2日目・(非)日常パート

【自室】

善吉「……」

自室で一人、ベットにうつぶせになって、ずっとこの生活のことについて考えていた。
ーーー殺人を犯した者のみがこの学園から出ることができる。
そのルールがずっと頭の中を回っていた。

俺は臆病者だから、誰かを殺すことなどできない。できて心中程度だろう。
だが、ほかのものは違う。

善吉「……カッ! じっとしてても仕方ねえ!」

足を上げてその反動で一気に体を起こした。
うだうだ考えててもよくはならない……と思う。

善吉「適当に暇でもつぶすか……」

そう言って、自室の扉を開いた。


何をしようか?

1 モノクママシーンをやりに行く
2 誰かに会いに行く(人物指定必須)
3 そのほか(行動指定必須)

↓1

1

善吉「さてどうするか……」

適当にぶらぶらしていると妙な機械を見つけた。

善吉「モノクマ柄? なんだこれ」

恐る恐る触れてみたが、何も起きない。

善吉「回してみるか。これ見よがしのメダルもあるしな」

思い切ってハンドルを回してみた。


↓1 コンマで個数判定

9

 9よって5個

↓1~↓5でアイテム指定

男のマロン
ザクマシンガン
脱出装置
百年ポプリ
希望ヶ峰の指輪

【男のマロン】【ザクマシンガン】【脱出装置】【百年ポプリ】【希望ヶ峰の指輪】を手に入れました。

善吉「お、男のマロン……!? デビルかっけぇ…!!! しかし妙なもんが入ってるガチャガチャだな……」

ザクマシンガンなど、幼いころ男なら誰もが憧れたようなものに出会えたのはある意味うれしいが、こんな場所で持っていても、危害を与える気なのではないかと疑われかねないぞ……。

善吉「とりあえずもらっとくか」



備考・【脱出装置】を手に入れました! 戦闘が起きなおかつ持ち主が致命傷を受けたとき、その場から離脱できます。


さて、まだ時間はある。どうしようか。

↓1

狛枝(一年先輩)と遭遇

善吉「ここは……食堂か」

食堂には全員で使える大きな机と、たくさんの椅子が置いてあった。

善吉「安心院はここに食料があるとか言ってたが……」

「やあ」

善吉「うおおおお!?」ビクッ

いきなり肩に手を置かれ、驚いて後ろを向いた。

?「ごめん、驚かせちゃったかな」

善吉「あんたは……」

狛枝「僕は狛枝凪斗。希望ヶ峰学園の2年だよ」

狛枝凪斗。白髪のパーカーを着た男はそう名乗った。
彼もここに閉じ込められた一人のようだが……

善吉「2年? ここにいるのは1年だけじゃないのか?」

狛枝「そうなんだよね……奇妙なことに、ここに閉じ込められた15人の中には、何人か1年じゃない人物もいるようなんだ」

善吉「なんだって!?」

全員一年ならまだわかる。一応共通点があるのだ。しかし、無作為に集められているというのはおかしな話だ。
何か、ここにいるメンバーにはほかに共通点でもあるのだろうか。

狛枝「体育館で大騒ぎになった弐大君も2年生だし……ほかには君と一緒にいた女の子とかもね」

善吉「安心院がか?」

狛枝「彼女はなんて名乗ってたの?」

善吉「確か……」

確か彼女は一度名乗っていた気もするが……

1 希望ヶ峰学園の創設者
2 1年生
3 悪平等
4 知らない
5 そのほか(内容必須)

↓2

5 希望ヶ峰学園の創設者といったけど確か創設者ってカムクライズルじゃなかったか?

善吉「希望ヶ峰学園の創設者と言ってたけましたけど、確か創設者って神蔵出流じゃなかったですか?」

狛枝「創設者……? 創設者は確かに神蔵出流のはずだね。彼女の言葉が嘘にしろ真実にしろ、何かあるってことは間違いなさそうだ」

それに嘘をつく理由もわからない。仮に真実だとしても、それだと安心院はいったい何歳ってことになるんだ……?

