登録日:2026/10/14 (水曜日) 11:36:00
更新日:2026/10/14 Wed 11:41:38NEW!
所要時間:約 15 分で読めます
【概要】
『ロストシティ』はボードーゲーム制作の大御所ライナー・クニツィアの手による2人対戦型のカードゲームで、数多い彼の作品の中でも特に有名なゲームである。
オリジナル版は1999年にKOSMOS社から販売。その後翻訳版を通して世界各国に広まり、日本語版は2015年にグループSNSより販売された。
その他に幾つかの拡張や派生ゲームが展開され、2025年にはアートワークを一新した新版も販売されているが、ここでは2015年の日本語版バージョンを取り上げている。
項目作成者がやった事があるのがそれのみなのでご容赦の程を。もし他のバージョンをやった事のある方は是非追記をお願いします。
基本的には8枚の手札から場に5色の数字カードを色毎に昇順に並べていき、その色からの点数の合計を競うゲーム。一方通行の七並べに得点要素をつけたようなゲームといえばイメージが湧くだろうか?
3ラウンド制であり、1ラウンド毎に場はリセットされるが獲得した点数は引き継がれていくため、最初のラウンドが不運であっても後のラウンドで挽回のチャンスが回ってくる…事も期待できる。
ゲームプレイを一見すればおおよそ把握できる程シンプルなルールからくる制約と、ゲーム展開の絡み合いから発生するあちらを立てればこちらが立たず的な状況でどう行動するかがこのゲームの醍醐味であり、頭の使い所。
もちろん細かな点数を気にせず、流れを読む目と運を頼りに突き進んでも十分勝利は可能なので、リスク上等で突っ張るのもまた楽しい。
計算と運のどちらを重視するにしても、様々な可能性を見計らいながら最良と信じる決断を下すのが楽しいゲームであり、1ゲーム終わった後にがっつりゲームをやった満足感を得られるゲームである。
慣れればBGAのデジタル版なら大体10分前後、リアルでも20分~30分程度で終わる程度。
発売から25年経った古典ともいえそうなゲームだが、1ラウンドだけであれば更に短い時間で出来るので、何かの待ち時間や今日の運試し程度にでも是非やってみて欲しい。
【ゲームの準備】
ゲーム中の盤面を模式化すると大体こんな感じになる。
| 題 |
黄 |
青 |
白 |
緑 |
赤 |
| 相手のカード置き場 |
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9 |
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6 |
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4 |
9 |
10 |
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契約 |
2 |
7 |
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| 3 |
契約 |
契約 |
5 |
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| 捨て札置き場 |
黄2 |
青7 |
白4 |
契約 |
契約 |
| 自分のカード置き場 |
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契約 |
|
契約 |
契約 |
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4 |
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2 |
7 |
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5 |
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6 |
8 |
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6 |
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10 |
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7 |
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このゲームでは2~10の数字と秘境の風景を描いている数字カードが9枚と、その色から得られる点数を倍増させる契約カードが3枚、これが黄 / 青 / 白 / 緑 / 赤の5色分合計60枚のカードを利用する。
自分の手札は8枚で、手番の初めに手札からカードを1枚出し、その後1枚カードを補充する事を繰り返す。
当然自分の手札は非公開だが、場に出したカードと真ん中に置く捨て札に自分の現在の得点は公開情報となる。
後はゲームの得点を計算したり記録するメモなりを用意すればゲームの準備は完了。計算が面倒なら電卓かスマホの電卓アプリを使おう。
ちなみにゲームフレーバー的には色は探検隊が行く秘境(黄:砂漠(エジプト)、青:海底(アトランティス)、白:雪山(ヒマラヤ)、緑:密林(南米)、赤:火山(?))を表している。
数字カードの風景は数字が大きくなっていくにつれて進展していく様が見て取れるようになっている。
