FfH2 041g ハイボレム閣下、悪魔的芸術で勝利するの巻 その1
これまでに書いたレポ
前置き
今回のプレイレポでは前回のバシウムに続いて、ゲーム中に召喚して乗り換えるタイプのもう一つの文明「地獄の軍勢」のハイボレムを使用し、文化勝利を目指します。
スタートはラヌーンのファラマーです。
今回は前回と違って宗教は制限なしですが、バランスをとるためにカスタムゲームでいくつか設定を変えてあります。
- 好戦的AI:ハイボレムの特徴である戦死者のなれの果て「マネス」による都市の人口増加を促すため、戦争を起こりやすくする。自分も襲われやすくなるので注意。
- 属国なし:こちらは戦争を長引かせるため。
- 善・中立・邪悪文明を各2ずつ:属性の比率で難度が変わるため。基本的にバシウムは善文明が、ハイボレムは邪悪文明が多いほど簡単になる。
これがマネスです。定住させることで都市の人口が増えます。
*ご注意:このプレイレポは全てプレイ時のセーブデータから状況を再現しているため、ランダム要素により場面ごとの数字に齟齬が出ていることがあるかもしれません。
設定
-
FfH2 041g
-天帝
-カスタムゲーム・サイズ標準・パンゲア・気候温帯・海面中・海岸線連続的
-速度迅速
-Assetsフォルダの保護
-好戦的AI・属国なし -
善・中立・邪悪文明を各2ずつ
その他はデフォルト設定です。
指導者とその位置
今回ハイボレムを呼び出すまで使用するのはラヌーンのファラマーです。
-
その他の指導者たち
- リョースアールヴのアレンデル・パイドラ
- アムリテの均等なるヴァレディア
- グリゴリのカシエル
- エロヒムのエイニオン・ロゴス
- ドヴィエロのキャラドン
-
残り火一族のヨナス・エンダイン
方針
ポイント
最優先事項はハイボレムの召喚です。これはバシウムに比べると簡単で、取り損ねることはあまりないかもしれません。
ハイボレムの場合、問題は呼び出した後です。バシウムと違って元文明とチームにならないため、経済や研究は全て独立しています。またバシウムのように元文明の都市を一つ乗っ取ることもありません。どこか都市のないスキマの僻地に追いやられるか、最悪スキマがなければ都市無しで放浪の身です。
また戦争により邪悪な宗教の信者が死ぬか、邪悪文明の都市を破壊することによってしか都市の人口を増やすことができません。そのためバシウムに比べると転向後の立ち上がりが遅れやすいです。
人口の維持に食料が不要になる「休耕志向」を持っていますが、「地獄の地形」の侵食により土地改善の利用が困難なため「専門家経済」に依存することになります。これは「ギルド」を研究して「ギルド制」を導入しないと不可能なので、これが必須になります。
ハイボレムの人口を増やしやすくするための下準備(邪悪宗教の布教や戦争発生)と、ギルドの研究が転向までの焦点です。
バシウムの召喚リミットは他国が呼び出してしまう迅速150ターンあたりでしたが、ハイボレムは数回やって一度も呼び損ねたことがなかったためヨクワカリマセン。
ハイボレムの勝利条件について
ハイボレムは「蒼褪めたヴェール」しか宗教を採用できないためずっと「邪悪」のままです。このせいで「祭壇勝利」は不可能になっています。
「支配の塔」勝利については、転向後にしかアデプトを用意できないため、限られたマナで効率よくマナノードを変更するために必要な「魔術師」が作りにくく、「超魔術」を利用しにくいため不向きです。
基本的に戦争屋なので「制覇勝利」を目指すのが常道かもしれませんが、バシウムのような「侵掠志向」がなく、ユニットには無生物やアンデットしかいないため「快足」の魔法が効かないなど、進軍速度に難があります。転向後のごく狭い土地から時間をかけて進軍していると、制覇前に敵戦力が末期的になってしまい、対抗するのが難しくなってきます。
