タウラス共和国 - アルカナアリアwiki

共和国同盟を構成する国の一つであり、イルニア半島の西部に浮かぶタウラス島全域を支配する国。
主な産業は農業と牧畜、鉱業であり、同盟海軍の軍港もある。

因みにタウラス(=牡牛)なのに島の主な家畜は豚だったりする。

首都はカステーロ市

【ここからタウラス島の歴史】
エルニア帝国によりタウラスが征服された際、良港とそこを管轄する軍事拠点、そしてその周辺市街地として後にカステーロ市と呼ばれる地域が形成。
しかしエルニア帝国が衰退すると、南イルニアへの侵攻のためアルカナ団が同市を攻略、南イルニアへの前哨基地として使用する。
エルニア帝国滅亡後、アルカナ団の下っ端であった一人が現地の有力者と婚姻し島全域を征服、「タウラス島の王にしてカステーロの主」と名乗ったことで、「城の町」という意味でカステーロ市と呼ばれ始める。
その後タウラス王は神聖イルニクス帝国により征伐、タウラス伯として時の皇帝の騎士の一人が封じられる。

そして時は経ち、何を思ったのか時のタウラス伯は自ら爵位を捨てて「花達の革命」における革命側として参戦。結果としてタウラス島のほぼ全域の民がカステーロ市や他の城塞都市に逃げ込み、カステーロ市も一旦は傭兵隊長ワルドの手勢に包囲されるが、とうとう陥落することはなかった。

そして、現在のタウラス島は「花達の革命」は嘘だったのかと思うほど農村も復興した平穏な島である。
ただし、市域は常に魔族に備えているためそこだけ例外なのだが……

因みに時のタウラス伯は最終的に「タウラス島の守護者」として儀礼的な地位についた後、子供を遺すことなく亡くなった。
現在のタウラス島は儀礼的な非世襲の直接選挙で選ばれる「島の守護者」、島全域の代表者による議会の二つの組織によって運営されている。
議会の定員は100名以上おり、その中から三名、議長と副議長と元首を選ぶ。議長と副議長が議会を切り盛りし、元首は己で選んでから議会の承認を受けた顧問団の補佐を受けながら統治する。