そして契約カードは探検行のスポンサーあるいは出資契約、得られる点数は探検によって得られた名誉を表しているらしい。
次はゲームのルールについて説明していこう。
【ルール】
とはいえルール自体は非常にシンプルで、あまり説明するような事は無い。
文字にすると細かく設定されているように思えるが、一度やっている所をみるかプレイしてみれば大体は理解できる筈。
1.ゲーム開始時に手札としてプレイヤーにカードを8枚づつ配り、残りは山札にする。
なので山札は44枚でスタート。各プレイヤーには最低22回手番が回ってくる事になる。
2.対戦するプレイヤーの内、年長者をスタートプレイヤーとしてゲームを開始する。
問題がある場合は別な方法で決めても構わない。
3.手番プレイヤーはまず、手札のカードを場に出すか捨て札置き場に捨てるかのどちらかを行う。
パスは認められない。捨て札置き場に捨てる時、既にカードが捨てられていればそのカードの上に重ねる。
4.その後、山札から1枚引くか捨て札置き場から1枚拾うかして手札を補充し、手番を相手に渡す。
パスは認め(ry。捨て札置き場から拾う場合、捨てられているカードの一番上を拾う。
5.手札のカードを場に出すときは色毎に昇順になるように出す。
場に黄7のカードが出ていれば、それより小さい黄の数字カードはもう出す事が出来ないという事。昇順であればよいので、数字は連続していなくても良い。
6.契約カードは場に数字カードを出す前に出しておく必要がある。
契約カードそのものは点数とは数えないが後述する8枚ボーナスの対象にはなる。
7.山札が尽きたらそのラウンドは終了。
なおゲームの途中で山札があと何枚あるかを確認する事は合法。確認する時にカードの順番を崩したりしないよう注意しよう。
8.新しいラウンドでは前回のラウンドの点数を引き継ぐ。
ちなみに新しいラウンドのスタートプレイヤーは、前回のラウンドで相手より高得点だったプレイヤーになる。
9.3ラウンド目が終了した時点での累計点数が高い方がこのゲームの勝者となる。
大体50~150点位の間の点数で決着がつくことが多いが、稀に200点を超えたりする事もある。
このシンプルなルールの、特に3~7の項目がゲームの進行状況と絡み合う事で、プレイヤーの頭を悩ませる様々なジレンマが立ち昇ってくる。
次は点数の計算について解説したい。
【点数計算】
点数計算自体はいつ行っても問題ないが、ラウンドが終わった後に纏めて計算するのが一般的だろう。
といっても大抵のプレイヤーはカードを出す都度今何点になっているかを心の中で計算しながらプレイするものだが。
計算式は以下の通り。
この式に基づいて色毎に点数を計算し、各色の合計が現在のプレイヤーの点数になる。カードを出していない色の点数は0点である。
また、同じ色に数字カードと契約カードを合計8枚以出していた場合、ボーナスとしてその色からの点数に20点が追加される。
| -20 + ( (場に出ている数字カードの合計) * ( 1 + 場に出ている契約カードの枚数) ) |
見ればわかる通り、点数計算の最初に【-20点】が付くのがこのゲームのポイントの1つ。
フレーバー的には探検隊を組織して送り出すまでのコストなのだろう。
つまりこのゲームは「中途半端にカードを出すと却って不利になる」ようデザインされているのだ。
その為、このゲームでは場に出す数字カードの合計が20を超えるかどうかが重要であり、その判断が勝敗の行方を左右する事になる。
それから契約カードの枚数によって点数が倍掛けされている事も見逃せないポイントだろう。
仮に契約カードを3枚出せていれば色毎の点数は4倍になる為、最初のラウンドで勝敗を決する程の大量得点も夢ではない。
ただし、マイナスの点数も倍掛けされる事は注意が必要だ。
もし契約カードを3枚出していながら数字カードを出せなかった場合、-80点である。
具体的に例を出そう。
例えばこのような盤面になっている場合の点数は…
| 黄 |
青 |
白 |
緑 |
赤 |
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3 |
契 |
契 |
2 |
|
4 |
|
契 |
3 |
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7 |
|
8 |
4 |
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|
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9 |
5 |
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10 |
6 |
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7 |
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8 |
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9 |
- 黄はカードを出していない:0点
- 青は契約カードがなく、3と4と7の数字カードを出している:(-20+(3+4+7))*(1+0) = -6*1 = -6点
- 白は契約カードを1枚出して数字カードは出していない:(-20+0)*(1+1) = -20*2 = -40点
