プロスペロー・アファブレ老師 - アルカナアリアwiki

名前：プロスペロー・アファブレ老師
種族：エルフ
性別：男
年齢：2000ちょい
所属：エルニア帝国
職業：錬金術?師、エルニア帝国宰相
外見：綿のような白い髪を伸ばし放題にしている。鼻が高く、耳が1メートルほどの長さで、目がしょぼしょぼしている。肌は灰色で皺だらけ。背中の曲がった小柄な体を紫色のローブで包んでいて、手には黒柿の撞木杖を持つ。
説明：アヴェントゥラに長く仕え、その知恵でエルニア帝国の運営に貢献してきた老人。その学識は魔法のみならず、物理学、数学、経済学、史学にも通じており、どのような分野であってもそれぞれの専門家たちと互角以上の議論を戦わせることができたという。
　　　エルニア帝国というエルフのための国を深く愛しており、その発展に生涯を捧げた。巨大な国を支えるために奴隷制は必須であるという考え方で、その効率的な利用方法、適切な管理方法を法律として制定し、財産としての奴隷の立場を確かなものにした。エルニアの莫大な領土と財産は、エルフ全体の侵略と、奴隷たちの労働と、プロスペローの管理によって築かれたと言われる。
　　　だからこそ彼にとって、アルカナ団による革命は許しがたいものであった。各地の支配者と連携を密にし、アルカナ団にとって痛い場所に軍を派遣させたり、補給ラインを攻撃したりして、反乱者たちの勢いを適切に削いでいった。ヌトゥリア・マリナ大佐が戦場における強敵としたら、プロスペローは盤上の強敵と言えよう。
　　　しかしそれでも、最終的に帝国はアルカナ団によって打倒された。首都も王城も革命軍に占拠され、プロスペローも捕縛された。
　　　国のシステムを組み上げた実績を持つ政治家であるプロスペローは、アルカナ団にとって非常に欲しい人材であった。「あなたを罪に問わないから、復興のために力を貸してくれ」と団員たちに望まれるが、彼は頑として首を縦に振らなかった。
　　　「わたしは人生をかけてやりたいことをやり、夢をすべて叶え、夢の終わりも見届けました。この先はすべて蛇足でございます」
　　　「あとはただ、アヴェントゥラ様の冥府への道行の供をさせていただきたい」
　　　最終的に、彼の望みは受け入れられた。アルカナ団臨時政府の新しい法に則って、プロスペローは絞首刑に処せられた。裁判を受けたエルフたちのなかで、死刑判決を受けた者はあまり多くなかったが、彼はその第一号となった。