狛枝「彼女はただモノじゃなさそうだね……あ、そういえば君の名前は?」

そう言えばまだ名乗っていなかった。

善吉「俺は人吉善吉です。よろしくおねがいします、狛枝先輩!」

そう言いながら笑顔で右手を差し出した。

狛枝「……」

反応がない。もしかして何か地雷を踏んでしまったのだろうか。

善吉「あの……狛枝先輩?」

狛枝「……ああ、まさかこんなゴミムシみたいな僕が先輩なんて呼ばれる日がくるとは思わなくてさ……! 嬉しいよ善吉君、これも僕の幸運なのかな。いや、僕なんかがさっきまで君と普通に話してたこと自体おこがましかったよね。ふふふ……」

善吉(へ、変態だぁぁぁぁ!!!???)

狛枝は肩を震わせ興奮していた。

善吉(ま、まあ、この人も超高校級の一人なんだよな。このくらいの個性があるほうが逆にふつうか……)

いまだに静かに笑っている狛枝先輩を見ているうちに、そういえばプレゼントを持っていることを思い出した。

何を渡す?
↓1(渡さないときも安価で指定)

希望ヶ峰の指輪

≪希望ヶ峰の指輪をプレゼントした≫

狛枝「これを、ボクのために…?どうしよう…キミのことがますます好きになっちゃいそうだよ…ふふふ…」

善吉「喜んでもらえたみたいでよかったです」

狛枝先輩は嬉しそうに指輪を眺めている。
まあ、こういう人だと割り切れば案外平気なものだな。


狛枝「そういえば、人吉君の超高校級の才能ってなんなのかな」

善吉「俺の超高校級の才能……?」

狛枝「ああ。こんなことにはなっちゃったけど、今この学園にいるってことは、君にも才能があるんだろう?」

俺の超高校級の才能。そういえば苗木にも伝える前に気絶してしまったんだった。
俺がこの学校に来た理由は……

善吉「……あれ?」

狛枝「どうしたの?」

善吉「俺、なんでここにいるんだ……?」

この学校に来ることになった所以、俺の才能が思い出せなかった。

狛枝「えっ……」

狛枝先輩は驚いた顔をする。
才能がどうしても思い出せなかった。

≪人吉善吉様、貴方を超高校級の■■■■として当高校にーーー≫

門をくぐる直前に見た手紙の文章は思い出せた。だが肝心の才能の部分だけ、靄がかかったようにわからないのだ。

狛枝「大変なことがあったから、記憶が混乱してるのかもね。でも大丈夫だよ! キミには間違いなく才能がある!」

善吉「狛枝先輩……」

俺を励ましてくれているのかもしれない。それが今はとてもありがたかった。

善吉「狛枝先輩の才能はなんなんですか?」

狛枝「ボクの才能? ああ、ここにいる人たちに比べたら、全然大したことないけどね……僕は超高校級の幸運だよ」

善吉「幸運? じゃあ苗木と一緒か!」

苗木も超高校級の幸運だと言っていた。【幸運】は1年に1人抽選で選ばれるという。2年生の大の幸運は狛枝先輩だったのだろう。

狛枝「ここには今年の幸運もいるんだね」

善吉「幸運どうし話が合うかもしれませんしね」

今度苗木に会ったら紹介してみようか……


狛枝「そういえば、君のその服……」

善吉「ん?」

狛枝「その奇妙な格好は、君の才能に何か関係あるのかな? 超高校級のダサリストとか」

善吉「これはファッションです!! あとダサリストってなんですか!?」


狛枝先輩としばらく話した後、別れた。


≪スキル【大博打】を入手しました≫
モノクママシーンに挑戦する際、普段道理に挑戦するか、このスキルを使い「1~5なら0個 6~0なら6個」で挑戦するか選択できます。

