登録日:2026/10/17 Sat 20:44:00
更新日:2026/10/17 Sat 21:47:30NEW!
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ディスプレイ/モニターは、各種電子機器で映像出力・画面表示に使われている映像出力装置のこと。
今、この
アニヲタWikiを見ている場合、何かしらの物から経由して見ていることだろう。
概要
(主に
パソコン向けの)専用機の物はモニターと呼ばれることも多く、さらにチューナーが付いている物はテレビに分類される。
2000年代以降は新素材の登場やタッチ操作に対応した物も出始め、環境の多様化も進んでいる。
ディスプレイの種類
ディスプレイには用途や嗜好に合わせて様々な物が製造されている。
液晶
2000年代以降普及した。安価かつ定番の選択肢として健在で現代ディスプレイの基本と言える。
IPS (In-Plane Switching)
一般的な液晶ディスプレイでは主流の存在。製品数も3タイプの中では最も多い。
視野角が圧倒的に広く、色もかなり鮮やかに描かれる。
かつてはリフレッシュレートが低いという短所があったものの、技術の進歩で緩和され
ゲーマーでも迷ったらこれでOKと言える万能型になりつつある。
TN (Twisted Nematic)
3つの中では最も安価。かつては低価格PCや法人向けPCでもよく採用されていた。
安いだけではなくリフレッシュレートが高い製品が数多く揃っているのが特徴。応答速度も上げ易い。
欠点として視野角が狭く複数人での鑑賞には向かない。個人用途でも、ちょっと視点がズレたり左右の端を見る時に影響する事はあるので無視できない。
またコントラスト比(後述)も低い。例えば真っ黒な画面を表示すると少し明るくて灰色っぽい黒色になってしまう。
IPSの低価格化が進むにつれて主流ではなくなったこともあり、2026年現在では
FPSプレイヤー等ゲーミング用途の中でも競技的な
ゲームのための特化型という向きが強い。
VA (Vertical Alignment)
TNで問題となっていた、視野角の狭さや変に明るい黒色を改善するために開発されたタイプ。
3つの中では圧倒的にコントラスト比が高く、黒色の表現力はIPSすらも凌ぐ。映画等の映像作品の鑑賞用途に強いため液晶テレビではよく採用されている。
一方で応答速度が低く、視野角もIPSには劣り、黒色が強すぎるのが邪魔な事もある……と弱点も多く汎用性は低め。
しかし、こちらもゲーミングディスプレイ向けの開発が盛んに行われており、曲面ディスプレイとの相性がいい事からそのための採用が多く、ハイエンドモデルなら応答速度の問題も解決できるので、予算が許すなら最強と言える立ち位置。
有機EL(OLED)
液晶よりも色鮮やかかつ省電力で、
パネルメーカーや端末メーカーのゴリ押しに近いせいもありスマートフォンでは一般化したが、それ以外はラインナップが少な過ぎる上に値段も極端に高い。
しかし動作原理上、液晶よりも応答速度は極めて高速。画面の色が完全に黒の場合は発光せず、その時の消費電力は制御回路等の分だけになる。
そのためダークモードと呼ばれる黒を多めにする設定も有機ELの拡大に合わせて普及した。
パネルの造形の自由度が高い、曲面や折り曲がる画面を作れる等の点もある。
「それって『普通の』PCやスマホ等には必要なくね?」というツッコんではいけない
欠点として長期間の使用で画面の
焼き付きが起きる可能性がある。現行製品は技術も進歩したのでそこまで神経質になる心配はないが対策として輝度を抑制する処理が入る場合がある。
更に
パネル自体が紫外線に極端に弱いという決して無視できない弱点もある。このため直射日光はほぼ厳禁、未使用時にはカバーか何かをかけて外光を遮る事が望ましい。
なので事務用途では白背景で使うことが多く有機ELの特性を生かしにくい、固定表示が多いので焼き付きの可能性が高くなる事情もあり、全面的な普及には至っていない。
劣悪環境が当たり前の産業機械と、負荷の重いゲームセンターでほとんど使われていない時点で耐久性や信頼性はお察し
microLED
小さなLEDを並べて作ったディスプレイ。
有機ELも含めた他のディスプレイよりも黒のコントラスト比が高く、応答速度、省電力性能も最高。焼き付きの心配もない。
