乗って日本を発った龍星。
しかし飛行機はワシントン州内の国有林付近で嵐に巻き込まれて墜落事故を起こしてしまう。
飛行機は爆発四散して乗客乗員250名全員が死亡したと報じられた。
事故から3か月も経っており生存は絶望的だが先にアメリカに渡っていた静虎は龍星が生きていると信じており、墜落現場を一人で捜索している。
第43話現在、未だ生存は確認されておらず、消息不明のままとなっている。
なお本作でキー坊が全階級制覇を目指すという無謀な挑戦を行なっている理由はそれこそ龍星にあり、彼が夢見ていたため。
まあなんか猿先生はキー坊の年齢30前後と思って書いてる節あるけど…
また、この不可能を達成できれば龍星が生きている、という願掛けでもある。
このため作中では回想でたびたび言及されている。
なお『TOUGH 第二章』連載開始前の猿先生へのインタビューにて、キー坊が再び主人公になることが明言され、とりあえず龍星は物語からフェード・アウトすることが察せられた。
しかし「前作の主人公、龍星は?」という問いに対して「とりあえず猿空間にワープ。死んだかも?」と、いろんな意味でとんでもない爆弾発言を返しており、読者たちの間に衝撃が走った。
今後復帰する予定があるのか、復帰するならいつどういう形になるのか、今後に期待である。
“もっと追記しろ” “もっと修正しろ”と血が滾るんです
- なんで今まで記事なかったんだよお前 -- 名無しさん (2026-10-17 01:13:27)
- 父親が父親だけに死んだって言われてもまったく信用できないんだ -- 名無しさん (2026-10-17 01:21:12)
- うああああっ!ルーセーの項目が練り建ってる!! -- 名無しさん (2026-10-17 07:21:58)
- 三部の主人公にては作られるのが遅すぎて話になんねーよ -- 名無しさん (2026-10-17 08:23:15)
- 一応過去に作られてたんだけどドラゴン・インプリンティング~新生の頃だったんで愚弄コメント付きまくって荒れ項目扱いされて消えたっぽいんだよね -- 名無しさん (2026-10-17 08:29:31)
- ↑哀しき過去… -- 名無しさん (2026-10-17 09:13:42)
- そもそも現状のキー坊の戦う動機は「龍星の生存を願っての願掛け」なので流石に何もないなんてことはあり得ないと考えられる。でもやっぱ怖いっスね猿先生はとなってしまう可能性も否定しきれないんだ -- 名無しさん (2026-10-17 10:27:29)
- 「猿空間」って先生公認のワードなのか… -- 名無しさん (2026-10-17 11:11:49)
- 百歩譲って猿空間はいいにしても「死んだかも」が酷いwなんで作者さんが曖昧なんだよ!! -- 名無しさん (2026-10-17 11:16:52)
- 重箱の隅だが猿空間送りは本来「直前までいたキャラが何の説明もなくあたかも最初からいなかったかのように消滅する」現象なので唐突なれども退場経緯が語られた龍星は厳密には猿空間送りには該当しない。どっちかっていうとアメリカに行ったっきり何してるか不明な鬼龍の方が猿空間送りかも -- 名無しさん (2026-10-17 12:03:53)
- 字が似てるせいかアニメ監督と間違えた… -- 名無しさん (2026-10-17 14:56:24)
- どうか龍星の記事ができますように お願いします -- 名無しさん (2026-10-17 18:25:38)
- ↑3 とはいえフラッとどっか行って消息不明はあの爺さんはいつもの事だからなあ -- 名無しさん (2026-10-17 22:22:43)
- 猿先生は多分猿空間を「後から出す予定だけど今は一時退場」的な意味合いで使ってるからTOUGH2のストーリーでも「絶対こいつ生きてるだろ」みたいな描写なんだ 悔しいだろうが仕方ないんだ -- 名無しさん (2026-10-17 23:43:04)
- アメリカに渡った鬼龍の元でしれっとNEO龍星として出てくるよ。たぶんきっとね -- 名無しさん (2026-10-18 06:26:27)
- 誰が呼んだか、ぐろう系主人公 -- 名無しさん (2026-10-18 07:59:07)
- 何度見ても21巻のルーセーは猿先生の画力も相まってかっこいいんだ 活躍は知ラナイ、知ッテテモ言ワナイ -- 名無しさん (2026-10-18 08:28:35)
- 作者公認で猿空間送りにされるうんスタに悲しき現在… -- 名無しさん (2026-10-18 10:41:36)
- 俺の記事なんて勝手にどうぞって感じなんですけど -- 名無しさん (2026-10-20 00:48:50)
- 坊主化と恩知らず闇堕ちと可愛い系へのキャラ変で忘れられてるけど雑に東大合格してるんだよね 設定適当じゃない? -- 名無しさん (2026-10-24 19:50:56)
- 最終的には結構良い位置に落ち着いたと思うんだけど、いかんせん道中が余りにも龍継を象徴するかのように紆余曲折すぎた。心臓弾丸滑りあたりからリアルタイムで読んで語り合ってたけど、タンカー終盤は最高のバトルの横で勝手に失明して、しかもガルシア送還して闇落ちで大混乱だったんだよね。 -- 名無しさん (2026-10-25 22:41:38)
- あそこの龍星は自分で「闇堕ち」とか自称してしかも超有利な状況だったのに28号に負けてるのが本当にひどい -- 名無しさん (2026-10-28 10:43:47)
最終更新:2026年10月28日 10:43