時間はまだ少しありそうだ。
何をしようか。

↓1

九頭龍と会話

善吉「おっと」

廊下で誰かとぶつかってしまったようだ。

九頭龍「ああ? どういうつもりだてめえ……」

善吉「あんたは……」

九頭龍「なんか文句あんのか?」

善吉「いや。ぶつかって悪かったな。俺は人吉善吉だ」

九頭龍「……ちっ、九頭龍冬彦だ」

少年はそう名乗った。

善吉「九頭龍って九頭龍組の……!?」

九頭龍「それにしてもテメェ……俺にため口聞くとはいい度胸してんじゃねーか」

九頭龍組は、日本最大の極道だ。そして、九頭龍冬彦はその跡継ぎだったはずだ。

善吉「わ、悪かった、です! すみません!」

喧嘩に自信がないわけではないが、この状況ではむやみに敵は作りたくない。必死で誤った。

九頭龍「……ふん。わかりゃいいんだよ」

何とか許してもらえたようだ。


午後は九頭龍と過ごした。

プレゼントを渡しますか?
↓1

千年ポプリ

九頭龍「このオレに物で取り入ろうって腹か?…安く見られたもんだな。…ま、まぁ、こいつはもらっておいてやってもいいけどよ」

どうやら受け取ってもらえたようだ。



九頭龍「……お前、格闘技か何かやってるだろ」

善吉「!?」

確かに俺は母親直伝のサバットが使える。しかしなぜばれたのだろうか。

九頭龍「みてりゃある程度はわかる。わかりやすすぎんだよお前は……」

善吉「へえ、やっぱりこういうのはわかるのか。さすがだな」

九頭龍「……武道やってるやつは、ある程度動きが似るものだからな」

善吉「誰か知り合いにもいるのか?」

そこまで言って、九頭龍が跡取りなら武道経験者がいるのは当たり前だということに気づいた。

善吉「あーっとだな……」

九頭龍「……いるっちゃいるぜ」

九頭龍の言い方からは何か言葉通りの意味以外もあるように感じられる。
何かあったのだろうか。

九頭龍「……」

善吉「……」

…まあ、今すぐ教えてもらわなくても構わないだろう。



残りの時間は九頭龍と過ごした。

≪スキル【七光り】を手に入れました。学級裁判パートでミスをした場合のダメージが減ります≫


自室で過ごしていると、夜時間を知らせる放送がなった。

善吉「……自室に監視カメラとモニターなんて、全然自室ってきがしねえな」


そう言えば、体育館で大怪我をした弐大……先輩は大丈夫だろうか。安心院が治療するようなことを言っていたが……

善吉「夜時間も引きこもる必要はないみたいだけどどうするか」


弐大の様子を確認しに行きますか?
↓1

行く

善吉「やっぱり心配だよな……」

弐大先輩の様子を確かめに行くことにした。

善吉「保健室は封鎖されてるんだよな……どこに行くべきか」


どこに行きますか?
1 弐大の部屋
2 安心院の部屋
3 桑田の部屋
4 そのほか(指定必須)
↓1

4 食堂

とりあえず一番人が集まっていそうな食堂に向かうことにした。


【食堂】

安心院「やあ人吉君。今は夜時間だぜ?」

善吉「安心院さん……弐大先輩は大丈夫なんですか?」

安心院「弐大君なら自室にいるよ。桑田君が看病しているはずだ」

自室か。とりあえずは無事のようだ。

安心院「まあ一部の女子が喜ぶような展開にはなってないから大丈夫だと思うよ」

善吉「一部の? まあそれはともかく、どうやって治療したんですか? 道具もないのに」

そう、それが疑問だった。保健室はまだ解放されていない。つまり本来は怪我をした際は対処の使用がないはずなのだ。

安心院「前も言ったと思うけど、僕の才能である【自然血癒】のおかげさ」

善吉「それが安心院さんの才能なんですか……?」

安心院「自然血癒は他人の血を譲渡することで怪我を癒す才能だからね。ちなみに血液は桑田君に提供してもらったよ」

善吉(どういうことだよ……)

それは才能ではなく超能力の類だと思うのだが、どうなのだろうか。

安心院「占いなんていう不安定なもので入学した者もいるから……いやー才能っていろいろあるものだね」

善吉「棒読みだ…」

安心院「いろいろ話し合いたいこともあるだろうさ。しかし……才能にかまけた不真面目な男が才能を伸ばす熱血漢に救われたなんて、いまどき少年ジャンプでだってやらないぜ」

善吉「王道そうな話だな」


食堂と言えば、狛枝先輩と安心院について話した場所でもある。

善吉「そういえば安心院さん」

安心院「なんだい人が好さそうな人吉君」

善吉「初めて会ったとき、自分は創設者だってなのったよな」

安心院「……」

善吉「あれはどういうことなんだ?」

安心院「ふう、やれやれ。まだその話は早いよ。もうすこし物語が中盤まで進んだら教えてあげるよ」

善吉「おい!」

安心院「また明日」

安心院はそう言い残して食堂から出て行った。

善吉「……どういうことだよ」

とりあえずは弐大先輩が無事だとわかっただけでも良かった。
今夜はもう休もう。

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最終更新:2013年01月05日 07:02