プレイレポ/作者別一覧
神聖ローマは十字軍の夢を見るか? その1
神聖ローマは十字軍の夢を見るか? その2
神聖ローマは十字軍の夢を見るか? その3
神聖ローマは十字軍の夢を見るか? その4(終)
前書き
Civ4の代名詞、外交戦略については諸兄も日々研鑽を積んでいることと思う。
最重要とも言える技術交換や陣営構築、はては他国をけしかけての策謀やその背後を突く裏切り、
平和的に行けば宗教・外交勝利や、そのための抑止力、宣教師の流入を活性化させての文化勝利など、
全ては外交なしには語れず、その多彩なバリエーションはまさに、このゲームの中核とも言える存在だ。
それを、わざと禁止することで、普段気づきにくいそのありがたみを改めて体感してみよう、と
いうのが今回の趣旨。
ゲームのカスタマイズで開始。古代・パンゲア通常・サイズ:小さい。皇帝・攻撃的AI。
ただし、テクノロジーの取引は禁止。全ての技術は自力研究していかなければならない。
AI同士の取引も制限されるため、場合によっては微妙なチェックだが、今回の星には
強制的に「あの人」が参加している。
また、今回は宗教を選択にもチェックを入れている。これは宗教創始の該当テクノロジーを
先駆けて研究した際、好きな宗教を創始できるというものだ。
そしてもう一つあるのだが、その前に──
今回の指導者。最強の宗キチ防衛家、シャルルマーニュ。
AIとしてはすぐ宗教を創始し、帝国志向を生かして一気に拡張。その布教率と宗教の宗主とを
合わせてあっという間に一大勢力の長に成り上がる。そのおかげで中盤以降はただでさえ
攻めづらいのに、序盤でも守っては防衛志向が堅く、半端な用意では返り討ちにされる。
皇帝・不死にあがりたての頃は彼に何度煮え湯を飲まされたことか知れない。
この彼のユニークユニット(UU)がランツクネヒトだ。
長槍兵の代替。通称、ツクネ。作るのには鉄が必要。工学で解禁される。
攻撃力6。元々の対騎乗ユニット+100%に加え、対白兵+100%の強い性能を持つ。
…が。実際には余り好んで使う人はいない。その前の官吏・機械の所で、銅でも作成できる
攻撃力8のメイスが解禁されてしまうためだ。都市攻撃にも守るのが長弓や弩兵などが相手では
こちらの方が強力で、ランツクネヒトを攻撃に使う利点があまりない。
彼らが真に強さを発揮するのは防衛の時。つまりAIで出てくる時はやや厄介という認識が
一般的だと思う。
正直、解禁の遅さもあって、使えるかどうか半信半疑でのスタート。
彼らが活躍してくれる日はくるのだろうか。
キャラクター紹介
今回登場の敵AIの紹介。軽くネタバレっぽいが、題名からしてバレてるので無問題ということで。
・サラディン
言わずと知れた絶望先生。といってもAIではヒンズーを創始し、そのおかげで大きい影響力を
保つこともしばしば。今回の面子の中でどう生き残るか。はたまたその頂点に立ってしまうのか。
史実では第3次十字軍に対し聖戦(ジハード)を発動。ついにその計画を断念させるという
偉業を残している。
・スレイマン
壮麗者、の異名を持つ、トルコのスルタン(王)。ロードス島における聖ヨハネ騎士団との
戦いに勝利した人物でもあり、少なからずもキリスト教とは縁がある。
哲学・帝国と良志向を持ち、このMAPの大きさではかなり有利なスタート。
・メフメド2世
メフメフ。モハメッド2世とも。拡張・組織と、とりたてて華のない組み合わせだが、気が付くと
よく列強の一人になっていたりする堅実な御仁。史実では、コンスタンティノーブルを陥落し、
ビザンチン王国を滅亡させた人物。東ローマ帝国とも言われた一大キリスト教国家を
完全に滅亡させたという対立のスケールは他に類を見ない。今回も神聖ローマの大敵となるか。
・マンサ・ムサ
こいつはもう説明不要ッ!というのもなんなので、少しだけ補足。
一応、この人もイスラム教徒。頭の「マンサ」というのは王の中の王、という意味。
場所によってはマンサ・ムーサと表記されている所もある。
研究速度の異常さにかけては随一であり、またマンサか、とかマンサ氏猫大好きとか
誰もが一度は思うはずである。マンマミーア。
なお、本プレイレポはあくまで完全に頭の悪いネタレポであり、特定の宗教及び特定の国家・指導者に
決して何らかの意趣があるわけではありません。どうぞご理解下さい。
本当に大事すぎることなので3回ぐらい繰り返したいのですが、前にも似た様なことをした覚えが
あるので今回は省略。良い子はマネしないでね!約束だ!