欠点は値段。力技的な最新技術なので4Kディスプレイ1枚が1500万円以上(2024年時点)。大きさも100インチ前後のものしかない。
現状で個人で使うにはあまりにも高額だが、メーカー各社が開発競争を進めているので安くなるのを待とう。
miniLED
microLEDの廉価版とされる技術。厳密には液晶のバックライトを小型のLEDに変えただけで、単純な性能では劣るものの、既存の液晶や有機ELよりはずっと上。
こちらもまだまだ高価ではあるが有機ELよりは安価であり、徐々に現実的な選択肢に加わりつつある。
量子ドット
液晶、有機ELの双方で使われる技術なのでついでに解説。
量子とついている時点で物々しい雰囲気だが、ものすごく乱暴に言うと「光の波長=色を変化させる物質や構造」である。
これ自体は実はそれ程目新しいものではなく、赤色レーザーを特殊な結晶に通す事で波長=色を変える「DPSS方式」の緑色レーザー等でかねてから実用化されている。
現在では青色LED/有機ELパネルを光源とし、色を変化させる方式が主流。特に白が自然な色合いになるのが特徴。
ただし発光体の中でも寿命が短くなりがちな青色光源を使うため寿命は比較的短いとされる。
プロジェクター
映画館のように光を壁やスクリーンに当てて画像を映す装置。新製品なら一般的な液晶より電気代がかからない事が多く、天井に映す事もできる。
デメリットとしては「明るい場所では画像が薄くなる」「起動音がする」「起動時間がかかる」等。
E-ink/電子ペーパー
電子書籍リーダー等に搭載されている発光しないディスプレイ。
明るい部屋でしか使用できないが目に優しく消費電力も低い。性質上読書用途が中心なことから基本的に白黒の物が多い。
その反面リフレッシュレートが非常に低い(アクションゲーム等はほぼ壊滅)。しかも液晶等と比べると値段がものすごく高い。
ブラウン管(CRT)
1990年代まで一般的だったディスプレイ。
前後方向に大きく重量がある上に消費電力や発熱も大きいため2000年代に入ると急速に淘汰されていったが、ゲーマーの間では「アクションゲームをやりたいなら液晶は買わずブラウン管で遊べ」と言われたりもしていた。
これはゲーム用途では液晶ディスプレイが市場に出回り初めて間もない頃は遅延の重要性が全くと言っていい程認識されていなかったことによる。
またゲーミングディスプレイ等という物も当時は存在すらしていなかったので、そもそもの選択肢が乏しかったのも要因。
2026年現在では中古品でしか入手ができないものの、昔の環境、特に4:3比率でレトロゲームを楽しみたいゲーマーを中心に今日でも愛されている。
アンティークAVマニアではこれで
動画配信サービスを楽しむ猛者もいる。
そのため技術が頂点に達した1990年代後半から2000年代に出た物は高値で取引されている。
その奥行き故に「ディスプレイの上に物を飾る」という楽しみもあり、『
らき☆すた』などブラウン管時代を舞台にした作品では「上面に小型フィギュアが多数飾られたディスプレイ」が「オタクが使うパソコン」の記号となっていた。
LEDの構造
直下型はディスプレイの下にLEDを配置し、光を送る方式。
エッジライト型は安価なモバイルディスプレイに多く、ディスプレイの端にLEDを配置し、導光板等でで光を送る。そのためLEDに近い部分は必然的に明るくなり、LEDから離れる程暗くなる。黒い画面だと端にLEDの光がくっきり見えるものも。
解像度
高い解像度程、画面に映し出せる情報量が劇的に多くなり、ドット抜けも目立たなくなる。
非常に大きな利点だが、使用機器の負荷に直結する上、自分の目で追い切れなくなるなど一概に高ければいいというものでもない。
特に目が追い付くかどうかは選ぶ上で最も重要な所。とはいえディスプレイ側で縮小できたりするので、大は小を兼ねるという選び方もOK。
2026年現在では「FullHD、1080p(1920×1080)」「QHD/WQHD、1440p(2560×1440)」「4K、2160p(3840×2160)」の3種類が主流。複数ディスプレイを駆使して8K以上の超高解像度を実現する猛者もいる。
しかし当然ながら価格への影響は大きく、4Kディスプレイは同等のFHDの3倍位する。しかもPCの場合はグラフィックボードを始めとした周辺機器の要求水準が一回り上がってしまうので見た目以上に高くつく。
