アルルメイヤ山脈に点在する豊富で清浄な水飲み場とエルフという種族そのものの粒揃いな優秀さを背景にある程度まとまった人口を確保した部族で、古代西マジョリアにはごく少ない定住地を維持できる集団だった
デューラーン族を中心にアファブレ族(エルフ)、ミカ族(エルフ)、ロベルト族(天空人)の4つの部族が定住のためのリソースを提供し合った体制は「デューラーン共和政」と呼ばれ、当時の西マジョリアの魔物の多さから連絡が極めて困難だったことで非効率的で少ない人口しか養えず発展はすぐに頭打ちになったにせよ「国家運営」のノウハウを持ったエルフを擁したことでデューラーン族を征服・吸収したエルニア帝国の国家体制整備に貢献した
なおこの経緯からロベルト族に属する天空人は奴隷化された非エルフ種族の中では比較的優遇され特例的に中級官僚を輩出するまでになるが、このことは後世天空人が差別される間接的な一因になった