画像は全てセーブデータからの再現。ところどころおかしいところがあっても
また編集ミスってやんのばかでー、と笑いながら、きのこの山でも食べてて頂けると助かります。
「お初にお目にかかります。陛下。今プレイレポのお手伝いをさせていただきます。
MOBキャラではありますが、必要なれば科学相とでもお呼び下さい」
「うむ、頼むぞ。では早速カスタマイズ画面にいくとしようかの」
「キリスト教国家vsイスラム教国家、というテーマなので、宗教を選択にチェックを入れます。
後はテクノロジーの取引なしにチェックを。全ての研究を自力でやるため、優先技術の取得と
考えたルート選択の両方が必要になってきます。
いつもどんぶりばかりしているため、少々辛いというか頭を使う設定ですね」
「手ぬるい」
「え、はい?」
「キリスト教をなめるなよ。我々の歴史は異端審問と闘いの歴史。最強の世界宗教だ!!
この目の前で邪教徒どもが歩き、軍団を成し、戦列を組み前進する──
それを、我々が! 神聖ローマが! この私が許しておけるものか!!」
ぱぱぱぱぱうあー どどん
ぱぱぱぱぱうあー どどん
ぱぱぱぱぱうあー どどん
ぱぱぱぱぱうあー どどん
「──貴様らは震えながらではなく、藁のように死ぬのだ!
そしてゲームスタートッ!」
「どう見ても死ぬのはウチらの方だよ!! アンタ何やってんのぉぉぉ!?」
文明 | 神聖ローマ |
指導者 | シャルルマーニュ(帝国・防衛) |
バージョン | BtS3.17(J) |
難易度 | 皇帝 攻撃的AI |
マップ | パンゲア |
サイズ | 小さい |
人数 | 5名 |
速度 | 通常 |
特殊 | 宗教を選択 テクノロジー取引禁止 開始から最後まで全文明と戦争状態 |
「我らは神の代理人、神罰の地上代行者、我らが使命は我が神に逆らう愚者を
その肉の最後の一片までも絶滅すること──Amen!」
「バリバリ嫌な予感しかしないよ! 神聖とか聞いた時点で嫌だったんだ!
Amenって言えば全部許されると思うなよ! チェンジ! この人チェンジで!」
それでは、神聖ローマは十字軍の夢を見るか? ~とある科学相の慟哭~ はじまります。
その1へ
NG集
「……これでも妥協したんじゃ。最初はサイズ標準・不死攻撃的AI・特に制限なしから
始めたんだが、流石に心が折れてな」
「死因の半分はマンサのせいだったそうですね。というわけでレポになる前に消えていった
NG集の一部です。どうぞ」
その1 不死攻撃的AI 制限なし サイズ標準 プレイヤー+イスラム3+ランダム3の7文明
「も、もう嫌です! 見渡す限りに敵が押し寄せて次々に改善破壊していくのに、耐えられません!
仕様で外交チャンネルすら開けない有様ですが、なんと調停者イベントで、戦争終結への道が!
これで和平を行います!」
「おい、やめろ科学相! 誰か止めろ! そいつにボタンを押させるな──ッ!」
「いいや、限界だ! 押すねッ!!」
ぱーぱぱぱぱぱぱぱうあーどどん(強制)
「え……?」
「そんな甘っちょろい考えが通用するとでも思ったの? 馬鹿なの?」
その後、前線都市にシャカさんのデススタックがきて壊滅。
トラウマ化し、サイズ標準7文明を断念。代わりにイスラム枠をマンサを加えて固定に。
その2 不死攻撃的AI制限なし
「シャルルマーニュ陛下……束の間でしたが、貴方に仕えられて楽しかったですよ。
ですが、どうやらここまでのようです……というか封建制まだですk」
「くそっ、アポロ建設を失敗したばかりに! ロバート! ロバーート!?」
その3 皇帝攻撃的AI テクノロジー取引禁止
「この糞立地からのスタートも諦めずになんとかしようと頑張ったその姿勢は、
本当に敬服に値しますが……。正直もう限界」
「チェチェンが初めて役に立ったのに! 五十六!? 五十六ーーッ!」
その4 不死攻撃的AI制限なし
「アポロ封建もランツクネヒトも完全に決まったのに……」
「お前が通ってきた道は何百年も前に私が通過済みデース。
研究中の歩兵を出すまでもアリマセン。属国のスレイマンさんに、盟友のメフメドさん
やっておしまいなサイ!」
「またマンサか! サヴォイ公!? サヴォイ公ーーッ!」
そして幾多の0点評価とメインメニューへ戻るを経て──
「ついにやってきたぞ、このシド星へ……!」
「本当にネタレポなので、どうぞ寛大な心で生暖かく見守って下さい…。
感想などもありましたらお待ちしています」