また情報量が多いという事は、ディスプレイサイズが小さい場合「高解像度100%だと米粒みたいなアイコンサイズしかねぇ!」とかになるので、高解像度なのにサイズ小さいディスプレイを買う人はその前に家電量販店等で現物(なければ類似スペックのもの)をしっかり見ておきたい。
また「解像度」と「ディスプレイ本体のサイズ」は別物なので注意。
同じ24インチパネルでも、解像度と駆動速度の違いで複数のモデルを製造しているメーカーが多く、品番も少し違うだけとややこしいので選ぶ際には注意しよう。
HD(High-definition, 1280×720)
本来HDは「高解像度」を意味するが、2026年現在は最低限度の規格になりつつある。
しかし上位規格より省電力かつ安く作れるため、高解像度を求めない小型の低価格テレビ・スマートフォンではよく採用される。
Nintendo Switch無印の携帯モードの解像度もこれ。
FullHD(1920×1080)
消費電力と解像度、値段のバランスが良いため、FPSなどのシューティングゲームをプレイする人に好まれている。
多くのノートPCを始め、
Nintendo Switch 2(携帯モード)で採用されている。
QHD(Quad HD, 2560×1440)
WQHD(Wide Quad HD)を呼称する製品もあるが、横長(16:9)向けに作られているだけで解像度は同じ。
2020年代のミドルクラス以上のスマートフォン・タブレットはQHD以上の解像度が主流で、ノートPCでも対応が広まりつつある。
4Kだと負荷が大きすぎるが、FullHDよりは美麗な画質を楽しみたい人向け。
元々はPC・スマートフォン向けの規格だったが、
Xbox series Sを皮切りにゲーム機でもこの解像度に対応することが増えている。
4K(3840×2160)
HD4枚分の解像度で非常に高精細。40型以上の中・大型テレビでは主流になりつつあり、2020年代以降に出たゲーム機はいずれも4K出力に対応している。
テレビだと大きすぎて置けない人はPC向けだと27インチ以下の物も多く存在するので、そちらを検討してもいい。
その分ハードウェアの負担も大きく消費電力も高くなるのが欠点。
画素ピッチ
ディスプレイを構成する画素、即ち光る点が並ぶ間隔。画素の大きさと言い換える事もでき、「表示領域の寸法÷最大解像度」で計算できる。
注意したいのは、安価なディスプレイの中には稀に縦方向と横方向の画素ピッチが違う機種があるという点。
縦横の画素ピッチが揃っていないという事は、つまり画素が長方形の液晶パネルを採用しているという事で、こういったディスプレイでは表示内容が画素の形に引き伸ばされて実際の印象が変わってしまう。
「安い」という点以外にそのようなディスプレイを使うメリットは皆無であり、特にイラスト制作やCADといった表示に厳密さが求められる用途では避けたい……が、メーカーによってはそもそも画素ピッチが公開されていなかったり、ボカされていたりする事もある。
気にする場合は「0.△△mm×0.△△mm」といった具合に、両方の画素ピッチを明記している機種から選ぶのが無難。
コントラスト比
画面内の「白」と「黒」の輝度の比を表す指標。例えば1000:1ならば、白い部分が黒い部分の1000倍明るい事になる。
液晶ディスプレイでは1000:1~1500:1位が主流で、上述したVAパネルだと3000:1~5000:1、有機ELに至っては100万:1にも及ぶ。
表示遅延
液晶ディスプレイは出力元から送られてきたデータを綺麗に処理してから表示する仕組みになっていて、信号が入力されてから画面に表示されるまでにどうしても若干の遅延が発生してしまう。
よって、ゲーム用の場合はこの「表示遅延」対策がどの程度行われているかを重視する事が多い。
現実問題として5フレーム(1秒あたり60フレームとして、約0.083秒)も遅れていれば大抵の人は違和感を覚え、0.1秒遅れると
クリボーを踏むのも困難である。
ゲーミング向けを謳っている商品は概ね低遅延だが、FPSや格闘ゲーム等特に表示遅延が死活問題になるゲームを遊ぶのならば、カタログに「スルーモード搭載」等と記載のある商品を選択するとよい。
スルーモードとは前述の「映像を綺麗にする処理」を省いて表示するモードの事であり、その分映像の綺麗さとはトレードオフである。