- 緑は契約カードを2枚と8~10の数字カードを出している:(-20+(8+9+10))*(1+2) = 7*3 = 21点
- 赤は2~9の数字カードを出していてる:(-20+(2+3+4+5+6+7+8+9))*(1+0) = 24*1 = 24点
- 赤でカードを8枚出している:24+20 = 44点
最終的な点数は5色合わせて0+(-6)+(-40)+21+44)=19点となる。
概して上手く行った方の得点だが、注目は緑と赤からの得点と、白の大量失点だろう。
得点の方は緑で契約カードを2枚重ねる事で7点どまりになる筈だった点数を21点にまで伸ばし、赤は大量にカードを連ねる事でボーナスも含めて44点を叩きだしている。
しかし、その大量得点も白の-40点によってかなりの部分が相殺されてしまっており、最終的な点数は19点となっている。
白の契約カードを出さなければ、あるいはせめて1枚でも数字カードが出せていればと悔やまれる。
少し上で{「このゲームは中途半端にカードを出すと却って不利になるようデザインされている」と書いたのはこういう意味だ。
この計算式から、このゲームで点数を稼ぐために注意するべきは「合計20点を超えそうもない色は初めから手をつけない」事、そして「20点を超えそうな色は固めて出す」事の2点が重要なのだろうという事は理解できると思う。
更に言えば、「捨て札を相手に利用されないようにする」事も重要になってくるが、これは後述する。
ともかく、この3点に注意しつつゲームを進める事で得点を目指す訳だが、そこにゲームルールによる制限が引き起こすジレンマがプレイヤーの頭を悩ませることになる。
【ジレンマ】
改めて書くが、このゲームで点数を稼ぐには「合計20点を超えそうもない色は初めから手をつけない」、「20点を超えそうな色は固めて出す」、「捨て札を相手に利用されないようにする」、この3つに気を配る必要がある。
その為には手札のカードをすぐに出さず、より小さい数字のカードが来るまで温存する等、場にカードを出すタイミングを見計らう必要がある。
しかし、このゲームではカードを残しておく=温存するというのが存外難しい。
というのも、手番を迎えたプレイヤーはルール3により、まず何かのカードを場に出すか捨てる必要があるからだ。
しかもカードを引いて手札と見比べてから出すカードを選ぶのではなく、手札から場に出すカードを選んだ後にカードを補充するという方法である為、すべてのカードを抱え続ける事は出来ない。
だからといって適当に高い数字カードを場に出すと、ルール5と6により、後から契約カードや小さい数字カードが手に入っても場に出せず、活用できない事態に陥ってしまう。
では小さい数字カードなら問題ないかと思えば、今度はカードが思うように手に入らなかった場合、数字の合計が20点に届かずマイナス点を取ってしまう事も考えられる。
となると不要なカードは場に出さずに捨て札置き場に置きたい=カードを捨てたいが、それも一筋縄ではいかない事が多い。
ルール4により捨て札置き場のカードを拾う事が許されている為、自分の捨てたカードが相手に活用されてしまう可能性があるからだ。
特に相手が契約カードを場に出している色のカードを捨てるという行為は、相手にその分の点数を献上しているという事であり、麻雀において相手の役満に振り込むようなもの。
そのような相手に利用される可能性のあるカードは手札で握り潰し続けるか、ルール5と6によってこちらが捨てたカードを相手が利用できない状態、
例えば緑の契約カードを捨てたいのであれば相手が場に緑の数字カードを出す、また白の6を捨てたいのであれば相手が場に白7以上の数字カードを出した事を見てから捨てるのが最善となる。
これが上述した、「捨て札を相手に利用されないようにする」という事である。
そうやって最善を追い求めているとどうなるか?
手札には捨てる事ができないカードが溜まり続け、手札の枠を圧迫していく事になる。
こうして自分の得点の為にこのカードを温存したいという思惑と相手の得点の為にこのカードを捨てる訳にはいかないという思惑が重なり合い、手札から場に出せるカードが無くなってしまう事もよくある事。
しかし、そんな状況でもルール3により自分の手番には何かのカードは出さなくてはならない。
その為…
- 手札に同じ色の7/8/9が揃っているので、点数を伸ばすために契約カードか小さい数字カードが来るのを待ちたかったが、他に出せるカードがないので7/8/9を出していくしかない
- 手札には契約カードと3しか無く、20点を超える保証はないが、手札の枠を空ける為に契約カードから場に出していこう
- 相手が契約カードを出している色の5か、相手が数字カードだけ出している色の8のどちらかしか捨てられるカードがない、相手に渡す点数が小さい8の方を捨てよう
- 相手が契約カードを3枚出している色の9(36点)を渡すくらいなら自分の場に出して-11点を取った方がマシだ
といったような判断を下す必要が出てくる。
この二律背反な状況で得点と失点のどちらをどこまで追及するかが、このゲームの肝である。
【ジレンマの加速】
そしてこの状況はゲームが進む度に複雑になっていく。
上記は手札の運用に関連したジレンマだったが、これに以下の要素が加わってくる。
◆危険札の圧力
ゲームが進んでいけばお互いの場にはそれなりにカードが出揃ってくる。
そのカードを見れば、相手がどの色で点数を稼ごうとしているかが、はっきりと見て取れるようになる。