ハイボレムの戦力で用意しやすいのは腐った死体や勇士、ヴェールの司祭や傭兵あたりに限られるため、相手が硬くなるとかなり苦しくなってきます。「鉄」は最初からありますが、ミスリルまでの研究にも時間がかかります。「地獄全書」の活用が必要になるかもしれません。
以上のような問題点をクリアしうるのが「文化勝利」で、条件さえそろえばこれが一番簡単になります。「休耕志向」と「ギルド制」の組み合わせにより全人口を「芸術家(詩人)」にできるため、数次第ではエルフやクリオテイテを超える文化出力を得ることが可能です。
文化勝利のための人口は3都市に各30程度あれば充分。うまくいけば、人口が100を超えることもあります。
というわけで今回は文化勝利を狙っていくことにしました。
ハイボレム召喚に向いている文明
- 序盤の立ち上がりが早いこと
- 研究が早いこと
といったあたりがポイント。
バシウムとの違いは、「地獄の契約」を研究しさえすれば自動的に召喚され、建造物が必要ない点です。このためハンマーが必要なく、ただひたすら「研究」だけが早ければいいということになります。
研究の早さなら金融志向持ち。早ければなんでもいいです。
今回選んだのは海タイルを利用し海賊の隠れ家を建造できるラヌーン。序盤から破格の経済力を発揮できます。ハンナの金融志向もいいんですが、拡張しやすさならファラマー。拡張のしやすさを優先し、後者を選択しました。
基本的な流れ
-
「漁業」の研究
最初はひたすら戦士を作りながら漁業を研究し、完了次第「作業船」を出して、近くの資源を改善したり「海賊の隠れ家」を作ります。海賊の隠れ家は、首都に2個が基本。3個作るのはパンゲアでは難しいでしょう。
-
「神秘→(教育→)採鉱→(青銅器:銅がある場合→)帆走→交易→魂の堕落→聖職」の研究
戦力は戦士オンリー。ここまでがハイボレムに転向する時に最低限完了しておきたい研究です。状況によっては「ギルド」までの研究を諦め、ここでハイボレムを召喚することもあります。大体迅速120ターン前後でしょうか。
「交易」は戦争時に技術を略奪するため。軍事力評価が高いハイボレムは、停戦の際に他国から技術を奪いやすいです。これを利用しない手はありません。
「聖職」は、「ヴェールの司祭(ヴェールの儀式官)」を作るため。攻撃神術「炎の輪」はハイボレムでの戦争にほぼ必須です。
-
「ギルド」までの研究と邪悪宗教の布教
運良く戦火を免れて研究が進められるようなら、ギルドまで一気に研究してしまいます。ハイボレムはこれがないと始まりません。大体150ターンあたりが目安。
宗教を布教する場合は「エススの枢密院」が楽です。お金とユニットさえあれば他国にも簡単に布教できます。その都市で生産されたユニットがエススの信者になり、それが死ぬとハイボレムの人口を増やす「マネス」になります。ヴェールを布教して、後に改宗させるのもありです。
-
ハイボレムの召喚~都市人口の確保
ギルドまで研究を終えたらハイボレムを召喚し、できれば「九人衆ギルド」を確保します。戦争に便利だからです。
ヴェールの神殿の建造と、数体の司祭の用意。それから腐った死体の量産。ある程度戦力を整えたら、進軍するなり引きこもるなり。
文化勝利に必要なのは、3都市に各人口30程度です。他国が戦争してれば自動的に貯まるし、そうでなければ自分から戦争をしかけ、都市を潰すなりして集めなければなりません。
-
文化勝利へ
3都市に人口を集めつつ様々な宗教(天界の秩序以外)を布教して神殿を建てたり、芸術家(詩人)を配置して文化出力を上げたり、「重商主義」を研究して「自由主義」の文化ブーストを狙ったり、文化スライダーを上げたり、とにかく文化出力を上げる工夫をして、各都市で毎ターン+500程度出れば文化勝利には充分です。
専門家経済なので偉人がポンポン出ます。偉大な芸術家(吟遊詩人)の文化ボムなどを使いつつ、文化全盛(迅速なら25000)を目指します。
次のページ
- コメント欄です