商品によっては「遅延○○ms」と明記されている事もあるが、メーカーの自己申告でしかないのが辛いところ。
表示遅延を計測するソフトもあるが、「基準となるディスプレイと同時出力し、表示されるタイマーをカメラで撮影する」という手間のかかる計測方法になる。
なお、一般向けテレビは今でも遅延を重視しない傾向が強く(上述の通り画質と遅延は基本的にトレードオフの関係になるので)アクション要素のあるゲームを遊ぶには不向き。
2026年現在の機種だと「ゲームモード」や「低遅延モード」といった機能を設けている物もあるので、それで解決できる場合がある。
録画・配信などでキャプチャーボードを使用する場合もそのままでは変換過程で遅延が発生してしまう。そのため別ディスプレイに遅延なしで出力できる「パススルー接続」機能を搭載している物を選ぶと良い。
応答速度
上記の表示遅延と似たイメージで紛らわしいが、単に「応答速度」と書かれていた場合は「液晶パネルが《黒→白→黒》という変化をした場合にかかる時間」といった意味になる。
この数値が小さい程表示を素早く切り替えられて、残像が少なく動画の表示に適したディスプレイと考えられる。
よって「応答速度○ms」等と謳われていても、上記の表示遅延時間とは無関係である点に注意が必要。ひどい場合はショップ店員や専門誌・Webサイトまで混同している時がある。
また、表示遅延と同様に応答速度の表記もメーカーの自己申告でしかなく、実は最も良い条件の数字のみ記載していたり、そもそも応答時間・表示遅延共々測定方法・記載方法に統一された基準がなく各社まちまちだったりと、なかなか悩ましい状況が続いている。
液晶パネルの応答速度は白から黒にする場合、あるいはその逆を行う場合に最も速くなるが、中間色から中間色への応答速度はそれより遅くなる他、その度合いも駆動方式等によって差がある。
その為「GTG(Gray To Gray:中間階調応答速度)」という指標が生まれてもいるが、これも中身が曖昧。
リフレッシュレート
画面を1秒間で何回書き換えられるかという数字。単位はHz、もしくはfps。
両方とも同じ意味だが、基本的には「ディスプレイの規格はHz」「実際の出力はfps」で表される事が多い。
従来は「1/60秒以下の書き換えは人間の目では分からない」として、基本的には60Hz出てればいいとされてきた。
しかし60Hz以上で書き換えると「なんとなくにゅるにゅる動く」と、実際には60Hz以上も判別できる事が判明。
2026年現在は倍速駆動と呼ばれる120Hzが専用ディスプレイからスマートフォンに至るまで普及が進んでいる。
さらにブーストした144~240Hz辺りのディスプレイも主にゲーム用途向けに販売されている。3Dゲーム全般、特に昨今流行りの対戦ゲームを遊ぶプレイヤーは要チェック。
2026年現在、4K 240Hz・WQHD 360Hz・FHD 480Hzモニター辺りが多数のメーカーの最速リフレッシュレートになっているが、600Hz超えモニターもあったりする。
とりあえず最新アクションゲームを楽しみたい人はPS5やSwitch2が対応している120Hz以上を目安にすると良いだろう。
しかし、いくらディスプレイが60Hz以上に対応していても、実際に60fps以上を出すには本体性能もかなり要求されるため、この辺りの高速駆動は高性能機でなければ発揮できないので注意。
特に4Kとなれば尚更、もとい超重量級のゲームは何をしても4Kでは120fps出ないなんてものも多い。例えば『
鳴潮』はフレーム生成なしでは2026年現在PC向けハイエンドGPUのGeForce RTX5090を持ってしても100fpsを切ってしまう。
ハイエンドでなくとも設定変更で144Hzを引き出す事も(ゲームによっては)可能だが、実際に自分が遊びたいゲーム・遊びたい画質で144Hz出るかどうかはPC構成の際に店員さんに聞くといいだろう。
一応整数倍なら綺麗に動くので、144Hzディスプレイで72fpsで(ゲーム内設定やグラボのドライバーを使って)リミッターをかければミドルレンジでも実用的に運用可能。
ただ、処理落ち等でリフレッシュレートと実レートがズレると、「テアリング」と呼ばれる画像の乱れを引き起こすので注意。G-SyncやFreesyncといったリフレッシュレートブレを吸収する規格も存在する。
