エルニア帝国においてニ番目に編成された正規軍団。
プロスペロー・アファブレ老師を軍団長とし、本土で行政に注力する軍団長に代わり副軍団長が前線指揮をとって「内政問題」に対処していた。「内政問題」とは征服された地域内で新たに発生した魔王の討伐であり、普通の魔王になら勝って当然、など敵ではないという帝国の武威を伺わせる存在だった。
しかし最大の内政問題であったノルザンツの大逆ではよりにもよって大逆派につき、古参兵揃いの戦闘力を大いに振るって忠誠派を脅かした。
仕事柄首都から動くわけにはいかなくなっていた老師の避け得ざる腰の重さが、反乱感知を妨げたのである。また、副軍団長も帝国の最古参として腹芸を身につけた人物であり、そして名誉軍団《グルムニカ》と同じく古参としてヂロイザを警戒する一人であった。
プロスペロー・アファブレ老師を軍団長とし、本土で行政に注力する軍団長に代わり副軍団長が前線指揮をとって「内政問題」に対処していた。「内政問題」とは征服された地域内で新たに発生した魔王の討伐であり、普通の魔王になら勝って当然、など敵ではないという帝国の武威を伺わせる存在だった。
しかし最大の内政問題であったノルザンツの大逆ではよりにもよって大逆派につき、古参兵揃いの戦闘力を大いに振るって忠誠派を脅かした。
仕事柄首都から動くわけにはいかなくなっていた老師の避け得ざる腰の重さが、反乱感知を妨げたのである。また、副軍団長も帝国の最古参として腹芸を身につけた人物であり、そして名誉軍団《グルムニカ》と同じく古参としてヂロイザを警戒する一人であった。