勿論それは相手にも言える事で、お互い相手が稼ごうとしている色のカードを手札で握っており、「捨て札を相手に利用されない」タイミングで捨てる事を狙っている事も多い。
この「どちらが長く息を止めていられるか」にも似た我慢比べに挑んで相手からカードが出てくるのを待つか、無視して自分のプラン通りにカードを出していくか。
これもこのゲームの楽しみの一つ。
◆ゲームの終了トリガー
ルール7にある通り、このゲームのラウンドは山札が尽きたタイミングで終了になる。その為、全ての手札を出し切る事は出来ない。
ただ、自分の手番で山札ではなく捨て札置き場からカードを拾う事で山札のカードを保存すれば、終了タイミングをある程度先延ばしする事は出来る。
終盤はその手法を使って出来るだけ手札のカードを出していく事になるが、自分の手番が増えるという事は相手の手番も増えているという事でもある。
場に出したい手札の数、それで稼げる点数、相手との点数差。
その辺りを睨みつつ相手に手番を渡してでも自分の得点を伸ばすのが良いのか、相手に稼がせない為にラウンドの早期終了を目指すかを判断する必要がある。
と、ここまでこのゲームを解説してきたが、毎回こんなに考え込まなければならないような展開になる事は実のところあまりない。ない、とは言わないが。
最初の手札にあった契約カードをそのまま出してなんとなくカードを場に出していくだけで勝てるような時もあるし、相手の動きに合わせて不要なカードを整理していたらいい感じにカードが集まっていて勝ったなんて事もザラにある。
このゲームで最終的に勝利する為にはカウンティングと確率計算だけでは乗り切れず、運だけでは不安定。
両方の要素を適度に混ぜ合わせ、思うようにならない展開を楽しんでほしい
【余談】
2+8、3+7、4+6が10点になる組み合わせで、これに10のカードがあればちょうど20点になる。
また3+8+9、4+7+9、5+6+9、5+7+8の組み合わせはぴったり20点になり、6+7+8で21点となる。
更に6+7は7以上、6+8は6以上、7+8は5以上、7+9は4以上、8+9は3以上、8+10は2以上の数字カードが手に入れば20点を超える。
覚えておくと点数計算やカードを扱う上での判断の助けになる。
ラウンドが終わればカードを回収し、シャッフルしてまた山札を作って次のラウンドに入る訳だが、この際のシャッフルは普段より念入りに行った方が良い。
というのも各プレイヤーが色毎に纏めてカードを出していくというゲームの都合上、軽いシャッフルでは混ざり切らない事が多いのだ。
それもゲームの味、と納得しているプレイヤー同士であればよいのだが、色の偏りがひどい事からイカサマだなどと難癖をつけられてもつまらない。
時間がないとか、他人の持ち物を借りてるとかであれば無理も出来ないが、
この辺りを参考にちょっと丁寧に混ぜてみてもいいだろう。
このゲームに使われているカードだが、どういう訳だか結構デカい。
一般的な大きさのトランプが大体縦9cm*横6cm位なのに対してこのゲームのカードは縦11cm*横7cm位と大体1.4倍。
その為、カードゲームでよく使うようなスリーブでの保護が難しい、というより無理。
シャッフルする時などに限らず、扱いはちょっと注意した方がいいかも知れない。
実はこのゲーム、トランプで代用が可能である。
スートの都合上4色でのゲームになるが、各スートの2~10を数字カード、J/Q/Kを契約カードとして扱い、手札を5枚か6枚にすれば、本家に近いゲーム経験が楽しめる。
トランプで一通り遊んだ後の味変的に持ち出すネタとして覚えておくと役に立つ事もあるかも知れない。
発売後すぐに好評を得たロストシティだが、これを複数人で遊びたいと考え、その為の独自に複数人プレイ用のルールを考案する人も多かったらしい。
それに影響されてか、クニティアが2008年に作成した「ケルト」という別の作品が、このロストシティのシステムをベースとしつつも多人数で楽しめるゲームに仕上がっている。
実際アメリカでは「ケルト」が「ロストシティ:ボードゲーム」という名前で販売されていたとか。
こちらもこちらで彼の代表作とも言ってもいい程成功した作品であり、どちらが上という事はないが、ロストシティの各種要素を気に入った方であればこちらも楽しめると思う。
【プレイ環境】
有名なゲームであり、幾つかの拡張やアレンジ版ともいえるバージョンが販売されている他、販売からかなり時間が経っているという事でオリジナルをリニューアルした新版が販売されている。
オリジナルとの相違点としては拡張セット「マイルストーン」が同梱されている事、カードの色が黄:砂漠、青:海底、紫:闇の王国、緑:熱帯雨林、赤:未知の文明に変更になっている事、それに伴ってアートワークが変更されている事が挙げられる。
ゲームのルール自体は相違はない。ゲームカフェ等であればおそらくオリジナル版かと新版のどちらかが置いてある事だろう。
現在はBGA(BoardGameArena)でもプレイ可能。どの時間帯でも割合プレイヤーの集まりが良く、すぐにゲームを始められる上デジタルゲームらしく点数計算が自動でカードのシャッフル等も無いのでカードの運用に集中できるのもよい点。
場にカードを出した後の反応がちょっと遅い様な気がしないでもないが。
デフォルト設定ではゲームは3ラウンド制だが、1ラウンド制に変更している卓もあるので、参加時には注意して欲しい。
無料会員でもプレイ可能だが新規に卓は立てられない。
追記・修正は初期手札に8と9の数字カードばかりが来て悶絶した経験のある方にお願いします。
最終更新:2026年10月14日 11:41