接続方式/接続ケーブル
使用機器から外部ディスプレイへ映像信号を伝送する為の規格/ケーブル。「何だそんな事か」と思うかもしれないが、意外と馬鹿にできない。
何故なら、例えばHDMIの場合HDMIのバージョンにより伝送できる映像に上限があるからだ。
もし古い世代の物を使ってしまうと、最新ゲーム機や超高性能PCを用意しても「なんでここまで金かけたのに、明らかに4K 30Hzしか出てないんだ? HDRも効いてないし…。不良品掴まされたのか!?」となってしまう。
なので最先端の映像を堪能したければ、ケーブルもケチらずそれに対応したものを買おう。
ダイソーで700円でHDMI2.1世代のケーブルが売っている時代なのに、電器屋では未だにHDMI1.4世代が幅を利かせているのどうにかなりませんかね……
変換機も発売されているが、それぞれ微妙な規格の違いがあるので注意。
HDMI
AV機器向けに開発された規格。現行のテレビを始め2010年代以降のゲーム機やメディアプレーヤー、レコーダー、専用カメラ等に標準搭載されている。
しかし規格の使用に特許料を支払わないといけない問題もあり、PC向けのグラフィックボードではHDMIが1個口という物も少なくない。
小型機器向けのmicroHDMIやminiHDMIという派生規格もある。
2026年現在、新製品を買うなら可変リフレッシュレート(VRR)などに対応している2.1以上の規格の物が良いだろう。
DisplayPort
こちらはPC向けに開発。長いのでDPと略されることも多い。
元々、業務向けに作られた事情から高解像度・高リフレッシュレートへの対応もHDMIより速い傾向にある。
特許料が掛からないのも強み。だがPC用途でしか使われないことからHDMIより入手性が劣り値段も大差がなかったり
ノートパソコン向けのminiDisplayPortという派生規格がある。
2026年現在、新製品を買うなら1.4以上の規格の物が良いだろう。
USB Type-C
2010年代後半以降に普及した
USB端子規格。
技術的にはDisplayPortを内包する形で実装しており、USB4以前の物はDP 1.4、USB4以降はDP 2.0に準拠している。もちろんHDMIからの変換にも対応している。
Nintendo Switchシリーズもこの機能を使うことでドックを介した外部出力機能を実装している。
RCA
アメリカの家電メーカーRCAが開発した規格。映像用の黄色・ステレオ音声用の赤・白の3種類の端子が搭載されている。
1930年代から登場し2000年代まで長く使われた。非常に普及したので「AV端子」と呼称されることも多かった。
S端子
1980年代後半に登場した規格。RCAよりも高画質・接続が1箇所で済むのが長所だった。
VGA(Video Graphics Array)
1987年にPC向けに作られた規格。
HDMIやDisplayPortが出た今でも、事務用途では最新の高解像度が必須ではない事情もあり使っている所も多く、割と最近までVGA出力対応のパソコンも製造されていた。
ノートPC向けにMini-VGAという派生規格も存在した。
DVI(Digital Visual Interface)
VGAの後継規格として1998年に登場。2010年代前半までPC向けの入出力端子として使われていた。
こちらもノートPC向けにMini-DVIという派生規格が存在した。
RF
テレビチューナーを経由して画面入力を行う仕組み。専用外部入力端子が普及する前にはこれが一般的だった。
簡単に言うとチャンネルに割り込んで映すようにする強引な手法。
1980年代までのビデオデッキや
ファミリーコンピュータなどのゲーム機によく搭載されていた。
D端子
日本独自規格。最大で1080Pまで対応しているが音声出力には対応していない。
HDMIの方が著作権保護機能が充実していることから2014年以降急速に淘汰され、2026年現在は新商品は販売されていない。
エルゴノミクス
「人間工学」という意味。要はモニターを支柱上で動かして扱い易い位置に動かしたり傾けたり、あるいは90度回して縦置きしたりできる機能。
ゲームでも仕事でも、長い間同じ姿勢でいる事が多いPC用途では丁度いい位置にディスプレイを置いておく事で、作業のしやすさが段違いに上がる。
特に縦置きができるものは省スペースで作業領域を稼いだり、記事・論文や攻略サイト等の縦長の文章が読みやすくなったり、ある種のサイドバーとして活用できたりする等活用法も増える。
画面比率
かつては4:3の正方形に近い比率が多かったが、2026年現在では縦横比16:9〜16:10のワイド画面が主流。
さらに横方向に広くしたものも登場しており、21:9だったり中には32:9なんてものもある。ただ横に長過ぎぎると視線の移動が激しくなって目と首が疲れるので、縦に積んだ方がいいという意見もある。
あとは
某漁師集団は32:9大好き。同ゲームの推奨環境は16:9デュアルとされているが、32:9モニターであれば1枚で足り、画面の境目もなくせるからだ。
その他
モバイルディスプレイ
USB給電や内蔵バッテリーで稼働する、携帯型のディスプレイ。超乱暴に言うなら「ノートPCの画面だけ版」。
この性質上、パネルやノートPCの発展とほぼイコールの進化を遂げており、現在では4Kやそれ以上のピクセル数の画面や有機EL、120Hz以上の高速駆動等据え置き型にも負けず劣らずの機能を備える機種も増えている。
「ゲーム等で4K映像を楽しみたいが、4KTVは大き過ぎて置く場所が……」という人や、「旅行好き、あるいは出張が多いのでホテルの部屋でPC作業やゲームをしたいが、客室のテレビのHDMIが封じられている事がある。どうすればいい?」という人にはオススメ。
しかしその性格上、HDMIは一般的なフルサイズではなくビデオカメラ等に使われるminiHDMIが主流なので、miniHDMIケーブルや変換アダプターを用意するか、そもそもHDMIを使わずにUSB-Cで接続する等で考えた方がいい。
また「持ち運べるディスプレイ」として考えた場合、あまりにも大きいと今度は収納するバッグに難儀する事も。大画面と携帯性を両立させるなら、高性能ノートPCで主流のサイズともなっている15.6インチワイドがちょうどいい落とし所になるだろう。
持ち運びをしない場合もデュアルディスプレイに(3個以上も)できる。
事実上の据え置き用途や「家庭内モバイル」として使う場合、18インチや23インチといった大型機も出回っているので、手軽に大画面や高精細画面の環境を構築したい際にも検討してみるといい。
大型機の場合はHDMIもminiではなくフルサイズとなっている機種もあり、接続が手軽になるというメリットもある。
なお、飛行機での移動の際はバッテリー内蔵機種の場合、預かり手荷物にできないので要注意。
タッチ操作
主に組み込み機器や携帯端末向けに搭載されている。
特に今の
Microsoft Windowsは、どの端末でも使えるOSにする流れの一環で、8以降ではスマホのようなスワイプ操作にも対応しており力を入れている。
厳密には違うが、下記の液晶タブレットもこの類かもしれない。
液晶タブレット
超乱暴に言うなら「
ペンタブになるモバイルディスプレイ」。
基本的な繋ぎ方はモバイルディスプレイと変わらないが、基本的には絵を描く道具なので、リフレッシュレートが60Hzなどディスプレイとしては最低限である事が多い。
また左右にショートカットキーがあるものも多いが、それ以外の部分のベゼルも広いのが普通で、画面サイズ以上にでかい。
上述のように、ペン操作とタッチ操作は別物。中には両方の機能を持っているものも。
「タッチ操作を何に使うの?」と思う人もいるだろうが、タッチで画面をスクロールできるソフトが存在する。またペンだとピンチ(拡縮)もできない。
曲面ディスプレイ
2010年代後半頃から登場したディスプレイの形状。単体の物は「湾曲モニター」等とも呼ばれる。
その名の通り画面が物理的に曲げられ、両端が前面にせり出している。
画面の中央と両端の視線の距離差が少なく、ゲームや映像への没入感を高められるメリットがあるが、平面ディスプレイより高価、人によっては画面酔いし易い等といったデメリットもある。特に自分の正面にディスプレイを置かない人は酔い易い。
パネルの種類はほとんどがVA。メーカーサイト等では「1800R」「1500R」といった表示があるが、これはディスプレイの曲がり具合を半径で示しており、数字が小さい程キツいカーブになっている。
ヘッドマウントディスプレイ
頭に装着するディスプレイ。装着することで、どこでも高解像ディスプレイを出現させることができる。2020年代中盤から軽量になった眼鏡型も登場している他、PlayStation VRのようなVR向けも多数開発されている。
ディスプレイアーム
「モニターアーム」とも。最初から付属しているスタンドの代わりにディスプレイを取り付けるロボットアーム状のパーツ。
ディスプレイの位置を上下前後左右自由に調整でき、付属のスタンドではデッドスペースになりがちなディスプレイ直下部分が空いて、机を広く使える事がメリット。
1台用はもちろん、2台以上のディスプレイを同時に取り付けられるアームも用意されている。
ディスプレイとアームの接続には「VESA」という規格のネジ穴を使う事がほとんどだが、VESA規格にも幾つかサイズがある他、VESA非対応のディスプレイも多い。
ディスプレイとアームの両方が同じネジ穴を備えているかどうか調べておくと後が楽。一応、非対応のディスプレイを接続するための変換パーツや大きな爪でディスプレイを掴むような金具もあるにはあるが。
アームの基部は机や壁に固定する。机に固定する場合、主にクランプ式とグロメット式(デスクに穴を空け、穴にボルトを通して固定する方式)の2種類。
クランプ式は挟めばいいだけなので設置が容易だが、あまり重くすると不安定になり、グロメット式は安定性に長けるが、デスクに穴を空けないといけないので設置の柔軟性に劣ると一長一短。
大抵のアームはどちらかを選べる構造になっているので、どちらでも取り付けられるデスクであればまずはクランプ式から始めた方がハードルが低く済む。
ちなみにPCで使う場合は画面の向きを縦横変えられる機能がある。縦の画面を使いたい場合はタブレットスタンドを使う事もできる。
あんまり重いディスプレイだとアームが負けてお辞儀折れる場合があるので、使用可能な荷重はよく確認しておこう。
創作におけるディスプレイ/モニター
ディスプレイ/モニターの擬人化や頭がそれらになっているキャラクターというのは、頭が人間の形をしていないキャラクター群(俗にいう異形頭)の中でもかなりの大手の部類に入る。
マスコットキャラクターや子供用の教育番組にさえも幅広く登場していることからその汎用性の高さが伺えるだろう。
モニターに顔を映せるので、人間の頭でなくとも自由に表情を作ることができるし、顔以外のマークや情報を表示するといったユニークな顔面の使い方をしている。逆にモチーフがディスプレイ/モニターなのに顔が別にあるというのはかなり珍しいかも……
または、ロボットは顔面がモニター・ディスプレイで実装されているのが標準ということも全く珍しくない。これは昨今においては創作の内に限らず現実でも一般的な話である。
ディスプレイ/モニターにまつわる有名なキャラクター・作品
「キャプテン・アメリカ」のヴィラン。頭ではなく腹の方に顔面を表示するモニターがある。
顔面がディスプレイになっている
サイボーグの存在が一般化している。
その性能はピンキリだが、主人公の片割れの真希菜はその手に精通しているであろうカートとマックスも出自を疑問に思う程に高性能なものを組み込んでいるという……
余談
ビジネス用途等でPCを使用する際、一度に表示できる情報量を増やしたい場合、2台以上接続する事もある。
実際にデュアルディスプレイを使ってみると、色々な事がすごく捗る。サブディスプレイ側に「チャットツール、SNS、ゲームの攻略サイト、音楽アプリ、YouTube等の動画」を逃がすだけでも、タスクバーへマウスを動かす回数がめちゃくちゃ減り、最大化最小化でイライラする事も減る。
メイン画面にゲーム、サブ画面に攻略サイトとするのもおすすめ。SNS用に縦長ディスプレイを置く場合も。
特に株やFXといった取引を長時間行う個人投資家等は3~4台使う事も。そういった作業で目が疲れないよう、画面の明滅を軽減した機能(フリッカーフリー)もある。
複数ディスプレイを使う場合に異なるサイズや解像度のものを用いたい場合もあるだろうが、最低限サイズあたりのドット数(dots per inch, dpiとも)は揃えておくと扱いやすくなる。
拡大・縮小でウィンドウが見にくくなったり、マウスカーソルの物理的な位置と内部的な位置が対応せずにカーソルを見失ったりする事を防げるからだ。
修正・追記はお手持ちのディスプレイ上で作業して下さい。
最終更新:2026年10月17日 21:47